女神転生転性転生―電霊:セラフィックアイドルにうと化したおっさん転生記―   作:おかひじき

35 / 55
 ペルソナ3のナンディはわりとよく見た、素材的な意味で


合体合体新スキル? ※悪魔・ペルソナ合体あり

 「じゃあ行くか」

 

 オレはアームターミナルの中から、ミミカが車を発進させるのを見守る。今は阿形さん達と別行動だ。

 

 しかし今日は今までとは違い、このアームターミナルの中に作った異界、「電脳酒場」の中でゆっくりしている。今までは本当にただ白い小部屋か通路があるだけのイメージだったからな……。

 

 この電脳酒場は、オレとイッチがかなり古いRPGの酒場拠点のイメージをインスパイアしてでっち上げた。

 

 酒場なのでフレーバー的に飲食も出来るし、二階は宿屋になっているので寝る事も出来るぞ!

 

 仲魔達には好評である。元が無味乾燥過ぎただけとも言うが。

 

「おっと……忘れる所だった」

 

 派遣用の化身も作っておかないとな。最初は邪教の館で紹介してもらうとして、3体は必要かな。

 

 A-0からA-2まで……実際にはA0000-0000-0000とか運用上かなり桁数多くしてあるけど、オレが呼称する時には省略形で呼ぶ事にする。いいよな?よし、こいつらはにうナンバーズ、AはAナンバーズとしようか。

 

 か、かっこいい……。

 

「我ながらハイセンス」

「ハイカラですね!」

「フフフ……そう褒めるなよオレよ」

 

 こいつらはそのまま邪教の館の主に引き渡して、色々な意味の『同志』たち選ばれし者に渡してもらおう。最初から無差別に「誰でも行けます!無条件にハイスペック!」すると安く見られそうだからな。

 

 まずこのバ美肉……いや美少女霊体悪魔受肉なのでア美霊?の理解者だけが俺を使いこなせるというイメージ確立をしないとな。オレも誰でもいいから仲魔になって利用しようされようみたいなタイプじゃないし。

 

「我が名はファントム!」

 

「うおっ!?」

 

 何だ、ファントムさんかびっくりした……。ファントムさんはファントムになってからかっこいいポーズの研究に余念がない。今日はホウオウさんを肩にとまらせて歩いている。ファントムさん何かあるかと思ってアナライズしたり調べたりしてみたけど別になんともない正真正銘のこの世界生まれの一般ゴーストだったんだよな……。

 

「ほら、出来たぞ」

 

 イッチの作った料理がテーブルの上に並ぶ。この酒場、別にオートで料理が出てくるわけじゃないからな。ゲーム的料理なので食材も料理もデータだし細かい調理はカットされているが、一応食材を調理場や調理器具に置いて調理コマンドで投入くらいはやらないといけない。

 

 これは何かのゲームを参考にして異界を作っている今のオレの限界とも言えるが、この手間は案外悪くないとも思っている。データそのままに食った気分になればなるほど情報生命体たる電霊に寄って行く気がするからな。一手間かけて調理されたものを食う……フリをするってだけでも何かこう違うんだよ、アレが。お供えみたいなもんか?手作りからお供えする手順まで含めて一つの儀式です、みたいな。いやそういうの良く知ってるわけでもないが。

 

 オレがアームターミナルの中でそうこうしているうちに、ミミカとスガルは時間城に着いて、従業員入り口から中に入った。まずスガルはペルソナ合体、その間ミミカとオレらは依頼やスキルカードを見ておくかな。あ、ハトの依頼ももうあるな。異界攻略依頼?結構オレらの考えた事に都合がいいかも知れない……一応記録はしておこう。

 

 

 

………………………………

 

 

 

                ペルソナ合体

 

 

刑死者:タケミナカタ LV21

×剛毅:オニ LV30

×刑死者:ヴァスキ LV38

=星:ナンディ LV42(+3)

 

 

     星:ナンディ LV42(+3)(新)風無効、光耐性、火炎弱点

     スキル:マハガルーラ、マリンカリン、マハラクカジャ、勝利の息吹

         タルンダ、カウンタ、マハンマ

 

