「アーニャ!どうして君がここに…?」
更にアーニャの後ろには緑髪のあの子、C.C.がいた。
「スザクこそどうしてここに?シャルルを手伝うって感じでもなさそうだし…」
皇帝陛下を呼び捨て…?このアーニャは…アーニャか…?いつもよりやけに流暢に喋るけど…
「今はマリアンヌ。ルルーシュとナナリーのお母さんよ」
…?
僕は黙ってアーニャに上着を掛けた。きっと怖い目にあって錯乱してしまったのだろう。
暫くして僕はC.C.と自称マリアンヌのアーニャと共に模様のある崩れた壁のところにやってきた。壁はハドロンブラスターを受けたかのように崩落している。一体何があったのだろう?そして僕はC.C.から「しいのせかい」とかいうものの説明を受けていた。うん、さっぱり分からないや。すると、謎の機械を弄っていた自称マリアンヌのアーニャが立ち上がった。
「ダーメ!こんなに壊されたら…頼むわ、C.C」
「本当に行くのか?」
「当たり前でしょ?シャルルは私たちを待ってるんだから。C.C.がコードをシャルルに渡していたら簡単だったのに。じゃ、先に行ってるから」
そうして自称マリアンヌのアーニャが壁に触れると壁の模様が光り出した。
「何をしている!?」
そして倒れるアーニャを抱きとめ、ゆっくりと床に寝かせる。呼吸も脈もあるから意識を失ってるだけだろうか…取り敢えず安心かな。
そんな訳で本編スタート…の前に一言。
過去一で面白さに自信がありません。ラグナレクの接続を面白くするの難しくない???
と言う予防線を張ってから本編スタートです!
当初の予定とは違うが、これはこれで都合がいい。この状況ならば今まで聞けなかった事も聞き出せるかもしれない。
お互い手持ち無沙汰だったので俺とシャルルは取り敢えずスクワットをしながら対峙した。
「さぁ、時間だけは無駄にある。答えてもらうぞ、母さんを殺したのは誰だ。何故お前は母さんを守らなかった?」
「おかしなものよぉ…人には真実を、求めるか…ここまで嘘ばかり吐いてきたお前が。」
「そうだ。俺は今まで嘘を吐いてきた。名前や経歴だけじゃ無い。本心すら全て隠して…しかし当たり前のことだろう?他人に話を合わせる、筋肉の具合を確かめる、場に溶け込む、ジムで順番待ちをする、それら無くして国や民族、ジムの経営、コミュニティというものは存在しない。誰もが少なからず嘘を吐き、使い分ける…家族、友人、社会、鏡の前…皆違う顔をしている。だが、それは罪だろうか?素顔とはなんだ?お前だって皇帝と言う仮面を被っている。最早我々は筋肉とペルソナ無しでは生きれないのだ。」
すると、突然周りの風景が図書館のようなものに変わった。シャルルはスクワットをしながら近くにあった本を掴む。
「違うな。未来永劫に渡って嘘が無駄だと悟った時、ペルソナは無くなる。そして実用性のない筋肉が無駄だと悟った時、見せ筋も無くなる。理解さえし合えれば争いはなくなる。そして争いがなければ実用性ある筋肉をも不要となる。…つまり筋肉も嘘も必要なくなるのだ」
「机上の空論だな。それに筋肉はなにも争うためにあるわけではない。それに見せ筋だって良いじゃないか。鍛えると言う過程が大事なのだ。人は筋肉を鍛える時、その体はともかくもう心はマッスルガイなのだ。」
しかしシャルルはスクワットをやめ、ニヤリと笑う。
「すぐ現実になる。それが、ラグナレクの接続。世界が欺瞞という仮面を脱ぎ捨て、真実を曝け出す。全ての人間がこの、Cの世界に接続できるようになるのだから。」
すると、足音が聞こえてきた。一体誰が…
「アーニャの中からたまに見てたけど…大きく…うん、本当に大きく…こう、上にも横にも奥行き的にも…大きくなったわね、ルルーシュ。」
シャルルのくだらない世迷言を聞きつつ片手逆立ち指立て伏せをしていると、突如母さんが現れた。
「母さん…!?いや、そんなはずはない、母さんは死んでしまったんだ…シャルル!貴様こんな幻覚を見せて…!こんなことをして俺が絆されるとでも!?」
死んだ母さんを使ってまで俺を愚弄するとは…!しかし、その母さんは困ったように声を出す。
「うーん、本物なんだけどなぁ…。ま、このシステムの中でしか元の姿形は取れない…けどッ!!」
そう言って母さんは俺に拳を突き出す。瞬時にそれを受け流す…と同時に腹に膝を叩き込まれた。は、早い…!
