女神転生転性転生―電霊:セラフィックアイドルにうと化したおっさん転生記―   作:おかひじき

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 アレな装備類は初期ガチャ産


第1章 初心者電霊の異界稼ぎ
異様な格好をした三人が松林をうろつく事案


 明日のためにその1。

今は出来るだけ電霊の基礎スペックを確認しなきゃならない。

他でもないオレ達自身のために。

 

「サッチ、そのへんどうだった?何か悪さ出来そうな感じあった?」

「ありますねぇ!」

 

● 物品を実体化させる座標は任意で指定出来る。

 生き物は当然として、物の中にも直では出せないが、これを応用してサッチは「スウィートトラップ」のスキルを身につけた。

 これは凄いと思って同期したらオレ達もあっさり取得出来た。

 色々なものを相手に落とせる。さすが電霊!やったぜ。

 

● 逆にモノをデータ化するのは悪魔召喚プログラムを介してじゃないときつい。

 だがプログラムに既に登録されてるアイテムならデータ化・実体化も自由自在。

 具体的にどうやってるのかは分からない。オレ達は感覚で電霊をやっている。

 新しく登録するのは時間も労力もかかってちょっと手間。

 悪魔召喚プログラムの仕様めんどくさい、でもやらんとな。

 

● アイテムだけじゃなくて装備品も出し入れできた!

 でも登録されてるのはもう使わない元オレの装備品だけの模様。

 ミミカとスガルの装備くらいは後で登録しておかないとな……。

 どのくらい登録の手間がかかるのかは実は不明。

 何か楽できるといいんだけど。

 

● 回復アイテムとかは結構在庫があった。状態異常回復アイテムは最低限か?

 種類多いしな。でもメジャーな状態異常回復アイテムならあるにはある。

 結構凄いと思う。さすがオレ抜かりないな。

 

● 悪魔召喚プログラムの種族に「メシア教徒」「ガイア教徒」があったので、狂信者ともなれば人も入れるんだーと思いました。怖い怖い。

 人をサイバー空間に入れるのはちょっと……。

 なんかペルソナ4っぽいしマジで怖いので個人的に禁じ手にしておく。

 

● 電霊であるオレ達は当然出入り自由、座標指定して出るのも自由。

 回線もしくは電気や導体の繋がったとこならどこでも行ける。

 つまり現代だとマジでどこでも行けるってことだな。

 

 実体化とか何とかその他諸々のことは大体わかった。

これを受けて、明日の異界探索とオレ的なやり方を決めることにしよう。

 

 明日の異界探索では、悪魔召喚プログラムにくっついてた各種機能、エネミーソナーやオートマッピング機能を利用してナビゲート。インストールソフトの類もちょっとある。

戦闘になったらアイテム係、時折スウィートトラップでふいうち、という流れで行こうと思う。

きずぐすりやませきは結構あるからそこは安心出来る。

 

 もしスウィートトラップが身についてなかったら危なかった。

第一印象は大事だからな、電霊のくせにアイテム係じゃがっかりさせるかもだからな。

 

「こんなこともあろうかと!」「やはり下準備は全てを解決する……」

「サッチGJ」「流石だよなオレら」

 

 まあ、とりあえず明日はこれで乗り切るとして。

 

「ミミカとスガルについては……どう思う?」

「自分が一番まともだと思ってる変態とわが道を行く変態」

「普段着にスク水はヤバい」

「(メガテン・ペルソナ風世界で眼鏡っ娘を選ぶとか3人共正気とは思え)ないです」

「だが、それがいい!」

 

 いやオレもバトルありの難易度高め世界で眼鏡はきついかとは一瞬思ったけどさ。

 

「でも眼鏡三倍段じゃん!」

 

 眼鏡三倍段。眼鏡を極めし者は、3倍の実力がなければ上回る事は出来ないのだ。

 

「3倍なら仕方ないな……」「何という正論」「然り然り」

 

 ……その後。揃いも揃ってオタ談義に花を咲かせたオレ達は、そのまま日の出時刻を迎えるのだった。いや、全く眠くならなかった。

オレ達もう人間じゃなくて電霊なんだなってしみじみ思った。

 

 あと数時間で約束した集合時刻だ。

オレとイッチはミミカのアームターミナルに移動しとかないとな。

 

 その後ちょっとナロー小説等を読んで、リアル世界と同じだなーなどと確認しているうちに集合時間となった。オレとイッチはミミカのアームターミナルに移動して出番を待つ。

 

 ミミカとスガルが装備を整えて渋田海岸へ出発したのは、少し時間が経ってからだった。

 

 通り道にある「スーパーふえんじ」で、お昼の弁当を買って行く。

荷物持ちはオレ。そっすね。車から出たらリュック背負いますよ!

