「新婚旅行はE.U.に行くモニ!イタリアのピッツァやパスタを食べるモニ!」
「ふむ、確かに本場のイタリアンには興味があるな」
そんな訳で私とたくみん(※巧雪=卜部のこと)の二人はE.U.にやってきたモニ。
「モニカ殿と日本人である俺が二人で仲良くE.U.の地を踏む事になるとは…平和を実感するな」
「モニ〜。好きでもない戦いの日々もこの平和のためだったと思えば悪くないモニ」モニモニ
思えばたくみんとの出会いも戦場だったモニ~
「さて、早速腹が空いたな。ピッツァやパスタの店を探そう。」
「モニ〜!楽しみモニ!」モニ!
早速店を探しに道端の人に声を掛けると、どうやら表情を顰めているモニ。…ブリタニア人は嫌いだったモニ…?
「あんたら…旅行者か?また大変な時期に来ちまったな…最近この辺は物騒なんだ。悪いことは言わねえ、楽しい旅行がブチ壊れちまう前に街を出るんだな」
「モニ !?まだピッツァとパスタを食べて無いモニ!」モニ⁉︎
「物騒とは…何があった?聞かせてはくれないか?」
声をかけた地元のおじさん曰く、最近この辺では通り魔が出るらしいモニ。夜になると屈強そうな人物に声をかけては一方的にボコボコにするとか…更に被害者の中には屈強な筋肉で凄まじい練りを得意とするピッツァ職人も居たらしいモニ。許せないモニ!!
「モニ!たくみん、その通り魔を退治するモニ!」モニィ‼︎
「…そうだな。平和とは小さなことの積み重ねの先にある。怠れば簡単に衰えてしまうだろう…筋肉と同じだ。そうなる前に平和を乱す芽は摘み取らねば」
「あ、あんたら…ただの旅行者なのになんて親切な奴らなんだ…頼む、この街を救ってくれ!」
私とたくみんは頷くモニ
「私たちが帰ってきたらナラの木の薪で焼いた本物のマルガリータを食べさせて欲しいモニ!」モニィ!
「そいつはいい、ボルチーニ茸ものっけてもらおう!」
「分かった!用意しておく!」
こうして私たちは通り魔が出ると噂の路地に向かったモニ。事前に黒の騎士団からの申請で帯刀許可を貰ってあるモニ。
すると、噂通り通り魔が現れたモニ…!
「…あら、あなた方は…?まぁいいでしょう、強者には変わりないのですから。行きますよッ!!」
その瞬間、通り魔の姿が消えたモニ。そしてたくみんが私を突き飛ばすと、通り魔の攻撃を鞘で受け止めているのが見えたモニ。
「あら、やはり止めるのですね、流石です!」
凄まじく速い正拳突きモニ!たくみんじゃ無ければ防ぎ切れなかったモニ!
「ユーフェミア殿…!こんなところで一体何を!?」
「モニ!いきなり殴りかかるなんて酷いモニ!」モニモニ!
「私はただ武者修行をしているだけです」
その結果通り魔になってるのは倫理的にまずいモニ…。
「大丈夫です、殺しはしません」
そんなの当たり前モニ…。そんなことを自慢げにいうなんて人としてかなり危険域モニ…
「仕方あるまいモニカ殿、刀を!」
「モニ!?たくみん、今ここでやるモニ!?」モニ⁉︎
「ユーフェミア殿はご乱心だ!頭を冷やしていただく必要がある!」
私はたくみんに刀を預けると距離を取ったモニ。
「私の筋肉に刀は通じませんよ?」
「この街ダメになるかならないかなんだ。やってみる価値はあるだろう!」
そう言うとたくみんは鞘を腰に刺し直し、居合の構えを取ったモニ
「居合ですか、良いでしょう、試してみなさいな」
「それでは参る…藤堂流剣術…飛龍撃!」
たくみんは大きく身体をひねりながら、鞘に納めた刀の鍔を親指で弾いて刀を矢のように相手に飛ばしたモニ!
「あら?刃ではなく柄での攻撃ですか?そんなもの私には…」
甘いモニ!飛龍撃はあくまでも囮!本命はもう一本の刀による斬撃モニ!そもそも私と違い、たくみんは二刀流はあまり得意ではないモニ!
