領域展開……まさか、毛の王国の人間か!?   作:ペロロペ

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申し訳ない。ASMRの耳舐めで耳が妊娠してしまって遅れました。現在妊娠3ヶ月でございます♡
ところで、ASMRってどういう意味?


耳を舐める。そして、耳を舐める。

 

 

 前回のあらすじ!

 

「私の名前はナナシ。ポケ○ンマスターを目指している、23歳のベリージェントルな手品師だ」

 

 眼鏡と髭をつけ、髪をモジャモジャにしてベストを着たナナシがマイクに向かってアフレコをしている。

 

「貧乳のビュティ(?)と共に旅をするなか、怪しげな恰好をした純愛仮面と名乗る変態がビュティ(?)の体内から現れた」

 

 ナナシの見ている画面には、貧乳のビュティ(?)がゲヘゲヘ笑いながら、腹を掻っ捌き、体内から純愛仮面を引き摺り出している。

 

「すかさず私は『体が真っ二つに割れても、胸は大きくならないぞ』と、紳士的かつ、的確な助言をしてやった。だが、ツッコミしか取り柄のない貧乳は、体が割れているにも関わらず、うひょひょいと笑いながら意味のないバストアップマッサージをして『これで私も巨乳だ!』とはしゃいでいたのだから、いくら超天才である私でも手に負えない」

 

 悪意しかないビュティ(?)の絵。そして、漫画のような吹き出しの中には「ゼロはなにやってもゼロ」と、血濡れた文字が書かれていた。

 

「しかし、純愛仮面とは一体なんなんだ? 20世紀少年の悪質なパロディか? 変態仮面を意識しているのか? ビュティ(?)がなぜ貧乳であるかなどとは比べ物にならない謎だが、空前絶後の天才である私にかかればどんとこ〜い!な事件。あらゆることもベストを尽くせばモーマンタイ。IQ200をスリスリっと超える頭脳で全部まるっとぶっつり解決してやる!」

 

 そうして、今日の収録は終わった。

 

「……怒るよ?」

「はっはっは。どうしたんだYOU? 怒りは人の心を貧しくするぞ? おっと、君はすでに貧しい胸を持っていたな。はっはっは」

 

 ビュティ(?)がナナシの鼓動を止めるまであと3秒。

 

 

 

 

 

 前回のあらすじ!

 

「ローションは楽○、ア○ルバイブはAmaz○nだな」

「なんだか、無性に動物……具体的にポ○ケモンのエロ画像が見たくなってきました」

「普通にジラーチ」

 

 マグロはジラーチにこう願った。

 

「主任以外の人間を根絶やしにして、先輩をふたなりロリにしてください。あ、脇毛は未処理でお願いします」

「すね毛と乳首毛はサービスしておいてやる」

 

 そうして、マグロと武田の三角定規の禁断の恋が始まったのであった。

 

「久しぶりだな、純愛仮面」

「……誰?」

「────!!!!!?」

 

 この時、ビュティ(?)のツッコミは、音を……置き去りにした。

 

「いやいやいや!! ちゃんと私ツッコんでたじゃん!!! というか、またあらすじが意味不明すぎるよ!!!?」

 

 ビュティ(?)は体が割れても元気だった。

 

「まだ私割れてるの──!!!?」

「……おかしいな。僕はちゃんと、真っ二つにしたのに。……なんで、死んでないのかな」

「馬鹿め。貴様の刃が届く前に私が真紅の手品真拳でビュティ(?)を二つに割ったのだ」

「今の一瞬でそんなことが起こってたの!!? 漫画じゃないんだから、ちゃんと描写書かなきゃ伝わんないよ!!!?」

「仕方ない、三行ほどでまとめてやるか。感謝しろよ豚ども」

 

 ナナシは懐からB6サイズの紙芝居を取り出し、VRゴーグルを装着した。

 

「瞬間、世界が歪み、怒れるツナ缶と生卵が地球を崩壊へと導くため現出しようとインターホンを鳴らした瞬間……ぐはっ!!!」

 

 紙芝居が始まり、ビュティ(?)は食い合わせが悪いなと思いながらも水飴とスルメイカを同時に食べていたが、突如として純愛仮面がナナシに斬りかかり、ビュティ(?)の隣に座っていたナメクジがスプラッタな光景に絶命した。

 ハッペニョケルペと書いてあるTシャツを着たストロングゼロ(幼女ver)がナナシの傷口からパカッと出てきて、飛び出すたびに「味がねぇよ」と呟いている。

 

「兄者? 兄者あああああああああ!!!!!!!!」

「ぐはーーーーー」

「味がねぇよ」

「アレはダメだって。だってめっちゃ血がピューって出てるやん」

「ぐはーーーーー」

「味がねぇよ」

「兄者の馬鹿野郎!!! 殺戮機械と恐れられた兄者が、この程度で死ぬんじゃねぇよ!」

「ぐはーーーーー」

「味がねぇよ」

「俺さ、カタツムリになりたかったんや。でもな、ナメクジに種族固定される呪いかけられてもうてな」

「ぐはーーーーー」

「味がねぇよ」

「なれるさ……。兄者なら、そんな呪い吹き飛ばして、カタツムリになれるさ!!!!!」

「ぐはーーーーー」

「あじ……フライヤー」

 

