ミートギアス 〜筋肉のルルーシュ〜   作:ベルゼバビデブ

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 私の名前はギルバートGPギルフォード、コーネリア皇女殿下にお仕えする騎士。今はシュナイゼル殿下の指揮のもと、自称皇帝のルルーシュを倒さんと戦場を駆けている。
 私は全ての忠誠を姫様に捧げた身、必ずやあの悪き皇帝を打ち倒す!

 そして私の耳には敵側からのある言葉が耳に入る。

『撲殺です!平和を乱す黒の騎士団は撲殺です!』

 ユフィ執行官…いや、元執行官…コーネリア殿下の行方を知れぬ今、ユフィ様をお守りしようとお側に仕えていましたがまさかあの悪逆皇帝に着くとは…ですが必ずや私が止めて見せます…!

 それでは本編スタートです!


TURN24

『我々に刃向かうものは撲殺です!さぁ、兵士の皆さんも早く!』

 …ルルーシュの奴、本当にユーフェミアのギアスは解いているんだろうな…?言動が不穏すぎるのだが…ってユーフェミア、突出しすぎではないか!?

「おい、ユフィ殿!前に出過ぎだ!」

『問題ありません。私を信じて下さい』

 するとユーフェミアは放たれる弾丸を全て避け、時に掌のブレイズルミナスで防ぎ距離を詰めていく。何という機敏な動き…それに反応速度だ…!

『瞬殺!』

 ユーウェインの拳が暁を殴り付け粉砕する。ただの殴打であの威力…恐ろしい機体だ。

『滅殺!』

 今度は遠くの敵に対しハーケンフィストを飛ばしての殴打。更に一機だけではなくその衝撃が次々と暁達を巻き込んで破壊していく。

『圧殺!』

 戻ってくるハーケンフィストともう片方の腕で挟み込んでの攻撃…何という苛烈な攻撃…!

『さぁ!我々に刃向かうものは全て皆殺しにするのです!虐殺です!!』

 …うーむ、あれは憎しみを集めるための演技なのか本気なのかわからないが…まぁ、作戦には問題はないだろう。

 む?ユーウェインに近づくあの機体は…!

『撲殺皇女ユーフェミア!ここで!!』

 藤堂中佐に千葉と朝比奈か、いくらユーフェミアとユーウェインでもあの3人の相手は厳しいだろう。

「ユフィ殿!加勢する!」

『その声!卜部か!ナイトオブ…イレブンなどと、侮蔑を受け入れる日本人の恥晒しめ!』

「ならば俺を倒してみろ千葉、できるものならな!」

『言われずとも!』

 グレネードをブレイズルミナスで弾き、MVSによる横振り、千葉は廻転刃刀を縦に構えて防ぐがそれはこちらの狙い通り。蹴りで突き飛ばし、ハドロンブラスターを放つ。

『くぅッ!?』

 輻射障壁で防いだようだが体勢が崩れたな。このまま一気に…いや!

 振り下ろされた斬撃に廻転刃刀を横に構えて受け止める。

『卜部さん…何故なんですッ!』

 これは…朝比奈か。MVSで廻転刃刀を右に受け流し、ウルナエッジで刺突を繰り出す。

『させるかッ!』

 刺突は途中で千葉の暁に止められた。だがそれも囮だ。先ほど同様に朝比奈と千葉の暁に蹴りをブチ込み距離をとり、すぐさまハドロンブラスターを放つ。

『二度も同じ手を!当たるかッ!』

 千葉は大きく横に避けたか、ならばと腰のスラッシュハーケンを放つ。

『しまった!』

 廻転刃刀で防いでいるがかなり体勢が崩れている。

「トドメだ千葉!ハドロンブラスター発射ッ!」

 この距離、この一撃は躱せない!

 

 直前、朝比奈が千葉を蹴り飛ばし、直撃を免れる。しかし飛翔滑走翼には掠めたらしい、朝比奈にスラッシュハーケンで牽制をしつつ、MVSの鞘を千葉に投げつける。鞘を振り払い隙を晒した千葉にトドメとしてフットスタンプを叩き込む。

『千葉!』

 これで千葉は戻ってこれない、あとは朝比奈を対処するだけだ。

『卜部さん!貴方は僕が止めるッ!』

 朝比奈からの連続の斬撃を全て受け流す。

「四聖剣としての技が俺に効くと思ったのか?」

『くっ…!』

 

 すると、ガングランのフロートが攻撃で破壊された。

 

「なっ…下から…!?」

 まさか、千葉か…!?

