ハートキャッチヤンキュア   作:スナイプさん

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第1話プロローグ
プロローグ 1


とある住宅街のマンションの一室にとある青年が部屋を借りた。その青年は年齢が高校2年生で、服装は青色の半袖のジャケットとスポーツ用の半ズボンを履いていた。雑に登山用とも思えるような大きな鞄をベッドの横に置いた。鞄の中から取り出したのは、3つのメダルのようなものを入れることができるドライバーとドライバーに入れるようの黒いメダルホルダーを取り出した。

 

『はぁ。』

 

ドライバーとメダルホルダーを手に持ちながら青年はため息をついた。そもそも青年にとってこのドライバーとメダルホルダーはたまたま見つけてしまったモノ、だから使い方もわからない。メダルホルダーを開ける青年。そこには数多のメダルが入っていた。

 

ピンポーン

 

家のチャイムが鳴る。青年はドライバーとメダルホルダーをベッドの上に置いて扉のほうに向かう。扉を開くと配達員さんが立っており、荷物を詰めたダンボールが届く、青年は感謝を伝え、扉を閉じ、ベッドの置いてある部屋でダンボールを開けた。ダンボールの中身は服や調理器具などの生活必需品であった。青年は、生活必需品を配置していく。配置には約2時間程かかったが、青年にとって最高の部屋が完成した。ベッドのすぐ隣にある鞄を背中に背負って買い物に出かけた。

 

『はぁこんなもんか。』

 

青年は買い物袋がパンパンになるまで買い物をしており、財布の中身がとても軽くなっていた。買い物からの帰り道HANASAKIフラワーSHOPという花屋を見かけたが、特に買うようなものもなく、そのまま家に帰った。その後その日はご飯を食べて風呂に入ってそのまま青年は寝たのであった。翌日昼頃に目が覚めた青年、引っ越しなどで疲れていたのだろう12時間ほど眠っていた。起きてから青年はレンチンで、できるハンバーガーを3つほど温め、朝飯として食べた。

 

『はぁ美味しかった。』

 

青年は、朝飯を食べた後、また出かけ始めた今日は昨日と違い目的があるわけでもないが、ただ引っ越しが済んだ直後なので町をぶらぶらと散策しようと思ったようだ。青年は鞄の中にメダルホルダーとドライバーを入れ、鞄を持ち外に出てぶらぶらと街を散策し始めていた。青年が街の中にある公園のベンチで休んでいると、道路にミイラのような怪人屑ヤミーが現れる。青年はドライバーとメダルホルダーを鞄から取り出し、ドライバーを腰に巻く。

 

『はぁやるしかないか。』

 

ため息を吐いてからメダルホルダーから赤と黄と緑の3枚のメダルを取り出す。そしてその3枚のメダルをドライバーの窪みに入れる。

 

『変身。』

 

青年はそう言うと、ドライバーの左隣にしまってあるスキャナーを抜いてドライバーを斜めに倒しスキャナーでメダルを読み込む。

 

『タカ!トラ!バッタ! タ・ト・バ、タトバ、タ・ト・バ!』

 

青年の体の周りからメダルのようなものが回転し、青年の前で赤、黄、緑の3色のメダルのようなものが青年の体を包み込んだ。顔の部分が赤いタカベッド、胴体が黄色いトラアーム、足が緑のバッタレッグの仮面ライダー、仮面ライダーオーズ タトバコンボに青年は変身した。オーズは専用武器メダジャリバーを持ちながら戦闘を始める。メダジャリバーが、屑ヤミーに当たると屑ヤミーはセルメダルを落とし爆散する。その全ての屑ヤミーが爆散すると、見合いを見てかクワガタのような頭部カマキリのような腕バッタのような脚を持った怪人が現れる。現れた怪人に対しオーズは、メダジャリバーを向け屑ヤミーが爆散した際に落としたセルメダルをメダジャリバーの中に入れる。

 

『お前がヤミーを産み出したグリードってやつか?』

 

『あぁそうだ俺はグリードのウヴァ、800年前の怨み今ここでオーズお前を倒すことで晴らされてもらう。』

 

ウヴァは、バッタのような脚でオーズ側に飛んで移動する。オーズは飛んできたウヴァに対しメダジャリバーで立ち向かう。ウヴァに向かいメダジャリバーにセルメダルを3枚入れたオーズ、スキャナーをメダジャリバーの上からスキャンする。

 

『トリプル!スキャニングチャージ!』

 

縦に持ったメダジャリバーから空間を切り裂く程の強い斬撃が放たれる。ウヴァに直撃しその場で煙がもくもくと上がっている。勝ちを確信したオーズの前に煙の中からダメージを食らっていないウヴァが現れる。

 

『何!?』

 

オーズは、斬撃が喰らわないことに驚く。オーズは屑ヤミーよりかは強いだろうと思ってはいたが、ここまでウヴァが強いとは全く思っていなかったのである。ウヴァは、オーズの持っていたメダルホルダーの中から、スーパークワガタ、スーパーカマキリ、スーパーバッタの3枚を奪い取り、自分の体の中に入れた。

 

『後3枚、それで俺はスーパー完全体になる。』

 

ウヴァは、そう言うと、その場を離れた。オーズは変身を解いた。

 

『やっぱお父さんのようにはできないか…。』

 

少し落ち込んでからその場を離れていった。それをハイライトの無い目で見ていた制服姿の女の子が1人いた。




カウントザメダル
各1枚、タカ、クジャク、コンドル、ライオン、トラ、チーター、クワガタ、カマキリ、バッタ、サイ、ゴリラ、ゾウ、シャチ、ウナギ、タコ、コブラ、カメ、ワニ

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