安物ででかさと頑丈さがとりえのクソダサリュックを背負うオレ。

やだクソダサオタクの本能目覚めちゃう……。

 

 オタクはクソダサ実用リュックを背負って狩りに出かけるのだ!

 

 弁当食うかって言われたけどオレは断った。

電霊になってからは全く腹が減らないのだ。

一度試しにオレの家にあった登録アイテムの「白桃の実」を実空間とCOMP内で食べ比べてみたが、一応食べた感覚もあり味もあり、満腹感までは得られた。

 

 そしてCOMP内では白桃の実の個別詳細データが記録された。

まあ、電霊だからなって感じだ。なんかデータ見てるねぇ!(他人事)

 

 満腹感の先、何と言うかあー栄養行き渡ってるなー、って感じがあったのは、色々機器をいじってて電力に触れた時と、初期地点のデスクトップCOMPに溜めてあったマグネタイトをどうにかしようと色々いじった時。

 

 どちらもオレを直接強化出来そうな気はしたが、電力は電気代が怖いしマグネタイトの貯蔵もそこまでない。今の所は保留にして、今日どれだけ稼げるか様子見する事にしよう。稼げるようになったら両方使って……いや、そうなったらもうレベル上がってるか?どうすっかな。

 

 やっぱ保留で、保留!

 

「何買ったの?スガルはカツ丼なんだけど」

 

「ここはノリ弁こそ至高なんだよなぁ……ノリ弁のくせに、から揚げにオムレツにウインナーにキンピラにポテトサラダに、それに分量も大量についてるんだよ?」

 

「あ、ホントだ。へー」

 

 渋田海岸へ向かうシルバーの軽自動車の中、オレは節電のためにアームターミナルと一緒にスリープモードだ。いや、スリープモードって言っても、寝起きにまどろんでる時ぐらいに声は聞こえるし、頑張れば受け答え位は出来るけどね。

 

 このアームターミナルだと流石にオレのデスクトップ型COMP程の性能はないから、「太閤」みたいな大きさの異界は作れないし、今は例によって真っ黒サイバー空間に休憩用の椅子とテーブルがいくつかあるだけって感じだ。後でこのアームターミナルにも居心地のいい異界作りたいな。いつになるかは知らん。

 

 ギリギリ時期外れでがらがらの海水浴場の駐車場に車を駐めて、オレ達はついに目的の異界入り口、渋田海岸へとたどりつく。

 

 海水浴場の公衆トイレ、時期外れでもキチンと清掃されて奇麗なそこを借りて、ミミカとスガルは戦闘装備に着替えた。

 

 

 

………………………………

 

 

 

           初期装備

 

 

    宇佐野 美々加    末吉 為軽

 

  剣:アタックナイフ    ギロチンアクス

 

  銃:ナンブ2       ナンブ2

 

  弾:つうじょうだん    つうじょうだん

 

  頭:アイアンバニー    鋼鉄の花飾り

 

  体:ハイレグアーマー   スクール水着(スガル)

 

  腕:レザーグラブ     アームガード

 

  足:ダンシングヒール   完全靴

 

装飾品:お守り        翼のストラップ

 

 

 

………………………………

 

 

 

 スガルがスク水の斧戦士と化し、ミミカがハイレグアーマーバニーで身を固めて、いざ異界突入である。

 

「お前らそれでいいのか……?」

 

 オレはもちろんセラフィックアイドルにうの姿で、霊体悪魔のナビ兼荷物持ちとして漂っている。イッチはアームターミナル内でサポートメインに回ってもらうことにした。その方がいいだろう。

 

 ……何だこの変な美少女集団は!?

いや今更過ぎるけどオレ達すげえな、主に性癖が。

反省するつもりは全くないが。

 

 残念ながらミミカの初期仲魔などという甘えたものは居なくて仲魔は他にいないが、インストールソフトに「ダーク・マン」があり、このダーク悪魔だらけの異界でも仲魔が出来るかも知れない。

 

 まあ、ゴーストやポルターガイストを仲魔にしてどうすんだって気もしないでもないが。さて、行くかぁ!

 

 




 リュックは遠征時の必須装備
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