召喚世界各国の漢字表記作りました。他の作者さんも参考にしてもらったらうれしいです。
大東洋諸国会議議事録
会議出席者
(議長国)
クワ・トイネ公国
軍務卿マキスイ・ハンキ
外務局日満部長ツールレイ・ヤゴウ
(会議参加国)
トーパ王国
駐クワ・トイネ大使フレデリック・シュタイナー
アワン王国
駐クワ・トイネ大使レオニード・アスクル
マオ王国
駐クワ・トイネ大使ミラーン・アプソロン
シオス王国
駐クワ・トイネ大使エセキエル・アポンテ
クイラ王国
駐クワ・トイネ大使アンタル・バスリー
大東洋諸国会議議題一覧
1.大東洋共栄憲章について
提出国 クワ・トイネ公国・クイラ王国
「大東洋共栄圏機構への参入に対する質疑応答」
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1.大東洋共栄憲章について
クワ・トイネ公国・ヤゴウ
「では、会議を始めます。それでは、日程第一、我がクワ・トイネ公国とクイラ王国からの議題であります大東亜共栄憲章によって設立されている大東洋共栄機構について諸外国の方々に説明させていただきます。そもそも、大東洋共栄憲章は、ロウリア王国との戦争を契機として発足した軍事同盟であります。本年4月12日に発せられました対ロウリア戦争単独不講和を明らかにしたゴレスバード宣言は、外交上の単独不講和を定めるだけではなく、講和の時点においても同盟四か国が一致協力して対応することを定めました。つまり、戦争状態にある間は、外交関係を特に緊密にする必要があったということになります。大東洋共栄憲章は、この外交関係の緊密化を平時の時点にも通用させることを目的として採択されました。緊密な外交関係を恒常的に維持していくために組織がつくられました。首脳会議、外相理事会、そして常設同盟国事務局の3つであります。
首脳会議は、大東洋共栄機構加盟国の元首又はその代理人が年に1回会合し、大東洋地域の平和と安定の為様々な議題を討議し、一定の結論を出していくことを目的としております。首脳会議には皆様方のいうところの宰相職にあたる者が出席しまして、この会議は機構全加盟国が参加することになっております。会議は持ち回りで開かれることとなっており、議長国の宰相が招待するという形となっております。今年は7月28日から30日までの3日間、我がクワ・トイネにおいて行われました。議題は、対ロウリア講和条件の最終確認、ロウリア戦後のロデニウス大陸の安全確保、クワ・トイネとクイラの経済振興、第三文明圏共通語と日満両国言語との習得者数拡大に向けての取り組み強化などがございました。なお、来年度の首脳会議は、クイラ王国にて開かれることとなっております。
外相理事会は機構加盟国の外交担当者が年に数回会合して行われる会議となっており、年数回開かれます。こちらは外務卿と言われる方が参加する形となっており、討議内容は首脳会議と同じです。首脳会議の議長国の外務卿がホストとなります。これまでに2回我が国において開かれておりますが、直近の事例ですと、先月になりますが、ロデニウス大陸西岸、すなわちロウリア王国の領海となりますが、その海域における海賊の討伐を日満両国の海上部隊に依頼すること、商船団の護衛について、日本への食糧輸出についてなどが話しあわれました。
最後に常設同盟国事務局ですが、こちらはこれらの首脳会議や外相理事会の事務を担当しております。会議資料の作成や議事録の作成などを行います。
我々としましては、この大東洋諸国会議参加国の各国に大東洋共栄機構への参加を促しまして、将来的には共栄機構への発展的解消を考えておる次第でございます。そのため、このような議題を提示させていただきました。それでは、質疑を受け付けます。では、マオ王国。」
マオ王国
「マオ王国の駐クワ・トイネ大使のアプソロンです。我がマオ王国は、満洲国と国境を接しております。満洲国側の綏芬河市とナン辺境伯領が街道でつながっておりまして、日満両国がこの世界に来るまではリーム王国に続いておりました。この街道を通じて、パーパルディア皇国ともつながっており、我が国はパーパルディア皇国で作られた魔道具を輸入し、代わりに奴隷を献上しておりました。今やこの道が全く機能していない。確かにパーパルディア皇国の連中は高慢で鼻持ちならぬ連中が多かったことは確かです。ですが、魔道具や魔石を購入することができました。パーパルディア皇国が我が国に売る魔道具は、型落ちの品であるとは聞いています。ですが、古い型であるために消費魔力も小さい。いわゆる屑魔石でも動くため、文明圏外国家では重宝していることは皆さまも承知でしょう。
