女神転生転性転生―電霊:セラフィックアイドルにうと化したおっさん転生記―   作:おかひじき

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 主人公達以外も色々動いてるんだなって


はじめての異界乗っ取り

 ハトの答えは、大体オレの予想通りだった。まず現在のメシア教の手に余る異界の位置と情報だが、この街周辺で3つあるという。

 

 ひとつはここ『メシア廃教会』と、あの『佐部利メシア教会』と、街南東部の『吊浜』異界の更に沖にある小島、舟方島付近の海中にある海底洞窟の『舟方島異界』というのがあるらしい。

 

 その3ヶ所は、占領軍時代にこの地の神社勢力から奪われた霊地……マグネタイト産出地でもあるとか。オオトリ神社と烏兎神社か?奪い返したら爺さん達が喜ぶかも知れんな。

 

 あと遠方の異界情報の方も何ヶ所か教えてもらったが、まず行くとしても近所の3つの異界からだな。……舟方島異界はどう行ったらいいのか検討もつかない。ダイビングでバトルとか無理でしょ。

 

 佐部利メシア教会についてはちょっと詳細情報もあった。実行犯はやはりというかなんというかリアルからの転生者で、「夜」を支配する悪魔ニュクスの「ペルソナ使い兼チャネラー」であるらしい。「死」じゃなくて「夜」、つまり一般悪魔の方のニュクスなんだな?それならまあどうにかなるか……?

 

 その犯人さん、本人も色々危機感が強すぎたのか、それとも何か事情でもあったのか、とにかく凄い異界を!強いボスを!と、メシア教会を異界化した勢いのまま初期マグネタイトに加えて佐部利メシア教会にあったマグネタイトもをつぎ込みまくって強化改造しまくり、異界は縦に伸びまくって夜に特化した塔、タルタロスに似せたランダム階層263階建てのタワーになり、ボスは一点集中で「全能のバランサー」になってしまったらしい。勝てるか!

 

 だが、この塔の雑魚シャドウと全能のバランサーについてはどうにかする手立てがあるので何とかなるだろうとのこと。電霊の異界構築スキルをもってして、警視庁第2マシン部隊と協力する作戦だとか。あの人らレベル50~60台の戦力6人だし、それならまあ?

 

 そしてオオトリアン・フォースだが、既に警視庁が『メガテニスト』や『アルカナ』のリアル転生者達と連携して動いているとかいう話だ。

 

 オオトリアン・フォースはこちらの世界でもほぼ一般人面した裏の集団として悪行を重ねており、リアル世界の方ではもちろん呪いの誘導役、ゴースト憑依、ガーディアン候補選定、全てを破滅に導いた神霊召喚工作など全ての面において実働隊のような役目を果たした。

 

 当然、罪の大きい幹部は天罰によって消えるか無力化しているが、本当に騙されていた一般信者や被害者達も含めてレベル的には大体一桁が精一杯、最高レベルの「指導者」でもレベル12であるというので戦力という意味では現状お話にもならないという。

 

 そいつは良かった!(良かった探し)。

 

 最後に異界のボスについてだが、オレは既に異界の運営のやり方を身につけてはいるらしい。

 

 まあ太閤異界とか作ったもんな。サイバー空間での運営は既に完璧で、あとはその電子操作技術を実空間……マグネタイト操作に流用して慣らして行けばいいとか。ちなみにゲームを参考にして異界作ります!なんてのもフツーはそう簡単に出来ないとか。知らなかったそんなの。だって簡単に出来たし。でも実空間の方はやっぱちょっと難しいんだよな。これは消費気にせずやるか、慣れるしかないか。

 

《これで今の質問には全て答えた。ここからはぜひ受けてもらいたい依頼の話だ。そろそろメシアの子らも疲れが溜まって来ていて、管理している異界がいくつか管理放棄の状態にあるのだ。これは例の事件によって我が力が増大しすぎ我が影響を受ける異界が増えた事と、その逆に罰を下したことによりメシアンの数が減っている影響で、我が不徳の致す所ではあるが、だからと言って見ない振りをするわけにはいかぬ》

 

 え、この神が自分の失敗を認めるとか相当だぞ、これもしかして状況は結構やばいのでは?

