地底から   作:よろよろ

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始まるよ




ここは何処だ...?

 

「...」

 

なんで俺はベッドで横になってるんだ?

 

「んっ...」

 

体が重いな

 

「...何も分からない」

 

ここは何処なのだろう

 

「お目覚めになりましたか?」

 

ん?隣に人が居たのか

 

「すみません、気付くのが遅くなってしまって

貴方が僕をここに?」

 

「はい、屋敷の前で倒れて居たので」

 

「そうですか、わざわざありがとうございます」

 

しかし何故屋敷の前で?

 

「いいえ、お気になさらず...私は古明地さとり

この屋敷、地霊殿の主でもあります」

 

古明地さんと言うのか、それにしても主か

一見幼く見えるけど上に立つもの特有の

雰囲気は確かに感じてくる...

 

「貴方の名前を伺ってもいいですか?」

 

名前...俺の名前?

 

「...すみません、名前が分からないです」

 

「無理もありません、貴方の現在の状態は

記憶に害を及ぼしていると考えるのが普通

ですから」

 

状態?

 

「ボロボロだ...」

 

だから体が重たかったのか

 

「僕はどのくらい寝ていたんですか?」

 

「5時間ほどなのでそれ程長くはないです」

 

「そうですか」

 

5時間か、そこまで重症では無さそうだな

 

「...しかし、何故人間の貴方が地底に?」

 

地底?それに人間の貴方ってのはどういう...

 

「...もしかして貴方外の世界から」

 

外の世界?じゃあここは?

ダメだ何も思い出せない

 

「そうですよね、今は記憶が無いのでしたね...

ここは幻想郷にある地底呼ばれる場所」

 

幻想郷に地底...幻想って事は

 

「古明地さんは人間とは別の存在」

 

じゃあ、あの管に繋がれた目は装飾品

とは別ってことか...考えれば分かることか

 

「はい、幻想郷には妖怪、妖精、神霊

そして貴方と同じ人間達が住む場所」

 

なるほど、幻想の生き物たちが集う郷で

 

「幻想郷ですか」

 

「あっさり信じてしまうのですね」

 

いや、正直な所半信半疑ではある

 

「古明地さんは本当の事を言ってるだけですから」

 

「えらく断定的ですね」

 

確かに、普通なら疑う所だが

 

「目が嘘を語ってないと、そう思ったからです」

 

根拠はないが信頼出来る綺麗な目だ

 

「キレ...初対面なのに分かるものなんですか?」

 

「勘としか言えません」

 

「もう少し他人を疑った方がいいのでは?」

 

確かに古明地さんの言う事は間違っていない

勘に頼り過ぎるのも危ういだろうから

 

「貴方は素直な方なんですね」

 

「そうですか?割と単純なだけかも知れません」

 

「確かに、人によってはそう捉えられそうですね」

 

結局はその人の解釈...あれ?

 

「声に出てたのか?...」

 

考えた事を直ぐ口に出すのは良くないから

直すよう心がけておこう

 

「大丈夫です、声には出てませんから」

 

そうかそれなら...には?

 

「そう言えば古明地さんは幻想郷の中で

どの立ち位置の生き物にあたるんですか?」

 

予想は妖怪で心を読める

 

「正解です、覚と呼ばれる妖怪でこの

第3の目から相手の心を読むことが可能です」

 

心が読めるか...

 

「とてもいい能力ですね」

 

「...え?心を読まれるのですよ?」

 

「僕は心読まれても大丈夫ですから」

 

「何故そう思えるんですか?」

 

「僕はいつでも本心で喋ってるつもりですから」

 

それに常に読んでる訳でも無さそうだしな

 

「我が道を行くような性格してますね」

 

「後ろ向きよりはいいと思います」

______________________

side さとり

 

「とてもいい能力ですね」

 

私も自分の能力はいいものだと誇りがある

でも心を読まれる事は自分の領域...