ですが、満洲国は魔導文明国ではなく科学文明国。その勢威はパーパルディア皇国を大きくしのぐことは、このクワ・トイネの発展を見てもよくわかることです。それだけに、我が国にとっては大きく国益を損なっている。満洲国からは魔道具や魔石を買えない。いまだに満洲国はパーパルディア皇国との間に国交がないので、皇国との間に往復もできない。
確かに満洲国は代わりの電化製品を売ってくれるという。だが、我が国が代わりに売れるものと言ったら奴隷しかない。だが、彼らは奴隷などとんでもない、我が国では人身売買は犯罪だといって受け取らない。本国では、魔石が無くなったために動かなくなった魔道具もあるのです。冬を越すための暖房の魔道具を動かすため魔石を節約しているのです。
私としては、こう物事の考え方の違う満洲国そして、日本国との間に友好関係を築くというのは難しい。もちろん敵対をしようなどとは毛頭思わないし、できればパーパルディア皇国に成り代わってこの大東洋の地を治めてもらいたいとも思っている。そこでだ、クワ・トイネ公国とクイラ王国が日満両国と我が国との間に入ってもらい、魔石を融通してもらえるように交渉してもらえないだろうか。あるいは、日満両国を抜きでもいい。貴国等もパーパルディア皇国が保有する輸送船以上の大きさの船を手に入れていると聞いている。その船を使って、魔石を我が国に運んでもらえないだろうか。」
クワ・トイネ公国・ヤゴウ
「魔石の貿易を行うということですが、我等の船は日満両国に農作物を輸出する目的で彼らから長期貸与させてもらっているのです。目的外の使用となるのは難しいですし、まだまだ大船をクワ・トイネ人やクイラ人単独で運航できるほどの技量はありません。必然的に日本人や満洲人の手を借りることとなります。貿易目的で我が国の船がマオ王国まで足を延ばすとなれば、何か対価が必要ですが。」
マオ王国
「ならば、貴国であれば奴隷を買ってもらえないか。それであれば、何とかなるのだが。」
クワ・トイネ公国・ヤゴウ
「その言いにくいことですが、我が国でも奴隷の扱いには制限が掛かるようになりまして、いわゆる犯罪奴隷以外の奴隷は存在が廃止されているのです。」
クワ・トイネ公国・ハンキ
「身代限の処分を受けた経済奴隷も現存はしておるが、借金を返せば平民と同じように主人の元を離れることができるようになっております。又前借金による奴隷契約は廃止されました。貴国から奴隷を買うということは前借金による奴隷となりますので、お受けしかねます。」
マオ王国
「ならば、どうせよというのか!貴国等はそんなに日満両国に阿るのか。」
クイラ王国
「クイラの駐クワ・トイネ大使のバスリーです。マオ王国の近海では日本人が出漁しておるのではないですか?マオ王国として漁業権を売買してはいかがでしょう?」
トーパ王国
「そういえば、我が国の近海でも日本人の漁師が魚を取りに来ていたな。本国では結構な金額になったと聞いているが、マオ王国ではどうなのかな。」
マオ王国
「聞く所に依れば、南部のほうで日本と国境を接しておることから、多少の取引はあるが、それ以外ではあまりと言ったところのようだ。」
アワン王国
「今の件に関連してということではないが、我が国もあまり、日満両国の恩恵は受けていない。それどころか、これまでフェンやガハラを通じて我が国にパーパルディア皇国の船が来ていたが、今や我が国とフェンの間は日本の朝鮮半島が分断されている。我が国にはパーパルディア皇国に割譲した土地があるが、この地は彼らにとって左遷地ということになっている。パーパルディアから船が来なくなり、本国との連絡が分断されたということで、彼らの気が立っている。
我が国には主に日本の佐渡島という地から漁師が出漁してくるが、人数は多くないし、トーパのように大口の取引が成立したということもない。シオス王国はどうか?」
シオス王国
「そうですなあ。我が国の場合は中継貿易で儲けさせてもらっているので、パーパルディアから仕入れた魔道具を日本や満洲の商人が買っていきますな。確かにそれは高値で買ってくれるようですが、どうも好事家が欲しがっている程度のようで、数は少ないです。我が国の商人たちは、日本円や満洲圓を手に入れて、日満両国の品を色々買っておるようですが、本国でそれをどう扱って居るかは分かりません。魔導文明の国で科学文明の品をそう多く持ってもしかたないので、これもまた我が国の好事家たちが私蔵しているだけだとは思いますので、まあ、あまり経済に影響はないかと。」
マオ王国
