ここで今までの事を整理することにした
船から10時頃降りる
船は夕方の5時に迎えに来る
だから今戻っても船が無いため戻ることができない
なので今は予定通りに目的地に行くのがいいだろう
この島は民間人が住んでいなさそうである
店もないし自動販売機も動いていない
そして一番の問題は巨大ゴキがいる
目的地である研究施設は何を研究しているか分からないが
その研究施設から逃げ出したのかもしれない
俺は携帯電話を見るため木の棒をリュックに刺してポケットから
携帯電話を取り出した
電波は圏外
時間は10時30分
役に立たない携帯電話、腕時計の方がましだ
ここでマンガの主人公なら巨大ゴキの場所に戻って巨大ゴキを退治するのだろうが
あんなのに一斉に襲われたら勝てる自信がない
あと巨大ゴキ以外の巨大昆虫がいたら危険だ
今いる道は目的地まで指定された道だ
多分この道が比較的安全なんだろう
あんな種類のゴキが存在するのかもしれないと思いながら
目的地に向かうことにした
それから1㎞くらい歩いた
10メートルくらい先にショウリョウバッタが3匹道のわきにいる
俺は道に落ちていた鉄の棒を拾い近づいた
やはり大きい
50~70㎝くらいはありそうだ
この大きさのバッタなら勝てそうだ
自分の周りを見渡し敵がいないかか確認しつつ戦闘シミュレーションをした
一匹突っついて襲ってきたら各個撃破
昆虫は連携しないだろう
そして俺はバッタの背後に回り込み一匹鉄の棒で突っついた
ピョンピョンピョン
三匹全部逃げて行った
俺はあっさり勝った
まぁ、バッタだから現実はこんなもんだろうな
これが2メートルくらいあれば俺は危なかっただろう
襲ってこなかったけど・・・
思っていたより安全に目的地に着くかもしれない
考えてみればあの時のゴキも金属棒で地面を叩きながら近づけば逃げて行ったかもしれない
危険な昆虫はいるのかな?
カブトムシとかクワガタは肉食ではなさそうだから大丈夫かな
カマキリは怖いかもしれない
周辺を気を付けながら危険そうな奴いたら近づかなければ大丈夫だろう
漫画や映画はいつの間にか近くにいて突然襲ってくる
周辺を注意しながらいるとそんなことは絶対起きない
歩いているとトンネルがあった
このトンネルを越えなければいけない
自分の来た道を振り返った
危険そうな虫は居なさそうだ
走ってトンネルを抜ければ大丈夫だろう
しかし自分の考えは甘かった
全速力で走ると走る音に反応したせいなのか出口辺りに何か集まってきた
しかも直ぐに息切れし足も痛い
これはヤバいな
後ろに振り向いてみると入口辺りに何か動いているものが見える
殺虫スプレーがあればよかったなとくだらないことを思った
とりあえず選択肢を4個思いついた
一つ目はまだマシそうな入口側を走って戻る
二つ目は出口側に近づいたら全速力で走って逃げる
三つ目は金属棒を叩きながら威嚇して出口に向かう
四つ目はここでじっとして居なくならないか様子を見る
ビビりな俺は四つ目を採用した