旧版 ・ 魔法少女とバンパイア   作:さっさかっぱー

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四話 - 吸血鬼と未だ幼き魔法少女 -

No Side

 

「オレは反対だ。」

「いいや、俺は断固こちらを押す。」

「DIOの言ってることもわかる。けど反対だ。」

 

 

「月音さんたち何はなしてるの?」

「さいきん顔合わすたびにあんなふうにしゃべっとるんよ。」

「けんか?」

「そうおもて、止めに行ったら「ハヤテには後で話す。」って言われて。」

「いまのディオさんなの!」

「うまかったやろ!」

「うん!もっとやって!」

「おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?」

「そっくりなの!他は!他は!」

「とるにたらぬ人間どもよ!支配してやるぞッ!!我が「知」とムッ、もう何するん月音にーさん。」

「はやて、言葉遣いには気を付けてね。それにDIO…。君は良くも悪くも影響力が凄まじいんだから…」

「こんにちはなの!月音さん!ディオさん!」

「いらっしゃい。なのはちゃん。後で飲み物とケーキ持ってくるからね。」

「ありがとうございます!さっきは何を話してたんですか?」

「聞かれちゃったか。まあちょっとしたことかな?はやて、DIOの真似はやめなさい。あいつは極端な…人間だから。」

「えー。でもかっこええやん。」

「でももしかもありません。」

「ぶーぶー」

「いいではないかツクネ。俺の模倣を為すなど将来が期待できる。」

「本気で言ってる…?。」

「ディオにーさんのはなし面白くてすきやで!出てくる人もかっこええんや!」

「わたしあのはなしが好きなの!太ようのきしが鬼の王さまにいどむはなし!」

「わたしはともだちを助けるために旅にでるはなしが好きや!またはなしてや!」

「フム、そう言われては仕方ない。話してやろう。そうだな…今日は両右手のおと「DIO」…わかった。船に乗った猿の話をしよう。」

「そのふねはきしと王さまがたたかったふねなの?」

「いや、違う船だ。この船は魔法の船でな。猿の意のままに形を変えられる。猿はその船を使って世界中を旅していた。あるとき猿は海で遭難している人間を見つけてな、その人間を助けようとしたんだが、実は________

 

 

「_____そうして仲良くなった猿と人間は一緒に旅をすることになった。猿の旅はまだまだ続く。」

「おもろかった!」

「おさるさんと人が仲良くなれてよかったの!」

「しかしハヤテにナノハよ。「「ハッピーエンドがあるのは御伽噺くらいだ。現実はこうはならん。」」…ムゥ。」

「いつも同じこと言ってるから覚えちゃったの。」

「ディオにーさん説教くさいからな。」

「説教くさいか…。」

「おっさんくさいで!」

「…おっさんか。」

「じゃあ、二人とも。おやつにしようか。」

「「はーい」」

「DIOも皿出すの手伝って。」

「フン。」

 

 

「月音にーさんフォークないでー。」

「今持っていく。」

「DIOさんコップこれでいい?」

「ああ、その隣のコップを一つとってくれ。」

「さて、なのはちゃんどれがいい?」

「わたしはさいごでいいの。」

「じゃあわたしこれがええ!」

「こらハヤテ。ナノハはお客様なんだから「大丈夫なの。」ナノハこれは客に対する礼儀だ。遠慮することはない。寧ろ、遠慮されては困る。」

「じゃあ…これがいいの。」

「どうぞ。はやてはこれがいんだよね。」

「ありがとうございます。」

「それやのうてその隣…ハッ月音にーさんもモンブラン狙い…!」

「ああ、ごめんごめん。こっちね。はいどうぞ。DIOは?」

「クランベリーをもらおうか。」

「はい。飲み物は準備いい?それじゃあ、

 

「「「「いただきます」」」」

 

 