『貰ったァー!!』

 朝比奈から意識を外した一瞬に放たれた振り下ろしで右腕を持っていかれた…!更に後方に飛び退きながらの薙ぎ払いでハドロンブラスターを持っていかれる。

 …だが、まだ終わりじゃ無い!二つあるスラッシュハーケンのうち、一つで腕を狙い廻転刃刀を弾き、もう一つを朝比奈の暁に巻きつけ、一気に巻き取る。そして俺はウルナエッジを構えた。

『卜部さん!?何を…!』

 ウルナエッジならば胴体ごとコクピットまで貫くことは出来る!さらにこの速度でぶつかれば無事では済まないだろう。

 

 …無論、俺もだが。だが、心中の相手が四聖剣というのも悪くない。

 

『まさか…!特攻を…!?いけない!!』

 機体を大切に扱えとまたラクシャータに怒られてしまうな。いや、ガングランだから怒るのはロイドか?まぁいい。

 朝比奈はもがいているが無駄な事だ。予めワイヤーが切られないように刀を弾いたのだからな。

『止まれぇー!!』

 グレネードを受けるがそんな物では俺は止められん。

 

 ナイト オブ ラウンズは…虚名に在らずッ!!

 

 

 

 あらら、ナイトオブイレブンがやられてしまったようですね。でも関係ありません。

 私は私の敵の相手をするだけです。

『撲殺皇女ユーフェミア…今までやられた日本人の仇ッ!』

 どうやらあの機体は接近して剣で戦うタイプのようですね、ですが近接戦闘が得意なのはこちらも同じです。

『我々も加勢を!』

 あら?敵の援軍ですか、目障りですね。

「抹殺!」

 ハーケンフィストを飛ばし、援軍を殴り付け破壊、更に近くのナイトメアをハーケンフィストで掴み、周りの敵に投げつけます。

『隙を晒したなッ!』

 黒いナイトメアが突っ込んできますが、ハーケンフィストの掌にあるブレイズルミナスで防御をします。

「隙?いいえ、これは余裕というのです」

 既に飛ばしたハーケンフィストは戻ってくる軌道をとっています。

「圧殺!」

 しかし黒いナイトメアは押し潰す直前に躱しました。中々やるようですね。

『ふん、威力は高いが当たらなければどうと言うことはない!』

 そして黒いナイトメアは私の周りを回り込むように飛んでいます。そして攻撃を仕掛けてきては距離を取るヒットアンドアウェイを繰り返してきました。いずれもブレイズルミナスで防ぎますが…なるほど、ユーウェインの図体を見て何か勘違いをされてるようですね。

『貰ったッ!これでェ!』

 背後からの攻撃をハーケンフィストの右と左を前後に向け、ハーケンブースターを発動、その場で高速回転し、ナイトメアを殴りつけます。

『は、早いッ…!?』

 吹き飛んだナイトメアは両腕のハーケンブースターの加速を使えば追いつけます。

「滅殺!」

 ユーウェインによる純粋な殴打…これでトドメです。

『舐めるなァ!』

 あら、器用に刀で防いでるわ…さっきの攻撃もこうして防いだのかしら。でもごめんなさい、拳は二つあるの

 

「撲殺!!」

 

 それでもギリギリの回避行動で胴体を砕くことはできませんでした。でもフロートがあの損傷では戻っては…

 

『ユーフェミアァッ!!』

 刀から出ているブースターで登って来た…?中々タフな方ですね、でも、そんな遅い動きではユーウェインは倒せません。

『でぇい!!』

 苦し紛れの斬撃を白刃取りで止め、そのままへし折ります。顔面を蹴り飛ばし、ハーケンフィストを射出してダメ押しの殴打を叩き込みます。

「これで良しっと。」

 すると、今度はヴィンセントが現れました。カラーリングは…お姉さまが好みそうな紫ですね。

『…ユフィ元執行官…なぜこの様なことを…!おやめください!』

 あら、この声ギルフォードかしら?まぁ、関係ないけれど…私はルルーシュの為に、平和な世界の為に皆に憎まれると誓ったのですから。それが私の罪に対する罰。

「ギルフォード、久し振りね。お姉様は元気かしら?」

『…分かりません』

 この距離…うん、狙いは完璧ね。

「そうですか、ならばギルフォード…あの世に行って確認してきてください。」

『ユーフェミア様、何をっ』

 ヴィンセントに向けて右のハーケンフィストを発射し、ブン殴ります…あら?

