幼女に厳しい世界で幼女になった   作:室戸菫はかわいい

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前夜

 

 

 

「蓮太郎さん。私は延珠さんの居場所に心当たりがあります」

 

 放たれた言葉の意味を反芻する蓮太郎。

 

 延珠……? 延珠……延珠……!

 

 その意味を理解したとき、意識が目覚める。

 

「延珠はどこだッ」

 

 勢いあまって力の限りティナの肩を掴んだ。

 壁に叩きつけられ、ティナの顔が痛みに歪む。

 

「いた……いです。蓮太郎さん」

 

「……(ワリ)ぃ」

 

 蓮太郎は慌てて手を放し――彼女の言葉のおかしさに気が付いた。

 

「まて……ティナ、お前、どうして延珠の場所が……そもそも延珠のこと教えてないぞ」

 

 目を伏せるティナ。

 

「すみません、それは……調べさせてもらいました」

 

「調べた……?」

 

「はい」

 

 不安に駆られる蓮太郎をよそにティナは名乗る。

 

「改めて蓮太郎さん。私はIP序列98位、モデル・オウルのイニシエーター、ティナ・スプラウトです」

 

「98位……?」

 

 その意味を理解するのに、蓮太郎は少々の時間を要した。

 先月千番になったとはいえ、文字通り桁の違いに気が遠くなる。

 イニシエーターとして延珠より格上の彼女が、どうしても寝ぼけてカフェイン錠剤を齧っていた姿とかみ合わない。

 

「本当……なのか」

 

「あなたには……狙撃手が私、と言えばよいでしょうか」

 

「っ!?」

 

 蓮太郎は目を見開く。

 狙撃手が自ら素性を明かした上、それが凄腕スナイパーだったとは。

 しかしふつふつと湧き上がることもあった。

 

「なぜ……なぜ、あの時撃たなかった……ティナ……」

 

 夜行性のフクロウが因子ならば長距離狙撃も頷ける。なればこそ可能なこともあったのではないかと。

 

「ごめんなさい……万が一逸らされた場合、誰に当たるかわかりませんでした」

 

 俯いたティナに蓮太郎は胸に息苦しさを覚えた。

 

「……いや……俺に力がなかっただけだ……お前のせいじゃないよな……」

 

「蓮太郎さん……」

 

「それより……どうしてお前が延珠の居場所に繋がるんだ」

 

 しかし重要なのはそこである。

 ようやく蓮太郎は自罰的な行動よりも、延珠を助けるという方向に意識が向き始めていた。

 

「……その話をするには私の置かれた状況を説明する必要があります。ドクター室戸に会わせていただけますか」

 

「なぜ、先生が出てくる?」

 

「彼女が――――機械化兵士の専門家だからです」

 

 

 

 

 

 

「先生……」

 

 道中ティナから概略を説明された蓮太郎は彼女を地下室に連れてきた。

 しかし2人が目撃したのは、菫が鎖で繋がれたアルを椅子替わりにして座っている光景。

 その上アルは「アタシは悪い子です」というプレートまで首にかけている。

 

 扉の開閉音に気が付いて菫が振り向くと、蓮太郎の隣に立つティナの姿を見て、ははん、とニヒルに笑った。

 

「おや里見くん。延珠ちゃんが囚われの身なのに新しい幼女を捕まえてきたのかい? 節操がないなぁ」

 

「あは☆ 蓮太郎くん、()()()()ぶりだねぇ~」

 

「うわ……」

 

 ティナは菫が『空前絶後の変態』と称される理由の片鱗を出合い頭に知った。

 

「ああ、コレは気にしないでくれ。屈辱的な罰を与えているところだからな」

 

「でもこれねぇ、先生ぇのおっきなお尻を直に感じられるから実は――ぐえっ」

 

 菫は手元の鎖を引いてアルを黙らせ、蓮太郎に顔を向ける。

 