「おいしい!これ月音さんが作ったの?」

「まさか。烏森で買ってきたやつさ。」

「そのお店しってるの!お母さんが前に言ってたの!」

「なんて言ってたの?」

「えっと…こんどそのお店とていけい?してお祭りにでるって言ってた。」

「なんだと?ナノハその話は本当か。」

「うん。前にお母さんとお父さんがそう話してたの。」

「ホウ。それは是非行かねばなるまい。」

「烏森のケーキはほんまおいしいよね。この前見に行ったお城もすごかったで。」

「あの月一で作るってやつだっけ?凄いよね。あれでもう何個目だっけ?開店して…二年?」

「ああハヤテを引き取るのと同時期だったからそのはずだ。城が…十八種類だからもう一年半か…。」

「割と長かったねこの一年半。」

「ああ。充実した日々だった。」

「やっぱディオにーさんおっさんくさいで!」

「…ツクネも似たようなことを言っただろう。」

「んー。月音にーさんはまだ見た目わかいしせいしゅんしてる!ってかんじ!」

「クックックッ。」

「何がおかしいツクネ。」

「…いや別に?子供の観察眼はすごいなって。…ッ。」

「ツク「ディオさんの方がとしうえなの?」ああ、ひゃ…十歳ほどな。」

「え!それならディオさん三十歳こえてるの?」

「ああ、優にな。ナノハはその年でもう足し算ができるのか。ここでは、小学校で足し算を習うのであったな?」

「うん。えっとしりつの学校うけるからかんたんなけいさんはできるようにってお父さんとお母さんが。」

「ほう。だそうだぞ?ツクネ。」

「…他所は他所うちはうち。」

「はやてちゃんはどこのがっこう行くの?」

「えっと、わたしどこのがっこう行くん?」

「ハヤテは、ナノハと同じ学校に行きたいだろう?」

「DIO」

「わたしは!………わたしは近いとこでええよ。」

「…はやて?」

「…ごちそうさま!なのはちゃんあそびにいこうや!」

「はやて、ちょっと。」

「先行っとるな!」

「ハヤテまて。」

「DIO」

「ごちそうさま!」

 

「ツクネ。」

「またあとで話そうか。ごめんねなのはちゃん、片付けはやっとくからそのままにしといて。少ししたら飲み物持っていくね。」

「ありがとうございます。えっとそれじゃあ、…」

 

「ツクネ、言うべきことは言うべき時に言わねばならんだろう。」

「まあ、そうだけど。なのはちゃんがいる前でこういう話をするのはね。けどDIOの誘導尋問じみた聞き方はどうよ。友だちと一緒なのはいいどろうけど聖祥は遠いよ?流石に小学校からバス通いは辛いでしょう。」

「だが、教育はいいものを受けるべきだろう。幼い頃の環境は人生を左右する。」

「そうだけど、通うのに疲れて授業に支障が出るなら本末転倒。」

「そもそもツクネ、お前は過保護なんだ。ハヤテも簡単な計算ならできるのだしお使いくらい行けせればいいだろう。それを毎回止めるとは。」

「DIOに言われたくないね。はやてがゴミ出しに行くだけで後ろからついて行ってるくせに。」

「あの夕方の時間帯は急に暗くなり、危険なんだ。その点お使いを頼む時間には気を付けているし。ハヤテは周りのおばさま方の覚えもいい。危険はないと言ってもいいだろう。そもそもお使いにかこつけて小遣いをやろうという俺の完璧な作戦を毎回踏みにじりおって。」

「急に暗くなるっていっても精々百メートルでしょ?その範囲ならそもそも付いていかなくても聞こえてる。ご近所の皆さんがはやてのことを気遣ってくれてるのは知ってる。けどそれでなんでもがどうにかなるわけじゃないでしょ?交通事故とかに巻き込まれたらどうするのさ。そもそも_______

 

 

「…また、ディオにーさんと月音にーさんが喧嘩しとる。わたしってやっぱり邪魔なんかな…」

「絶対はやてちゃんは二人に愛されてるの。」

 

○◉○◉○◉○◉○◉○◉○◉○◉○◉○

 