 

《警視庁の第2ロボット転生者部隊と連携し、この近辺の異界『佐部利メシア教会』を頂点とする現状『メシア管理放棄地』となっている異界を攻略して欲しい。受けてくれるならその際に時間城で『盛運の社』その他の作戦に利用するスキルカードを授ける。これは本来1体の悪魔に1つの類のスキルのはずだが、化身能力で悪魔召喚プログラムすら欺ける者なら好き勝手に共有出来るだろう。能力を活用して好きなタイミングで警視庁第2ロボット部隊と接触して依頼を受けてくれ。頼むぞ……》

 

 光るハトはそう言い残すと天に昇って行った。……思ってたより現状が危機的状況にあることが分かった。話を聞きにきておいて良かったかも知れない。知らずに地雷爆発してたら目も当てられない。いやーしかしオレらの評価高いなー期待されてるなーそう言われると頑張っちゃうしかないなー。端末から確認すると、ちゃんと時間城経由で依頼も出されている。ええと、何々……。

 

 作戦を実行するのに使う『盛運の社』『混沌の闇』『電脳空間転移』に加えて、メシア廃教会確保で『知識の泉』カード、舟方島確保で『回復の泉』カード、『佐部利メシア教会』確保で『神光のカード』がもらえるとか。おお、これは異界確保するしかないな?

 

 ただ、これらの一連のスキル、今回依頼で貰ったカードと『生産の社』は、残念ながらサイバー空間限定のスキルだとも書いてあった。まあ実体空間でも使えたら強すぎるからね……電霊のオレならそれでもかなり活用出来るけどな!オレスゲー。

 

「この後どうする?まだ昼だけど」

 

「とりあえず異界確保の依頼は受けていいんじゃない?期限ないし。このメシア廃教会ももう確保しちゃうか?端末は一応用意して来たし」

 

 こんなこともあろうかと、みんなの古いスマホCOMPを計3台充電して持って来ていたのだ。

 

 古いし回線契約はしてないのでオレみたいな電霊かスーパーハカーでもないと役には立たせられないが、オレならこれを端末として扱って出入り出来る。中のサイバー空間も広げてそちら経由でも強化したい所だが、今はオレが異界ボスになれるだけでもよしとしよう。

 

 ハトとオレらの会話を静かに聞いてくれていた、現ボスのアークエンジェルさんとも話し合って。

 

 

 

………………………………

 

 

 

 アークエンジェルさんとの話し合いの結果、オレの化身の1人、ロッチが暫定的にこのメシア廃教会のボスとなった。アークエンジェルさんと種族が違うからか、出現する悪魔も変わったようだ。ハトはいなくなるわけじゃないっぽいので、天使と堕天使は少しは残るかも知れんが。

 

 名称も、メシア廃教会から『教会跡』に変わった。メシア教っぽくなくなったからかな?

 

 実際どんな悪魔が湧くようになるのかと思ったら、ピクシーからバンシー、エルフまで妖精の女の子、各種鬼女と、天使:エンジェル、魔獣:ネコマタさん、夜魔:リリムに妖魔:アプサラスと、何とマシン:クグツが出現し始めたようだ。最後のこいつは明らかにオレの影響ですね……なぜか美少女フィギュアだし。

 

「女の子悪魔ばっかりなのはお前の影響か?」

 

「これが分からない」

 

 いや、妖精メインで種族がバラけてるのは合体を考えたらいいんだけどさ。あとマシン:クグツは仲魔にならない奴だった。残念。

 

 やる事は終えたし、今日の所はもう帰ろう。

 

「あ、私と阿形さんはちょっと仲魔集めしたいから残るね。あとヒナちゃんも。スガルとゼロッチはゼロッチの車で先に帰っててよ」

 

 む、ボス交代したばっかだしオレはまだいてもいいんだが……ロッチが残ってればいいか。

 

「そっか。じゃあトラスタルトで一旦帰って、スーパーハマオンで色々買ってあとはゲームでもやるか」

 

 そういうことになった。

 

 

 

………………………………

 

 

 

 いつものオレの家、はなれの方のレトロゲームと漫画で溢れかえった部屋に響き渡る爆発音。オレとスガルの、初代アマコー対戦の音である。

 