『こ、これしきの事…!』

 ニードルブレイザーで防がれちゃったみたいね。流石はお姉様の騎士。…でもねギルフォード。

 

「拳は二つあるんですよ。知ってましたか?」

 

 左のハーケンフィストのブースターで一気に接近、このまま叩き潰します!

『私はッ!コーネリア様の騎士ッ!』

 これもニードルブレイザーで防ぐんですね…なら…

 

「このまま押し潰します!」

 

 両手を広げブレイズルミナスを展開して左右から押し潰します。

『こ、このままでは…!』

 すると、ヴィンセントの両腕が一気に爆散…パージされ、そのまま胴体で体当たりをしてきました。

『これでッ!』

 どうやらスラッシュハーケンを撃ち込むつもりのようですね、蹴りをブチ込みギリギリ躱しますが一撃は貰ってしまいました。でも無事な方のハーケンフィストを叩き込むとヴィンセントは落ちていきます。さようならギルフォード。

 さて、ルルーシュとスザクは大丈夫だとは思うけれど、ロロ達は上手くやってるかしら?

 

 

 

『ルルーシュの奴、こんなふざけた作戦を私たちに押し付けるとはな…』

『C.C.…いくらなんでも不敬である』

「お二人とも喧嘩しないデ」

 ボクとC.C.、ジェレミアの3人は…たった3機で敵陣深くまで切り込んでいまシタ。理由は簡単デス。ギアスキャンセラーで動けるジェレミアとギアスの効かないC.C.の2人しかボクの絶対停止停止の空間で動けないカラ。味方のドローンはとっくの昔に墜とされてマス。

『ルルーシュの奴!ラクシャータに変なものを作らせるから!』

『ふん、所詮は機械!私のように忠義も心の筋肉もないデク人形など敵ではない!』

 ランスロットフロンティアに乗ったC.C.さんはMVSで、サザーランドジークに乗ったジェレミアはロングレンジリニアカノンを放ちドローンを蹴散らしていきマス。

 ボクは心臓を強く叩きつつ、攻撃をブレイズルミナスで防いだりハドロンブラスターを発射して敵を蹴散らしていまシタ。

『受けよ!忠義の嵐ッ!!』

 ジェレミアのサザーランドジークから放たれる無数のミサイルが自律暁達を撃墜していきマス。

『ロロ!来るぞ!』

「オーケー、C.C.サン!」

 ラモラックを前進させ、六つのニードルブレイザーを同時発動、放たれたシュタルクハドロンを防ぎマス。

「ナイトオブシックスのモルドレッド…なんとか距離を詰めなけれバ」

『奇襲で一気に数を減らせはしたがありったけのドローンを投入しているのだろう、敵の数が多すぎる!』

『堪えよ!我らがここを抑えればルルーシュ様の勝利は揺るがぬ!』

 ラモラックを前進させ、絶対停止の結界を押し付けマス。これで敵軍は退かざるを得まセン。しかし、ボクのギアスのことは対策を講じられているようデス。

 近づく自律暁を拳のニードルブレイザーで粉砕しツツ、遠くのモルドレッドに注意を払いマス。恐らくモルドレッドを死守してボクの絶対停止の効果範囲外からシュタルクハドロンを直撃させるのが敵の狙いのハズ。それならバ、モルドレッドのシュタルクハドロンさえ気を付けておケバ…

『ロロ!上からくるぞ!気を付けろ!』

「上…!?」

 C.C.サンの言葉と同時に突如、上からトリスタンが現れ、ラモラックのフロートを叩き切られまシタ。

「そんな馬鹿ナ!絶対停止の結界ハ球体状…つまり上にもに広がるノニ…」

 し、しまった…ギアスを維持できナイ!

『…はッ!?や、やったのか!?』

 …まさカ!こちらの位置を読んでただ落下シタ!?物理現象は止められナイ、ならばと重力に身を任せテ…!?

「流石ハ…元ナイトオブスリー…!」

 でも、ボクはブラザーの弟デス、このままじゃァ格好悪くってあの世になんて行けまセン!

 再度の絶対停止…墜ちるラモラックでハドロンブラスターを構えマス。これがこの戦いの正真正銘最後の絶対停止デス!

