No Side
「「「ごちそうさまでした。」」」
「ではハヤテ洗い物を手伝ってくれるか?」
「ええよ!」
「じゃあオレはちょっと電話してくるね。」
「もしもし、警察ですか?はい。先ほど海鳴公園で血だまりを見つけて。はい。そうなんです。ええ。青野月音です。はい住所は__
「ハヤテ包丁は気を付けて扱えよ。」
「だいじょーぶやって。なんべんやったと思ってるん。ディオにーさんも月音にーさんもカホゴや!」
「ム、そうでもないと思うが。よくそんな言葉知っているな。」
「なのはちゃんのお母さんが言っとったよ。いろいろ言われるのがやだったらこう言いなさいって。」
「ああ、またモモコか…。…俺とツクネは過保護だろうか?」
「カホゴもカホゴやで!わたしが一人で公園行くのにもいろいろ言われるし…。」
「…そうか。これからは気をつけよう。」
「…いやべつにええねんけど。」
「…この皿を頼む。」
「はーい。」
___はい、詳しいことはまた明日。ええそれでは。いえ、こっちこそシュークリームダメにしてすいません。はい、いえそんな。はい、それではよろしくお願いします。失礼しますおやすみなさい。………ふぅ。…DIOオレも手伝うよ。」
「そうか。では机を拭いてきてくれ。」
「布巾は?」
「これ!」
「ありがとうはやて。」
「拭いたらお茶の準備をしてくれ。このあと皆で飲もう。」
「了解。はやてその皿は思いから気を付けてね。」
「やっぱりカホゴや。」
「…?」
「では、お茶にしようか。」
「今日のお茶菓子は?」
「DIOが作ったクッキーだって。」
「ディオにーさんのおかし美味しいから好きやで!」
「嬉しいことを言ってくれるな。褒めてもクッキーが増えるくらいだぞ。」
「わーい。」
「食べたら歯磨き忘れないようにね。」
「はーい。」
「DIO風呂は?」
「もういれた。」
「ディオにーさんの背中流したで!」
「DIOの背中広いから大変だったでしょう?」
「うん!ディオにーさんおっきくて力強かったで!」
「………。」
「………。」
「どしたん?」
「いや、なんでもない。」
「やっぱもう一緒に入るのってまずいかな?」
「しかし家の風呂は大きい。万一溺れるかもしれんから一人では入れられん。」
「…桃子さんに聞こうか。」
「…そうするか。」
「もう!ほんとにどうしたん!わたしおるのに目の前でひそひそ話なんてひどいわ!」
「いやごめんごめん。今度なのはちゃんとこにお泊りとかって大丈夫かな?って話しててね。」
「ほんまに!また、なのはちゃんとこにお泊りできるん?」
「まあシロウに聞かないと決められんがな。今度話してみよう。」
「ありがとう!ディオにーさん!月音にーさん!」
「まだ決まったわけじゃないけどね。」
「お泊り楽しみやわー!」
「さて、ハヤテ。」
「なになに?あ、明日もなのはちゃんとあそんでええ?」
「それは構わんが、学校の話だ。」
「…………近くの海鳴第二小でええって言うたやん。」
「はやてがそこに行きたいのなら、それでいいけど。ほんとにそこでいいの?」
「…そこでええ。」
「ハヤテ本心を言ってくれ。いまのはどう見ても本心ではないだろう。」
「公立でええって言うとるやん!」
「はやて!まっ
「…?あれ?」
「ハヤテもう一度聞くぞ。本当はどこの学校に行きたいんだ?」
「だから公立で「ハヤテ」…なんでわたしが行きたいって言うとるのにそんな嘘嘘言われなかんの!」
「どう見ても本心には聞こえんからだ。」
「なんでそんなことがディオにーさんに分かるん?わたしの親でもないくせにっ!どうせわたしなんて邪魔やと「はやてちゃん。」……ごめん。もう寝る。」
「待て。」
「おやすみなさい。」
「ハヤテもう一度聞くぞ。ハヤテはどうしたいのだ。」
「あれ?わたし席を立って歩い「確かに俺もツクネもハヤテの親ではない、親どころかか血すらつながっておらん。だがここでは俺とツクネがハヤテの保護者だ。それにハヤテは覚えていないかもしれんが、八神さんたちとはハヤテが生まれてからの付き合いだ。ハヤテが嘘をついたかどうかくらい分かる。」