「なのはちゃん、またねー。」

「はやてちゃんばいばいなの。おじゃましましたー。」

「それじゃあ送ってくるね。」

「高町さん方によろしくと。」

「はいはい。…けどなかなか行きづらいんだよねあそこ。士郎さんと恭也くんが…。」

「格闘技をやっていると言うからいかんのだ。俺のようにラグビーをやっていたと言えばいいものを。」

「学校では新聞部だったし運動は格闘技しかやってないし…。はぁ。」

「えっと…ごめんなさい?」

「ナノハは気にしなくていい。こいつが悪い。一度でも手合わせすればいいものを。」

「いや、万一怪我させたら悪いし。」

「ホウ、まるで自分のほうが強いかのような物言いだな。」

「まさか。ただ、オレは彼らと手合わせはできない。」

「月音さんどんな格闘技してたんですか?」

「空手やろ!にわでよくやっとるのみるで!」

「空手じゃないよ。けど、なんなんだろうねあれ。特になにって習ったわけじゃないからなぁ…。」

「けど、強いんやで!ディオにーさんにあいつは強いって言わせるくらいには。」

「けど月音さんよりディオさんの方が強そうなの。」

「いや、ああ見えてあいつは俺よりも強いぞ。」

「「え?」」

「単純な殴り合いであればツクネに分があるな。」

「意外なの。」

「ディオにーさんそんな厳い顔してて月音にーさんより弱痛い痛い。」

「全く。ハヤテそのようなことを言っていると友達ができないぞ。」

「なのはちゃんがおるからへーきや!そもそもディオにーさんは友達おらんやん!月音にーさんくらいしか私知らんよ。な、月音に…月音にーさん?」

「…え?ああ、そうだね。そろそろ行こうか。」

「ちゃうよ。ディオにーさんに友達がおらんって話やで。」

「ああ、ごめんごめん。大丈夫ディオは付き合いはいいから作ろうと思えばすぐできるよ。」

「なぜお前が上から目線なんだ。お前も似たようなものだろうに…。時間も遅いナノハを送っていってやれ。」

「…うん。いこうかなのはちゃん。」

「はい。今日もよろしくお願いします。」

「またなー。」

「いつでもくるといい。」

「お邪魔しました。」

「行ってくるね。」

 

「月音にーさん変やったな。」

「…ああいうこともあるだろう。」

 

○◉○◉○◉○◉○◉○◉○◉○◉○◉○

 

「毎回、送っていただいてありがとうございます。」

「いえ、冬場は割と暗くなりますし。うちからここはちょっと遠いですから。」

「それでもありがとうございます。これ、今日の売れ残りで恐縮ですけど…。」

「そんなことありませんよ。翠屋の商品ははやても大好きで、DIOもすごく喜びますから。」

「いつも御贔屓にしていただいてありがとうございます。」

「こちらこそいつも美味しい料理をありがとうございます。あれ?珍しいですねシュークリームが余るなんて。」

「ええ、少し騒ぎがあって早くにお店閉めたんですよ。」

「騒ぎ?」

「多分なのはと同い年かな?その子がちょっと暴れちゃって水道を壊しちゃったんですよ。」

「水道を?」

「ええ。私もびっくりしちゃって。幸いあの子も怪我はなかったようだし大事にはならなかったんですけど。」

「それは大変でしたね。」

「保護者の方もすごく謝っていただいて。けど子供が蛇口を壊すなんてありえませんよね?」

「壊すってネジが外れるとかじゃないんですか?」

「…ねじり切れたようになってたんですよ。」

「ねじり切れた?」

「こう、雑巾を絞るみたいに。子供にあんなことできると思えないし多分階層の時の工事のミスだって思ってるんですけど。それにしてもねじりきるってどうなったんでしょうね?」

「力づくとも思えないし不思議なこともあるもんですね。そういえば今度のお祭りで烏森と提携するそうですね。」

「あら。耳が早いですね。夏祭りなのでまだだいぶ先のことなんですけど、少し前に烏森の奥さんと話したらやってみましょうかって話になって。」

「ああ、夏祭りでやるんですか。てっきり今度の大晦日にやるものだと。」

「その時期はお互いに都合がつかなくて。祭りの時は是非いらしてくださいね。サービスしますから。」

「はい。楽しみにしてますね。」

「おかーさーん。」

「はーい。すいません月音さん長話につき合せちゃって。」

「いえ。僕も楽しかったですよ。それじゃあ失礼します桃子さん。」

「ええ、おやすみなさい。」

 

 

……………………

 

 

「ようやく見つけたぞ。」

「…?えっとどこの子かな?夜も遅いしもう帰ったほうがいいよ。送ろうか?」

「結構だ。今日は宣戦布告をしにきた」

「…は?」

「お前も転生者だろう。」

 





…作者すら予想しなかった事態

思いついちゃった設定って思わず使っちゃうよね

次話は明日にでも
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