そしてなんで続き書いてるんですかね私。
「C.C.、そう言えばお前KMFは操作できるのか?」
KMFか、そう言えば昔マリアンヌと軽く乗り回したかな。…待てよ?この思考をコイツに読まれるのはまずい…!
「おい、聞いているのか?」
奴が振り向く刹那、私かつてKMFに乗ったことが「なんだ、あるのか。フッ…流石は不死身の魔女。初めて乗った時もなんとなくで使いこなしたとはな」
「ま、まぁな…私はC.C.だからな…それよりちゃんと前を見て操作しろ」
「わかっている」
筋肉ダルマはモニターに向き直していた。この男がマリアンヌに関する思考を読んでいたらもっと大騒ぎしているだろうからギリギリ読まれなかったようだな。
「おいC.C.。あの貨物列車を見ろ」
「ふむ、KMFを積んでいるようだな。…まさかあれを奪うのか?警備も居るのにどうやって奪うつもりだ!?」
警備のNMFは5体。流石にこの筋肉ダルマでもKMF戦では数の優劣をひっくり返せないだろう。
「拳を使う」
「そんなギアスを使うみたいなノリで言うな」
「お前はただコイツを動かして奴らに接近するだけで良い。奴等がお前に気が付いたら『イレブンにハッチを攻撃されて上手く開かない。外部から開けてくれないか』と背中を向けるだけで良い」
なるほど、奴らはこの機体が鹵獲されているなんて知らないものな。「そういうことだ」やめろ!心に話しかけるな思考が乱れる!!
「そして奴等がお前に注目した瞬間、俺が一番後列のコクピットハッチを無理矢理開いて中からパイロットを引き摺り出す」
なんで素手でKMFのコクピットハッチをこじ開けられるんだおかしいだろ「何を言ってる。俺の筋肉に不可能はない」そうだな!人の心と会話できるもんなお前!!
…待てよ?奴がコクピットハッチをこじ開け、パイロットを引き摺り出し、そのパイロットの思考を読んで輸送列車を制圧するためのあれこれを聞き出す…聞き出す?と言うのかはこの場合不明だが、そこはまぁ良い。背中を向けている私は確実にこのクソ肉ダルマの仲間と疑われて攻撃されるのでは?「あぁ。俺とは無関係と考えられる場合もあるが、最悪の場合攻撃されるだろうな」私それ死なないか?「死ぬだろうな」…オイオイオイ、死ぬわ私。
「ふざけるな!何が『死ぬだろうな』だ!!」
「お前は不死身の魔女なのだろう?」
「不死身と言っても死ぬ時は痛いんだぞ!?」
「どの道ここで包囲を突破できずに捕まればお前はまたクロヴィスの人体実験を受ける事になるのだろう?必要経費と思って我慢しろ」
クソッタレ…!!
