Side 名もなき転生者
ん?どこだここは、真っ暗で何も見えん。ババアがシャッターでも閉めたか?取り敢えず電気をつけよう。
「目覚めたか。」
ん?なんでおっさんの声が…
「意識は問題ないようだな。今からお前には生まれ直してもらう。」
……もしかして…。
「こちらの都合を押し付けるのだ。何かお前の望むものを与えよう。」
転生キターーーーーーーーー!
それも神様転生!
あれだな、ミスをして殺してしまったのでってやつだな。
二次創作にはまってたからよく知っている。転生したいってなんど願ったことか!いろいろ妄想したよなー。チートもらってハーレムとか、憧れの能力使って無双とか!妄想が妄想じゃなくなるなんて!神様ありがとう!いや目の前にいるのか!
「ありがとうございます!」
「ん?お前は感謝を望むのか?」
「違います。取り敢えずこの状況というかあなたにというか。」
「おかしな奴だ。それで?何を望むのだ?」
「特典はひとつですか?出来れば二つ三つ欲しいんですけど?」
「ひとつだ。望むものを与えよう。」
「…そうですか。えっとちょっと待ってください。」
けちな神様だ。そっちのミスで死んだのなら少しくらいサービスしやがれってのに。…まあ特典くれるだけで儲けもんか。
…ひとつしかもらえないなら汎用性の高いのがいいな。いろいろ妄想してたとはいえ現実になると悩むなー。
よしやっぱロマンだろ。
「星の白金をください。」
あれなら中になんでも入ってるだろ。
「プラチナ?貴金属が欲しいのか?」
「いや、えっとそういう能力なんですけど。」
「少し待て。」
神様なのに全知じゃないのか?
なんでも知ってそうなもんだけど。
うわっ!なんだこれ魔方陣みたいなのがまとわりついてっ!
「なるほど。実体をもつ虚像か、更に自身を加速させられる。」
「はい。そんな感じです。」
「よかろう。それをくれてやる。」
「ありがとうございます!」
やったぜ!これで俺のオリ主ライフが開幕だ!…あれ?そういえばどのアニメにいけるんだ?
「えっとどのアニメに転生出来るんですか?」
「…?アニメ?…数多の世界が混在し混ざり合っている世界だ。」
えらく抽象的だな。まあそんなもんなのかな?…まさかディケイドの世界か!いやゼロの使い魔も…数多ではないか。なんだろう。仮面ライダーは好きだけど、可愛い女の子がいる世界だといいな。スタンドバトルにも憧れるな。けど、ジョジョの世界はありえないか。数多の世界って感じじゃないし。…分岐した世界も数多の世界か?
「それでは新たな生を愉しむがいい。」
「はっ!まさか床に穴が!」
「穴?」
そんなことなかった。
下を向くと魔方陣が現れるのが目に入る。やっぱ現実だとこんなもんだよ。様式美としてあの穴落ちてみたかったんだけどな…。
床に現れた魔方陣が光り輝くと俺の意識は消えた。
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なんとリリカルなのはの世界でした!
この世界に生まれ直したことを感動してます!
女の子かわいいしバトルもあるし!
星の白金も問題なく使えました。最初っから最終段階!止められるのは最大三秒かな?感動した!俺は時間を止められる!…けどめちゃくちゃ疲れるな。そういえば世界と違って時間を止められるんじゃなかったっけ?極限まで自身を加速させてまるで世界が止まったようにって感じだったかな?まあいいや。
ん?なんでリリカルなのはだって分かったかって?地名と親の職業さ!
ここは海鳴市で親は聖祥の先生らしい。この二つにかぶるのはリリカルなのはくらいのもんだろう。
さてそうすれば、とりあえず公園で沈んでるなのはに声かけて。困ってるであろうはやてを助けてあげて。フェイトはちょっとどうしようもないな。原作が開始するのを待つしかないか。すずかは夜の一族関係でおとせるしアリサは…学校一緒ならなんとかなるか。
目指すは原作介入してハーレムエンド!それを目指して頑張るぜ!
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生まれ直して三年たったぜ!