 

 

………………………………

 

 

 

 ペルソナ3では結構よく見たペルソナ、ナンディさんの登場である。オレとのコミュニティ、「星」での上がり分でレベル42、一気に高レベルのペルソナを手に入れた感がある。風無効なので、マハガルーラでとりあえずひと当てすることも出来る。火に弱いのと物理系特技がないのが難点だが、タルンダも継承してるし戦闘終了時に自動回復する「勝利の息吹」もあるのでかなり使い勝手はいいんじゃないかな。

 

 スガルがペルソナ合体してる間に、オレとミミカはスキルカードをチェックし、「生産の社」という「サイバー空間にマグネタイト生産施設を設置出来る」って効果のスキルのカードがあったので即買い。マジかよ施設系オリジナルスキルとかオレの異界運営始まっちゃうじゃん!

 

 時間城の主、気前がいいな!

 

「オリジナル?そう思うかね?」

 

「……」

 

 何かこれやばそうなパターンだぞ。

 

「おい、生産の社とかメガテンかペルソナで見たことあるか?」

 

「ない……けどいかにもネトゲやソシャゲの拠点モノで使いそうなスキルだよね……」

 

「メガテンのそれ系ゲームあったのは知ってるけど追ってねえぞ……やべえよやべえよ……」

 

 何と、誰も知らないし誰も確認出来ないのである!

 

 いかん、メガテンかペルソナなら何でも手を出しておくべきだった……多分オレらが把握してない作品出展のやつだ……。

 

 くそっ、またものすごい嬉しそうにニヤニヤしやがってこいつ。ま、まあゲーム由来の知識が役に立たなくても実際使ってみて検証すればいいし?今の所時間城の主もあんまり悪辣な事とかしないでニャル様とは思えないほどオレらに協力的だし?そこまで不安がる必要はないだろう、多分。とりあえず依頼の方はデータ保存しておいて、邪教の館に向かいますか。

 

 

 

………………………………

 

 

 

 邪教の館には、まだ阿形さん達は来ていなかった。ミミカは早速悪魔合体をあーだこーだ悩んでいる。合体しないオレらとスガルは暇である。オレらはアームターミナルの中にいてもいいが、スガルは本当に待ってるだけだな。

 

「わたしもいるよ!」

 

 ……ごめん素で忘れてた。みる子いたわ。別に合体するわけでもないし太閤異界か酒場異界で休んでてもいいんだが。

 

「そんなこと言って、ついうっかり忘れるくらいならついうっかり合体しちゃったとかあるかも知れんでしょ!だからこういう時はわかるようにしておく」

 

 なるほど、気持ちは分からんでもない。みる子はまだオレみたいに悪魔召喚プログラムスルーとか出来てないしな。たとえミミカでも、そこまでうっかりではないと思うけど。

 

「よし、決めたぞ」

 

 おや、阿形さん達が来る前にミミカが仲魔の悪魔合体を済ませそうだな。どれどれ……。

 

 

 

………………………………

 

 

 

                   悪魔合体

 

 

妖鬼:ヤクシニー LV33

×魔獣:ネコマタ LV32

×堕天使:カイム LV22

=邪龍:タラスク LV38

 

 

   邪龍:タラスク LV38(新)技・氷・電撃・呪殺・破魔・神経・緊縛耐性

   スキル:ファイアブレス、かみつき、どくかみつき、どくひっかき

       カルムディ、ポズムディ、ディアラマ

 

 

 

………………………………

 

 

 

 出来上がったのは邪龍:タラスク。スキルだけ見ると貧弱に見えるが、耐性がクッソ多くてHPも多くて堅い。回復魔法も継承したので、火を噴いて適当に噛み付いて思い出したように回復してるだけで敵から見るとかなりうざったい存在になるだろう。多分。

 