「グレネードポンポン当ててんじゃねー!チートか!」

 

「チートじゃないですー腕前ですー。スガルこそピョンピョン跳ねるのやめてもらっていいですか?」

 

「うるせー止まったら当たるだろ!」

 

 キャタピラ重装備のオレに対して軽量逆間接でピョンピョン跳ね回るスガルの機体。

 

「重装甲の癖にわりと動けるデブみたいな曲芸しやがって……」

 

「デブとか言うな。跳ね回るだけではなあっ!」

 

「ぬわー!」

 

 これで勝ち越しの3勝2敗。腕前は拮抗しているようだ。

 

「なあ、ゼロッチ」

 

「ん?」

 

「オオトリアン・フォースのことだけどさ」

 

 アマコー対戦を続けながら、スガルは語り出した。

 

「あの時間城の主とかハチマン様とかにも色々思惑はあるんだろうけどさ。スガルは感謝してるんだ。こうして機会を与えてくれた事にさ」

 

 スガルの被害は、オレらの中ではなんというか一番直接的というか奴らに囚われたものだった。

 

 まず母親が七人同行の被害で亡くなる。その呪いは高熱を出して寝込んでそのまま……という現象で現れ、発端となって奴らの凶事を引き付けやすくなった。次いで父親の会社が奴らに乗っ取られ、業務上で強制された研修の後に別人のようになった父親……洗脳か憑依かは分からないが、この状態はオレのリアルの母親と似てるな。

 

 リアルのオレには祖父母の家という逃げ場所があったが、スガルの祖父母世代はもういなかったのでその時のスガルは友人を頼って逃げようとした。しかしその友人は既に『父親』と繋がっており、奴らの拠点に『連れ戻された』スガルはもういい年なのにしつけと称して虐待を受け、世界が止まった「あの日」まで再教育という名の強制労働に借り出されていたという。

 

「絶対に許さねぇ……あいつら、スガル達の世界を植民地気取りで……スガルの親父の口を借りて『われらに奉仕し罪払いが出来ることに感謝しなさい』とか言わせやがった!お前だって似たようなもんだろ、ゼロッチ!」

 

「ああ……そうだな」

 

 オレだって奴らに対して許せない感情がある。

 

 どこまでがオオトリアン・フォースの罪なのかは分からないが、一連の事件では組織の枠を越えて、悪党どもは大きな事件を起こした。一繋がりの、世界を終わらせる大災害を引き起こしている。その罪も組織どころか、世界すらも越えて広がってしまった。

 

「こういう集団での犯罪ってさ、十把ひとからげに全員悪いとか、罪を拡散させて一人一人はそれほど悪くないってしがちだけどさ。そうじゃないよな」

 

 こんな形の事件の場合、組織を潰しても中身は潰す間に逃げる。しかし個人個人で対処してたら、その間に組織として個人を切り捨てて逃げたりもする。四文字神が天罰を下すまで事件を止められなかった、こちらの世界の人の苦労も良く分かる。まあそれもオレの想像でしかないけどな。

 

 そして……天罰で一掃されて消えるはずの奴らが生き残っている、その意味とは何か。

 

「何だと思う?」

 

「何でって……スガル達にとっておいてくれたんじゃないか?」

 

 とっておき、オレ達の養分、ああそうだろう。何より、ただ『消されました』じゃ得られないものもある。

 

「因果には報いが、罪には罰が必要だよな?」

 

 

 

………………………………

 

 

 

 日が暮れると、ミミカ達が帰ってきた。2人とも何体かの悪魔を仲魔にしたという。ちゃんと仲魔に出来るようになったじゃねえか、ミミカぁ……。

 

「むきゅむきゅ……」

 

 そのミミカは棒状のようかんを全部むいて手づかみで食べるという信じられない暴挙に出た。その上それを果糖ぶどう糖液糖まみれのグレープジュースで流し込んでいる。見てるだけで胸焼けしそうだ。

 

「明日どうする?むっちゃむっちゃ……」

 

 こいつ……何事もないかのように……。

 

「そうだな、異界乗っ取りは出来そうな事が分かったし、即あの神の依頼を受けても良さそうだが、この依頼詳細……ほら」

 