親からも外出許可をもらえたし、日々街を散策中!原作では明言されてなかったけどあの描写は春か夏だろうしこれからは毎日公園にいって俺のなのはをさがすぜ!それから街の散策も忘れない。いつどこでヒロインズに会えるかわからんし行動範囲は広いほうがいいよな!神様のおかげかこの体疲れにくいし。とても三歳児の肉体とは思えん。
さて、ヒロインズはどこにいるかな。目指せハーレム!
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…生まれて五年になりました。
只今五歳です。冬です。…未だヒロインズには会えていません。フラグがーーーーーー!
ハーレムに向けてのフラグで達成したのが聖祥に入学することくらい。まだ入学したわけじゃないけど…。
やばい。ハーレムが!俺のヒロインズが!
こうなってくると他の転生者の存在を勘ぐってしまう。
神様のミスで転生ならほかにいるとは考えづらいし…。ん?神様ミスしたなんて言ってなくね?
なるほど、道楽か。
そうなるとほかの転生者の存在があると考えたほうがいいな。
だが俺には星の白金がある!そうそう負けることはないだろう。
俺のハーレムを邪魔するなら…、消してやる。
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たとえほかの転生者がいて既にフラグを立てているとしても。まだ原作開始前だし挽回は簡単。いざとなればなんて考えてたら。
やっと見つけた。見まごうことなき俺のなのはだ!
問題があるとすれば大学生くらいの男と手を握って歩いていたことか。
ここで男を消すのは簡単だが。俺も馬鹿じゃない証拠は残すべきじゃないし。あの様子を見る限り仲もいいのだろう。そうするとあの男が一人になったところを攻撃すればいい。そうしてまた一人になったなのはに…へっへっへ。
いまあの男と話しているのはおそらく桃子さんだろう。まさか星の白金を公開するとは…洗脳系の特典にすればよかった。桃子さん超エロイ。桃子さんをおとしてヒイヒイ言わせたい。…まあオリ主だしフラグをたてたら何とでもなるだろ。
男を観察する。どこかで見たことある気がするな…。まあいい。右手のブレスレットに十字架がついているのは?あれはデバイスかな?いや特典はひとつだしリンカーコアがあるかもわからないのにデバイスをもらうとは考えつかないし…。魔法具か?もしかするとそういうものがあるかもしれない。そうするとそれに注意しておけばいいか。…いやあれはただのアクセサリーの可能性も…。…なんであっても俺の星の白金の前には敵ではないか。
お、別れたな。じゃあ、あの男には退場してもらうか。
都合よく、公園に入っていったな。あそこなら多少壊れてもいいか。
「ようやく見つけたぞ。」
「…?えっとどこの子かな?夜も遅いしもう帰ったほうがいいよ。送ろうか?」
「結構だ。今日は宣戦布告をしにきた。」
「…は?」
「お前も転生者だろう。」
これくらいでいいか。もうこの男には退場いただこう。
「星の白金!」
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No Side
「オラオラオラオラオラオラオラオラ___
少年は歩を止めた時の中で青年を殴る。
少年の化身たる星の白金は少年の加齢と共にその性能を上げていった。
転生の影響か、既に彼の星の白金は空条承太郎のそれと遜色ないものである。
少年の化身のラッシュをうけ青年の体は砕け、折れ曲がり、穴があく。
少年は青年の死を確信してなおラッシュを続けた。
少年の胸には高揚感があった。
戦闘というより寧ろ作業のような行為だが、彼の中にあったのは人間を殴ることへの忌避や傷つくことへの恐怖ではなかった。
はじめての戦闘で相手を完封し、一方的に打ちのめす。
その行為に激しく興奮していた。
______オラオラオラオラオラオラオラ!!」
「そして時は動き出す。」
時が動き出してなお動かない肉塊をみて少年は言う。
「転生者とはいえオリ主でなければ、こんなものか…これは木陰にでもほっとこう。」
スタンドで肉塊を木陰に投げて少年は帰路につく。これからのことに頭を悩ませながら。
「まずは、なのはをおとそうか!」
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Side 青野月音
なんだったんだいったい。
宣戦布告されたと思ったら、肉塊にされてた。一瞬のことすぎて相手が男の子だったことしかわからなかった。
襲われる心当たりはある。これまでも吸血鬼だなんだって言われていろいろやられたし。そりゃ、人と違うから怖いだろうけど、別に名状しがたい造形してるわけじゃないんだから。コミュニケーションは大事だよ?話し合いから始まる異文化交流だっていいじゃない!まりんさんと音無先輩だってお互いのことを知ってなお、親子のように在れたんだから…___
やめよう。
とりあえず帰ろうか。それよりなのはちゃんのこと何か言ってたな。耳が潰れてよく聞こえなかったけど…。注意しよう、士郎さん達にも言付けとこう。けど、一瞬すぎてどんな子だったか全然わかんなかったな。帽子かぶってたしな。取り敢えず帰ったら電話しよう。あ、シュークリーム…。…DIOに怒られる。言わなきゃバレないよね?
