(※大日本船舶振興会ホームページ上に平成27年8月11日16時に掲載された情報)
駐日フェン公使と大日本船舶振興会会長との共催競技に関する協定
甲:フェン王国講武所
甲代理人:大日本帝國駐箚フェン王国特命全権公使 ホランド・ヒョウブタイホ・フジタカ
乙:財団法人大日本船舶振興会
乙代理人:財団法人大日本船舶振興会会長 笹山良三郎
甲代理人は、駐箚特命全権公使としての自己の固有の権限及びフェン王国本国外国奉行の了承を得て甲の為に、乙は、財団法人大日本船舶振興会寄附行為に基づく会長の権限に基づき、甲と乙は以下の通り協定を締結せり。
第一條 乙は、平成27年9月25日より平成27年9月29日までの期間、甲の主催する軍祭において競艇による興行を行うことを得。
第二條 甲は乙の興行を実施する為必要となるフェン王国施設及びフェン王国領海内の一定の範囲の使用を認めることを要す。
興行は雨天決行とす。但し波高・・・・・の場合は中止す。中止による損害は甲乙双方の折半とす。
第三條 甲乙双方の責めに非ざる損害は甲乙折半して負担す。
第四條 乙はこの興行に於ける勝舟投票券を販売す。投票権に関する規則は競艇法施行規則に準ず。
勝舟投票券の払戻額は左の計算にて決定す。
一、販売収入から平成27年9月20日までの期間で甲乙双方で興行に要した費用を控除
二、一の額から甲乙夫々1割を興行収入として控除
第五條 乙から甲へ支払う興行収入は、国際為替による決済とし、為替受取人はフェン王国勘定奉行とす。
為替の振出期日は平成27年10月23日とす。
第六條 興行の為必要となる競走用発動機附小型舟艇(以下、舟艇と称す。)は、乙に於て準備す。其の資材及び燃料についても同じ。
舟艇をフェン王国に移動させる費用は乙に於て負担す。
舟艇の燃料の費用は、甲2割乙8割の按分で負担す。
第七條 興行の為必要となる乙所属人員の出張費は乙に於て負担す。
前項の人員が業務の為にフェン王国国内に滞在する施設及び食事若しくは食材食料の提供は甲の責任に於て準備す。
業務の為に使用した電力の費用は、甲8割乙2割の按分で負担す。
第八條 競走用発動機附小型舟艇選手(以下、競艇選手)のフェン王国への往復の費用は乙に於て負担す。
前項の選手がフェン王国内に滞在する施設は甲に於て準備す。
第九條 ・・・・
平成27年8月11日
署名略
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ホランド・フェン公使の記者会見
― フェン王国内で競艇を開催する。その意図は、どういったところにあるのでしょう。
「それはですね、我がフェン王国は日本国民の皆様から、多数の旅行者を得ておりますことは、記者諸君も御承知の通りだと追います。日本外務省の統計資料の速報値ですが、日本国内から外国へ出国した人数ですが、総数ですと、ロデニウス大陸は圧倒的で延べ数で700万に上るそうです。ただ、この内訳は就労ビザでの出国が9割を占めております。そういう観点で見ますとですね、我がフェン王国は就労ビザでの出国が4割程度で残りは観光ビザなんです。観光ビザで130万人が我が国に来ていただいています。」
「我が国としては、もっと観光に力を入れたいと思っています。そう言った中で来月末に開催予定の軍祭にも多数の日本国民の皆様が来てもらえるということのようでして、ここの公使館や福岡の領事館には観光会社からビザ取得についての問い合わせが殺到しているということでして、誠にうれしい悲鳴を挙げております。」
「そういう中で笹山会長からお話を頂きまして、軍祭という場を通じて、日本の皆様にもっと楽しんでもらおうと考えて、この運びとなったわけです。」
― なるほど。笹山会長とはどこでお近づきになられたのですか?
「経団連の会合です。我がフェンが、観光産業で経済を伸ばして行こうと考えておることは先ほどお話ししましたが、やはりインフラ関係が脆弱であることは、皆さまご承知の通りです。先だってのプレスリリースにもありましたように、フェン王国で東宝が映画撮影をしようとお考えになっておられるようで、私は東宝の小川会長と面識があったのですが、その小川会長からご紹介を頂きまして、この話がうまれたという次第です。」
― 競艇招致について、決め手は何だったのでしょうか。
「そうですね。いろいろとあるでしょうが、やはり、笹山会長とかわした契約が魅力的であったということに尽きると思います。我が国ももちろんいろいろな契約上の義務を背負いますが、それも相応の負担、我が国ができる範囲での負担に留めてくれています。」
「また、笹山会長は今後競艇事業が継続していくことも考えていただき、日本郵船の北川社長を御紹介いただきました。フェンとクイラ間の定期航路、精製石油、ゆくゆくは原油の船舶輸送を実現していただくように交渉しておる次第です。笹山会長からは、三菱造船が建造中のタンカーを2隻我が国とクイラ間で就航していただくようお口添えをいただいておるところです。これが就航するとなれば、我が国に日本企業の進出が進むことになりますので、大いに期待をしているところであります。」
― 財界の噂では、フェンでも競馬招致の話があったと聞いておりますが。
「ええ、ございました。東宝の小川会長からは有馬伯爵もご紹介いただきまして、フェンでは早馬を使って、緊急時の伝達を行っておると聞いているので、馬の速さについて興味がおありなのではと聞かれました。我が国でも競馬はどうかとお誘い受けておりますが、今回は軍祭の時期に興業が間に合うということで、競艇の導入ということになりました。」
― つまり、競馬の導入についても検討中であると?
「そういうことになります。」
― 競馬ですと、既にクイラ王国が導入を開始しております。クイラ王国の後塵を拝するのを嫌ったという話はありませんか。
「いやいや。日本の記者諸君は油断にならないな。すぐに話を面白おかしくしようとする。我が国とクイラ王国との間にそういう緊張関係はないですよ。」
― しかし、この話が成立した以上、フェンがこの世界における日本や満洲発の大規模興行を初めて行った国ということになります。何事も一番というのはうれしいというものではないですか。
「いやいや、参りましたね。競艇と競馬では競争競技ということで同じでしょうが、似て非なるものだと思いますよ。そもそも、軍祭というのは、我が国の初代国王トキヒート陛下が、戦に負けないようにと尚武の気風を保持することを目的とした競技大会です。そして戦で落命した者の御霊を鎮めるための鎮魂の儀式でもあったりします。そちらの記者君のいうような卑俗な考えで行うようなものではありませんよ。ハイ。」
(ここで、公使秘書官が記者会見の終了を宣言。)
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【経済】
逆襲の三菱
三井が進めていたクイラへの競馬事業の輸出より先にフェンへ競艇事業を輸出
仕掛け人は笹山大日本船舶振興会会長
【国際】
クイラ宮廷、フェン王国の横槍に大激怒
某王族、怒りのあまり皿を投げつける
『噂の裏情報net版』より
(※月刊誌『噂の裏情報』のweb版。ゴシップ誌。過去名誉棄損の訴訟歴あり。)
合計 スパイ 拘禁 殺害 其の他
パ皇 56 27 13 16 0
戦略 23 16 4 3 0
門閥 16 7 7 2 0
その他 17 4 2 11 0
ムー 14 10 4 0 0
ミリ 22 12 8 2 0
其の他 5 0 0 0 5
合計 97 49 25 18 5
集計結果です。国家戦略局が逆転しましたね。ミリシアルいいところまで行きましたが、今回はスパイと国家戦略局ということで話を進めていきましょう。