「で、私や木更が心配したにも関わらず一切連絡をよこさなかった君は一体どういうつもりでやって来たのかな?」

 

「……木更さんには話した。ただ……」

 

 蓮太郎の言葉を菫は手で制した。

 

「いやいや、わかっているとも。君の延珠ちゃんへの入れ込みはかなりのものだからね。依存している人間が半身を失った時にやる行動なんて決まってるものさ。しかし勝手に死んだ末に腐乱死体となってしまうのは避けてもらいたいな。君が死んだときは私自らの手でミイラにしてやろうと言ったばかりだろう。防腐処理もさすがに腐ってしまえばそれもできないじゃないんだよ。そういえば里見くん、ミイラ職人の中にはそういう趣味の人間もいて、王族の死体なんかを使()()()()()という話は有名だな? ああ、もちろん私は死体好きだが君にそういった感情は持ち合わせていないから安心したまえ。丁寧に脳みそと内臓を取り出して綺麗なミイラにした後はガラスの向こうでひとり寂しく飾っておいてやるつもりだからね」

 

「……勝手に死んだりしねぇよ」

 

「ふぅん、そうかい」

 

 捻くれた菫の心配を嬉しく思いつつ、蓮太郎は表情を引き締める。

 

「先生、俺は早く延珠を助け出さなきゃならねぇ……そのための知識が欲しい」

 

「ふむ……私は相手が狙撃手だと聞いたが」

 

「先生、そうじゃなかったんだ。弾丸を弾き、延珠並みのスピードで動く鎧野郎が俺たちの敵だ」

 

「ならば彼女は何の関係がある?」

 

 蓮太郎はティナを見た。

 菫の視線も受けて、ティナは一歩前に立つ。

 

「はじめまして、ドクター(ドク)。私は……『NEXT』の機械化兵士、ティナ・スプラウトです」

 

「なに……?」菫は怪訝な顔をする。

 

 すると彼女は何かを察したのか表情を二転三転させ、不愉快を隠さない表情になる。

 

「本当なのか、それは」

 

「……はい」

 

 菫は立ち上がり机の周囲を歩き回ると、怒りで身を震わせ、机を力の限り叩きつけた。

 

「外道に堕ちたか……ッ、度し難いぞッ! エイン・ランド……ッ!」

 

 普段見ない剣幕の菫に蓮太郎が少したじろぐ。

 

「なぁ……先生。エインってこの前先生が言ってた『四賢人』だよな?」

 

「ああ、その通り。『NEXT』の責任者だ。よもや医者として最低限の誇りを捨ててプロジェクトを続けるとは思わなかったがなッ!」

 

 菫は激情のまま蓮太郎に手術の際は四賢人の誓い(意思と生命の尊守)を説明した。

 

「我々は死に瀕した患者しか機械化手術を行わない……その意味がわかるか()()()

 

「まさか……」

 

 蓮太郎は察した。病気もしない子供たちが自然な理由で死に瀕することは寿命以外にない。つまり、その手術はまったくもって平穏とは言い難いものだったろう。

 

「もはやアイツは人間を人間と思っていないのだろうよ。まったく吐き気がする」

 

 菫はじっとティナを見つめる。

 

「それで、予想はつくが君はその鎧野郎を知っているな?」

 

 ティナは頷いた。

 

「はい……大まかなものですが、マスターは2種類の機械化兵士を造ったそうです。私たちのような子供たち(チルドレン)を機械化兵士に近づけた『ハイブリッド』と、人間を子供たちに近づけた『リンクス』という存在です。今回敵として立ちはだかっているのは……おそらくリンクスでしょう」

 

 呼吸を落ち着かせる菫。少しすれば普段の理知的な瞳に戻っている。

 

リンクス(繋ぐもの)ね……まったく皮肉が過ぎるな」

 

「どういうことだ?」要領を得ない蓮太郎が質問を投げる。

 

「簡単な話だよ里見くん。つまりエインの奴は『人間』と『呪われた子供たち』を混ぜてしまったのさ」

 