結果として、私は死ななかった。奴がパイロットを引き摺り出した瞬間、KMFを動かし他の護衛機体を蹴散らしたからである。
『C.C.無事か?』
「…あぁ。死んでいない」
なんだ、コイツ私を気遣って私が死なないように立ち回ってくれたのか。フッ…口では私の死を前提にしておきながら…意外と優しいじゃないか
『違う。機体の話だ』
はっ倒すぞこの野郎。私のときめきを返せ。
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現在の味方はC.C.のみ。だが列車のKMFは全て奪えた。護衛機体は俺が破壊してしまったので列車から1機は俺用に拝借するが、残りはナガタの仲間達に渡しこちらの駒に当てよう。カレンが落とした奴らのトランシーバーを使って奴らのリーダーにでも…
『おいクソ肉。』
せめてクソ筋肉と呼べ
「なんだ?」
『赤い片腕のグラスゴーが追われているぞ。助けた方が良いんじゃないか?』
ほう?この包囲網の中片腕でまだやられていないとは…カレンの奴、パイロットとして余程優秀に違いない。
「情報感謝するC.C.。俺が指示を出す。お前はカバーに回れ」
奴の進行ルートを見るに何か目的のある移動ではなく行き当たりばったりと言ったところか。それではいずれエナジー切れで負ける。ならば俺の取る手は…
「赤いグラスゴーのパイロット!西口だ、線路を利用して西口へ回り込め!」
『誰だ!?どうしてこのコードを知っている!』
「私はナガタを保護した者だ。私の指示通りにすれば勝たせてやる!」
『ナガタさんを…!?それに…勝つ…!わかった!』
カレンは少々反抗的だったがどうやら従ってくれるらしい。まぁそれくらいで無ければQ"クイーン"は務まらないか
「C.C.!赤いグラスゴーを追う機体に銃撃を仕掛けろ!最悪当たらなくても良い!」
『分かったよ』
ほう。不意打ちのはずなのに先頭の機体は避けたか。やるな
『くっ!?馬鹿な…!伏兵だと…!だが!このジェレミア・ゴットバルトには当たらずッ!!』
「C.C.、お前はグラスゴーの援護に向かえ。コイツの相手は俺がする」
スタントンファを展開し、俺は背後から奇襲を仕掛けた。
『ッ!後ろ…バック!!』
ほう、超信地旋回してスタントンファを交差させ防いだか
『貴様ッ…!どこの部隊…いや、鹵獲されたのか!?イレブン共に!?』
中々鋭い奴だ。俺は奴の攻撃をバックステップで躱しつつ距離を取った。
『チィ…ヴィレッタと連絡が付かない…!まさか貴様が…!?』
ほう、俺と戦闘しつつ援軍を要請していたのか。だが、ヴィレッタとか言う女は俺が腹パンをブチ込んだ女パイロットだ。連絡など付くはずがない。だが、相手は俺の奇襲を防ぐほどのパイロット。普通の攻撃では避けられる。
「スラッシュハーケン発射ッ!」
『舐めるなよイレブンが!』
奴は俺のスラッシュハーケンを弾いたが、全ては作戦通り。このままスラッシュハーケンを巻き取りつつ一気に前進するッ!
『何ッ!?この速度は…!!』
もう遅い。避ける暇も与えず、俺は奴の機体にドロップキックを叩き込んだ。
『この動き…!まるで閃光ッ…!!』
脱出はされたがこれで脅威は排除した。
「C.C.、グラスゴーも無事か?」
『あぁ。問題ない。』
よし、これでゆっくり話ができるな。ナガタはC.C.に運ばせていたから今頃奴らの手に引き渡されているだろう。
『俺はレジスタンスのリーダーの扇だ。ナガタの件、感謝する。それにカレンの事も…』
「ペラペラと名前を出すな。通信が傍受されていたらどうする。」
『す、すまない…』
なんだか頼らない奴だな。大丈夫か?まぁ良い
「私から君たちに列車の積荷をプレゼントしよう。勝つ為の道具だ。」
『勝つ…。分かった。サザーランドを鹵獲出来るくらいなんだ。アンタの指示に従うよ。…名前を、いや。アンタのことはなんて呼べば良い?』
呼び名?…まぁ確かに正体不明の謎の男では奴らの情報伝達に支障をきたす場合があるか
「私のことは(体脂肪率)ゼロと呼べば良い。」
『分かった。』
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「なんだ…何が起きて…私は誰と戦っている…!?」
包囲網が崩されかけ、直様シュナイゼル兄上から借り受けていたランスロットを出した。ランスロットは破竹の勢いでテロリスト達を撃破して回っていたが、急にテロリスト達がランスロットから距離を取る様に動き始めてその勢いを潰された。
『なんだお前は…ぐわぁ!!』
ッ!?扉の外で何が…?
「殿下ッ!侵入…ぐあっ!!」
扉を蹴破り現れたのはピッチピチになった兵士服に身を包んだ何者かだった。ヘルメットのせいで顔は見えないが、ピッチピチの兵士服は圧倒的筋肉を物語っている。肩にダビデ像でも乗っけていると言うのか…!?