「はやて、オレ達が言い争ってるのを聞いて不安にさせたのなら謝るよ。けどね、オレ達がはやてちゃんを大事に思ってるのは本心だよ。けど、言葉にしないと本心は伝わらない。だから話してみて。オレもDIOもはやてちゃんの話をちゃんと聞くから。」
「…………。」
「…………。」
「…………。」
「…ちょっと前から月音にーさんとディオにーさんが言い合っとんの見て、仲間外れにされとると思っとった。」
「うん。」
「なのはちゃんに言っても。大丈夫としか言わんし。もしかしたら二人ともわたしのこと邪魔に思っとるんかと思って。」
「うん。」
「それにな……この前からな…グレアムおじさんから連絡がないんよ。っそれでなまた一人になってしまうんやないってっ考えるとなっ___」
「大丈夫。約束したでしょう?」
「ああ、大丈夫だ。俺たちがいなくなるなど、ありえん。」
「っ!」
「今は好きなだけ泣くといい。学校のことはまた話そう。」
「かわいいはやてちゃんの我儘ならなんでも聞くよ。」
「…ディオにーさん…月音にーさん…っ______
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「はやてちゃんは?」
「泣きつかれて寝た。」
「そう。…はやてちゃんずっと我慢してたんだね。」
「当たり前だろう。葬式を終えたあともあまり泣いたところを見せなかったからな。いきなり男二人と共同生活だ。…あれで五歳児とは恐れ入る。」
「精神年齢は中学生くらいだよね多分。」
「まあ俺たちの前で泣いてくれてよかったよ。これで親になれるかな?」
「なれるわけなかろう。ハヤテの親は未来永劫八神夫妻だ。精々なれて親代わりだろう。…まあそれすらも困難だろうが」
「…まあそっか。」
「それで?何があった?全裸で帰ってきたときは驚いたぞ。吸血鬼狩りにでもあったか?というか事故関連はハヤテにとって鬼門だろう嘘をつくにしてももっと考えろ。」
「いやごめん。あれは考えが足りなかった。…何があったかなんていまいちよくわかってないんだよね。」
「というと?」
「子供にあったと思ったら、肉塊になってた。」
「は?」
「その時になのはがどうたら言ってたのは聞こえた。」
「ナノハ?」
「うん。あと多分一番のキーワードは転生者。」
「…なに?」
「その子も俺とDIOみたいに‘店’にたどりついたのかも。」
「まて、なぜその子供はツクネが転生者だとわかる?そもそも転生者だと分かったからといって襲う必要はあるまい。」
「…そこがさっぱり。あと、厳密には僕らは転生したわけじゃないんだけど。」
「細かいところは構わん。今は、他から見てそう見えることが大事だろう。」
「まあね。取り敢えず危険人物は確定だから士郎さんに連絡はしたんだけど。なのはちゃんの名前を知っている通り魔がいたので気を付けてくださいって。」
「フム…ナノハの知り合いではないのか?」
「いやなのはちゃんを連れてた時から付けられてたからそれはないと思うんだよね。知り合いだったらなのはちゃんに声掛けられるでしょ?」
「…そうか。」
「まあ、もう一度遭遇するまでこっちから何も出来ることはないよね?」
「…いや、こちらから仕掛けよう。」
「え?」
「スタンドを使う。」
「…ああ、あれか。」
「訳の分からん相手とはいえ、売られた喧嘩は買わねばならん。」
「DIOが売られたわけじゃないでしょ。」
「主の恥は眷属たる俺の恥と同じであろう。」
「…主とか眷属とか勘弁してよ。」
「主がそう言うならそういたしましょう。」
「ハァ…からかわないでよ。」
「ハハハ。そう気にすることもなかろう。それでは少し待て念写をしてこよう。」
「出たぞ。この子供だ。」
「この子か。いたって普通の子供に見えるけど。」
「その普通の子供に肉塊にされたのだろう?」
「…魔術の類ではないと思うんだ。ここの世界の魔法とも違う…と思う。」
「というと?」
「取り敢えず魔術にしろ妖術にしろ使えばオレにはわかる。ここの魔法もわかるはずなんだけど、見たのがグレアムさんに見せてもらった一回だけだから確信は持てない。」
「ほう?」
