大日本帝國召喚   作:もなもろ

369 / 369
在郷軍人名簿は、エクセルで作ったのを貼り付けただけなので読みにくかったらごめんなさいです。


平成二十七年臨時動員関係文書 / 大日本帝國長崎県対馬市 対馬要塞司令部 2676(平成28・2016)年1月18日(月) 午後3時30分

平成二十七年臨時動員関係文書

 

平成二十七年臨時動員令第一號(兵部大臣発 内閣総理大臣・各聯隊區司令官宛)

平成二十七年長崎聯隊区臨時動員令第一號(長崎聯隊區司令官発 長崎縣知事・各警察署長・各市長宛)

平成二十七年十二月二日 長崎縣知事発各警察署長・各市長宛通知文書

平成二十七年度在郷軍人名簿 長崎市 (一部抜粋)

臨時召集令状(予備役陸軍憲兵少佐 横川喜三郎宛)

 

 ―――――

 

(美濃紙縦書)

 ―――――

臨動第一號

  臨時動員令

 別紙ノ臨時動員計画ニ定ムルガ如ク予備役タル陸軍憲兵将校並ニ同下士官兵、陸軍経理部主計将校並ニ同下士官、海軍主計将校並ニ同下士官、陸軍法務部法務将校並ニ陸軍法事務下士官及海軍法務将校並ニ同下士官ノ臨時動員ヲ令セラル動員第一日ハ平成二十八年一月十七日ナリ

 平成二十七年十二月二日午後三時二十三分

     兵部大臣 大田原信頼

     兵部次官 陳芳次郎

     兵部次官 勝田道真

     兵部次官 三好重正

  内閣総理大臣 山上誠一殿

 

(別紙には臨時動員計画において臨時召集される人員の各人数を記載・別紙略)

 ―――――

 

(美濃紙縦書)

 ―――――

臨動第一號

  臨時動員令

 別紙ノ臨時動員計画ニ定ムルガ如ク予備役タル陸軍憲兵将校並ニ同下士官兵、陸軍経理部主計将校並ニ同下士官、海軍主計将校並ニ同下士官、陸軍法務部法務将校並ニ陸軍法事務下士官及海軍法務将校並ニ同下士官ノ臨時動員ヲ令セラル動員第一日ハ平成二十八年一月十七日ナリ

 平成二十七年十二月二日午後三時二十三分

     兵部大臣 大田原信頼

     兵部次官 陳芳次郎

     兵部次官 勝田道真

     兵部次官 三好重正

  各聯隊区司令官 殿

 

(別紙は各聯隊區毎に調製された臨時召集名簿・別紙略)

 ―――――

 

(美濃紙縦書)

 ―――――

臨動長第一號

  臨時動員令

 兵部大臣ノ指示シタル別紙ノ臨時動員計画ニ基キ長崎憲兵分隊ニ於テ予備役タル陸軍憲兵将校並ニ同下士官兵、陸軍経理部主計将校並ニ同下士官、海軍主計将校並ニ同下士官、陸軍法務部法務将校並ニ陸軍法事務下士官及海軍法務将校並ニ同下士官ノ臨時動員ヲ令セラル動員第一日ハ平成二十八年一月十七日ナリ

 当該動員ニ係ル臨時召集令状ハ本日中ニ各警察署及各市ニ急使ヲ以テ到着ノ見込ナリ

 平成二十七年十二月二日午後四時三分

     長崎聯隊區司令官 河野一郎

  長崎縣知事  伊藤志郎  殿

  浦上警察署長 山田剛太郎 殿

  時津警察署長 田中一郎  殿

  雲仙警察署長 大河内広助 殿

  平戸警察署長 佐々木雅人 殿

  厳原警察署長 小川雄大  殿

  長崎市長   渡哲二郎  殿

  佐世保市長  下柳涼介  殿

  島原市長   太田豊子  殿

  諫早市長   佐川幸太郎 殿

  大村市長   下田美恵子 殿

 