「は……?」

 

 呆けた蓮太郎に菫はさらに続ける。

 

「文字通りだよ。ふたつをひとつに……いや、2人で1人の民警……ふん、発想がイカれてて笑いがこみあげてくるね」

 

「ま、まさか……嘘だろ先生? そんなことする奴が……()()なのかよ」

 

 よもやそれが、所謂アニメーションのような()()()合体でないことは菫の口調から明らかだった。

 慌てて蓮太郎は胃からせりあがって来たものを押し返す。

 

「信じがたいことだがな。それで、鎧姿なのだろう。中身は悲惨なことになっていそうだ」

 

「じゃあティナも……?」

 

「私は……チップを埋め込まれている程度ですから、そこまで酷くありません」

 

「それでもおい……」

 

 再び蓮太郎は言葉を失う。

 それで、と菫は再びティナを見た。

 

「ティナちゃん……と言ったな。それ(機密)を私たちに話してなんの意味が君にある?」

 

「端的に言えば……取引です。ドクター、私の体を好きにしていただいて構いません。切り刻んでも燃やしてもミイラにしてもかまいません。その代わり、ひとつお願いしたいのです」

 

「ほう、ミイラか。魅力的な話だな……それで、何をして欲しいと?」

 

「もはやマスターは……信用できません。だから、もし私の友達が生きているなら……亡命させてくれませんか」

 

「ふむ……私にそんな権限はないが、いいだろう。君の体はテクノロジーの塊だ……好き放題できるとなれば胸が躍るね」

 

「……っ」研究者としての表情を見せた菫にティナは僅かに身を震わせる。

 

「先生っ!」

 

 たまらず蓮太郎が口を挟めば、菫は両手をひらひらと振った。

 その背にはいつの間にかアルが引っ付いている。

 

「勘違いするなよ。私は外道ではないが、同意のもとであるなら実験は好きにするタイプだ。……まぁ、そのおもちゃは間に合っているんでね。メンテナンスなんかは引き受けてやるから身元の引き受けはそこのロリコン(里見くん)にでも頼みたまえ」

 

「……俺が?」

 

 ティナと蓮太郎は顔を見合わせた。

 

「しかしそれも里見くんが延珠ちゃんを助けてからだ。話したまえ、君たちの知っている範囲のことを」

 

 顔を引き締め蓮太郎とティナは知りえる情報を話した。

 

 

 

 聞き終えた菫は頷いた。

 

「わかってしまったな。つまり、奴は自分の作った作品で品評会をしようというんだ。競い合わせてどちらが優れているかを測ろうとしている……大方勝った方を売り込もうとしているだろうな。自分の国ではなく東京エリアでやるところが卑劣だ」

 

「なっ……」

 

 蓮太郎は絶句した。そんなふざけた話があるのだろうか。

 

「でなければ片方に聖天子様を守らせてもう片方に襲わせるなど考えられん」

 

「そんなふざけたことのために俺たちは……ッ!」

 

「憤るのはもっともだよ里見くん。しかし優先することもある」

 

 菫に言われて、蓮太郎は震える拳を下す。

 

「ああ……先生から見て、鎧野郎はどんな能力を持ってると思う?」

 

 菫は机に肘をつき、その上に顎を載せた。

 

「君が言うに、敵は姿を隠したり銃弾を逸らしたわけだな?」

 

「ああ。でも体術や剣撃は逸らせないようだった」

 

「姿は光学迷彩のようなものとして……もうひとつだな。私が予想するに携帯用防弾膜(プライマル・アーマー)という理論上の電磁波兵器だろう。実用化していたとは驚きだが」

 

「なんだそれ?」

 

「君も理科の授業で習ったはずだが、簡単に言えばフレミングの左手の法則を利用している。接近する銃弾に電流を流し、自分は磁界を纏うことで電磁力の向きに銃弾は逸れるというものだ」

 

「いやでも……そんなこと出来るのか?」

 