更にそのまま縦回転しつつの踵落としを喰らい、俺の体は地面に叩きつけられて跳ねる。こ、この動きは…間違いない!かつて俺に稽古をしてくれた母さんの動きだ…!次の攻撃は…
すぐに横に転がり踏み付けを回避しつつ立ち上がる。続け様の足払いをジャンプで避け、追撃の両手の手刀を腕で防ぎ、飛び膝蹴りを前に転がることで回避する。が、立ちあがり振り返ろうとした顔面に膝蹴りが叩き込まれる。つ、強い…!
「ほ、本当に、母さんなのか…!?」
「分かってくれた?言葉では信用してくれないのに身体でなら信用してくれるなんてちょっと複雑ね」
そう言って母さんは肩をすくめていた。
「ルルーシュ。先ほどの問いに答えよう。今より半世紀前…ワシと兄さんは地獄に居た。親族は皆帝位を争い殺し合う、信じられるのは兄さんと己の筋肉だけ…殺し合いが日常となり怯えながら筋トレをする日々…皆、死んでいった。ワシの母もその犠牲となったのだ。ワシと兄さんは世界を憎み、暴力の根源たる筋肉を恨んだ。だが、同時に身を守るために力を…筋肉をつけた。…そして誓ったのだ。嘘の無い世界を作るために神を殴り殺そう、と。」
「私もC.C.もその誓いに同意したわ。でもV.V.は…私に人払いをさせて夜2人で会う時に私に銃を乱射したの。V.V.は私に私と会ってからシャルルが変わったと、互いに鍛え合うのが楽しくなってきたから自分だけが置いて行かれてしまうと言ってね。私は撃たれて死ぬ直前、たまたまその場に居合わせたアーニャに私の人の心を渡るギアスで乗り移ったの。そうしてアーニャの中に潜んでV.V.をやり過ごしたのよ。」
「だからなんだ?V.V.が母さんを撃ったのは分かった。だが、それと俺とナナリーを日本に送ったことと何の関係がある?」
「ワシはな、お前とナナリーをV.V.から守るために日本へと送ったのだ。ナナリーには真実に近づけないように目が見えないというギアスをかけて」
「なんだと…?だが、お前は結局日本に戦争を仕掛けたじゃ無いか!何がV.V.から守るためだ!死んだV.V.に責任を負わせるために都合のいい言い訳を言ってるだけだろう!」
そしてこいつの言うラグナレクの接続とかいう…全ての人間がCの世界にアクセスし、全ての人間が全ての人間の全てを覗き見れるようになる世界などを許してはいけない!
「ラグナレクの接続が為されれば死んだナナリーとも会えるのだぞ?ルルーシュよ」
ナナリーと…?…いや、だめだ…!ナナリーはそんな世界を望んじゃ居ない!
「…来たか、C.C.それと…」
背後に気配を感じ…チラリと確認するとC.C.とスザクが立っていた。
「…枢木ィ…ここまで追って来るとはな、だが無駄な事よ。」
「無駄ではありません。仮にあなたが不死身でも殺せるようになるまで殴って鍛えるだけのことです。」
「…や、やめておけ。まぁ良い、C.C.よ、我らが揃った以上、これで計画は始められる。お前の願いはその後で叶えてやろう…」
そう言ってシャルルは掌を掲げ、その掌に刻まれたコードが怪しく光り、この空間の壁が割れて新たな風景が映し出された。
「あぁ!始まる…!アーカーシャの拳が神を殴り殺すの…!」
「さぁ、あとは我らが刻印を一つにすれば…あたらしい世界が始まるゥ!」
そんなことはさせてはいけない…。こいつらは全ての人が全ての人の全てを覗き見れる世界を良いことだと宣ったが、俺はそうは思わない。仮にそれが良いことだとしても、押し付けるのは間違っている。それを望む者同士の小さなコミュニティだけでやっている分には俺は構わないが…そんなものに世界を巻き込むな…!
