短イ話:異聞・蛍火ノ照ラス百面相   作:スカルT

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つい、出来心で書いてしまいました

A2のキャラは少し違うかもしれない
解釈違いになってしまったら申し訳ない。

モノノ怪劇場版制作決定及び
NieR:Automata the end of YoRha Edition Switch版発売決定
おめでとうございます


百面相:序ノ幕

 時に、西暦11943年頃 夏。

 かの二人(2B 9S)が運命の邂逅を果たす、ずっと前の事であった。

 昼の国の、森の中で。

 

 

「もし 其処の 御方」

 

 

 奇怪な格好をした男が、機械たるアンドロイドの女を呼び止めた。

 

 

「ここは 何処か、知ってや いません……かね?」

 

 

 予想もしていなかった質問に女は……ポカン と呆気に取られた顔をしていた……

 

 

 ◇◇◇

 

 

 彼女は機械たるアンドロイドの女こと機械生命体絶対頃すウーマン、

 元ヨルハ部隊所属・伝説の脱走兵 A2。

 ある日はヨルハ部隊の追手を、

 また別の日は襲ってくる機械生命体を悉く返り討ちにしたりしていた。

 

「ぐはぁっ!? 旧式の癖に何て強さだっ!」

「畜生……畜生ッ!!!」

「この……ッ、部隊の裏切り者め……!」

 

 

 恨み節を吐いて倒れる、()()()()()()もしかしたら一緒に戦う同胞になり得たかもしれない後輩達(正式モデル)

 

 

『グワーッ!!!』

『ギャーッ!!!』

『(無言の爆発)』

 

 

 どっかんどっかん爆発する敵。

 

 

 死んだら終わりの人間や普通のアンドロイドと違い、

 ヨルハ機体はバンカーのバックアップがある限り、ゾンビの如く蘇る。

 彼等……いや、恐らく()()()にとって都合の悪い記憶は悉く消され……

 何回も「()()()()()()()()()()()」だ。

 

 機械生命体は言うまでもなく、工場がある限り補充されてキリが無い。

 そういう意味ではこちらの方が厄介な数の暴力で、まさに古代の不死隊(アタナトイ)であった。

 

 

「……裏切ったのは、司令部の方だ」

 

 

 同胞や敵の断末魔は、もう慣れてしまった。

 慣れるには長い時間と屍の多さであった。

 自分を裏切り者とただ見なし……

 何故裏切ったかを知ろうともせず

 若しくは知っていても『人類二栄光アレ』脳で司令部の言うことを信じ切っている狂信者な

 毎度突っ込んで来る追手たちには

 怒りを通り越して哀れみさえ感じた。

 

 A2はそんな両方から追われる日々を過ごしていた。

 

 そんなある日のことである。

 

 襲ってきた機械生命体をいつも通り、返り討ちにしようと周囲を取り囲んだ小型個体や中型個体の連合小隊に気を取られていた彼女は

 背後から近付いてくる大型個体の奇襲に気が付かなかった! 

 

 

『ウボァァァァァッッッ!』

「何ッ!?」

 

 

 南無三! 気付いても もう遅い! 

 哀れA2は大型個体から放たれた正拳突きを喰らい、吹き飛ばされてしまった! 

 

 幸い、咄嗟に得物の剣を構えたことで正拳突きの衝撃は緩和出来たが

 自然法則たる重力による自然落下、地面との衝突による衝撃に備えられなかった! 

 

 

「かふっ!」

 

 

 それに加えて追手と機械生命体との連戦により、機械の身体と云えど疲弊していたのだろうか。

 ああ、無情! 泣きっ面に蜂! 最悪なタイミングで身体が動かなくなってしまったッ! 

 

 

(まだ、まだ逝けなイ。逝きたクない! 

 どうしたんだ私ハ! まダ! まだ普段なら動ケるの二! 

 今居る敵の数ハ、これまでノヤツラと比べて少ない筈だッ! 

 なノに、何で動けなイんだ! 動ケ……動け! 動イて……! 動いて……よッ!)

 

 

 しかし、彼女の意思に反してその駆体は動かなかった。

 

 ◇◇◇

 

 どれくらい時間が経っただろうか。

 

 

(もう、いい加減私の番が来たッテ……コト? 

 私は、まだ……逝きたくナイのに……

 不思議、ダナ……普段は死に場所バカリ探しテいる癖二、

 やっぱりこウナルと、逝キタクナイって思うナンテ……

 私ハ卑怯者ダナ……ダカラ罰ガ下ッタンダ。

 今ガソノ時、ナノカナ……)

 

 

 暫く抗った後に木々の間から見える雲一つ無い青空を見て、自己嫌悪に陥った。

 

 迫り来る死を受け入れ、それを待とうと瞼を閉じようとした彼女は

 近くに現れた男に気が付かなかった! 

 

 あっという間に彼女はその男に薬を飲まされ、目が覚めると

 

「はっ! ここは……!?」

 

 身体が軽くなっていた(ように感じた)! 

 

 辺りを見回すと襲いかかって来たはずの機械生命体は()()()()()()()()()()、森はやけに静まりかえっていた。

 

 

 振り返ると、奇妙な男が目の前に居た。

 人間にしては長い耳、薄茶色のくせ毛の長髪。

 歌舞伎役者の隈取のような赤い化粧、頭部に紫色の頭巾を被り

 女物の着物の下に男物の袴を穿いたような重ね着に見える服装。

 背中には大きな薬箱を背負っている等と

 何ともこの時代に釣り合わぬ奇抜な格好であった。

 

 

「御前……! 見たこと無いアンドロイドだな……さては私を確実に破壊するための追手か! 何者だ! ()()()()()!」

 

 その男を見て少しの間ポカンとしていたが、戦闘態勢に切り替え

 少し前まで弱々しかったのが嘘のように、不自然な程直ぐさま立ち上がって得物の剣を構えるA2。

 

 

「追手? 何の こと やら……私は」

 

 

 彼女に名前を聞かれ、剣を向けられた男は咄嗟に……でもなく悠々と

 

 

「ただの、薬売り ですよ」

 

 

 と名乗った。




・感情が忙しいA2
恐怖堕ちが早いッ(解釈違いと言われそうなポイント…ユルシテ…ユルシテ…)

・ヨルハ部隊の追手
毎度毎度壊滅させられる何も知らぬ哀れな羊。
2Bと9Sじゃないのはまぁ、当初はE型達にやらせていたということで。
E型部隊が何度も壊滅させられたからお鉢が回ったんだろうね(なおその2Bと9Sも惨敗する模様。え、旧型だよね?何で渡り合う所か新型返り討ちに出来るの?怖…)
思えば森の国で会った時の流れが出会ったからにはやるしかないと消極的に見えたのはそういうことなのだろう(強すぎて相手にしたくないけど脱走兵は例外なくやらなければならない)

・機械生命体
不死隊(アタナトイ)と云わずして何と云おうか

・コナン構文
ナンノコトカナ

・薬売り
うわ出た
この出会いは、果たして何をもたらすのか



文才がもっと有ればな…
取り敢えず書いてみたから亀になります。
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