「出来てしまったのだろうな。本来は電力の確保がほぼ不可能で電流を流したときの作用反作用で持ち主が吹っ飛ぶ本末転倒な兵器だ。何人混ぜたのか想像もつかん」

 

「…………」

 

 酷い執念だと思った。

 たしかにモデル・デンキウナギのイニシエーターなら生体電気を増幅させることはできるだろうが、それでもひとりふたりでは無理な話だ。

 エイン・ランドという人物のイカレ具合に拍車がかかる。

 そんな人間、信用できないのも当然だろう。

 蓮太郎がティナを気遣うように見遣ると、彼女は薄く苦笑いを浮かべた。

 そして同時に納得。

 延珠が突然失神したのはおそらく感電させられたからだ。

 そうなると彼女が受ける拷問はより熾烈なものとなるだろう。

 蓮太郎は奥歯を嚙み締めた。はやく、はやく助けなければ。

 

「それで先生……奴の弱点はどこなんだ」

 

「それは君の予想通りバックパックだろうな。破壊するかバッテリー切れを狙うかは君次第だが問題はいかに接近するかというところだろう」

 

 接近戦は蓮太郎の得意とするところだが、しかし敵にはライフルがある。それをどう掻い潜るかは。

 

「私が蓮太郎さんが接近するまでサポートします。私と彼の相性は最悪ですからそのくらいしかできません。それに……延珠さんが捕まってしまったのは、私の責任もあります」

 

 ティナが申し出た。

 

「お前……」

 

「私の実力はお分かりのはずです。やって見せます」

 

「……確かに、98位は伊達ではないのだろうな。やれやれ……里見くん、何時の間にこんな強い幼女を攻略してしまっていたんだい」菫は首を振った。

 

「そんなんじゃねぇよ……」

 

「優しくしてもらった恩を返したいだけです」

 

 ふぅん、と菫は胡乱げだった。

 

「で、そいつは木更をご所望なんだろう? どうするつもりだ」

 

「俺は……木更さんを戦わせたくない。だが……俺は弱いッ。先生、俺の力はこの程度なのか……?」

 

 神医、室戸菫は意地の悪い笑みを浮かべた。

 

「もちろん違う」

 

「じゃぁ……」

 

「里見くん、君は私がこれまで夥しい数の死体を積み上げて完成した最高傑作だ。そして当時の私があの地獄の中、瞋恚(しんい)(ほのお)ですべてを焼き払えたらという願いを形にした機械化兵士でもある」

 

「……つまりどういうことだ」

 

「バラニウムは黒い。なぜかわかるか」

 

「いや……」

 

「私の憎悪の具現化だからだ」蓮太郎は答える「非科学的だな」

 

「しかし私はそう信じている……だからこそ、詳細は今省くが君のバラニウムの義眼と義肢にはリミッターを施した。そして君の憎しみや怒りに反応して全力を出させるわけだ。しかし恐れたまえよ。人間性の闇というべきものに飲まれてはいけない。当時の私のようになりたくなければな」

 

「……根性論過ぎるだろ」

 

「なんにでも縋りたい時期だったのさ。無論、君が()()()力を使ってくれればそんな根性論は必要ないがね」

 

「…………」

 

 蓮太郎は握りしめた右手を眺めた。

 これは誰かを虐げる戦いではない。

 延珠を助けるための戦いだ。そのためなら、なんだって使う。

 

「それでも力不足を感じるなら延珠ちゃんが拷問を受けてる光景を想像すればいいんじゃないかな? 科学的実験と称して鉛弾を撃ち込まれるたびに体が跳ねるところとか……」

 

「それは……ッ!」

 

 想像するだけで怒りがこみあげてくる。実際にやるやつが居たら……殺してしまうかもしれない。

 

「あは☆ 君の目、すっごいギラギラしてるよ」

 

 鏡の向こうに見える自分の瞳には、まるで煉獄の炎が宿っているようだった。

 