 ナメクジ兄弟が涙の別れをしている中、ナナシはツッコんで欲しいのか棒読みで絶叫しつつ、ビュティ(?)をチラチラ見ている。

 ストロングゼロ(幼女ver)はナナシの腹にダイビングし、黄泉平坂へと旅立った。

 

「……」

「ぎゃあああ!!!!!」

 

 ビュティ(?)はツッコミたくなかったので、とりあえずナメクジに塩をふりかけた。

 すると、純愛仮面が苦しみだし、血反吐を吐いた。

 

「アンタが血反吐吐くのかよ!!?」

「くっくっく。よくぞ我が正体を見破ったな、小娘」

 

 なんと、真の純愛仮面とはビュティ(?)の隣に座っていたナメクジ(兄者)であったのだ!

 

「なんだと!? まさか、貴様が!!?」

「そうだ!! 我こそが真なる純愛仮面!!! 貴様らが我がマリオネットを純愛仮面と思い込んでいた様はお笑いだったぜ!!!!!」

「……じゃあ、あの純愛仮面は?」

 

 衝撃の事実を明かすナメクジに戦慄するナナシを冷めた目で見ながら、ビュティ(?)は純愛仮面のいた方向を見ると、そこには……

 

「インドカレーにでかい野菜入ってるのって、許せる?」

「マジ絶許だわ。そんなカレー屋いたら、浜川さんに撃ち殺してもらうわ。マジ浜川さん」

 

 インドカレーにでかい野菜を入れていたバイトの青年を簀巻きにして、ひたすら顔面に玉ねぎをすりおろすチキンティカと純愛仮面がいた。

 

「なぁ、アンタは許せるかい? デリバリーでインドカレーにでっかい玉ねぎが入ってるカレー屋を選んじまった時、あの何とも言えない感情の落とし前、どうやってつける?」

 

 ナメクジ(弟者)が、いつの間にかビュティ(?)の耳元にピタリと張り付いて囁く。

 

 さながら、拳銃とペットボトルキャップを同時に突きつけられて、田中がバック駐車に挑戦している時、相席に乗っているような絶望的な状況だが、ビュティ(?)(?)は動じず、こう答える。

 

「でかいのが、いいんじゃねえか」

 

 ビュティ(?)(?)は自分の身体を割って取り出したスピリタスを一息で飲み干し、組長の墓参りに訪れた。

 

「おやっさん。俺がスピリタスを口に突っ込んだら、急性アルコール中毒になって、気付いたら舎弟どもにアナル開発されてメス堕ちしてたおやっさん」

 

 そして、墓にスピリタスとネギトロをぶっかけてイヤホンをする。

 

「やっぱ、墓参りの後は耳舐めASMRだな」

 

 その後、ビュティ(?)(?)の姿を見たものはいない。

 

「え、あれ、さっきの私? え?」

 

 ビュティ(?)がバグってる間に、ナナシと純愛仮面の闘争が始まった。

 

「くらえ!! 真紅の手品真拳奥義【36時間耐久耳舐めASMR】!!」

「……いただこう」

 

 純愛仮面は自分の付けているマスクの耳の部分に思いっきり指を突っ込み穴を開け、血を流しながら自前のイヤホンジャックを耳にぶっさす。

 

「ねぇ、おにぃさん。●●のお口で、お耳ナメナメされてぇ、アソコびくんびくんって、なろうね?」

「くっ……」

 

 甘いアニメ声に、純愛仮面の純愛ゲージが高まる。まるで、幼馴染に「ふふっ。ちょっと舐められただけでびくんってなっちゃって、可愛い」とおちょくられ「じゃあ、俺も」と勇気を出して近寄ると「え、無理だわ」とガチ拒絶された時のような気分になった。

 

「れっろぉぉぉぉぉ。ちゆっ、はむっ。えっっっ……。どう? 穴の周り舐められるの気持ちいい?」

「うぬっ……」

 

 大変エッチな気分になってきくる耳舐めに、純愛仮面の純愛仮面ゲージが高まる。

 数値に直すと、純愛ゲージが5で、純愛仮面ゲージが50、キャベツゲージが0.1香ばしいである。ちなみに、純愛ゲージは妄想の罵倒による上がるマゾ度、純愛仮面ゲージは純愛仮面の純愛仮面の膨張率、キャベツゲージは過去の記憶を表している。

 

「じゃあ、奥に行くよ? れっっっっっっ」

「ぐはっ……!!!!!!?」

 

 この時、純愛仮面の鼓膜は破壊される瞬間……純愛仮面の脳内に溢れ出した、かつて存在した記憶。

 

「……そうだ。僕達は結婚の約束をして、それで……それから、何があった? ……いや、馬鹿な。そんなはず……。いや、でも……まさ「浸りすぎ──!!!!!!」っぐはぁ!!!!?」

「思いっきりぶん殴った──!!!?」

 

