「噓…」
その場にいるのは圧倒的な強者とその強者に叩きのめされた敗者だ
「はんっ!俺が恐れていた女がこの程度だったとはな」
目の前にいるのは神吊、私に仕えている妖魔だったはずだ、だが今はそんな事実は意味をなさなくなっていた
「はあ…はあ…神吊…!アンタ力を隠してたの…?」
私は神吊を睨みつけるがその視線は弱弱しい
「そういう嬢ちゃんも口調が崩れてるじゃねえかお互い様だな」
そう言って目の前の妖魔は嗤う
「さて…俺には2つの選択肢があるんだ一つはこのまま一思いに終わらせることそして―もう一つはじわじわとなぶり殺しにしてやることだな?」
「っ!この下種が…」
そういいつつ私は思考をクリアにしていた
(まだだ…!こいつが余裕ぶっている間に隙を突く!)
「―と思っているんだろう?」
「!?」
「はんっ!どれだけあんたのそばにいたと思っているんだよそんぐらいの考えは読めるんだよ、つーわけで」
「ま、まって!?」
「待たねーよじゃあな嬢ちゃん?」
そして神吊は―
「ほい、王手で詰み」
「うああああああ!!!」
その試合を終わらせた
「いや…嬢ちゃん流石に弱すぎるだろ…」
神吊はそのまま突っ伏している私に追い打ちをかける
「…そうじゃないもん…神吊が強すぎるだけだもん…」
「いや…俺始めてまだ2日なんだが…」
その言葉にぶっ倒れる日花
「オイオイ大丈夫か?」
「うるさい…神吊…嫌い…」
「いや子供か!?」
子供ですー!!
「むす…」
「はあ…そういえばミッションはどうだったんだ?」
「あれから10日目」
「そうだったな…って違う違うコミュニケーションだ」
「……次のミッションはマグロを釣れだって」
「なんだよその意味わからねえミッションは…ってか口調戻さねえの?」
「はあ…わかりましたよ」
そういいながら起き上がる
「神吊」
「なんだ?」
「私に勝った景品を上げる」
「なんでそうなった?」
「なんとなく」
「そうかい…別に要らねえよ契約でいろいろ貰ってるし」
「今以上に強くなれるますよ?」
「……どういうことだ?」
神吊の興味が少し向いたみたいだ
「興味が出てきました?」
「まあ、強くなれるものなら貰いてえな」
「ちょっと待って」
そう言って私は空間からiPad(?)を取り出した
「今どっから出てきた!?」
「気にしない」
そう言って電源をつける
「神吊、私はミッションをクリアするとポイントを貰えるんです、でそのポイントに応じて特典と交換できます」
「特典?」
「例えば1ポイントで1万円札8ポイントで毒耐性(弱)」
「ふーん?」
「そして」
私はあるページで画面を止める
「特殊能力」
「へ~?なるほどな…」
「そしてこの特典は他人に譲渡も可能らしいです」
「それで俺か…でもなんでだ?自分で使えばよくないか?」
「……私が何年ミッションをクリアしてきたと思ってるんですか?」
「あ~そういうことか、もう欲しい能力や耐性がないんだな?」
「そういうことです、しかも一度のミッションでもらえるポイントは400~800ポイント交換できる能力は500~10000ポイント耐性なら5~1000ポイントです」
「10000って相当やばそうだな…」
「いえいえ数字だけで使ってみてもあ~そんな感じってもんでした、そもそも10000ポイントも能力もそんなにないので最高5500ポイントくらいに思ってもらっていいです」
「そんなもんか~まあいいや貰えるなら貰うぜ」
そう言って神吊はiPadを操作し始める
「やっぱり近距離系だな~……おっ?これとかいいんじゃね?」
どうやら決まったようだ
「何にしました?」
「ん?魔廻天衝」
波旬様キター!!!…って
「11000ポイント!?」
こんなのあったの!?てかこいつ遠慮とかないのかよ!?
「別にいいじゃねえか~けちけちするなよ~?」
ニヤニヤしながら見てくる神吊こ、こいつ…わかってて選んだな…!
「ま、まあいいでしょう…実践で役立ってくれれば」
「あいあいさー」
その後私は神吊にリベンジすべくオセロ、囲碁、チェスを挑むも全敗するのであった
早く主人公組と絡めたいな~