(別紙は、長崎縣知事宛が長崎縣内全域の臨時召集名簿、各警察署長・各市長宛が各警察署管内・各市管内毎に調製された臨時召集名簿・別紙略)

 ―――――

 

(美濃紙縦書)

 ―――――

[部外秘]

題名  :臨動長第一號ニ関スル縣知事通知文書

発翰区分:知事通知第二號

発翰日 :平成二十七年十二月二日

発信者 :長崎縣知事

宛先  :浦上警察署長、時津警察署長、雲仙警察署長、平戸警察署長、厳原警察署長、長崎市長、佐世保市長、島原市長、諫早市長、大村市長

 ―――――

[部外秘]

知事通知第二號

  平成二十七年十二月二日

        長崎縣知事 伊藤志郎 官印

 

  関係警察署長・市長 殿

 

    臨動長第一號ニ関スル縣知事通知文書

 

 今般、長崎聯隊區司令官ヨリ達セラレタル臨時動員令ニ付関係各位ニ於テハ所定ノ召集業務実施手順書ニ基キ遺漏無ク臨時召集令状ヲ応召員ニ交付セラルベク訓示スル

 市長ハ直ニ警察署長ハ町村長ニ照会シ名簿ノ応召員ガ名簿ニ記載サレタル住所地ニ現在時点デ居住シアリシコトヲ確認スベシ名簿ニ不整合アリタルトキハ聯隊區司令官ニ其ノ旨通知スベシ猶臨時動員第一日ハ平成二十八年一月十七日ナリ

 

(添付文書:長崎縣知事宛の長崎縣内全域の臨時召集名簿・名簿略)

 ―――――

 

(美濃紙縦書)

 ―――――

[部外秘]

題名  :臨動長第一號ニ関スル市長ヨリ市民部長ヘ通達

発翰区分:内達第二十三號

発翰日 :平成二十七年十二月二日

発信者 :長崎市長

宛先  :長崎市市民部長

 ―――――

[部外秘]

内達第二十三號

  平成二十七年十二月二日

        長崎市長 渡哲二郎 公印

 

  市民部長 殿

 

    臨動長第一號ニ関スル市民部長ヘノ命令ニ関スル通達

 

 今般、臨時動員令ガ発セラレ、長崎聯隊區司令官ヨリ当市ニ達セラル。市民部長ハ当市管内ノ臨時召集サルル応召員ヘノ召集令状交付事務ニ付テハ事前ニ定メラレタル召集業務実施手順書ニ基キ遺漏無ク執行スベシ。

 市民部長ハ市民課長ト共ニ市民課戸籍係並ニ兵事係ヲ監督シ本日中又ハ明日到着セル臨時召集令状ト在郷軍人名簿及臨時召集名簿トヲ照合シ名簿ノ応召員ガ名簿ニ記載サレタル住所地ニ現在ノ時点ニ於テ居住シアルシコトヲ確認スベシ。名簿ニ不整合アリタルトキハ聯隊區司令部ニ其ノ旨通知スベシ。猶臨時動員第一日ハ平成二十八年一月十七日ニシテ期日ニ余裕アリタルト雖モ本件作業ハ速ニ終了スベシ。

 

(添付文書:長崎市管内の臨時召集名簿・名簿略)

 ―――――

 

 ―――――

(表紙)

平成二十七年度在郷軍人名簿

      長崎市市民課兵事係

 

 ―――――

(在郷軍人名簿 一覧の部)

適用 / 兵籍番号 / 戸主又ハ家族若ハ召集通報任住所氏名 / 本籍地(住所地) / 兵種部 / 官等級 / 職業 / 健康状態 / 氏名生年月日 / 個人番號 / 予備役又は後備役満了年月日 

