赤いグラスゴーとテロリストのサザーランドによって私はナイトメアを破壊されあえなく脱出、その後殿下のお側に向かいました。しかし途中で陣形を崩すのを確認し、更に聞いてみればテロリスト達が包囲を突破したとのこと!このジェレミア ゴットバルトが殿下のお命をお守りせねば!
それでは本編をご覧あれ!
『マーヤくん、キミ凄いねぇ本当に動かすの初めて?』
「はい」
ランドスピナーでゲットーを駆けつつ、接近しつつあるテロリスト達の迎撃に向かっていた。
『マーヤさん、敵のナイトメアは6機よ。ピンチになったらG-1周辺まで撤退すれば守備部隊がなんとかしてくれるわ。危険になったらすぐに脱出してね』
『相手だって正規兵じゃないから素人同然だよ。スラッシュハーケンもアサルトライフルも当てれば倒せるから頑張ってねぇ』
セシルさんには悪いけど退くつもりはない。ことの発端であるクロヴィス殿下なんて正直どうでも良いけど、陽菜達やよくしてくれたセシルさん達を危険な目に合わせるわけにはいかない。ファクトスフィアで索敵を行うとテロリストの乗るサザーランドが近いことがわかる。
まずは奇襲して数を減らそう。ビルにスラッシュハーケンを突き刺さし、壁を蹴りつつ道路を挟んだ向かいのビルに飛び移る。
『敵か!?クソ…早い!』『なんだよあの動き!』『同じサザーランドのはずなのに!』『良いから撃ちまくれ!』
空中でスラッシュハーケンをビルに打ち込み移動しつつ、姿勢制御で弾を避けたりスタントンファで弾を弾く。ビルの外壁を走って降りつつ上からアサルトライフルの弾をブチ撒く。
『ぐああー!!』
まずは1機を仕留められたようだ。地面に降りる前に壁を蹴り、更に地面にスラッシュハーケンを突き刺し、アサルトライフルで牽制つつテロリストに距離を詰める。フットスタンプでサザーランドを踏み潰し、向けられたアサルトライフルを踏み潰したサザーランドの残骸を盾にして防ぐ。
『このやろう!』
距離を詰めてくるサザーランドに対し、スラッシュハーケンで残骸の腕を切断し、残骸が握っていたアサルトライフルを腕ごと蹴り上げてぶつける。
『なにっ!?』
よろけるサザーランドにドロップキックを叩き込み、スタントンファで追い討ちを叩き込む。これで残り3機。今しがた破壊したサザーランドの腕を引きちぎって投擲し、スタントンファ部分で胴を穿った所を更に距離を詰めてタックルして押し倒し、脚部を掴んでジャイアントスイング。サザーランド一機は私が振り回すサザーランドで殴り付けて破壊し、スイングしているサザーランドはビルに放り投げる。
『なんなんだこいつ…化け物かよ!?』
これで残り1機!アサルトライフルを放って牽制、近くにあったサザーランドの残骸を拾いつつ距離を詰める。
『クソ!なめんなよ!』
あちらもアサルトライフルを放ってくるが、残骸のサザーランドを盾にしつつさらに接近。手に持つアサルトライフルを投げつけ意表を突き、スラッシュハーケンでジャンプしてから更に上からスラッシュハーケンを放ち、一気に距離を詰めてラリアットをブチ込む。倒れたサザーランドに両手のスタントンファを振り下ろすとテロリストは沈黙した。
しかし、背後に気配を感じ振り返るとそこには更なるサザーランド、スタントンファを展開して構えると通信が入った。
『待て、私は味方だ。殿下の危機を守る為、再びサザーランドに乗り込み駆けつけてみれば…これは貴公がやったのか?どこの部隊の者だ?たった一機で6機のサザーランドを…しかも無傷で倒すなど…』
「…と、特派に所属しているマーヤ ディゼルです。…貴方は?」
敵味方識別信号を見れば味方であることを示していたので警戒しつつ構えを解く。
『特派だったか…。おっと、失礼した、こちらが名乗るのがまだだったな…私の名前はジェレミア ゴットバルト、貴公の腕を見込んで純血派に勧誘したいと思ってな、声をかけさせてもらった」
純血派…聞いたことがある。ブリタニア軍はブリタニア人のみで構成すべきと言う考えの人たちだ。私も一応ブリタニア人だが、私はハーフ…そういう意味でも純血とは言い難い。それに私はセシルさんとロイドさんのお陰で今回たまたま戦っただけなのだ。
「すみませんがお断りします。」
『そうか…それは残念だ。だが、気が変わったらいつでも私を訪ねてくれたまえ』
なんというか熱血漢というか面倒見は良い人…きっと悪い人ではないと思えた。
それからクロヴィス殿下による停戦命令を聞き、ロイドさん達のところに戻ると見知らぬ白いナイトメアが佇んでいた。おそらくこれがロイドさん達の言っていたランスロットだろう。カラーリングは白だからすぐわかると言っていたけれど確かにサザーランドには似つかないスタイリッシュなフォルムに白と金のカラーリングだ。サザーランドを降りてロイドさんを探すと、セシルさんと話す見知らぬ少年がいた。彼は私と同じようなスーツを見に纏い、陽菜達から絡みつかれており、なんだか仲が良さそうだった。…少し妬いちゃうな。
「セシルさん、戻りました。えっと…その人は?」
「マーヤさんおかえりなさい。無事でよかったわ。彼はランスロットのパイロット、枢木 スザク一等兵よ」
枢木…思ってた通り日本人か、だから陽菜達も心を開いたのかな?
