ここを出発するまで時間がある
しかし今の話を聞いて大きい虫がいたのも納得である
それにしても脱走したといったレベルじゃないくらい沢山いたな
この島全体で育ててる可能性がある
これが世間にバレると問題になるだろう
それで情報流出が出来ないように持ち物検査があったのだろう
もし俺が特に何か探って分かったところで何も出来ないだろうな
下手に何か知ってしまうとこの会社に来るときに見た様に昆虫の餌になるだけだ
多分あれは何か知ってしまった人だろう
今は無事に帰るためおとなしくしていよう
しかしここに来るまで昆虫と戦っていたせいなのか少し眠い
トイレに行ってソファーで横になろう
もし寝てしまっても送ってくれる人居るから起こしてくれるはず・・・
俺はこの部屋を出てトイレに向かった
もしかして見られている可能性があるから変な行動しないように気を付けなければいけない
特に問題もなく用を足して部屋に戻った
俺はソファーに横になり「あー、眠い」と独り言をいってあくびをした
何かカチッと音がしたがリュックが倒れていたのでリュックが倒れた音と思った
ブーーーン
何の音だ?
凄く眠い
まだまだ眠いが何とか目を開けて音のする方を見た
白っぽい何かいる
長い足がたくさん生えてるな
羽もあるので飛べるのだろう
イメージとして白いゲジゲジに羽が生えてる感じだ
何故こんなところにそんな虫が・・・
眠くて思考が追い付かない
そんな白いゲジゲジが俺に向かって飛んできた
あーーー!
俺は顔を両腕で庇った
白いゲジゲジは首の付け根に張り付いた
俺は追い払おうとしたが胸元からシャツの中に入ってしまった
胸あたりを走り回っている脚の感触が気持ち悪い
サワサワサワサワというか何とも言えない気持ち悪い感触だ
「あーー、あーーー」
自分の発した言葉に目が覚めた
胸に奴が這いずり回ってる感触がある
慌ててシャツを脱いだが奴は居ない
そして部屋を見渡したがここは自分の部屋だ
私は夢を見ていたのか?
胸に嫌な感触がまだ残ってるので身震いをした
何だ今のは??
時計を見ると日曜の朝の8時
私の名前は村上真由
洗面所で顔を洗った時に鏡を見た
「うん、自分の顔だ」
夢にしてはリアルだったな
早くお出かけの準備してエトランゼに行かなくちゃ
エトランゼとは喫茶店だ
学生の私はよくここでモーニングを頼む
10時までに・・・
私はエトランゼに到着し中に入り
カウンターに座ってモーニングを注文した
モーニングはトーストとコーヒーのセット
コーヒーはミルクと砂糖多めで飲むのが好きだ
その時隣の席に中年の女性が座った
他に空いてる席がたくさんあるのに何故隣に座る?
「突然すみません」
私の隣に座った女性が話しかけてきた
私は彼女の顔を見たが全く見覚えのない人だ
「私は柳田みゆきといいます。あなたの夢の話を聞かせてください」