  / 久憲第2643號 / 長崎縣長崎市住吉町○○○・横川美恵子 / 長崎縣西彼杵郡長与町岡郷○○○○(長崎縣長崎市住吉町○○○) / 憲兵 / 少佐 / 弁護士 / 良 / 横川喜三郎・昭和49年5月3日 / 1282 9542 7581 / 平成37年3月31日

 ―――――

(在郷軍人名簿 個人の部)

 予備役陸軍憲兵少佐 横川喜三郎

年月日 年齢 記事

昭和62年3月31日 12歳10ヶ月 長与町立長与北小学校卒業

昭和62年4月1日 12歳10ヶ月 長与町立長与青年学校尋常科入学

平成1年4月1日 14歳10ヶ月 長崎縣立長崎青年学校本科編入

平成4年3月31日 17歳10ヶ月 長崎縣立長崎青年学校卒業

平成4年4月1日 17歳10ヶ月 陸軍予科士官学校入校

平成6年3月31日 19歳10ヶ月 陸軍予科士官学校卒業。陸軍憲兵上等兵に命ぜらる。

平成6年4月1日 19歳10ヶ月 久留米憲兵隊本部附を命ぜらる。任期中に陸軍憲兵伍長任官。

平成6年10月1日 20歳4ヶ月 陸軍士官学校入校

平成8年9月30日 22歳4ヶ月 陸軍士官学校卒業。陸軍憲兵曹長任官。陸軍見習士官を命ぜらる。

平成8年10月1日 22歳4ヶ月 久留米憲兵隊本部附を命ぜらる。

平成9年4月1日 22歳10ヶ月 陸軍憲兵少尉任官。叙正八位。長崎憲兵分隊長附を命ぜらる。

平成9年10月1日 23歳4ヶ月 陸軍憲兵学校入校を命ぜらる。丁種学生課程。

平成10年4月1日 23歳10ヶ月 陸軍憲兵学校丁種学生課程修了。久留米憲兵分隊第三分遣隊長を命ぜらる。

平成11年2月1日 24歳8ヶ月 久留米憲兵隊本部部員を命ぜらる。

平成11年4月1日 24歳10ヶ月 陸軍憲兵中尉進級。叙従七位。

平成11年10月1日 25歳4ヶ月 松本憲兵分隊第一分遣隊長を命ぜらる。

平成13年4月1日 26歳10ヶ月 台北機動憲兵隊第七十一大隊第二中隊長を命ぜらる。

平成15年4月1日 28歳10ヶ月 陸軍憲兵大尉進級。叙正七位。

平成15年10月1日 29歳4ヶ月 鳥取憲兵隊本部副官を命ぜらる。

平成16年4月1日 29歳10ヶ月 陸軍現役軍人婚姻條例による結婚許可。

平成16年11月1日 30歳5ヶ月 高等試験司法科試験に及第。

平成16年12月1日 30歳6ヶ月 京城憲兵隊本部高等部員(法務係長)を命ぜらる。

平成17年4月1日 30歳10ヶ月 京城憲兵隊本部附を命ぜらる。京城府警察局に出向を命ぜらる。

平成18年4月1日 31歳10ヶ月 宇都宮憲兵分隊長を命ぜらる。

平成19年4月1日 32歳10ヶ月 陸軍憲兵少佐昇進。叙従六位。福岡憲兵分隊長を命ぜらる。

平成21年4月1日 34歳10ヶ月 福岡機動憲兵隊第四十大隊本部副官を命ぜらる。

平成22年3月1日 35歳9ヶ月 久留米憲兵隊本部附を命ぜらる。

平成22年4月1日 35歳10ヶ月 願に依り予備役編入を命ぜらる。

平成22年4月2日 35歳10ヶ月 長崎弁護士会にて弁護士登録。

平成22年10月1日 36歳4ヶ月 特旨により位一級進めらる。叙正六位。叙勲六等瑞宝章。

平成28年1月17日 41歳8ヶ月 臨時召集。

平成36年5月31日 50歳0ヶ月 満50歳に達する日。

平成37年3月31日 50歳10ヶ月 退役日。

 