「他には、あの子供が妖みたいな人外の可能性もないと思う。妖気が感じられなかったし。…ただ、普通の人間じゃあ…ないと思う。何か歪な感じがしたんだ。すでにいっぱい容器に無理やり何かをいれ込んだようなそんなそんな歪さというか違和感というか。転生者だからかなと思ったけど、オレもDIOもそんな感じしないし…。」
「…超能力のたぐいか?人間には隠された力が多いと聞く。俺のスタンドもそうだし、そもそも俺が吸血鬼になったときも脳のツボを押すことで隠された力を引き出すものだった。」
「ああ、あの屍鬼のなりそこないみたいな奴か。…そうだね。僕らに未知の力かもしれない。超能力ならミキサーにかける感じであの状況を再現できるかな…?」
「俺たちも長く生きているとはいえ、知らないこともまだ多い。それこそ時空管理局なぞつい最近まで知らなかったからな。」
「まあそういうもんか。取り敢えず今できることは写真の子どもとは極力会わないようにすることかな?」
「あとはナノハに会うのも自重したほうがいいかもしれん。その子供はナノハを知っていたのだろう?」
「…そうか。けどなのはちゃんをほっとくのも怖いな。」
「…'肉の芽'を…?」
「…………最悪そうするしかない…かな?」
「まだお前は誰とでも分かり合えると思っているのか。」
「…いや。いつだって分かり合える人としか分かり合えなかったよ、オレは。」
「……………そうか。ナノハの危険はどうにかできんのか?いきなり人に襲いかかるような奴がナノハを狙っているんだろう。」
「狙っているのかはわからないけど…。」
「お前を襲う前ににナノハの名前が出たんだろう。」
「いやオレが肉塊になったあとなのはちゃんの名前が聞こえた。」
「なに?」
「だから襲われたあと。」
「襲う前にはなんと言われた?」
「えっと…、宣戦布告するぞ転生者みたいなことを。」
「…ナノハと別れた後に宣戦布告されて襲われたあとはナノハの名前が出たんだな?」
「…そう聞くとオレを襲うんじゃなくてなのはちゃんが目的みたいに聞こえるな。」
「目的みたいでなく目的なのだろう。」
「シロウに連絡は?」
「もうした。」
「ツクネを瞬殺するのであれば、シロウ達では荷が重いかもしれんな。」
「取り敢えず明日話しましょうってことになってる。」
「そうか。俺も同行しよう。」
「おねがい。」
「その時に聖祥のことも聞こうか。あの様子じゃはやても聖祥行きたいみたいだし。」
「フン、俺が行ったとおり出会っただろう?」
「…返す言葉もございません。」
「それと、ツクネ何か謝ることがあるんじゃないか?」
「え?」
「今日モモコに何かもらわなかったか?」
「………………。」
「そういえば毎回ナノハを送っていくとおすそわけを戴いているな。そういえば今日は何もなかったな。」
「………………………………。」
「そういえばさっきの電話でシュークリームがどうとか言っておったよなぁ?」
「…………………………………………。」
「さっきの念写でこんな写真が出たんだが。」
「…桃子さんには士郎さん経由で謝罪した。」
「で?」
「…DIOそんな威圧感出さなくてもいいじゃないか。はやても怖がって起きちゃうよ?せっかく寝たんだから。」
「ツクネ。この俺の最も嫌いとすることは侮辱だ。尊敬すべきものを汚すことは侮辱と同じであろう?侮辱とは何にも勝る罪であり。その罪を裁くのは「ディオにーさん、月音にーさん今日は一緒に寝てくれん?」ハヤテ?」
「はやて、どうしたの?」
「えっとな…怖い夢を見てしもて……それで…えっと。」
「いいよ。寝よっか。」
「…仕方あるまい。」
「わたし真ん中な!」
「じゃあコップ類を片付けるから先に行ってて。」
「わかった!行こディオにーさん!」
「ああ。ツクネ!明日シュークリームを「わかった買ってくるよ。」それでいい。」
「それじゃあ先行っとるね!おやすみ月音にーさん!ディオにーさん!」
「ああお休みハヤテ。」
「おやすみなさい、はやてちゃん。」
心理描写ってむつかしい
展開が急すぎるな…
とにかく、はやてちゃんが可愛いと思ってもらえたら作者は満足。
感想などあればお気軽にどうぞ。