「なんにせよ、だ」菫は足を組みなおした。

 

「君はどんな縁か再び機械化兵士と戦おうとしている。ならば言えることはひとつだ。勝ってこい。君の不幸面は隣に笑顔の延珠ちゃんがいないと見てられん」

 

 一瞬、蓮太郎はまさかそんな直接的な激励が飛んでくるとは思わず固まった。

 

「……おう」

 

「ついでに、エインの奴に吠え面をかかせてくれればいいのだがな」

 

 そっちが本音か? そう疑いながらも、蓮太郎は地下室を後にした。

 あたりはすでに夜の帳が下りている。

 

「それでティナ、延珠はどこにいるんだ」

 

「……セーフハウスとして用意された廃工場があります。そこに入っていくところを見ました。確認したところ、クロですね」

 

「場所がわかってるならなぜ俺に?」

 

「あなたは……蛭子影胤という機械化兵士を倒したと聞きました。あなたなら可能性があるのではと思ったんです」

 

「俺を利用しようってのか」

 

「それは否定しません。でも、利害は一致しているはずです」

 

「……そうだな」

 

 蓮太郎の携帯が揺れた。

 新しいメール――木更からだ。3回目の会談が明後日に決まったらしい。

 斉武とエイン・ランドが繋がっているのか。そんなことはどうでもいい。

 ただ、奴らのくだらない目的のために延珠を攫ったというなら――――

 

「上等だ……明後日と言わずに決着をつけてやる……!」

 

 そのふざけた計画をぶち壊すだけだ。

 

 

 

「ごめんなさい、蓮太郎さん。弱い私を許してください……私は、人の姿を失っていても(電池だとしても)……友達を撃つことはできないんです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どこまでがお前の予想通りなんだ、アル」

 

「……なんのこと?」

 

 菫はパソコンを操作し、ひとつの音声ファイルを再生する。

 流れてきたのは神経質そうな男の声だ。

 

『久しいな、ムロト。もう5年は経つが、君はこの数年で何か技術を進歩させることが出来たかね?』

『私は出来たぞ。引きこもりの女狐には出来ないことが僕には出来たのさ』

『君が極東の島国などという僻地で隠居しているうちに、私は天に手をかけた』

『ぜひ君の世代遅れの機械化兵士と僕の最新鋭の機械化兵士を競わせてみたいよ……』

『いいかムロト。グリューネワルト翁は貴様なぞより私のことを――――』

 

 菫は再生を止めた。

 

「とぼけるなよ。この通り、今月の頭にエインの奴から連絡が来た……だがな、奴がこの電話番号を知っているはずがない。誰かが教えない限り」

 

「それこそアタシは無理だと思うなぁ。アメリカでしょ? 知らないよ☆」

 

「……質問を変えよう、アル。貴様は ()()()()()()

 

 アルから表情が消える。

 

「アタシ、先生ぇの前で増えた覚えないんだけどな。どうして気づいたの?」

 

「あり得る話と思っただけだ。間抜けは見つかったようだがな」

 

「……バレちゃったなら仕方ないね☆ でも、延珠ちゃんが攫われたのは予想外かなぁ」

 

「……勝てるんだろうな、蓮太郎は」

 

「勝てるでしょ。そのためにティナちゃんがいるんだから」

 

「奴の手のひらで踊っているようで気に食わん」菫は吐き捨てるように言った。

 

「それで先生ぇ、アタシはどうする? IISOに送り返しちゃう?」

 

「そうしてやりたいところだが……ひとついい事を思いついたぞ」

 

「……まさか蓮太郎くんの肉盾になれとか言わないよね?」

 

「…………」

 

「えっ」

 

 

 

 

 

 





・菫
延珠が関わってるのと優勢に見えるので「殺されるぞッ」はなかった

・ティナ
よかたね

・蓮太郎
このあとVR特訓した
延珠がいないのにこんな前向きに蓮太郎は考えられるのだろうか


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