パーソナルスペースに土足で踏み入るようなもの

 

「(面白い人間...)」

 

それが記憶喪失から来るものなのか

元々の性格なのかは分からないけれど

 

「(どんな人なんでしょうか?)」

 

この人をもっと深く知りたくなりました

 

side out さとり

______________________

 

ここが幻想郷の地底であるということは

わかったが

 

「これから先の行動ですね?」

 

「はい、右も左も分からない状態ですから」

 

「その辺りは安心してもらって大丈夫です」

 

?それは、どういう...

 

「その前に...古明地さんでは堅苦しいので

気軽にさとりと呼んでください、それから

口調も崩してもらって大丈夫です」

 

名前呼びは親交も含めて良いとは思うが

口調は『大丈夫です』さs『大丈夫です』

 

「強情ですねさとりさん」

 

「記憶はなくとも喋り方はそう変わりません」

 

「そうで...わかった改めてよろしく頼むさとり」

 

「はい、お願いします...では早速ですが

地霊殿で働きませんか?」

 

「それは従者としてで良いのか?」

 

「はい、最初は雑務などこなしつつ

幻想郷の文献を広めていき徐々に

やれる事を増やしていく」

 

「なるほど、それならwinwinだ」

 

「はいその通りです(それだけでは無いですが)」

 

「じゃあよろしく頼む」

 

「あら、即決なんですね」

 

「あぁ、そもそも選択肢がそれしか無いからな」

 

「フフッ、よくお分かりで」

 

「意地悪だなさとりって」

 

「でも許してくれるのでしょう?」

 

「そうだな、こういう時さとりみたいな女性

達はずるいよな」

 

「?それはどういう...」

 

「さとりみたいに可愛いって事だ」

 

「かわっ...イイ」

 

「ふふ」

 

「ハッ!?」

 

「からかい返しだ」

 

「あ、あなた!!」

 

「因みに可愛いのは本当だから安心しな」

 

「なっ!?...貴方たらしの才能ありますよ」

 

「不名誉だな」

 

「主人としてしっかりと矯正するのでご安心を」

 

「それは、お手柔らかに頼む」

______________________

 

「そういえば、貴方の名前がわからない問題は

どうしましょうか?」

 

「さとりが決めてくれて構わない」

 

「良いんですか?最悪たらしになりますよ」

 

「それでもいいぞ」

 

「...冗談です、でもいいんですか?

本当に私が決めて」

 

「名前のない従者が主から名前をもらうって

何かいいんじゃないかと思うし」

 

「そんな曖昧な『それに』?」

 

「さとりに付けて欲しい」

 

「え?あ、そうなんですね...

分かりました考えておきますね」

 

「あぁよろしく頼む、

それで今日は何をすればいい?」

 

「いえ貴方の仕事は明日から」

 

「ん?そうなのか、じゃあどうすればいいんだ?」

 

「自由に館内を回ってもらって構わないわ」

 

「さとりは?」

 

「私はここに居るから一通り見て飽きたり、

会いたくなったらくればいいわ」

 

「わかった会いたくなったらまた来る」

 

「そ、そうわかったわ」

 

「じゃあ行ってくる」

 

「え、えぇ行ってらっしゃい」

 

「あぁ」

 

「...たらしめ」

______________________

 

「館内ってさとりは言ってたが、それは

後でも出来るし地底探索でもするか」

 

まずは外に出たいから...

 

「ワンちゃんがいる...」

 

それだけじゃない、猫から虎にハシビロコウまで...