 オレはタラスクと一緒にアームターミナルの中に帰還……するでもなく、暇になったミミカとスガルと一緒に長いすでMTG(マジック・ザン・ギャザービート)対戦をやっていた。3人ともいわゆるコンボデッキ、オレが「惨劇波動」ミミカが「日の出」スガルが「頭痛の壷」使ったら色々噛み合わなくてダメだった。やっぱ遊びでコンボ、カード入れ替え無しだと色々無理があった。

 

 オレらがスーパーコンボ大戦を諦めてフツーに色々カードバトルしていると、ようやく阿形さん達がやって来た。ミミカとは違って阿形さんは前もって決めていたらしく、早々に合体は終わった。最終結果は2体。大天使ハニエルと女神アリアンロッドだ。

 

「阿形さんは天使とか女神使いたかったりする?」

 

「いえ、それもないとは言えませんが……呼び出せる悪魔と仲魔に出来る悪魔はサマナーのロウ・カオス属性に影響されましてよ?」

 

「ああ、それあったのか」

 

 オレ達は、ミミカが「全て仲魔に出来る」ニュートラルだから気付いてなかった。しかし阿形さんの属性はロウだったので、カオス属性の悪魔は仲魔に出来なかったらしい。

 

「知らなかったそんなの……」

 

「おい、しっかりしろオレのサマナー」

 

 オレも気づけばよかったけどさ。全部行けるニュートラルだとそういう制限に気づくのは難しいってのはまあ、分からんでもないか。

 

「今回はまずメディラマ持ちを最優先で、魔法攻撃も出来る大天使:ハニエルを。前衛が少ないので頼れる前衛の女神:アリアンロッドを作成しましたわ」

 

 なるほど。確かに今の主な回復はオレの松竹梅重ねがけになってるが、オレはステータスが運特化で速くない……いや遅いという欠点がある。オレよりは速い回復役を入れるのはアリよりのアリだな。そして前衛、しかも女神:アリアンロッドさん!ゲームではお世話になった。これはオレ達の戦力がかなり充実したんじゃないか?よしよし。

 

 ちなみに裕奈ちゃんはペルソナ1でマストの声も高いMOON:リリムにザンダインをくっつけて来た。ペルソナ1仕様の敵数体範囲のザンダインになっている。これは勝ったな?

 

 ヒナちゃんはまだまだポリプ状態。阿形さんの周囲になんかキリタンポか一つだけ残った団子みたいなポリプの映像を見せるだけの存在となっている。これはオレの……阿形さんの聖書型COMPに入ったロッチの空間投影である。オレスゲー。

 

 しかしヒナちゃんポリプ状態長いな……分裂して動けるようになるのはいつになることやら。まあ、クラゲの生態、それも「ホネアリクラゲ」なんてオレらには分からんからな。信じて待つしかないか。

 

 とりあえず今は、皆でカードショップの方に移動しよう。

 

 お向かいのカードショップ「サバトマオン」に移動して、カード類をチェック。特に珍しいカードは無かったが、裕奈ちゃんが「悩殺防御」カードを、オレが「ペンパトラ」カードを、スガルが「三分の活泉」カードを買ってそれぞれ使用。使えるカードはどれも高価だったが、命掛けるのは俺達なのであまり悩むことは無かった。無いってば。

 

 予定ならこの後「ウライチ」に行くのだが、まだ夕方にもなっていない中途半端な時間だ。いつもならカードゲーム三昧……という所だが、オレらはもう結構な時間カードゲームしたので今日はもういいかなと思ってしまう。

 

 なので一旦トラスタルトとトラポートで帰宅。

 

「ボードゲームでフツーに遊ぶ大会!」

 

 オレが太閤異界での利用も考えて色々買い込んでいたボードゲームや一般カードゲームの数々で遊ぶ。周回物件ゲームや人生、トランプや花札、将棋や麻雀まで。意外にも一番盛り上がったのは将棋だった。

 

 ……軍人の将棋の方のコマをこっそり紛れ込ませて「トラップ発動!」とか言ってはいけない(戒め)。

 




 スーパークロスオーバーボードゲームはまれによく行われる
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。