「喰らえユーフェミア殿!龍槌撃!そして龍翔撃!」
空高く飛び上がり、落下重力を利用した威力の高い斬撃と、峰を右手で支え下から飛び上がりつつ刀の腹で斬り上げる二連撃モニ!そしてこの機を逃す手は無いモニ!まだまだ続くモニ!
「龍巻撃『凩』!『旋』!『嵐』!」
相手に向かって跳躍し、空中で体を一回捻りつつその勢いを生かして斬り付ける凩、錐揉み状に飛んで相手に突進し斬りつける旋、空中高く飛び上がり、刀を手前に構え前方宙返りにより相手を切り裂く嵐モニ!凄まじい、隙を生じぬ五連撃モニ!
「あら、これでおしまい?確かにすごい連撃だったけど…私の筋肉には無意味みたいね」
「何ッ…!?」
そんな…全て受けた上で…傷一つ無く立ってるモニ!?
「これは私が武者修行の最中に身に付けたのだけれど…私の技も受けてくださるかしら?超高速で放つ事で空気との摩擦で燃える様に熱くなった拳を叩き込む、私の修行の集大成…終の火拳『火グー鎚』と名付けたのだけれど」
技名ダサいモニ…。
「行きますよッ!!」「させるか!」
拳を突き出すユーフェミア様に対し、たくみんは突進したモニ…つまり、あれをやる気モニ!
神速を最大に発動させ、剣術の基本である全9方向の斬撃…切落・袈裟斬り・胴・右斬上・逆風・左斬上・逆胴・逆袈裟・刺突を連続で繰り出す、乱撃術にして突進術の技…九頭龍撃モニ!!
しかし、なんとユーフェミア様のだった一振りの拳とたくみんの9回の斬撃は同等…いや、むしろ押し負けたモニ!
「ぐっ!これでもダメか…!」
「今のは少しちくっとしました。でも、あの程度では私には勝てませんね。」
たくみんは刀を逆手に持ち替え、納刀の動作に入ったモニ
「あら?諦めちゃったのかしら?」
いや…違うモニ、たくみんの目を見れば分かるモニ!目はまだ死んでないモニ!
その納刀は高速で行われたモニ!そして鍔と鞘がぶつかり合い、発生する鐔鳴りの高周波の音撃がユーフェミア様を襲ったモニ!通常の人間であれば効果のない距離でも、ユーフェミア様程鍛えた人物であればその聴力も段違いモニ!つまり、ユーフェミア様の聴覚を一時的に破壊する事に成功したモニ!
「なっ!?…こ、これは…!?」
「鍛え過ぎた身体が仇になったようだな、ユーフェミア殿!」
続けて放つは究極の抜刀術モニ!通常右利きの場合、右足を前にして抜刀するという抜刀術の常識…抜刀術は刀は左から抜刀するため、左足を前にすると抜刀時に斬ってしまう危険性があるモニ…を覆し、その手の振りや腰の捻りの勢いを一切殺さないように抜刀の後に、左足を踏み出し、たった一歩ながらその踏み込みによって生まれる加速と加重が斬撃をさらに加速させ、神速の抜刀術を『超神速』の域の一撃に昇華する技モニ!
「喰らえユーフェミア殿!天翔龍煌ッ!!」
咄嗟にガードしたユーフェミア様の左腕に切り傷をつけて、血が少しだけ滲み出る…究極の抜刀がユーフェミア様の筋肉を上回ったモニ!
「…見事、と言うべきでしょうね」
こうして、ユーフェミア様は事態を聞きつけてやってきたギルフォードさんとコーネリア様に連れていかれたモニ。私達はその後ピッツァとパスタを食べて、それからE.U.の各国を観光して回ったモニ
「この後はどうする?モニカ。そろそろブリタニアに帰るか?」
「うーん、まだまだ周り足りないモニ。…そうだ、ピラミッドが見たいモニ!」モニ!
「つまりエジプトか、勿論俺も同行しよう。」
「それでは…行くモニッ!」モニーン!
Q.なんで23?
A.11+12だから。(殴打)
コードギアス二次創作書いたらはずが、出来上がったものは「るろうに剣心+ジョジョ」だったよ。なんで?
・マルゲリータ、ポルチーニ茸云々→ジョジョ5部のナランチャ
・やってみる価値はある→逆襲のシャア
・藤堂流剣術→ヒッテンミツルギスタイル‼︎
・終の火拳→終の秘剣(るろうに剣心の志々雄)
・エジプト云々→ジョジョ3部