神聖ブリタニア帝国の第二皇女コーネリア リ ブリタニア、私が姫様と慕うお方だが、最近溜息が多い。もしかしたらこの前のジルクスタンで大暴れした反動で最近の平和さに退屈でもしているのだろうか?
「…姫様、最近ため息が多い様に感じられますが」
「…む、そうか?済まない、聞き苦しかったか」
「いえ、そんなことは…。何かあったのですか?」
どうやら自覚はなかったらしい。
「ほら、この前…モニカの結婚式があっただろう?」
「えぇ…」
…うん?結婚式?結婚式と溜息になんの関係が…
「私もな、結婚が…したい」
「なんと…!姫様にもそのような願望があったのですか!?」
「どう言う意味だギルフォード」
まさか姫様がそのような願望をお持ちだとは思わなかった。
「別にな、女の幸せは結婚だとかを言うつもりはない…が、憧れるものは憧れるだろう。」
「さようですか。では気になる殿方でも?」
「ん?んー…それはだなぁ…」
姫様がお答えになる前に天井を突き破り何者かが乱入してきた。大体の察しは付く。何故なら天井を突き破られるのはこれで三度目だからだ。
「お姉様!話は聞かせていただきました!」
「やぁユフィ、そろそろドアかせめて窓から入ってきてくれ。部屋が汚れて敵わん」
姫様も既に順応し始めている。良くない傾向だ。
「私は認めませんよ!お姉様の妹たる私よりも弱い殿方にお姉様はお任せできません!」
「いや…ユフィ、私は別に私を愛してくれるのなら強さなど別に」
「よくありません!脆弱者にお姉様をお任せするなんて!」
本人の意思を無視して暴走する辺りがユーフェミア様らしい。そしてそんなユーフェミア様に甘いのが姫様だ。するとユーフェミア様は何故かこちらを見てサムズアップをしてきた。…まさかこれは私にチャンスを…?なるほど、私の好意など見抜かれていたと言うことですか。
「ではユーフェミア様、私と決闘していただきたい。」
「ギルフォード!?」
「私が勝ったら…姫様は頂きます!」
「えぇ、どうぞご自由に」
「え、私の意思は…?」
安心して下さい姫様、私は姫様の騎士!そしてユーフェミア様は私に姫様を託さんと今回このような条件を提示したのでしょう。庭に出て向き合い、姫様の合図を待つ。
「そ、それではユフィとギルフォードによる決闘を開始する。双方構え…始め!」
それでは行きますよユーフェミアさ
次の瞬間私は首から下を地面に突き刺されていた。なんで?
「えっ、私の騎士…弱過ぎ!?」
「ギルフォード、あなた弱過ぎますよ」
これは私が弱いのか?ユーフェミア様が強すぎるの間違いでは?
…いや、これは私が弱すぎるのだろう、確かにこんな体たらくでは暇様の伴侶になど相応しくない、鍛え直さなくては。私は決心し、頷く。そして覚悟を決め…
「すみません、とりあえずここから出してはいただけませんか」
ずっぽりとハマってしまい身動きが取れないので二人に頼み、首を掴まれなんとか無理やり引っこ抜いて貰う。
待っていてください姫様、必ず私が姫様の憂鬱を切り裂いてみせます!
そして次の日のことだった。
「やぁギルバートGPギルフォード」
「これは…シュナイゼル殿下、何故フルネームで?」
「君はコーネリアの婿候補に名乗りを挙げたようだね?」
その言葉に頷くと突如意識が刈り取られてしまった。
そして目を覚ますと再びシュナイゼル殿下が口を開く。
「君は弱過ぎるね。そんな実力では可愛い妹を任せられないな」
シュナイゼル殿下は微笑んでいるが、恐らく怒っているのだろう。そして再びシュナイゼル殿下の姿が消えたかと思うと私の意識は刈り取られてしまった。
…申し訳ありません姫様、暫く憂鬱は続きそうです。
実は作者、ユーフェミアの憂鬱一ミリもイベントストーリー読んで無かったりします。
古戦場とスプラ3で忙しかったんじゃ…