独立挺進聯隊
独立挺進聯隊長(陸軍少将)
聯隊本部(千葉県船橋市習志野)
幕僚(参謀、副官)
主任参謀(陸軍大佐)
作戦参謀
戦務参謀
情報参謀
副官
附(尉官・下士官・兵)
兵器部
兵器部長(陸軍技術中佐)
兵器部員(陸軍技術尉官)
経理部
経理部長(陸軍主計中佐)
経理部員(陸軍主計尉官・下士官・兵)
軍医部
軍医部長(陸軍軍医中佐)
軍医部員(陸軍軍医尉官)
法務部
法務部長(陸軍法務中佐)
法務部員(陸軍法務尉官)
聯隊本部中隊
降下誘導小隊
斥候小隊
聯隊大行李(行李長:陸軍曹長)
聯隊小行李(行李長:陸軍軍曹)
―――――
挺進兵第一大隊
大隊長(陸軍大中佐)
大隊本部
副官
附
書記
通信班
経理班
医務班
大隊小行李(行李長:陸軍軍曹)
第一中隊
中隊長(陸軍少佐又は陸軍大尉)
中隊本部
副官
書記
第一小隊
小隊長(陸軍中少尉)
小隊本部
小隊長補佐(陸軍准尉又は陸軍曹長)
小隊本部附(陸軍軍曹・伍長)
三個分隊(分隊長:陸軍軍曹)
(分隊人員配当:陸軍軍曹一名、伍長六名)
第二小隊
第三小隊
中隊小行李(行李長:陸軍伍長)
第二中隊
第三中隊
[戦時]第四中隊
挺進兵第二大隊
第五中隊
第六中隊
第七中隊
[戦時]第八中隊
挺進兵第三大隊
第九中隊
第十中隊
第十一中隊
[戦時]第十二中隊
―――――
砲兵大隊
大隊長(陸軍大中佐)
砲兵大隊本部
副官
附
書記
本部中隊
中隊長(陸軍少佐又は陸軍大尉)
測量小隊
通信小隊
補給小隊
射撃第一中隊
中隊長(陸軍少佐又は陸軍大尉)
中隊本部
副官
書記
指揮小隊
射撃第一小隊
射撃第二小隊
弾薬小隊
中隊小行李(行李長:陸軍伍長)
第二射撃中隊
第三射撃中隊
装備:
120mm重迫撃砲×12門
―――――
工兵中隊
中隊長(陸軍少佐)
工兵中隊本部
副官
附
書記
通信班
補給班
築城障害小隊
交通小隊
中隊小行李(行李長:陸軍軍曹)
―――――
輜重兵大隊
大隊長(陸軍大中佐)
輜重兵大隊本部
副官
附
書記
通信班
補給班
整備中隊
中隊本部
車両整備小隊
通信整備小隊
火器整備小隊
落下傘整備中隊
中隊本部
包装小隊
投下支援小隊
回収小隊
輸送中隊
中隊本部
輸送第一小隊
輸送第二小隊
衛生中隊
中隊本部
治療小隊
救急車小隊
―――――
通信中隊
中隊長(陸軍少佐)
通信中隊本部
副官
附
通信指揮小隊
通信支援小隊
中隊小行李(行李長:陸軍軍曹)
―――――
―――――
特殊作戦隊
特殊作戦隊長(陸軍大佐)
隊本部
幕僚(参謀、副官)
主任参謀(陸軍中佐)
作戦参謀
戦務参謀
情報参謀
副官
附(尉官・下士官・兵)
兵器部
兵器部長(陸軍技術中佐)
兵器部員(陸軍技術尉官)
経理部
経理部長(陸軍主計中佐)
経理部員(陸軍主計尉官・下士官)
軍医部
軍医部長(陸軍軍医中佐)
軍医部員(陸軍軍医尉官)
法務部
法務部長(陸軍法務中佐)
法務部員(陸軍法務尉官)
本部管理中隊
中隊長(陸軍少佐又は陸軍大尉)
中隊本部
副官
書記
通信小隊
補給小隊
医療小隊
第一中隊
中隊長(陸軍少佐又は陸軍大尉)
中隊本部
副官
書記
第一小隊
小隊長(陸軍中少尉)
小隊本部
小隊長補佐(陸軍准尉又は陸軍曹長)
小隊本部附(陸軍軍曹・伍長)
三個分隊(分隊長:陸軍軍曹)
(分隊人員配当:陸軍軍曹一名、伍長六名)
第二小隊
第三小隊
中隊小行李(行李長:陸軍伍長)
第二中隊
第三中隊
第四中隊
教育隊
―――――
クワ・トイネ公国公都クワ・トイネ 外務局執務室 中央暦1640年1月4日(月)
― 外務局日満部長ツールレイ・ヤゴウ
「日本へ出張ですか?」
「そうだ。急な話だが、君に頼みたい。」
外務卿から執務室に来るようにと言われて呼び出された私に急遽の出張命令が下された。気になるのは外務卿執務室に軍務卿のマキスイ・ハンキ閣下が居られるということだ。
「それで?日本へ出張と申しますと、何用でしょうか?外務省の大東亜局長との会議でしょうか?それともその下の南亜課長でしょうか?そもそも、会談の議題は何でしょうか?」
矢継ぎ早になってしまったが、質問を行う。まずは、状況の把握からだ。
「いや、君。今回の出張先は、東京ではないのだ。」
東京ではない?どういうことだ?仮にも私は外務局の日満部長だぞ。日本の地方視察をさせようというのか?そういうことは、むしろ下僚にこそさせるべきだ。日本や満洲と言う国を少しでも知ってもらうためには自らの足で出向くべきなのだ。
「驚くのも無理はない。この話は外務局が主体となった出張ではないのだ。ハンキ卿、説明をお願いしたい。」
「うむ、今回の話は私が外務局にお願いした話なのだ。」
む?軍務局が外務局の部長に出張をさせるというのか?