「殿下!お下がり下さい!」
バトレー達が私の前に立ち塞がってくれたが、侵入者の腹パンにより一人また一人と沈んでいく。なんだあのバケモノは…!まるで父上ではないか!「バケモノだなんて心外ですね」…ッ!?なんだ!?私の思考を読んだと言うのか!?
「ええ、その通りですよ。フンッ!!」
侵入者が唐突にダブルバイセップスを決めると服が弾け飛んだ。その瞬間私は全てを理解した。この圧倒的筋肉。恐らくコイツは脳筋だろう。俗に言う脳まで筋肉という奴である。つまり奴は"脳味噌=筋肉"ということになる。それ即ち"全身物凄い筋肉=全身物凄い脳味噌"となり、滅茶苦茶頭が良いということである。頭が滅茶苦茶良いコイツならば私の表情や心拍の変化、目の動きや汗の分泌から心の声を聞く事など造作もないと言う訳だ。なるほど道理で…私如きでは知恵比べに負ける訳である。恐らく、奴と戦闘で互角に戦えるのは戦略家であるシュナイゼル兄上か、センスと経験からブリタニアの魔女と称されるコーネリア姉上くらいだろう…それか、生きてさえいればシュナイゼル兄上に何度もチェス勝負を挑んでいたルルーシュもだろうか。
「まずはこの戦いを終わらせてもらいましょうか」
「…それは対戦命令を出せと言うことかな?」
「ええ、そうです」
私は言われた通りに対戦命令を出した。恐怖はあるが、エリアを治る総督とは看板役者、声の震えなどはないはずだ。「ええ。見事でしたよ。流石は兄上」
…兄上だと…?いや、まさかそんなはずは…。だが、マリアンヌ様が死んだ時、謁見の間の扉を蹴破り父上を殴り飛ばしたルルーシュならばそのまま鍛錬を鍛えていればこれほどのマッスルガイになっていてもおかしくはない…?それに、戦火の中をその筋肉により耐え忍び生き残る事も可能なのでは…!?「腹違いとはいえ流石は実の兄、とでも言っておきましょうか。」まさか!生きていたのかいルルーシュ!
そんな!死んでしまったとばかり思っていたのに!コーネリア姉上やユフィにすぐに伝えねば!きっと泣いて喜ぶぞ!
「…兄上、一つ質問があります」
「なんだいルルーシュ?私に出来る事ならなんでもしよう!」
「では質問に答えていただきたい。我が母マリアンヌの死についてだ」
…まさか私が殺したなどと思って…?いや、確かに平民の出故に一部の皇族から疎まれていたのは事実か。
「なるほど、兄上が殺した訳ではない様ですね」
なんで分か…あぁ、そうか。ルルーシュは私の心が読めるのだったな。確かシュナイゼル兄上とコーネリア姉上が調べていたような…?