「ルルーシュ、君は何のために筋肉を手に入れたんだい?」
「くだらない質問をするな。」
俺はその場でサイドチェストをしつつスザクに振り返る。
「俺はナナリーの…」
「ナナリーを!言い訳に使うな!!」
なぁスザク、いきなり顔面に拳を叩き込まなくったって良いじゃないか。だが、お陰で目が覚めたよ。
「俺は…俺が守りたいと思う全ての為に戦ってきた。ナナリー、俺自身、時にスザク、生徒会のみんな…日本人に…………そして、C.C.お前もだ。」
俺は近づいて来るシャルルにドロップキックを叩き込んで吹き飛ばす。俺はC.C.を守ると約束したからな。コードを奪って殺させたりなんかしない。
「何をするルッルーシュ!!」
「人は何故嘘を吐く?嘘は誰かを傷つけるためだけにあるんじゃない、。守る為、楽しませるためにだって嘘はある。優しい嘘が無いなんて言わせない。そして人は何故筋肉を鍛える?筋肉も誰かを傷つけるためだけにあるんじゃない。守る為、楽しませる為にだって筋肉はある。人を笑顔に出来るなら見せ筋にだって実用性はある。」
そうだ、嘘も筋肉も同じだ。何かを求めるからこそ人はそれらを手に入れる。
「全ての人が全ての人の全てを知ることができる世界で変化なんて起きやしない!その世界に生きる人は生きるとは言わないし、筋肉だって鍛えなくなるだろう!完結し、閉じた…思い出の世界だ。俺は嫌だな。俺の体は昨日よりも今日、今日よりも明日…より更なる高みへと筋肉を鍛えたい!」
「ルルーシュ?それは私も否定すると言うこと?」
俺は頷く。母さんの望みはきっとシャルルと同じなのだ。
「バラバラだった家族がまた一つになるのは良いことだと思ったのに…残念ね。死んでしまった人ともまた会えるのに。そう、ナナリーとも」
やはりそうだ。今の母さんの発言で分かった。計画を急ぐあまり俺とナナリーの生死などもはやどうでも良くなったのだ。何故なら死んでしまった人とも会えるのだから。Cの世界にはおそらくそう言う人間の魂のバックアップのようなものがあるのだ。そう考えればC.C.達が成長もせず不死身なのにも説明がつく。Cの世界が記憶する肉体を現実世界に持って来る、そう言う仕組みだろう。兎に角これではっきりした。皮肉だな、母さんの死の真相を追ってここまで来たのに、その母さんにとどめを刺すのがまさか俺自身とは。
「一つだけわかったことがある、お前達は俺とナナリーに善意を施したつもりだろうがな…しかし、お前達は俺とナナリーを捨てたんだよ!日本とブリタニアの戦争を止めなかったのは俺たちが死んでもまた会えるからだとでも言うんだろう!?違うとは言わせない…お前達が口にしてるのは自己満足の言い訳だ!死んでも生きていた過去の俺たちに会えると…お前達は未来を、今日すらも見ていない!」
「未来はある。ラグナレクの接続…その先にある。まぁ、お前1人の考えなどどうでも良い。既に計画は始まっている。今更止めることなど…」
果たして本当にそうか…?まだ止められるはず…それが、仮に止めることが 奇跡 なのだとしても…
俺の体脂肪はほぼゼロ!そして数々の奇跡を起こしてきたゼロなのだから!