「実はな、君には日本国の長崎県対馬市に出張に行ってもらいたいのだ。」
長崎県だと。長崎市ということならば、領事裁判権の問題で長崎控訴院に赴くということは考えられる。マイハーク西部都市の司法問題で私が相手方と話し合う必要もあるかもしれない。だが、対馬市だと?確か、先月の頭だったかに、日本天皇が行幸した先ではなかったか?
「流石日満部長だな。日本の出来事は大体押さえているのだな。その通りだ。その対馬へと向かってもらいたい。」
はて、その対馬にいったい何があるというのだろうか。
「うむ。先の日本の陸軍特別大演習だが、これは、毎年行われているというのだがな。この演習後にこの演習地で日本軍の部隊が演習を行うというのだ。それを視察してきてもらいたい。」
なにやら、意味が分からない。私は外務局の職員だぞ。
「ハンキ閣下の申し出ですが、私は外務局の職員であって軍務局の職員ではないのですが。」
「うむ。その通りだな。もう少し順を追って話そう。」
ハンキ閣下がおっしゃるには、11月末の陸軍特別大演習が行われた後、次の大演習迄の一年間の間、日本軍は、その演習地で演習が繰り返し行われるのが慣例なのだという。もちろん、地方にある軍はその付近の演習地で演習を行うが、日本の中央軍、つまり中央直轄の部隊などは演習を行う際は大演習の地で行うというのだ。ハンキ閣下は私にその中央軍の演習を視察してほしいというのだ。
そして、ハンキ閣下はこの中央軍の部隊を模倣した部隊を我が国にも設置したいというのだ。その教育の為の部隊派遣を日本側に依頼したいというのだ。
「なるほど。それなら、視察と言うのも分かりますが、なおさら軍務局の職員を出すべきではないのですか。私は外務局の職員ですし、門外漢の人間に部隊を見せてもあまり意味はないと思うのですが。」
「だが、この交渉は外務局にも加わってもらわねばならんだ。いや、むしろ外務局が主体となってもらわなえばならない。交渉を行う当人が、交渉内容を知らぬというのではいかんだろう。」
妙な話だ。日本軍との交渉は基本的には軍務局が行ってきた。陸軍であるのであれば、軍務局が日本の兵部省か参謀本部、教育総監部と交渉を行ってきた。外務局が主体となって軍部隊の教育のための派遣交渉を行うとはいったいどういうことだ。
「我が軍にも設けたいと思っている部隊は挺進部隊と特殊部隊なのだ。挺進部隊とは飛行機から落下傘で降下し、迅速に敵の中枢を攻撃する部隊だ。そして、特殊部隊とは少数精鋭で動き、屋内戦といった特殊な状況下で戦う部隊なのだ。いずれも日本軍の中でも精鋭部隊だ。軍務局で交渉をしたが、これらの部隊は軍の機密も絡むため、簡単に軍事交流と言うわけにはいかぬと言われてな。純軍事的な交渉ではなく、政治的な交渉が必要と判断した。それゆえ、外務局に交渉をお願いしたいのだ。」
なるほど。軍のほうでは一度断られたということか。だから、搦め手と言うことか。
「話の趣についてはわかりました。外務局と日本国の外務省とで交渉をするので、その担当者である私がその内容を知らなければならないというのはよくわかります。ですが、その部隊は本当に我が国に必要なのでしょうか?我が国では、未だ軍用機はおろか、民間機の飛行機を運用することができるだけの操縦士はおりませんし、何より、飛行機は保有すらしておりません。その挺進部隊とやらは我が国は運用できるのでしょうか?」
私がそういうとハンキ卿は顔をしかめた。なるほど、私にもわかることなのだ。その辺りについてはハンキ卿も理解しているということか。
「実はだ。日本軍からあるレポートが届いたのだ。あのアルタラスの王城崩壊について事件か事故かということについての考察だ。パーパルディア大使の後ろ盾を得ているアルタラス摂政政府の発表では、王城に搬入されていた魔石の暴発ということになっている。だが、魔石のような厳重管理の必要な物品を王城に運んだというのはどう考えてもおかしい。そこで、事件という話が出てくる。」
ハンキ卿は何を言おうとしているのか・・・。
「事件ということであればだ、破壊工作が行われたということになる。この場合に考えられるのがだ。どう考えても、パーパルディア皇国ということになる。」
「まさか、パーパルディア皇国は、その日本国でいうところの特殊部隊と言うのを持っているということなのですか?」
またしてもハンキ卿が顔をしかめた。
「わからん。日本は科学文明国であって、魔法文明国ではないのだ。魔石についての理解も十分であるとは言い難い。確かに王城に魔石を搬入したという発表は訝しいが、絶対にそうしないという話でもなだろう。アルタラスは高品質魔石の産地だ。魔石の管理についても我が国とは違う部分もあるだろう。だが、パーパルディア皇国が特殊部隊と言うのを保有しているということであれば、我が国もそれに備える必要がある。わしはそう思っているのだ・・・。」
なるほど。不安感からか。ちょうど、対馬には弟もいるのだ。いろいろと聞いてみることとするか。