 ―――――

 

(美濃紙縦書)

 ―――――

  受 領 證

一 平成二十八年一月十七日 長崎憲兵分隊ヘ臨時召集ノ

臨時召集令状

右受領ス

 平成 二七年十二月  七日午前後(前後は横並び、前の字に〇・後の字に抹消線) 十時二八分

 予備役陸軍憲兵少佐 横川 喜三郎

本人ニ代リ受領シタル者ハ左ニ記名捺印スベシ

   受領者 本人妻 横川 美恵子 印

長崎聯隊區司令部御中

 

 ――――― 切リ取リ線 ―――――

 

到着日時 第一日

 

 臨 時 召 集 令 状

 

 長崎縣長崎市住吉町○○ (長崎市管内)

  予備役陸軍憲兵少佐 横川 喜三郎

右臨時召集ヲ令セラル依テ左記日時到着地ニ參着

シ此ノ令状ヲ以テ當該召集事務所ニ屆出ヅベシ

到着日時 平成二十八年一月十七日十一時

到着地  長崎県長崎市浜町 長崎憲兵分隊營内

召集部隊 長崎憲兵分隊

 

長崎聯隊區司令部 官印

 

乗車(船)區間 長崎電気軌道 自 住吉驛(驛の字に抹消線、その隣に停留所と自署、以下同じ) 至 長崎憲兵分隊前驛

乗車(船)等級 參等(參等の字に抹消線)

運賃急行料金 20圓(圓の字に抹消線)銭

 

◎後拂證ニ關シテハ該證裏面注意書ヲ參照スベシ

 

 ――――― 切リ取リ線 ―――――

 

  臨時召集廳召員旅客運賃後拂證

乗車(船)氏名 横川 喜三郎    

乗車(船)區間 長崎電気軌道 自 住吉驛 至 長崎憲兵分隊前驛

乗車(船)等級 參等(參等の字に抹消線)

運賃急行料金 20圓(圓の字に抹消線)銭

乘車(船)年月日 平成二八年一月七日

乘車(船)証明者 長崎電気軌道株式会社 運転士西原田一郎 印

 

發行官衙 長崎聯隊區司令部 官印

 

運賃支払部隊 久留米憲兵隊本部

 ―――――

 

 ―――――

大日本帝國長崎県対馬市 対馬要塞司令部 2676(平成28・2016)年1月18日(月) 午後3時30分

 ― 大日本帝国陸軍予備役陸軍憲兵少佐 横川喜三郎

 

 俵星中隊長以下の中隊幹部が四散したかと思えば、すぐに戻ってきて、パスポートを持ってこさせるのに軍の輸送機を借りたいなどといいだした。それは、職権乱用だと私は司令官をいさめたが、大森司令官はまあ待てと言いながら、少し考えたいなどと言い出した。羽田から福岡空港、そして福岡空港から対馬空港行きの飛行機に乗れば、ギリギリ今日中に間に合うだろうが、わざわざ時刻表をみていないので、何とも言えないところだ。

 それから事態は急変した。大森司令官は、私に司令部建物外の喫煙所に付いて来るように言った。それで私は陸軍支給の携帯電話を見せられた。

 

時刻:2676年1月18日 午後0時24分

件名:要塞準戦備発動の必要性の調査依頼

発信:兵部省軍務局動員課長

宛先:対馬要塞司令官

内容:

 要塞準戦備令の発動の必要性の調査のため、対馬要塞司令官には適宜必要となる措置を採られたい。本件に関しては、高度の柔軟性を維持しつつ臨機応変に対処すべきことが必要となるがため、高等将帥たる現地司令官の差配が重要となる。軍務局動員課としては、当面の間、対馬要塞司令官の権限において要塞司令部に若干名の臨時増員を認め、その必要となる予算措置を本日中に陸軍機密費を以て計上する。重ねて言うが、これは、軍務局動員課としての正式な臨時動員の指示ではない。要塞司令部令第三條に定める「防衛計画上必要ナル事項ノ調査」の範囲を若干拡張して行うに過ぎず、要塞準戦備発動の必要性の調査である。