「ハドロンブラスター…発射ッ!!」

 トリスタンの脚部を吹き飛ばし、ボクはそのまま墜ちていきマス。

 すみませんブラザー、ボクはここまでデス…

 

 

 

 僕の相手はカレンと星刻…かなり不利な戦いだが…この場合はそれが良い、凄く良い。僕にかけられた鍛えるギアスは追い込まれれば追い込まれるほど自身を鍛え、より強くなれる。鍛えれば鍛えるほど強くなるし、ランスロットもより本来の性能に近付くのだ。

 神虎と紅蓮の両方から放たれる攻撃を回避し、まずは神虎の撃破を狙う。

 スーパーヴァリスを闇雲に撃ってもカレンに邪魔されるのは目に見えている。ならばここはスラッシュハーケンで!

『そんな攻撃が効くとでも!?』

 腕のスラッシュハーケンを回転させて弾かれるも、すぐさま距離を詰めてMVSで切り付ける。あちらも剣でガードしたが、最初からMVSは囮!この脚で!

『何!?』

 胴体を横から蹴り上げる。これでかなりのダメージが入ったはずだ。そして僕自身、この戦いで更に鍛えられたことを実感する!

 そしてすぐさまその場を飛び退き、紅蓮の右手を躱す。

『さっきよりもまた早くなった!?』

 マッスルデバイスとランスロットアルビオン、そしてルルーシュのくれた鍛えるギアス…そして鍛え抜かれたこの身体があれば僕は誰にも負けない!

 カレンにスーパーヴァリスを撃ち込み輻射波動の使用を誘ってしばらくあの必殺の右腕を封じる。その隙にMVSで切り掛かるが、やはり十手型のMVSに止められてしまった。ここでスラッシュハーケンを…

『貰った!』

 このタイミングで神虎の攻撃…!?だが、ギリギリガードは可能!脚のブレイズルミナスを展開して受け流せばッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『掛かったな!枢木 スザク!』

 

「何!?」

 僕がブレイズルミナスで受け流してしまった先には…旗艦アヴァロン!

「しまった!」

『カレン!後は…』

『分かりました!』

 すると、神虎は僕を素通りし、アヴァロンへと向かっていく。そうか、星刻の狙いは最初からアヴァロン…!いけない!星刻の行方を阻もうにも紅蓮が攻撃を放ってくる。…さっきよりも早い…?

『行かせないよスザク…!』

「カレン…!」

 カレンの輻射波動を避け、MVSを繰り出し、空を駆ける。

 エナジーウィングとエナジーウィングによるエネルギー弾の放出はお互いの仲間を巻き込み多くのナイトメアが墜ちていく。

 いつしか戦場はダモクレスの近くとなっていた。カレンの猛攻に僕はブレイズルミナスを背に追い詰められてしまう。

『これでッ!』

 カレン…わかっていない様だね、僕は追い詰められると鍛えられる、鍛えられれば更にランスロットアルビオンは加速する!

 輻射波動を回避すると、輻射波動がブレイズルミナスを破壊した。…いや違う!カレンは最初からこれが狙いだったのだ!

『気が付いたみたいね!』

 紅蓮のスラッシュハーケンによりブレイズルミナスの発生装置が破壊され、ブレイズルミナスにポッカリと穴が空く。

「させるか!ルルーシュの邪魔はさせない!」

 僕も穴を潜り、カレンは対峙した。

 

 決着の時は…近い!




ヴァインベルグ式絶対停止攻略法:上空から重力に身を任せて叩き切る。
なんで俺は特に好きでもないジノを活躍させたんでしょうね?でもロロが強すぎるから仕方ないね()

機動戦士ガンダムSEEDを知らない方にはユフィ「滅殺!」とかの元ネタわからないですよね、ごめんなさい。

Q.え?ジノ生きてるの?
A.私は破壊の極意でフロートがブッ壊れて落ちて行ったとしか描写してません。それに原作でもジノの初期位置は左翼だったか右翼だったかです。原作だとフジ噴火とかあってわちゃわちゃしてダモクレスまで戻ってきたはずですが、本作だとルルーシュのRTAムーブに置いてかれてるのです。

Q.あの卜部が千葉と朝比奈如きに負けるはずがない
A.うるせえ!(殴打)千葉を倒したと思って油断しちゃったんだよ!!(殴打)納得しろ!(殴打)納得したと言え!(殴打)殴打!(納得してください)

Q.輻射波動でブレイズルミナス壊せるなら本編でもやってるよね?本編でジノに壊してもらってるってことは壊せないんじゃないの?
A.脳筋世界なので可能。壊せるだけの出力があったんだよ!(殴打)納得したよね?(殴打)納得するよな?(殴打)殴打(納得してくれ)

次回とうとう最終回、お楽しみに
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