 

「使用人より動物が多いな」

 

何ならまだ使用人には会ってないし

 

「仕方ない...ワンちゃんや」クイクイ

 

「ワン!!」トコトコ

 

「ここの出入り口ってわかるかい?」

 

「ワンワン!!」

 

「そうか、案内してくれるか?」

 

「ワンッ!!」

 

「そうか、よろしくな」

 

青年移動中・・・

 

「ワンッワンワン!!」

 

「ここか...ありがとな」ワシャワシャ

 

「くぅ〜ん...」

 

「帰ってきたらいっぱい遊ぼうな」

 

「ワン!!」

______________________

 

「これが地底か...空が見えない」

 

中々に広い洞窟空間だ全てを探索するには

今日中は無理だろう

 

「人が多そうな場所を回ろう」

 

青年移動中・・・

 

「取り敢えず街の中心地らしいとこに来たが」

 

妖怪、特に鬼が多いな

 

「人間がいない」

 

まぁ当たり前といえば当たり前か

 

「人間が住むにには肩身が狭そうだ」

 

余程人間が珍しいのか多くの視線を感じる...

有名人になった気分だ

 

「鬱陶しい...」

 

全く知らない他人に見られるのは

やはりストレスが溜まるな

 

「そこの人間」

 

「ん?」

 

「どうやってここまで来たのかしら?」

 

おっと、まさか話かけられるとは

 

「...地霊殿から歩いて」

 

「地霊殿から?いえ、そんなはずはないわ私が人間

の侵入を見逃す筈がないもの」

 

まぁ、疑われるのも仕方がないか

 

「怪しわね...」

 

困ったな...

 

「パルスィ、目的の奴は...見つかったらしいな」

 

今度は女性の鬼が入ってきた

 

「えぇ」

 

「本当に人間がいるとはなぁ...」

 

「本人は地霊殿から来たと言ってるけど」

 

「ふぅ〜ん変な人間だねぇ、でも嘘は

言って無いと思うよ」

 

「何処にその根拠があるのよ...」

 

「目は口ほどにっていうだろ?こいつの目は

嘘を語ってないって言ってる」

 

「...はぁ勇儀、貴方酔ってるんじゃない?」

 

何かいい感じにことが進んでる

 

「そんな事は『星熊勇儀!!』あん?」

 

と思ったら...

 

「今日こそ借りを返してやるわ!!」

 

「何したのよ勇儀?」

 

「いやわからん、酔ってんじゃ無いか?」

 

酔っ払いの因縁か、距離を置いておこう

 

「すいません、めんどくさくなりそうなので

離れておきますね」

 

「そうね、その方が『おい、橋姫と人間』...え?」

 

「おい、バカッ!!」

 

「邪魔だから退きなさい!!」

 

手加減は...まぁして無さそうだな

 

「...はぁ、来なきゃよかった」

 

 

ドゴオォォォォン!?

 

 

「お前!!何し...!?」

 

「は?」

 

「まさかこんな事になるとは...えっとパルスィ?さん」

 

「...え?」

 

「怪我とかして無いですか?」

______________________

side 勇儀

 

「マジかよ」

 

人間...そう間違いなく人間が鬼の一撃を

 

「片手かよ」

 

殴ったあいつは弱くない、地底にいる鬼の中でも

上位、今の一撃だって普通の人間なら形も残らない

私も痛いからあれは受けたくない

 

「な、なんでただの人間が!?」

 

「いや、十分痛かったですよ?」

 

「な!?」

 

「取り敢えず酔っ払いは」バッ

 

「!?どこ..に..」ドスン

 

「寝ててください」

 

あぁ...

 

「はは...」

 

やばい...

 

「勇儀?」

 

久しぶりに

 

「パルスィ」

 

「!?ゆ、勇儀あんた」

 

本気で殺り合いたくなってきた

 

side out 勇儀

______________________

side パルシィ

 

ヤバい、勇儀が本気を

 

「ダメよ勇儀!!あんたが暴れたら地底が」

 

「大丈夫だ力はセーブするし、あいつが

やりたくなければ何もしない」

 

「そう言う問題じゃ『いいですよ』...は?」

 

「よく分からないが、仕掛けられた勝負は

受けないといけない、そんな気がする」

 

「決まりだな」

 

「そうですね...開けた場所に行きましょう、

この街を壊す訳には行かないでしょうし」

 

「そうだな、着いてきな」

 

あぁ...胃が痛くなってきた

 

「どうしたら...あ」

 

そう言えばあの人間は地霊殿から来たって

 

「ちょっと待って、戦うのは分かったけど、

その前になんで地霊殿から来たのか教えて」

 

もしかしたら

 

「何だよパル『勇儀は黙ってて!!』おっおう...」

 

「あぁ、そう言えばそうでしたね...