俺は瞼の筋肉を使いコンタクトをズラしてギアスの目を露出させる。シャルルはそれに気付いたようだが、鼻で笑っていた。
「ギアスなどワシには通じぬ、他のものにしても…」
「違うな…間違っているぞシャルル!俺がギアスを掛けるのは…!」
俺は奴らから視線を外し、上を見る。
「神よッ!!集合無意識よッ!!」
「まさかルッルーシュ!神にギアスを!?愚かな!王の力では神には勝てぬ!」
「それはどうかな?勝てなければ…勝てるように"鍛えれ"ば良い!!」
俺は全身の筋肉を膨張させ、服を弾き飛ばす。そして先ほどまでにしこたま行っていたスクワットによって発生している汗が俺の体を伝っていく。
『おおおお………』『キレてる………』『すげぇ………』
どうだ。集合無意識も俺の筋肉を称賛している。この完璧に仕上げた肉体は今、"神々"しく光輝く!!そう、俺は伝説の真トゥルーマッスルガイを超え、今やトゥルーマッスルガイゴッドとなったのだ!!
さらに集合無意識は俺に答えるように唸り声のようなものを上げる。だから俺は更に願いを伝えた。
「人の鍛錬を…止めないでくれ!」
「ルルーシュ!貴方って子は!」
殴りかかる母さんの拳をスザクが弾く。容赦ない金的を脚を閉める事で太腿で挟み込みようにして防ぎ、そのまま脚を掴んでのジャイアントスイング、放り投げられた母さんにスザクは飛びかかってアームハンマーを腹にブチ込んだ。
「こんなことは誰も望んでいない!ナナリーも望んでいなかった!!」
「出来るはずがない…!神に、人類そのものにギアスを掛けるなど…!」
そんなことはない、筋肉だ。筋肉は全てを解決する!筋トレをすれば筋繊維は壊れる、そして眠り休めることでより強い筋肉となる!!だから…………
「筋肉のために俺は…"明日が欲しい!!!"」
空間に存在する謎の捩れた物が粉々に消えていく。成功したようだな。やはり筋肉、筋肉は奇跡を起こすのだ。筋肉にできないことはあまり無い!
「思考縄梯子が…ワシとマリアンヌの、兄さんの夢が朽ちていく…!」
そしてシャルルと母さんの体は光の粒子となって徐々に霧散して行っている。鍛え抜いたとこれ以上の鍛錬を拒む彼らには明日に進む権利がないと人類によって判断されたのだろう。
「このワシが!飲み込まれるゥ!?Cの世界にィ!?」
その時、母さんが視界から消える。これは…!すぐさま真後ろに肘打ちをブチ込み、そのまま勢いを殺さずに回し蹴りを顔面へと叩き込む。確かな手応えに後ろを確認すると母さんが倒れていた。
「…強く、立派になったのね…ルルーシュ」
「…母さんが頑丈な身体に産んでくれたお陰です。」
そして俺はダブルバイセップスを披露した。
「…そう。」
そして満足そうに頷いた母さんは光の粒子となり消えていった。すぐさま後ろから殺意を感じ、振り返ると今度はシャルルがこちらへと向かってきていた。
「マリアンヌをよくも…!この鍛えし愚か者めがァ!!」
シャルルに首を絞められる…が、俺の筋肉量を舐めるなよ…!奴の握力に負けない首の筋肉で気道を確保、これで奴に俺は殺せない!
「くっ…!全力で締めているはずなのに…!何故…!」
「お前はコードを得て不老不死になってから筋肉が増えていない、ならば常に鍛え続けた俺の方が筋肉があるのは当然だろう!!」
「ぐぅ…!」
「消え失せろ!!」
シャルルの顔面に拳を叩き込むとそのまま光の粒子となって弾け飛んだ。
シャルル達との戦い、あれから1ヶ月が経った。
「皇帝陛下ご入来!」
その声を聞き、俺は歩を進める。俺を見て会場にはどよめきが広がるが人をどよめかせるのは慣れている。そして俺はそのまま歩き、玉座に腰をかけ…る前にダブルバイセップスを決めて服を弾き飛ばす。
「この私が…第99代ブリタニア皇帝…ルルーシュ ヴィ ブリタニアです。」
「え?本当に?」「生きていた!?…あ、それにしてもいい筋肉好み…」「肩にナイトメアでも乗せてんのかい?」
カリーヌやギネヴィア達の発言に俺は頷く。
「えぇ、そうです姉上。地獄の底から駆け上がって参りました。」
「確かにそれをなし得そうな筋肉…」
そして俺は玉座に腰をかけ…
…ると玉座が砕けた。きっと安物の玉座だったに違いない。馬鹿め!
