好き勝手していたら変な方向に育ちました。   作:瓶詰め蜂蜜

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〈9〉第一回イベント終了

『けっか〜。一位はペインさん二位はルクスさん三位はメイプルさんだったどら。それでは三位から順にインタビューをしていくよ』

 

「おー……ギリギリで二位になったかぁ。ヤッタで」

 

『まずはメイプルさん!』

 

 アナウンスと同時に、黒髪の美少女が写った。装備からして大盾使いなのが思いっきり分かるが、大盾使いでよく三位になれたな。普通に凄い。

 

「えっあっえっ?えっと、その、一杯耐えれてよかったでしゅ」

 

「……噛んだ」

 

 それも盛大に、だ。しかも何を話せばいいか分からなかったからだろうか、言っていることが滅茶苦茶である。

 

「……けど、それがいい!!」

 

 普通に人気が出そうな娘だと思った。そうしていると、メイプルさんは、記念品のメダルを貰っていたところだった。

 

『それじゃあ、続いてルクスさん!』

 

「おおーっと?早速ボクですかいな」

 

 アナウンスで名前を呼ばれ、ボクの目の前にドラぞうが姿を現す。

 

『振り返ってみてどうだったどら?』

「わーなりに精一杯けっぱったはんで、2位どいうこの結果には満足だ。ばって、次回のイベントでは上位目指せるみでぐ精進すてと思います」(津軽弁)

 

『がお〜おめでとう!それでは記念のメダルをどうぞ!』

「あいがとごわす」(薩摩弁)

 

 手に入れた金のメダルを見て、つい、ニヤついてしまった。……ま、嬉しいから仕方ないよね!

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 第一回イベントの翌日。掲示板の前でメモを取っていたNWOプレイヤーが居た。ボクだ。

 

 なぜ、こんなことをしているかというと、NWOが発売されて明日でちょうど三ヶ月。それに合わせて明日は大規模アップデートが行われるのだ。幾つかのスキルの追加やアイテムの追加。それらも興味をそそられるが、ボクが注目しているのはそれでは無い。

 何と、マップの最北端にあるダンジョンのボスを倒した者が、アップデートで新たに追加されたマップに進むことが出来るようになるのだ。分かりやすく言うなら、一層をクリアすると二層に行けますよということである。

 勿論パーティーで挑んでもソロで挑んでも問題無い。……まぁ、パーティー組めるような知り合いがそもそも居ないんだけど。

 

 それで、新たなダンジョン攻略に向けて、新しいスキル等の情報を発掘しているのだ。

 

 

「んー……特に心惹かれるスキルもないし、もうこのままダンジョンに凸るか?……そういえば、街の中はそこまで探索してなかったな。探してたら新しいスキルでも手に入るか?」

 

 右手でマウスを動かしつつ、考えを口に出して纏める。そして、今後のとりあえずの方針が決まったので、早速NWOへとログインすることにしたのだった。

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