僕は今日さとり様の従者になって初仕事は

明日からだから地底の探索をしに来た感じです」

 

「そうなのね、さっきは疑って悪かったわね」

 

「いえ、怪しまれるのは仕方ないと思うので」

 

「そうありがとう、もう行っても大丈夫よ」

 

「よし!!じゃあ行くか...そう言えば名前」

 

「さとり様に考えてもらってます」

 

「名前がないの?」

 

「思い出せないんです」

 

「記憶喪失ならあたしと殴り合えば

自然と戻ってくるさ」

 

そんなわけないでしょ!!

逆に悪化するんじゃないか心配よ

 

「確かに...」

 

「は?」

 

こいつは馬鹿なの?それとも何でも

信じちゃう単純思考なの?

 

「だろ?じゃあそろそろ行行くぞ」

 

「はい、じゃあパルスィさんまた」

 

「え、えぇ」

 

何だかとっても疲れたわ...

 

「さてと」

 

簡単に送り出しちゃったけど間違いなく

ヒートアップして街にまで被害がでる

程の自体に発展するかもしれない

 

「さとりのところに行かないと」

 

あの人間がさとりの従者なら

さとりの命令で戦いを辞めるはず

 

「全く...なんで私がこんな事を...」

 

今を呑気に過ごしてる妖怪達が妬ましい

 

side out パルスィ

______________________

 

「よし此処だな」

 

街からも十分離れてる

 

「丁度いい場所ですね」

 

「いつも通りの口調に戻していいぞ

今から殴り合う訳だ硬っ苦しいのはなしだ」

 

「そうですか...わかった」

 

「よし!!それでいい」

 

「終わりはどうする?」

 

「どっちかがぶっ倒れるか、止められるか」

 

てことは実質ぶっ倒れるまでか...

 

「それで大丈夫だ」

 

「...じゃあ初めるぞ」

 

「あぁ」

______________________

 

両者は走り出した

 

その1歩1歩は大地を踏み抜き小さなクレーターを

作るほどに力強く凄まじい衝撃波を発生させた

 

動くだけで災害と言ってもいい...

そんな強者のぶつかり合いで起こる事は

火を見るよりも明らかである

 

「オラァ!!」

 

鬼は拳を振るった、その一撃は

山をも吹き飛ばす程の強烈な一撃

普通なら形も残らない...普通なら

 

「...アッブナ」バシュン

 

「私の一撃も受け流せるんだな!!」

 

「あんなもん受けられないからな」

 

相手の人間は普通ではない

 

「」ブンッ!!

 

「うぉっ!?」

 

人間が放った一振は鬼から100メートル以上も

後方にある岩山を横一線にぶった斬る

 

「ハハッ、おっかねぇ奴だな!!」ブンッ

 

「こっちのセリフだ!!」ブンッ

 

両者の拳がぶつかり合う...

 

ドッ!!

 

その凄まじいエネルギーは地底世界全体を

大きく揺らした

______________________

side さとり

 

「名前...名前...」

 

ど、どうしたらいいのかしら1人の人間に

名前を付けたことがないから悩ましい...

 

「ペット達だったらすぐに...

 

ドッ!!

 

「!?」ビクッ!!

 

な、なに?なんの音なの?

 

ガタガタガタガタ

 

「普通の地震とは違う...それにさっきの音」

 

誰かが闘っている?

 

「...星熊勇儀ね、でも誰と」

 

多分この感じだと互角の勝負をしてるはず

 

「ハッ!?(まさか、伊吹萃香と...)」

 

それなら早く止めないと...