「…残念だがルルーシュ、私は何も知らないんだ。まぁ、私の心を読んでいるのだから言わずとも知っていると思うが」
「そのようですね」
…ルルーシュが生きていたのは喜ばしいことだ。だが、そうなると気になるのはナナリー…いや、ルルーシュの事だからナナリーをもその筋肉で護ったに違い無い。ルルーシュは優しいからな。
だが、ここで問題になるのは何故ルルーシュは今になって私の前にその姿を晒したか、である。いかに愚かな私でも分かる…今更ルルーシュ達は皇族に戻る気は無いと言う事が。戻る気があるならとっくの昔に名乗り出ているだろう。つまり…そうか、今日の戦闘に先ほどの質問…ルルーシュは復讐を考えている。父上に…いや、ブリタニア皇族そのものに、か
「…ルルーシュ、頼みがあるのだが聞いてくれるだろうか」
「なんです?」
この際私が死ぬのは諦めよう。元々才の無い私だ。ルルーシュ達の眠るこの地を治めようとしたがこのザマだ。誰か別の総督になる方が良いだろう。
「我が妹、ライラを…見つけた時は保護してくれないだろうか。ライラはまだ幼い。マリアンヌ様の死には絶対に無関係だ!ルルーシュ、ナナリーの兄であるお前ならば分かるだろう?頼む…!」
「…行方不明の妹の保護を頼むとは。無事で居るかもわからないのに」
「ルルーシュ達だって無事だったじゃ無いか。ならばライラだって無事さ」
すると、ルルーシュは黙って頷いてくれた。良かった。これで思い残すことは…いや、まだあったな。
「最後に…私の身体を見てくれないだろうか」
私は上半身裸となり、モストマスキュラーを決めた。
「…見事ですね。芸術的な筋肉だ」
「ルルーシュや父上のように実用的な筋肉では無いよ。見掛け倒しの見せ筋さ。だが、嬉しいよ…ルルーシュに芸術的と称されて」
もう思い残すことは無い。一思いにやってくれ、ルルーシュ
「さようなら、兄上」
私の意識はそこで途絶えた。
〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜
「ジェレミア卿!無事でしたか!」
「む?ヴィレッタか」
声を掛けられ振り返ると、ヴィレッタは腹と頭を抑えていた。…何故だ?
「通信が繋がらなくて心配していたが生きていたようで何よりだ。」
まずはG-1ベースに行き、予備の機体を回してもらうか
「ジェレミア卿、見て下さい…あれを…」
ヴィレッタの指差した先には服を剥がされたブリタニア兵士だった。
「おい、大丈夫か」
…生きてはいるようだが返事はないか、よほど強い衝撃を受けたらしい。…ヴィレッタも頭を抑えていたがまさかこの兵士も…?
「しかし何故彼は裸なのでしょう?」
…まさか!
「不味いぞヴィレッタ!殿下の身が危ない!」
「!イレブンめ、まさか兵士になりすまして殿下の命を!?」
私とヴィレッタが殿下の下へ急ぐ道中、大量の兵士が目に入った。
「全員やられている…!」
「血痕が無いのが不思議ですが…」
恐らく全員殴り倒されている…!まさかとは思うが殿下までも…!?
「ジェレミア卿!ドアが破壊されています!」
「油断するなよヴィレッタ!賊はまだ潜んでいるやもしれん!」
そして私達が目にしたのは何故か上半身裸で床に伏している殿下の姿であった。
「クロヴィス殿下ッ!」
大声で名を呼び、駆け寄る私とヴィレッタだが、返事はない。
「殿下!」
「!ジェレミア卿!…息はあります…!」
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「良かったのか?殺さなくて」
「クロヴィスの事か?あぁ、その必要はない。奴には3年ほど眠って貰う。」
元々俺はあの男の子供…いや、クロヴィス兄上を殺す気だった。兄という肉親を殺す事で引き返すための道を無くし、覚悟を決めるために。だが、俺は敢えてぶん殴って意識不明にするにとどめた。
「3年…奴はお前が生きている事も目的も知っている。なるほど、死という完全な口封じでは無く生かす事で時間制限を設けて自身を追い込む…3年で全て終わらせる、その覚悟か。」
「あぁ」
兄上の芸術的筋肉…兄上の心を読み、その記憶…俺の死後も俺に負けじと身体を鍛え…結果的に力は付かずとも見てくれだけでも鍛えた奴の努力に俺は敬意を評してしまったのだ。そして別の覚悟を決めた。3年以内に全てを終わらせるのだと。元々あの男への復讐のために俺は準備をしていたのだ。多少計画が前倒しになるだけ、そして時間制限が付いただけだ。なんの問題もない。
「フッ…まぁ覚悟だのなんだのと言って、結局肉親一人も殺さない甘ちゃんという訳だ」
「…かも、しれないな」
筋肉を鍛えたおかげでクロヴィス生存ルートに入りました。筋肉筋肉!やはり筋肉は最高だな!!
続きは考えてません。なのでいつエタるかは不明です