仕方が無いのでエア玉座で我慢だ。しっかりと脚を組むことも忘れない。すると、オデュッセウスが近づいて来る。
「良かったよルルーシュ。ナナリーが見つかったからもしかしたらと思ったんだけど…。しかし、玉座を壊すのはやり過ぎだよ。それは父上の…」
「第98代皇帝、シャルル ジ ブリタニアは私が殴り殺した。よって、次の皇帝には私がなる。」
会場は再び騒めいた。
「こ、この痴れ者がっ!わ、私直々に排除する!」
そう言ってスタスタとギネヴィアが俺に近づいて来る。そして…腕を掴み
「あっ…逞しい好き…」
ふっ…落ちたな…!
「何言ってるのギネヴィア姉様!衛兵は何してるの!?早くあの男を排除して!お父様を殺した大罪人よ!」
俺の逞しすぎる腕に頬擦りするギネヴィアは放っておくとして、カリーヌの呼んだ衛兵をどう処理しようか。俺が相手をしても良いが…ここはスザクを呼ぶとしよう。俺が指を鳴らすと俺の後ろの壁を突き破りスザクが現れ、衛兵たちを順番にぶん殴り蹴散らした。
「紹介しよう。我が騎士、枢木 スザク。彼には私が新たに定めるナイトオブラウンズのナイトオブワンに任命する。…ついでだ、皆も入ってきてくれ」
スザクの破壊した穴から更に三人の男女が入ってきた。
「順番に紹介しよう。彼女のことは知っている者も多いのでは無いか?元第三皇女にして現在は名を改めたユフィ タダノだ。彼女にはナイトオブスリーの称号を与える。」
「我々に逆らうものは撲殺です。」
次に紹介するのは我が弟にして真のマッスルガイ…
「彼は我が弟!名をロロ ランペルージと言う。彼にはナイトオブエイトの称号を与える。」
「ブラザーはボクが守りマス!」
うむ、見事なダブルバイセップスだ。今日もキレてるぞ弟よ。
そして最後に紹介するのは俺の罪を知りながら忠誠を誓う侍。
「彼は枢木 スザクと同じ日本人だ。名前を卜部 巧雪と言う!前ナイトオブトゥエルブを討ち取った実力者だ。彼にはナイトオブイレブンの称号を与える。」
「ナイトオブラウンズは虚名にあらず。」
スザクを含めた4人の新たなラウンズが俺の配下だ。あと、俺の割れてる腹筋をウキウキしながら触っているギネヴィアはどうするべきだろうか。
「いけないよルルーシュ。それに枢木卿…ユフィまで…あと…そこの2人も。それにギネヴィア、君はいつまで弟の筋肉を触ってるんだい?これ国際中継だよ?なんかこう、全体的に悪ふざけがすぎるよ」
オデュッセウスが常識人で助かったな。ギネヴィアは名残惜しそうに帰って行った。だが、これで舞台は整った。ここにいるラウンズ以外の全てにギアスを掛けるとしよう。
「"我が筋肉を認めよ"!!」
オデュッセウスはギアスに掛かると高らかに
「イエス ユア マッスル!」
と叫ぶ。更に他のものもギアスにかかり、ダブルバイセップスのポーズをとって
「「「オールハイル ルルーシュ!」」」
と叫んだ。
これで全ては動き出す。俺の…世界を平和にするための計画がな!
ナイトオブラウンズに加入する卜部が読めるのは二次創作界隈広しと言えど後にも先にもミートギアスだけでしょうね。
そしてなんとこれを投稿している時点でなんと25話まで書き切れました。ので、皆様安心して8/25の完結まで読んでいただけます。また、コメント返しが「今後をお楽しみ下さい」としかなりませんが展開予測していただいても平気になりました。
●オマケ● 唐突な次回予告(偽)
ドロテア「フィンガーハドロン発射テア!」ドロローン!
ノネット「私のルミナスコーンを食うノネ!」ノネネネネ!
●オマケ● 唐突にして恒例の次回予告(真)
ビスマルク「我がギアスは未来を読む!弱点は…無いッ!!」
TURN22「脳筋ルルーシュ」