「ドロテア、聞いたかい?エリア11からゼロが国外追放されたってさ」
「そう。なら、これでエリア11の抵抗運動も終わりね」
目的地に向かう最中、隣に座って手持ちの端末を操作していたノネットが話しかけてきたため、私は読んでいる本から視線は外さずに答えた。
「それがさ…見なよこれ。アーニャから画像もらったんだけどさ」
仕方なく本に栞を挟んで閉じてから視線を移す。
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…!?…いや、何かの見間違いだろう。…見間違いに違いない。
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…!?み、見間違いじゃない!?なんだこれは…コラ画像かと画像を確認するとどうやら違うらしい。
「…なるほど、仮面と服を着れば誰でもゼロだと言うことか…」
「そう言う事みたいだね。とんだ屁理屈さ。」
はははと笑うノネットだが、目が笑っていない。
「ラウンズが3…いや、確かモニカも居たはずだから4人か。4人もいてこの体たらく…今度あったらスザクにはお灸を据えてやらないとね」
確か今エリア11に派遣されているラウンズは…スザク、アーニャ、ジノ…それにモニカか…。
……………揃いも揃って子供じゃないか。
「まぁ、シュナイゼル殿下が既に次の手を打っているそうだからきっと大丈夫だろう」
その言葉で会話は終わり、私は再び本を開く。謎の覆面マッスルガイL.L.の筋肉写真集第3弾だ。…やはり筋肉は良い。
そうして時間を潰しているとやがて艦内に放送がかかった。もうすぐ目的地に着く様だ。
今回の任務は反乱軍の鎮圧。ゼロが復活してから各地で度々こうした反乱が起こる。スザク達にはさっさとゼロを討ち取ってほしいものだ。
「パロミデス発艦する。」
『ランスロットクラブ発艦!』
私とノネットの機体が出撃し、戦場に到着する。敵は多いが雑魚ばかりだ。我々の相手ではない。
「なぁノネット。いい加減遠距離武器の一つでも装備した方がいいんじゃないか?」
私は反乱軍に対しフィンガーハドロンを放ちながらノネットに話しかける。ノネットの方をチラリとモニターで確認すると相変わらず大型ランスを片手に敵陣に突っ込みランス、スラッシュハーケン、蹴り、ルミナスコーンで暴れ回っている。
『ドロテア…闘いってのはね、誇りと誇りの奪い合いなのさ。あんたみたいに高い所から撃ちまくってちゃぁ闘いの勘や腕が鈍るってもんさ。あんたと違って私は誇りを大事にしてんのさ』
…一理あるか。それにその言い方に少しカチンと来たからな。パロミデスがただの移動砲台じゃないところを見せてやる。
幸い敵のナイトメアは中華連邦から流れたらしいガンルゥと払い下げのグラスゴー、たまにサザーランドらしきものを見るがその程度。こんな輩に遅れをとる私とパロミデスではない。
フィンガーハドロンを発射モードから打撃モードに変更し、鈍器としてガンルゥに叩き付ける。
『うわァ!!』
うむ、これくらいの相手なら簡単に叩き潰せるな。
『なんだいドロテア。私に少し揶揄われたくらいで熱くなってんのかい?』
「うるさいよノネット」
サザーランドのスタントンファーを防ぎ、再びフィンガーハドロンで殴り付ける。
こうして反乱軍を私とノネットの2人で制圧し、乗ってきた戦艦へと戻る。するとノネットが何やら艦長と話し合っていた。
「ドロテア、本国からの招集命令だ。さっさと帰るよ」
「そうか。次はどんな戦場かな」
負けないさ、相手が誰でも…私とパロミデスなら!
ナイトオブラウンズ、ロススト実装記念。