そして俺は諦めた   作:たなかまもる

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初投稿です。
色々な方の作品読ませていただき、
感化され筆を取りました。
拙い文章、意味不明の日本語、誤字脱字
あると思いますが、ご容赦ください。


普通の日常

 

 

今となればあれは青春の1ページだったと思う。

 

 

これは一般高校生 川上健太の物語。

 

 

眠たい目を擦り、毎朝起きる。

起床後のルーティンを作業の様にこなし

今日もだるい一日が始まる。

 

親からは「遅刻するから急ぎなさい」

と耳にタコができるくらい聞いた言葉だ。

 

昨日、乱雑に脱ぎ捨てた制服は

綺麗に畳まれており、今考えると

親がシワを伸ばして綺麗に畳んでくれて

いたんだと感謝と申し訳なさがある…

 

綺麗になった制服を身にまとい

決まったルートで登校する。

 

「今日は暑いな…学校ついたらアイス買お…」

 

そんな事を口に出しながら歩いていると、

 

「あっ!川上くん!おはよぉ〜!!」

 

後ろから声が聞こえる

 

「おはよ、相変わらず朝から元気だな…」

 

俺はだるそうに挨拶をする。

 

彼女の名前は如月未来。

同じクラスのスポーツ大好き元気っ子だ。

 

「朝からそんなに元気無いと

今日という日が勿体ないよ!!

せっかく太陽浴びて光合成出来てるんだから

お恵みに感謝しなきゃ!!!」

 

「俺は植物じゃねぇよ…」

 

わかってくれたと思うが…

こいつは勉強はできるし、単語も覚えるが…

意味を理解出来ない運動一筋の絵に書いたような

スポーツ少女なのだ…

 

「だとしたら光合成してる分

植物の方がお恵みに感謝してるね!

川上くんは植物よりも…」

 

「うるせぇ…」

 

こいつの相手は疲れる…

と思い半ば強引に話を遮った。

 

「あっそ!遅刻しても知らないからねーだ!」

 

と言い残し自転車顔負けの速度で走っていった。

 

えっ?と思いつつ携帯の画面を見ると

 

「まじ…?」

 

遅刻までのカウントダウンは始まっていた。

 

 

予鈴が聞こえる…

 

 

「はぁはぁはぁ…」

 

教室に続く階段を駆け上がり、息も切れながら

間に合ったと思い教室のドアに手をかけようとした時

 

「おい、川上」

 

野太い男の声が聞こえた。

 

「あっ…はい…」

 

声の正体は担任の先生だった…

 

「川上、遅刻な…」

 

 

「うす…すみません」

(間に合ったと思ったのに…)

 

アイス食えなかったなぁと

考えながら適当に返事をした。

 

「後で生徒指導室に来るように。

早く教室に入れ。ホームルーム始めるぞ。」

 

面倒だな…と思い席に着いた俺に

 

「健太が遅刻なんて珍しいじゃん!!

なんだ?女に振られたか???www」

 

煽るように声をかけてきた奴がいた。

 

「俺が女に振られる??

冗談じゃない…俺が女に振られるほど

モテたの見たことあるか??」

 

「ねぇな!あはは!!」

 

「そこ!松野!静かにしろ!」

 

「うぃーす」

 

今先生に注意された奴は松野 弘樹。

俺の親友だ。クラスでは人気者の男子。

サッカー部でエース。

良くあるモテる部類の奴だ。

 

 

「えー今日は5時限目に先週やった

テストの返却をする。赤点を取った生徒は

放課後この教室で追試を受けてもらうから

残るように。」

 

 

「ええっ!!」

 

教室にそれなりの声量で叫んだ女の子がいた。

如月未来だ。

自分で思ってるよりも大きい声が出たことに

驚いたのか自分の口を塞いでる。

 

 

(相変わらず元気だなぁ…)

なんて思いながら今日もいつもと同じ様に

過ごそうと考えていた。

 

 

午前の授業を終えお昼休み。

俺は弘樹と弁当を食っていた。

 

「健太よぉ…今日学校終わったら

カラオケ行かね???なんか思いっきり

歌いたい気分なんだわ!!!」

 

「奢りなら行く」

 

「うぉまじか…最近部活忙しくて

バイト全然出来てなくてなぁ…

金がねぇよ…」

 

「冗談だ、行こう」

 

「奢りか!!!???」

 

「何故?Why?」

 

この流れでなぜ奢ることになる。

なんて思いながら話していたら

 

「わ、私、大会近いのに

テスト赤点だったらどうしよう…」

 

朝とは違う元気の無い声が聞こえてきた。

 

「え〜、未来は大丈夫でしょ〜

今回のは一緒に勉強もしてたし大丈夫だよ!」

 

「だといいけど…」

 

今、大丈夫と励ましていた女の子は

天音しずく。弘樹の彼女だ。

吹奏楽部に入っていてよくコンクールにも出ている。

 

「でも一応追試の勉強少ししとく…?」

天音がそう呟いた。

 

「しずくちゃん…ありがとう…って

さっき私なら大丈夫って言ってくれてたよね!?」

 

「あはははははは」

 

何となく聞き耳立てて聞いていた会話が

漫才のようで思わず小さく笑ってしまった。

 

「どうした?思い出し笑い?

今の健太なかなか気持ち悪かったぞ…」

 

「えっ、酷くない?」

 

 

キーンコーンカーンコーン

 

 

予鈴が響き各々自分の席に戻り始める。

5時限目が始まりこれから起こる出来事を

俺は予想すらしていなかった…。

 

 




ふと思い立って書き始めたものの
只今の時刻4:19分…
単発の1本作ろうとしてたのに
続き書かなきゃいけなくなりやしたねこれ()

眠いので寝ます()

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