 

「閣下、これは、正式な中央官衙の命令ではないということですな。」

 

 中央官庁からの命令である「達」ではなく、中央官庁による行政指導でもない。内容としては行政指導とも読めなくはないが、一部局からの依頼の範疇に留まる。陸軍武官をフェンに越境してまでの調査とは認められていないということを指摘するが、大森司令官は苦笑した。

(注:他の省庁では「通達」と表現されるが、兵部省では陸軍省以来「達」の表現を採る。)

 

「事は重要だ。そう簡単に中央からの命令が出るわけがなかろう。玉虫色の表現というのはこういう時に使用するものなのだ。」

 

 そんなことがあってたまるものか。現代陸軍において、法令の順守というのは重要だ。軍隊は法令によって禁止されていること以外を原則として行える。これをネガティブリスト方式というが、だからこそ軍は法令を遵守しなければ、なんでもありの無法集団となってしまう。

 

「閣下、やはり自分は越境はやりすぎであると思います。軍服を脱いでとはいえ、陸軍中央の精兵を他国に送り込むような真似は陸軍刑法上重大な疑義があると思います。」

 

 翻意を願ったが、大森司令官はここを見ろとスマホの画面を指さした。

 

「高度の柔軟性を維持しつつ臨機応変に対処すべき事態なのだ。軍令側がどう考えているのか分からんが、少なくとも軍政側は要塞司令部に若干名の臨時増員を認めている。これは動員準備を進めていると解釈できんか。」

「それは、確かに。」

 

 そう、要塞司令官の権限で司令部要員の増員を認めている。だが、これは正規の予備費支出によるものではない。

 

「まあ、よい。このまま君には少し付き合ってもらうぞ。正規の動員指示があるまでは、わしの権限で増員が認められているのだ。監査が終われば、復員までは召集された軍人だ。別命がないのであれば、当該地域の上官に従ってもらう。」

 

 別命がない以上は当該地域の上官の指示に従うのは確かなことだ。それはよいと思っていたが、巻き込まれたという思いが強い。だが、事態は更に急転した。

 

 ―――――

大日本帝国陸軍対馬要塞司令官 陸軍少将 大森義忠

 

「横川君、これを見ろ。」

 

 俵星中隊長たちの状況を待っていたところ、兵部省から追加の電信が届いた。

 

時刻:2676年1月18日 午後3時21分

件名:要塞準戦備令発動の兵部省軍務局達

発信:兵部省軍務局動員課長

宛先:対馬要塞司令官

内容:

 要塞準戦備令発動については、既に陸軍次官がこれに署名し、兵部大臣の署名を待つ状況となっている。対馬要塞司令官においては、兼ねてより準備したる防衛計画に沿った動員計画ではなく、兵部省軍務局の作成しつつある警急戦備命令案に沿って臨時動員を進めるべく準備されたい。ただし、あくまでも準備段階であり、この件は軍機扱いとする。引き続き、要塞戦備令発動に向けて、更なる高度の柔軟性を維持しつつ、必要と判断される処置については臨機応変に対処されたい。臨時動員内容については追って指示する。

 

「これはまた、なんとも評価に困る内容で・・・」

 

 やはりこの若者にはこの状況の変化についてこれていないな。だが、陸軍中央の風向きが変わったことだけは確かだ。中央は何かを掴んだとみて間違いないだろう。わしがそういうと、横川もそのことを認めた。

 

「要塞準戦備令の発動は、戦時・変事を想定したればこそ発動されます。司令官の予想通り、軍を動かすだけの何かが起こったことは確かで、そして、この対馬要塞司令部に要塞戦備の命令が下るということは、認めたくはありませんが、俵星中隊長の勘が当たったというほかにありません。」