「初めまして。うわっ…話には聞いていたけどすごい筋肉だね、腕にスタントンファでもつけてるのかい?まるでルルーシュみたいだ」
ルルーシュ?どこかで聞いた覚えがあるような…
「初めまして。私はマーヤ ディゼルです。」
「そうなんだ、よろしく。…でもこんな人特派に居たっけ?」
「彼女は事情があって協力して貰ったの。でも凄いわ、初めての実践でスザクくん並みの成果よ」
セシルさんはそういうけど、流石に買い被りすぎだろう、私は必死に戦っただけだ。それに陽菜達を守りたかっただけだし。
すると軍人らしき男の人がこちらに歩いてきた。
「失礼、ここは特派所属のトレーラーで間違い無いな?」
「ええ、そうですけど…」
この男の人の声…どこかで聞いたような。
「あれぇ、ジェレミアくんじゃ無いですかぁ。なんなんですぅ?もしかしてウチのデバイサーに」
「その話は断っただろう、アスプルンド卿」
あ、この人がジェレミア ゴットバルトさんか
「うん?もしや君がマーヤ ディゼル…嬢、で…良い…のか?」
「はい」
ジェレミアさんは私を見て、脚を見て、胸を見て、顔を見て、また脚を見て胸を見て瞬きを素早くしていた。こういう時は…ダブルバイセップスだ!
「ぬおっ!?…し、失礼、あれほどのパイロットがどんな人物か興味があってね、女性だということは声で分かったが…まさかまだ子供だったとは…。いや、才能ある若者が我がブリタニア軍にいるとは実に喜ばしいことだ。…ところで」
ジェレミアさんは急に鋭い目つきになり陽菜達とスザクさんを睨んだ。
「何故ここにイレブンが?」
「…自分は名誉ブリタニア人です。」
先にスザクさんが答えた。ならば陽菜達のことは私から説明すべきだろう
「この子達は私が連れてきました。何か問題が?」
「…そうか、いや失礼、見慣れないものでな」
その態度からは軽蔑のようなものを感じる。許せない…生まれが日本人だからってどうしてそんなに見下されなくちゃいけないの!?
そして私は考えるよりも先に拳をジェレミアさんの顔面に叩き込んでいた。
「かはっ!?き、貴公、何をする!」
ジェレミアさんが私に怒鳴るが私も怒鳴り返す。
「ブリタニア人ってだけでそんなに偉いの!?陽菜達はまだ子供で…孤児なのに必死に生きてるのよ!?貴方にその苦労がわかるの!?わからないなら…」
私は拳を握り締め歩み出す。
「そんな大人、修正してやる!」
もう一度拳を叩き込まんと拳を振り上げる。
「ま、待て!話し合えばわかる!」
すると後ろから誰かに羽交締めをされ止められた。振り返るとスザクさんだった。
「やめて下さい!同じブリタニア人同士で!…それに子供達も見てます!」
その言葉で私は力を入れるのをやめた。
「…いや、私の態度にも落ち度はあった。この件は不問とさせていただこう。私はこれで失礼する」
そう言ってジェレミアさんは背を向け歩き出した。
スザクさんが陽菜達に絡みつかれているのを眺めているとロイドさんが話しかけてきた。
「ところでさぁマーヤくん、キミ、これからどうするつもり?」
「どうする…とは?」
「いやぁね?見ての通りゲットーは前にも増してボロボロ、とてもじゃ無いけど子供達が暮らすには過酷だよねぇ」
確かに、戦闘による衝撃や爆発でゲットーはあちこちがボロボロだ。戦ってるときも私がビルを蹴ったりと暴れたせいで崩れかけてるし、今ある建物はいつ崩れてもおかしく無いだろう。
「悪いけど特派のトレーラーにいつまでも彼等を置いておくことは出来ないんだよねぇ」
「それは…」
つまり、陽菜達の暮らす場所のことを言っているのだろう。ゲットーでは暮らせない、とは言え私の家…いや、私が世話になっているクラリスさんの家に子供達を招くわけにもいかない。租界で孤児達…しかも日本人が過ごしていくのは犯罪の餌食になるだけだろう。
「頼れる場所がないならさ〜ぁ」
ロイドさんは急に顔を近づけてきた。
「ウチと契約してデバイサーになってよ」
と言ってきた。いや、意味がわからなかった。なぜ陽菜達の暮らす場所からデバイサーの話になるのだろう?
