最近、「本好きの下剋上」がマイブーム・・・。
派国、或国に対して領土割譲を要求
パーパルディア皇国第三外務局は、先日2日の午前10時から、広域大規模魔信を使用して、アルタラス王国に対して外交上の要求を発信した(要求内容、全文書きおこしは文末に掲載)。パーパルディア皇国は、大東洋周辺地域で覇権主義的価値観を保有し、強大な軍事力を背景に周辺国の独立を脅かし、地域の安定を阻害する要因になっていると国務院外交部は指摘している。今回その覇権主義的外交政策を全面的に押し出した恫喝が行われた。
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ーーーパーパルディア皇国からアルタラス王国への要求ーーー
パーパルディア皇国第三外務局は、魔信を以て皇帝陛下の裁可を経た要請をアルタラス王国政府に対して発する。この要請は、第三文明圏公用語を以て、アルタラス王国駐箚のパーパルディア皇国大使館及びアルタラス王国外務局に対して発する。アルタラス王国外務局はこの要請への回答をできる限り速やかに皇国大使館に対して回答することを望む。
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神聖にして至高、神の恩寵下にあるパーパルディア皇帝ルディアス・パルテメシアン・フォン・エストシラント=パールトートは、アルタラス国ターラ・ド・ラ・ファイエット陛下に対して、パーパルディア皇国及びアルタラス国双方の友好及び繁栄の為以下の提案を行う光栄を有す。
一、アルタラス国政府資源管理局が管理し、ラ・ファイエット王家が所有するところのアルタラス側呼称のシルウトラス鉱山即ちレミール鉱山及びハルトマイム鉱山について次の提案を行う。
両鉱山の所有権をアルタラス王家からエストシラント=パールトート皇帝家に移転すること。この管理についてもアルタラス国資源管理局から皇国財務局理財部に移転すること。
言うまでもなく、魔石は魔導文明における必要不可欠の資源である。然るにアルタラス島は文明圏外に位置しており、その資源を有効に活用しえていないのが現状である。皇国の優秀な技術及び設備を以て魔石の採掘効率を上昇せしめ、アルタラスの鉱山の価値を高める。また、高品質の魔石の増産は、世界各国の利益にも合致する。アルタラス王に於てもこの意義はを当然に理解し得ることと朕は確信している。
一、ターラ・ド・ラ・ファイエット陛下の第一王女ルミエス・ラ・ファイエット殿下に関して次の提案を行う。
朕はパーパルディア貴族ラムゼイドラーヘ子爵家の男子と第一王女との間の婚姻を許す。
アルタラス王家とパーパルディア貴族の間に新たな関係を作ることで、両国両家の間の紐帯を強めたいと考える。ターラ陛下の第一夫人もまたパーパルディア貴族からの出身と聞いている。朕はその縁を更に強めたいと考えている。書面に記した貴族は、皇国の大貴族リッテンハイム侯爵家に連なる家格を持つ。王女には皇都での輝かしい生活が、栄光の日々が約束されている。この栄誉に預かれることを名誉に思わぬ者はおらぬと朕は確信せり。
以上の如く、朕はターラ国王とその愛する王女そして王国政府に対して有益な提案を為したり。速やかな提案の実施に向けての事務手続きを進めるよう朕は朕の政府に命じたり。ターラ国王においても国王陛下の政府に対して提案についての手続きを開始されるよう指示されたし。
中央暦1639年10月吉日
パーパルディア皇帝ルディアス・パルテメシアン・フォン・エストシラント=パールトート
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皇帝陛下の裁可を経た外交要請は以上となる。アルタラス王国外務局は、できる限り早く回答を届けるよう望む。
中央暦1639年11月2日
パーパルディア皇国第三外務局長 クラウス・フォン・カイオス
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国務院、帝國議会に対する停会を要請
一部野党議員に反発の声「政府は説明責任を」
国務院は、昨日午前11時半、元老院議長及び衆議院議長に対して各々の院議を3日間停会するよう要請を行った。停会要請は本年1月の時空災害発生以来となる。
魔信発進時、衆議院予算委員会には平井出交通部大臣が出席して、先日の航空協定締結に関する野党側議員からの質問を受けていた。そこに飛び込んだ魔信は、パーパルディア皇国がアルタラス王国に対する恫喝的な要求を含む国土割譲要求を含むものであり、このタイミングで帝國がパーパルディア皇国上空を通過する航空協定をムー国と締結したことは、パーパルディア皇国のアルタラスに対する要求に対して黙示の承認を与えたのではないかという疑念が生じた。
ムー国への飛行プランはもともと、アルタラスを経由し、ミリシアルの南部にある島嶼に空港を建設して、ムー国へと向かうルートが計画されていた。同盟国である日本国が、ムー派遣艦隊に測量艦を随伴させたのは、この計画において、島嶼附近の海域の調査を兼ねてのことであった。この計画が変更され、パーパルディアやミリシアルの上空を通る航路が開かれたことで、航続距離が短くなったことで、所要時間と燃費の点で大きな利点が生じたことは事実だ。
だが、それが他国の虐げることで得られるものであったとなれば話は別である。衆議院予算委員会は、荒れに荒れ、与党側の理事による委員会休会動議が強行採決され、委員会が休会になるや帝國議会そのものが停会の要請を受けることとなる。
国会の停会は、帝國憲法第50条にも定められている皇帝大権の一つではあるが、国会議員の活動を強制的に抑圧する形となることから大権の行使として行われることは、先々帝以来久しくない(憲政史上最後の停会は、康徳23(2616/1956)年8月の劉忠順内閣によるもの)。代わって行われているのが、大権行使としての停会ではなく、停会の要請という形での停会だ。・・・
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李自由党幹事長、協和会党本部を訪問
両党幹事長間で会談か?
2日午後3時、李鋼自由党幹事長の乗る車が新京市誠忠街の協和会本部に停まった。帝國議会で与野党の国体委員長会談が行われている時刻に与党協和会の本部に野党第一党の幹事長が訪問するのだがら、なにがしかの大きな話が行われたのであろうことは想像に難くない。・・・
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議事堂前広場にて社会党・共産党関係者によるデモ活動
広場使用無許可で主催者拘束か?
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「自由と独立こそ至高」「フランスはアルタラスの独立維持を希望す」
アルベール・ルパープ駐満仏大使、パーパルディア皇国に対する非難声明を発表
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満洲航空社長ら数名、国務院交通部を訪問
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「満洲政府と我が国を繋ぎたい」「大東洋諸国間の紐帯に希望を見出したい」
ジェラール・ジュアン駐満或公使、記者団と会見
ルパープ駐満仏大使会見に同席「共にこの危機を乗り超えたい。」「(すべては)愛だよ。愛。」