 

「でもどうやって...」

 

鬼同士の戦闘を止めたらいいのよ

 

「さ、さとり様!!凄い地震が!!」

 

「落ち着きなさいお燐、多分ですが

あの鬼達が暴れてるのでしょう

私が行ってきます」

 

「で、でも大丈夫ですかさとり様?」

 

大丈夫であって欲しいですが...『ワンワン』

 

「ワン、ワンワン」

 

「どうしたのセバス?今は...」

 

「ワン、ワワン!!」

 

「人間が外に出てって心配...え?」

 

人間...まさか

 

「お燐、館内で人間を見ましたか?」

 

「人間ですか?見ていませんけど...

あ!!それらしい匂いかが外続いてました」

 

そんな、なんで外に私が言わなかったから?

だとしても!?...いえ巻き込まれていないか

確認しなければ

 

「お燐私は『さとり!!』パルスィさん?」

 

「はぁはぁ...あんたのとこの従者が勇儀と...

て、ちょっとさとりどこ行くのよ!!」

 

「さとり様!?」

 

従者...間違いない彼だ

 

「早く止めに行かないと...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さとり様どうしたんでしょうか...」

 

「...妬ましいわ」

 

side out さとり

______________________

 

中々にヤバいな

 

「疲れたな...」

 

肉弾戦は互角だが体力は持たない

 

「オラァ!!」ビュンッ!!

 

「アッブネ...」バシュ

 

捌くので手一杯...無地蔵にもほどがある

それに

 

「(体が上手く動かん)」

 

「流石に疲れてるみたいだな」

 

「あんたは全然って感じだな」

 

「まぁ...な!!」ドッ!!

 

「(さて、どうするか)」シュ!!

 

 

『おい...小僧』

 

 

「(あ?)」

 

 

『わしの力を持っておきながらグダグダと』

 

 

「(頭の中に直接...)」

 

 

『代われ』

 

 

「グッ...」

 

「ん?(雰囲気が変わったのか?)」

 

 

『1度で覚えろ』

 

 

「...」

 

「これは...(本番ってところか)」

 

「行くぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やめなさい!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「...」ピクッ

 

「んぁ?」

 

 

『...やかましい小娘が邪魔を』

 

 

「うるせぇジジイ...出しゃばんな」

 

 

『グッ、小僧何故制御...」

 

 

「俺の主がやめろって言ってんだ」

 

 

“引っ込め”

 

 

「(!?雰囲気が戻った?」)」

 

「ストップが入ったんで終わりですね」

 

「あ、あぁそうだな(少しヒヤッとしたな)」

______________________

 

とりあえず戦い終わったのだが

 

「あなた!!なんで勝手に外に出たの!!」

 

次はさとりに怒られている

 

「すまない...」

 

「しかも鬼と、星熊勇儀と戦うなんて...」

 

「まぁ成り行きでな」

 

「成り行きで鬼と勝負なんて考える人間

なんているわけないでしょ!!」

 

まぁそうだろう

 

「まぁ、さとり怪我があったわけじゃ」

 

「怪我をしてるしてないじゃないの!!

そもそもあなたは...」

 

ガミガミ ガミガミ

 

「...なぁパルスィ?」

 

「何よ?」

 

「なんか仲良さげだな」

 

「...妬ましいわ」

 

「なんだ?助けられて惚れたか?」

 

「...そんなんじゃないわよ」

 

「そうかい、そうかい」

 

「そういうあんたは?」

 

「ん?まぁどうだろうな」

 

「濁すんじゃないわよ」

 

 

 

「全く心配をさせないでください」

 

「...今日なったばかりの従者も心配するんだな」

 

「当たり前ですそんな事」

 

「そうか...ありがとなさとり」

 

「!?...次から気おつけてくださいね」

 

「あぁ」

 

「(いきなりあんな柔らかい笑顔に...

やっぱりたらしですね)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「妬ましい...妬ましい...」

 

「おいおい...まぁ仕方ないか」

 

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