「ん……ああ、佐部利メシア教会の異界攻略の際には、警視庁第2マシン部隊と連携し……ってこれか。『盛運の社』を利用した作戦、ああ、なるほど」

 

「はっきり言って正面から行けば全能のバランサーなんて勝てるわけないけど、これなら行けるだろ」

 

 全能のバランサーはバランサーの例に漏れず十字架の形をしたでかいシャドウで、レベルは何と「72」である。ダイン級の各種全体魔法にマハンマオン・マハムドオン、メギドラにメギドラオンと、完全に「ぼくのかんがえた最強魔法シャドウ」である。

 

 作戦は……『盛運の社』で異界全体のマグネタイトを奪い、『混沌の闇』で味方を隠し、『電脳空間転移』で全能のバランサーの最後を見計らって転移し上に進むのだ……。なるほど。上にはもう強過ぎるのはいないらしい。偵察で分かってるとか。偵察?

 

 この『混沌の闇』ってのは味方を隠して移動出来るスキルで、『電脳空間転移』ってのはサイバー空間を自由に転移出来るスキル。これは全部依頼を受けたら時間城の主がカードを渡すと。

 

「この一連のスキルは一応試しておきたいから、オレの化身、サッチあたりに依頼を受けるついでに取りに行ってもらって、そのまま慣らしもやってもらって、その間にオレらは地蔵尊稼ぎを集魔の水も使って集中的にやっておこう」

 

「地蔵尊か。あの感触だと安定はしそうだけど、その上のレベルの『喪神山』じゃダメなのか?」

 

「いや、喪神山はちょっと耐性が面倒な敵が多いんで微妙だと思う。攻撃パターンもバラけてるし、パターン化がハマった地蔵尊と比べると、レベル差を考えてもイマイチってとこだな」

 

 ほぼ物理対策で行ける地蔵尊は、稼ぎ場としてはこの上なく優秀だ。レベル的に適正の業界人には人気の異界だというのも分かる。

 

「稼ぎの時ですわね。それにしても、警視庁?県警ではなく?」

 

「あー、そうだな。東京からサイバー空間に強いのを呼んだらこうなったんだろうけど、あそこマシン部隊だしちょっと専門外っぽい感じはあるな。だから……まあまだ化身顔合わせしただけレベルのオレなんかにもお鉢が回って来たんだろうけど」

 

 オレの化身が2人行ってるが……まあ、メカメカしいヒーロー部隊の第1、ヒロイン部隊(だが同志である)の第2って感じだった。レベルは流石にオレらより高い。

 

「しかし警視庁のマシン部隊ねぇ。そのまま真1のメカメカしいのでいいのかな?マシンタケルさん基準にすると結構見た目は人間寄りにはなってるっぽいけど、見た目、つまり対外評価を気にするようになったと思いたいな。性格的にガチガチの警察っぽいのが来たら上手くやって行ける自信ないよ私」

 

「安心しろ、スガルもだ」

 

「ぼ、ボクも……」

 

「わたしも……」

 

 お、お前ら……何てダメ、いやある意味頼もしい奴らなんだ!感動した!

 

「いや、そこまで……そこまでひどい事にはならないと思いますわよ?業界人割引みたいなことはやはりありますから……」

 

 業界人割引。あっふーん。やっぱ悪魔業界人ってアレなんだ。

 

「悪魔よりは話の分かる、悪魔よりは交渉しやすい人材、が一般側の事情通から見た悪魔業界人の評価ですわ。騙さない、出来ない約束をしない、暴力に訴えないがきちんと揃っていればかなり高水準の『話の分かる交渉役』らしいですわ」

 

 今初めて知る悪魔業界人のヤバさ。まあ、『いなくなった』アレな人たちも含めての評価ではあるんだろうけど。悪魔に対しては騙されるのが悪いし力こそパワーだからね。密接に関わる悪魔業界人がある程度染まってるのはまあ、仕方ないよね。

 

「にしても……佐部利メシア教会の作戦に参加出来るのは電霊やマシン、ハッカー、少数の人間、ってのは分かるとして、『必要条件:死、冥界、月、宇宙』ってのは何なんだろうな」