「それに聞く所に依れば、フェン王国は日本から遊興に来る人間が多いというではないか。ん?フェン王国は来ていないのか?」
クワ・トイネ公国・ヤゴウ
「フェン王国は国内事情から今回は出席を見合わせるという連絡が来ております。」
アワン王国
「ふむ。あの国に今大きな事件が起きているとは聞いていないが。」
マオ王国
「ともかくだ。日本国と満洲国を中核とする同盟に参加するというのであれば、我々の国が成り立つようにしてもらいたい。魔石が得られない、魔道具が得られない現状はいかんともしがたい。対価としての奴隷も受け取らない。これでは、パーパルディア皇国のほうがまだましだ。」
アワン王国
「アプソロン大使の言い分はやや極端だが、日満両国にはもっと積極的に外交をしてもらいたい。そして、彼らを動かすことができるのは、クワ・トイネとクイラだ。クイラの現状は私は知らないが、このクワ・トイネと同様に発展しておるのでしょう。私は、5年前にこの国に赴任してきたので、この急成長に驚いているし、日満両国には海を隔てた他国にこういうことができるというのを良く知っている。我が国にもあのような鉄道や港湾施設を築いて、マイハークにあるような缶詰工場などを建設してもらいたい。そうすれば、我が国の作物や近海で取れた魚などを用いた缶詰を輸出することができる。そうすればだ、本国の宮廷も日満両国を支持することができる。」
シオス王国
「待ってくれ。マオやアワンはそれでもいいだろうが、我が国はパーパルディア皇国と近い。旗幟を鮮明にするには、日満両国が我が国がパーパルディア皇国から攻められた時に確かに兵を出してくれるという確約が必要だ。」
クイラ王国
「それについては、条約で決められている通り、大東洋共栄圏の同盟国が同盟国外から宣戦布告された場合は自動的に参戦することになっています。すなわち、日満両国だけではなく我が国やクワ・トイネも同時に参戦することになっています。」
トーパ王国
「真に貴国等はパーパルディア皇国に宣戦するというのですか。失礼ながら、貴国等の軍制改革についても若干聞き及んでおりますが、日満両国が持っているような軍艦はお持ちではないでしょう。参戦すると言っても、」
クワ・トイネ公国・ハンキ
「それについては、陸上戦力のみではありますが出征させていただきます。幸いにして日満両国からの軍事顧問の指導をいただきまして、何とか形になってきております。日満両国の輸送艦に運んではもらいますが、参戦は必ず。」
シオス王国
「しかしだ。日満両国はムーとの交易の為にアルタラス海峡の保全を重視していたはずだ。にもかかわらず、アルタラスの救援の為に出兵しなかったではないですか。日満両国が、ロウリアとの戦争に際して出兵したのは、農作物と石油の輸入先であったクワ・トイネとクイラを守る為ではなかったですか。我が国のように守るうま味もないにもかかわらず、出兵などしますかな。」
クワ・トイネ公国・ヤゴウ
「それにもかかわらず出兵する。それを強固なものとして実行することで平和への抑止力とするのが大東洋共栄憲章の基本理念なのです。しかし、この点については時間をかけて理解してもらう必要があると思います。一度休憩しましょう。」
<一時休憩>
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◎平成二十七年内閣告示第六號
新世界各國等ノ表記方ニ関シテハ従来統一サレタル表記無カリシガ、今般内閣各部裁判所貴衆両院事務局枢密院ガ作成スル行政文書ノ表記方トシテ左ノ通用ヰルコトニ決シタリ
平成二十七年十二月一日
内閣総理大臣 山上誠一
国名ノ部
トーパ王国 ― 豆 ― 豆波王国
ネーツ公国 ― 根 ― 根津公国
アワン王国 ― 阿 ― 阿碗王国
マオ王国 ― 真 ― 真央王国
フェン王国 ― 阜 ― 阜縁王国
ガハラ神国 ― 画 ― 畫原神国
シオス王国 ― 塩 ― 塩須王国
アルタラス王国 ― 或 ― 或垂巣王国
クワ・トイネ公国 ― 鍬 ― 鍬途稲公国
クイラ王国 ― 杭 ― 杭羅王国
ロウリア王国 ― 朗 ― 朗利亜王国
パーパルディア皇国 ― 派 ― 派亜華治弥皇国
マール王国 ― 摩 ― 摩瑠王国
パンドーラ大魔法公国 ― 般 ― 般銅鑼大魔法公国
神聖ミリシアル帝国 ― 美 ― 神聖美李斯或帝国
エモール王国 ― 江 ― 江盛王国
ミルキー王国 ― 看 ― 看貴王国
ムー王国 ― 鵡 ― 鵡于王国
大陸ノ部
ロデニウス大陸 ― 魯弟臼大陸
フィルアデス大陸 ― 比留弥出須大陸
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