「うちの上司がねぇ、面倒を見る場所は用意するって言ってるの。悪い話じゃないでしょ?でも、流石にタダってわけにはいかないよねぇ〜?だ か ら !キミがうちのデバイサーになって働いてくれたらその代わりに子供達の面倒も見るって契約!…ど〜お?僕らはデータが取れる、君は子供達の生活を守れる、子供達は今までよりも良い暮らしができる…良い話だと思わない?」
「…わかりました。結びます、その契約」
「おやぁ?即決だねぇ」
私には他に選択肢がなかった。私のバイト代だけで養えるはずがない、クラリスさんに迷惑はかけられない…私が働くことで陽菜達が安全に暮らせるなら…
そう思っているとクルクルと回り、機嫌良さそうなロイドさんは書類を手渡してきた。
「マーヤくん、一応これが契約書ねぇ」
中身を見ると、私が特派でナイトメア開発のためのデータ取りに協力する代わりに子供達は施設で保護され、ブリタニア人の孤児と同等の扱いを受けられるらしい。日本語ではないものの教育も受けられるし食事も勿論出る、そしてそれとは別に私には給料も出るようだ。案外良心的だ。そのかわり、機密保持のための守秘義務があるし、契約違反は即解雇…つまり陽菜達を路頭に迷わせる事につながる。なるほど、私を縛り付けるには良い枷だろう。でも、私が働くだけで陽菜達に良い暮らしがさせてあげられる。今までみたいに危険なゲットーで暮らさせることを考えれば安いくらいだ。
「問題ありません。私、頑張ります。」
「うん、よろしくねぇ」
いつの間にか戻ってきたスザクさんが手を差し出してきた。
「じゃあ改めてよろしく、マーヤさん」
「マーヤで良いわ。私の方が後輩なんだし」
思い切り手に力を込めるとあちらも力強く握り返してきた。うん、背中を預けるに足りる良い筋肉だ。
「そっか、じゃあ僕のこともスザクって呼んでよ。年齢だって変わらなそうなんだからさ」
「うん、分かった」
こうして私は特派に所属することとなった。
「ただいま」
家に帰ると飛んでくるかのようにクラリスさんが現れた。
「マーヤ!もう、こんな遅くまでどこ行ってたの!?心配してたんだから」
「心配掛けてごめんなさい、でも大したことないから」
そう言って私は自室に向かう。後ろからクラリスさんの涙声が聞こえるが無視して部屋に入り鍵をかける。…特派に入ったことをクラリスさんにいうつもりはなかった。軍人の真似事をするのだからきっと心配を掛けてしまうだろう。今までのゲットー通いとは訳が違うのだ。
次の日、早速学校をサボって特派のトレーラーに向かうと今日の仕事について説明を受けた。どうやらランスロットのエナジーに関する改善についてらしい。とは言え、中身の話は機密事項なので会議には出れず、代わりに雑用を押し付けられた。まぁ、戦わずにお金が貰えるなら…そう思ってなにに使うわからない『没装備』と書かれた鉄屑っぼいガラクタを整理していると…
『ごめんください』
となんだかすごく聞き覚えのある声が聞こえてきた。…エナジーに関する…?エナジーフィラー…
…あっ
『マーヤくん代わりに出てくれるぅ?僕今ちょっと手が空いてなくてさ〜ぁ』
非情な…いや、こちらの事情など知らないのだから本人にその気はないだろうけれど…上司の言葉に従いドアを開けるとそこには良く見知った金髪にメガネの女性…つまり
「マーヤ!?なんでこんなところにいるの!?」
クラリスさんが、立っていた。
マーヤですが、ロススト本編でも相手にスラッシュハーケンを刺して巻き取りとランドスピナーで加速して相手の攻撃を避けたりそのままスラッシュハーケンを刺したナイトメアを盾にしたりとかなりなりふり構わない戦いをします。これ書いた後にストーリー読んだので驚きました()
クラッシュハートとかなんたらは本作には多分組み込みません。待ってられないので
Q.ブリタニアに恭順するマーヤなんてマーヤじゃない!狂犬マーヤを読ませろ!
A.うるせえ!(殴打)うちのマーヤちゃんはきょうけんはきょうけんでも強肩のマーヤちゃんなんだよ!!(殴打)ムキムキな狂犬マーヤが見たけりゃ自分で書きな!!!(殴打)殴打!(殴打)五ゥ連打ァ!!
クラリスさんの見た目は検索でもして知っておいてください。あと彼女の基本プロフィールにも目を通していただいた方が恐らく次話楽しめます。
●本話での他作品小ネタ出典
・機動戦士Zガンダム(カミーユ・ビダン)
・魔法少女まどかマギカ(キュゥべえ)
●次回予告●
スザク「いけない…!マーヤ!避けるんだ!!」