 

 その通りだ。何が起こったのかは分からんが、フェンでの異常現象が発生し、そしてこの要塞への戦備準備の達だ。軍を動かす何かが起こったのは間違いない。

 

「では、横川憲兵少佐。臨時動員が降るまでの間にできる事を進めたい。差し当たっては、俵星中隊長たちに連絡だ。司令部内に入り次の指示を待てとな。それから、細君たちを呼び出しておろうから、一応軍の輸送機を手配しよう。福岡空港から一番近い陸軍飛行場に連絡を取り、輸送機で対馬空港に来てもらおう。」

「了解しました。手すきの憲兵を指揮して事に当ります。」

 

 まずはこれでよかろう。さて、ここからどうなるのか。一体何が起きたのか分からんのが不安ではある。まずは、中央からの続報待ちだな。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

異世界の航路に祝福を(作者:サモアオランウータン)(原作:日本国召喚)

アズールレーンとレッドアクシズによる抗争を乗り越え、セイレーンを撃退したとある世界線。▼そんな世界からサモア基地が戦乱渦巻く異世界に召喚されてしまった!?▼価値観や常識の違いから様々なトラブルに巻き込まれつつも、異世界の荒波を突き進む若き指揮官とKAN-SEN(一部やべー奴)の物語。▼始まります!▼────《注意》─────▼初投稿となります。▼本作は《日本…


総合評価:4338/評価:8.6/連載:402話/更新日時:2026年09月06日(日) 15:30 小説情報

日本国召喚 × The new order: last days of europe(作者:アレクセイ生存BOTおじさん)(原作:日本国召喚)

第二次世界大戦が日独伊三国同盟による枢軸陣営によって勝利した世界。▼軍事大国として太平洋とアジアを支配した日本帝国は栄えていた。▼四大財閥による経済支配によって新植民地主義の名の元で繁栄を遂げ、軍部や政治家による大規模な汚職が蔓延し、日本国内はアジアの支配地域から搾り取った利権によって潤っていた。▼だが、そんな日本では徐々にその繁栄に陰りが見え始める。▼統計…


総合評価:2411/評価:8.78/連載:69話/更新日時:2026年08月11日(火) 23:00 小説情報

強化された大日本帝国召喚(作者:89式小銃)(原作:日本国召喚)

1938年 米独の技術をあらゆる分野に導入した大日本帝国は急速な経済発展を遂げ、1942年には世界第三位の経済大国へと登り詰め、世界各国からは"アジアの目覚め"と呼ばれた。東京や大阪に立ち並ぶ高層ビル群、発展する大衆文化、精強な帝国陸海軍、皇国未来の安泰は約束されていた。▼だが、突如として大日本帝國が異世界に転移してしまう。▼その世界では…


総合評価:1585/評価:8.67/未完:70話/更新日時:2025年07月04日(金) 01:28 小説情報

タイムスリップ令和ジャパン(作者:◆QgkJwfXtqk)(オリジナル歴史/戦記)

火葬系戦記▼但し、戦闘シーンは適当&適当▼戦略と政治のターンを優先したHOI系コメディ作品になると思います。▼それでよろしければどぞー▼感想を戴ければテンションAgeageで続きを書くと思われます(多分、きっと▼尚、内容は、ほぼほぼ題名が全てです(オイ▼試される世界(※世界が日本に試されるの意味▼補足※1▼ 国家名、漢字とカタカナとなっていますがここには理由…


総合評価:13436/評価:8.52/連載:209話/更新日時:2025年04月06日(日) 23:19 小説情報

新世界の敵、日本国(作者:篠乃丸@綾香)(原作:日本国召喚)

もしも日本とグラ・バルカスの転移した場所が逆だったら?という内容です。▼タイトルロゴ▼【挿絵表示】▼


総合評価:4816/評価:8.59/連載:61話/更新日時:2026年08月13日(木) 11:06 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>