 

「タルタロスの偽者っぽいから何かそれっぽいのが出てくる想定があるんじゃない?」

 

「いやそれはスガルとみる子で大丈夫っぽいぞ。行けそうだからオレもこんな高レベル敵ありの共同作戦みたいなの受けたんだし」

 

 正直、何もせずに誰かが解決してくれるなら絶対受けたくない依頼だし後回しにするんだけど、時間城の主が「生産の社」とかいう拠点系スキルを見せて来て、ハトもそれと同じく拠点系スキルを渡して来てまでこの依頼を推してくるってことはアレだ、そろそろやばいから手を出せってことだ、勘だけど。オレはオレの判断と運のステータスを信じる!

 

「スガル、どうした?」

 

 スガルが虚空を見つめて固まっている。

 

「星コミュ……ゼロッチコミュがレベル5になった。一番乗りだな!」

 

 今かよ、そしてオレが一番かよ!リザルトで見えてたからレベル4なのは知ってたけどさ。

 

「あんま気にしない方がいいぞー、スガルのペルソナ管理してるのってイゴさんじゃなくて時間城の主だからなー?」

 

 そうだった。いや、転生者のペルソナ使いが大量に流入したから当然なんだけど、どうもペルソナを管理してるマインドマンサーも大量に増えてるらしいんだよな。あの形式でやってたら大人数を管理するなんて出来なさそうだし当然っちゃ当然なんだが。

 

 なんかネット上ではフィレモンらしきヤツの名がちょくちょく出てるし、あいつ今回はどうも積極的に関与してるっぽいな?

 

「しっかしゲームのイゴさんがいかにサービスいいのか理解したぜ……合体キャンセル出来ねぇし全書ねぇし……合体事故はないって言ってたけど」

 

「あ、合体事故はカメンヒジリさんもそこらへんは出来ないって言ってました。ない、じゃなくて出来ないって」

 

 まあカメンヒジリさんは人間だし限界があるのは分かる。時間城の主は……まあ色々あるんだろう。そういうことにしておけば腹も立たない。……怒ってないよ?

 

「しかし、手強そうな依頼なのにワタクシ達が参加出来なさそうなのはもどかしいですわね。ヴァーチャル・バトラーでしたか?」

 

 そうなんだよな。警視庁から虎の子の「ヴァーチャル・バトラー」を運んで、人間でもサイバー空間での当作戦に参加可能って話なんだよな。だから人間枠はオレのサマナーのミミカと、必要条件の冥界の女神の初期ペルソナを持ったスガルで埋まってしまうだろう。そんなの数あるとは思えないし。

 

「とにかく明日は地蔵尊でレベル上げ、サッチは時間城で依頼受けて……作戦的に『盛運の社』は絶対、他も使いこなせなきゃいけないし、ダークだと構築の方が遅くなるっぽいから人海戦術でやらないとな。サッチはそのまま化身何人かとスキル習熟かな」

 

 まあ、オレの先見の明のお陰で、オレの先見の明のお陰で!オレは既に警視庁に化身を派遣していて、警視庁第2マシン部隊には、メガテン・ペルソナみたいな邪悪なヤツは出てこないって分かってるのは救いではある。

 

 夜もふけて来たのでミミカ達に別れを告げ、デスクトップCOMPの中に戻る。まず化身達との同期でスキルや情報を共有し、夜配信をするという使命がある。

 

「今日は何するのー?ゼロッチ」

 

 まーたヨッチは何も考えずにもー。

 

「しょーがねーなあ。じゃあそうだな、みんなで答えるワン福でもやるか。とにかくオレ達多人数でクイズに答えて、リスナーのコメントも参考にしますみたいなヤツ」

「やはり天才か……さすオレ」

「あまり褒めるな……照れるぜ」

 

 その時はこれで配信も上手く行くと思っていて、実際リスナーの受けも良かったのだが、オレらセラフィックアイドルにうの回答は全く同じで多人数の意味がなく、リスナーの答えは多すぎてバラバラで参考にならなかった。クイズゲームの配信にはこういう難しさがあるんだよな。

 

 




 マシン:クグツと言っているがまあ、美少女フィギュアとかねんどろとかである
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