どうやって帰ろうか?服ボロボロで裸同然っていうかもう完全に裸だよねこれ。戸籍持ってるし、いざとなれば通り魔に襲われてっていったら保護してくれるかな?成人してるし大事には…なるな普通に変質者だよ、これ。なんで服は細切れなのに体に傷がないんだよ。自己再生する服とかないかな、ないよな…。
現実逃避気味の思考はやめてとっとと帰るか。今日は暗いし空飛べばバレないだろ。妖化したとはいえやっぱ形が人でなくなるのは、何年たっても違和感だな。こればっかりは慣れない。この羽使って飛ぶのも何年かかったっけ?あれはDIOに笑われたなー。そもそもなんで羽があるんだろう?モカさんに羽な…______
帰ろう。
Side Out
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No Side
「あれ?月音にーさん何時の間に帰ってきてたん?」
「ああ、ただいまはやて。帰りに車に泥ひっかけられてね。庭の方から入ってきたんだ。」
「っ!大丈夫!怪我ない!?」
「大丈夫大丈夫。ピンピンしてるよ。ほらこのとおり!」
「ほんとに?ほんとに大丈夫なん?」
「さっき見たが大丈夫だったぞ。まったくツクネ、もっと気をつけろ。いくら鍛えているとはいえ不意を突かれれば、どうとでもなるのだぞ?」
「返す言葉もありません。はやて心配してくれてありがとね。」
「車には気を付けてや。もう嫌やで!交通事故の連絡受けるの…。」
「ごめんね…。」
「飯にするぞ。全くツクネを待っていたらすっかり冷めてしまった。ちょうど温まっただろう準備をしているから少ししたら来い。」
「ありがとうね、DIO。」
「フン。」
「はやてちゃん、大丈夫だよ?オレもDIOもはやてちゃんに黙って居なくなったりなんて絶対にしないから。」
「ほんま?」
「今までオレが嘘ついたことあったかい?」
「…ツチノコ見たことあるって嘘言われた。」
「いや、あれは嘘じゃないんだけどね…。じゃあ、今までオレが約束を破ったことあった?」
「…なかった。」
「じゃあ約束しよう。≪オレとDIOははやてに黙って居なくなったりしない≫って。」
「嘘ついたら針千本飲む?」
「千本と言わず何本でも飲むよ。」
「じゃあ約束な。」
「うん。」
「じゃあはやてご飯食べに行こうか。」
「…うん。」
「そこで小学校のこと話そう?はやてがほんとはどうしたいのかしっかり聞かせてね。」
「………うん。」
戦闘描写ってむつかしいなんて他の方もよく言ってらっしゃるけど他聞に漏れずむつかしかったよ!
今回は戦闘ってか作業みたいな感じだったけど。
思いついた設定をぶち込んだら最初のプロットがぶち壊れました!
まあ、あってなかったようなプロットですが。
その影響でタグをいくつか変えました(7/5)
当面の目標は地の文をもっとうまくなる!
彦星様織姫様わたくしの願いをきいてください。
…頑張るんで見捨てないでください。
感想などあれば気軽のどうぞ!