 ナナシの怒りの拳が純愛仮面の頰に突き刺さる。

 

「ねぇ、殴ってよかったの!? なんか今すごい大事なことを思い出そうとしてたけど!」

「愚か者、ここは戦場だ。記憶を思い出して硬直するなぞ、阿呆としか言えん。それに第一……」

 

 純愛仮面の墓標に、先程出演した声優のNTRもののASMRが入った端末をブッ刺す。

 

「ASMR聴いただけで、結婚の約束した妄想し出す奴は殴って矯正しなきゃやばくね?」

「……いや、えっと。まともなこと、言ってるのかな?」

「正気でございますよね、奥様?」

「あ、これはどうも奥様。こちら、お中元でございますわ」

「まぁ、これってメキシコ産の水洗トイレじゃございやせん? ……正気でございますか? 再び日本を縄文時代にする気であそばせでございますことよ?」

「ま・と・も、だぜ?」

「……ぶっ殺してやる!!!」

「……え? 誰?」

 

 ビュティ(?)は知らないアニメ声が突如会話に混じってきたことに気づき、その場から反射的に離れる。

 ナナシはいつもの調子で会話をしていたが、いつの間にか謎のアニメ声と死闘を繰り広げていた。

 

「うおおおおおおおお!!!!!!!」

「あああああああああ!!!!!!!」

 

 ブランコを押すナナシと、楽しそうに揺られるアニメ声。しかし、両方とも顔は劇画調であった。

 

「お前は誰だ!?」

「……俺は、俺の中の俺だ」

「なるほど。貴様は妖精か」

 

 アニメ声はくるっと5回転半しながらブランコから飛び降り、ナナシはブランコの椅子部分が鳩尾に当たって崩れ落ちる。

 

「我が名はチャンリカ。東京都武蔵村山区伊奈平出身の妖精だ」

「ほう。その仮面を見るに、貴様は純愛仮面の仲間か?」

「いかにも。……このオシャンティでハイカラな仮面を、あんなクソダサマスクと同じにすんなや!!!!!!!」

「情緒不安定か?」

「わりぃな。今、電子ドラッグキメっから、ちょいと待っててくれや」

「……ほう。まさか貴様『アレ』の走狗か?」

「……なるほど。貴様は『アレ』を追っているのか。悪いことは言わん。大人しくここにいろ」

「『アレ』は何をしている?」

「『アレ』はただいるだけだ。だからこそ、厄介極まりない」

「では、貴様の痕跡から『アレ』に辿り着いて見せよう」

「…‥お前、何か勘違いしてないか? 『アレ』と俺は既に縁が切れている。この世界にいる時点で察しろ」

「……どういうことだ?」

 

 

 

「……全然描写されてないから、何が何やら分からん──!!!!」

「ごっはぁ!?」

 

 ビュティ(?)は怒りを近くに転がっていた純愛仮面に向ける。

 

「もっと読者に優しくしなよ! 人物の描写サボったりせず、どんな動きしてるとか具体的すぎず適当に補足してさ! もっと想像力を掻き立てる努力をしなよ!! まずさ、妖精って何? なんで武蔵村山区伊奈平に妖精がいるの!? というか、性別も何も判りゃしないよ!! 仮面つけてんの? だからなんだってんだよ!!!? それよりも『アレ』ってなんだよ!! 『アレ』とか急に出されても読者置いてけぼりだよ!! もっと伏線貼ってから、『アレ』の候補増やしてからこういう発言しようよ!! こうやってツッコんどかないと、クソ小説も青ざめる深くも浅くない『あ、これ一行見ただけでダメな奴だ』みたいな、何とも言えない、いたたまれない痛い小説になっちゃうよ!!!!!」

 

 ビュティ(?)の渾身のツッコミに、流石のナナシ達も反省したのか、正座しながら夕食を食べる。

 

「なぁ、ビュティ(?)」

「なに?」

 

 ナプキンで口元を拭いているナナシを睨みつけた後、いきなり馴れ馴れしく話しかけてきた妖精に目を向ける。ナメクジ(弟者)はビビってテレビをNHKに変えた。

 

「俺は、そうやって小説内で小説のダメ出しする方が痛く見えるぜ?」

「しゃあおら!!!」

「へぶっ!!?」

 

 ビュティ(?)のヤクザキックが妖精の顔面に入り、陥没させる。

 

「なぁ、ビュティ(?)」

「なに!!?」

 

 奈良漬を食べて味をリセットしようとしているナナシは、妖精の頭を掴んでこう言った。

 

「死ね」

「え?」

 

 まるで幻のように消えビュティ(?)の後ろに現れたナナシは、自分の胸を貫き、心臓を抉り出した。

 

「え?」

 

 ナナシの命の鼓動が止まった。

 ビュティの右手は血に濡れ、その掌にはナナシの心臓があった。

 

 

 

 

 

「……え?」

 

 妖精が笑った気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 





今回全くと言っていいほど話進まんかった。多分次話で話が進むはず。
あと、あのインドカレー屋マジで野菜がでかいんだよな。みなさんはインドカレーにでかい野菜入ってるの許せます?
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