ポケモン世界に転生したと思ったらイリエワニだった件   作:ミミック

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俺は愛する子供達、そして妻を危険から遠ざけるため、湖のヌシであるギャラドスを殺すことにした。

しかし、相手はギャラドス。
今までの相手とは格が違った。


第十二話 怪物の最期

ギャラドスは手強い。

いや、手強いなんてものではない。

伝説では、一匹で町一つを滅ぼしたことがあると聞く。

 

まぁ、それが事実でも驚かないがな。

実は一度、奴とトレーナーとの戦いを目にしたことがある。

まさに、正真正銘の化け物だった。

 

奴の技は多彩だ。

破壊光線、竜巻、氷の牙、ハイドロポンプなど、そのどれもが一撃必殺の威力を誇る。

 

一方、俺達は全長4メートルとは言え、まだまだ生まれて2年ほどだ。

経験も、力も足りてない。

正直言って、勝てない

 

だが、諦めるなど有り得ない。

 

愛する子供達のためだ。

不可能など、あるはずがないだろう?

 

俺たちの力が及ばないのなら、戦力を追加すればいい。

そして、その戦力に目星は付いてる。

 

トレーナーだ。

奴らとギャラドスをぶつけて、横から全員ブチ殺す。

その方法で行こう。

 

ここのギャラドスは目算だが全長15メートルほど、体重は1トンを超えるだろう。

これは、平均を大きく上回っている。

まさに、伝説の怪物だ。

そのせいか、ギャラドスを手に入れて、一気にパーティーを強くしようと企み、ボコられ、制服を着た人間によって助けられるか、ブチ殺される馬鹿を沢山見てきた。

 

それを利用する

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今夜は雷雨。

ギャラドスが出る日だ。

そして、ギャラドスが死ぬ日だ。

 

作戦は俺一人で行う。

嫁ワニちゃんにこんな危険なことはさせない。

それに、俺が死んだら誰が子供たちの面倒を見るんだ。

…まぁ、死ぬ気は更々無いがな。

 

 

到着。奴の住処だ。

ここは湖のはずだが、強風に煽られ、水面が海のように波打ち立っている。

これは竜巻の影響だな。

つまり、交戦中だ。

 

「ピカチュウ!カミナリだ!」

辺りが光に包まれる。

 

「やった!直撃したはずだ!」

瞬間、辺りに聞くものに恐怖を抱かせる、恐ろしい叫び声が轟いた。

 

『グルァァァァアア!』

 

「ピッ!」

「ピッ、ピカチュウ!アイアンt」

 

ギャラドスは鬱陶しそうに体を揺らす。

それだけで、軽々とピカチュウが吹き飛ばされた。

 

駄目だな。こいつらでは勝てない

だが、安心しろ。私が来た。(ヴィラン側)

 

…ふざける場面じゃないか

幸い、ピカチュウはよく鍛えられている。

カミナリが効かなかったのも、おそらく竜巻の影響で軌道をずらされたためだろう。

 

当たれば大ダメージの筈だ。

大丈夫、勝機はある。

 

なんとか奴に気づかれずに接近したいものだが、あいにく竜巻が邪魔で近づけない。

竜巻の影響で奴の周りに渦ができていて、潜水したところで流れに負けて溺れ死ぬだけだ。

 

だからといって、このまま何もしなければピカチュウが無駄死にするだけだ。

 

何か策は…策はないのか?

 

ん?待てよ…?ピカチュウが無駄死に…?

それでいいじゃん。

 

要は、俺が死なずに奴を殺せたらそれでいいのだ。

何も、ピカチュウと仲良しこよしで殺る必要はない。

 

…うん、いい案が浮かんだ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

数分経った。

ピカチュウは既に喰われた。

 

そして、竜巻が止んだ。

当然だ。

竜巻を出すのも楽じゃない。

もう脅威は去ったのだから、竜巻は必要ない。

 

そう思ったんだろ?

 

馬鹿が。本命は俺だ。

 

だが、無闇やたらに奴に噛みついても、技でブチ殺されるだけだ。

やはり、技の当たらない、頭のすぐ下の首に噛みつかなければならないだろう。

 

つまり、奴に頭を一度下げさせる必要がある。

 

そんなの簡単だ。

そこに相棒が死んで項垂れてる肉(トレーナー)がいる。

それを食べさせればいい

 

俺はゆっくりと岸に立つ肉に近づき、水中に引き摺り込む。

もう慣れたもんだ。何か暴れていたようだが、気にせず噛み砕いて息の根を止めた。

 

さぁ、ここからが本番だ。

俺は大きく頭を振り、その勢いでギャラドスの方へ肉を投げ飛ばした。

 

水しぶきが立ち、奴が振り返った。

俺はまだ姿を見られるわけにはいかないため、既に水中に隠れている。

 

水を割く大きな音とともに、奴が死体に寄ってきた。

そして、馬鹿みたいにデカイ口を近づける。

 

 

どこかのハンターが言っていた。

一番油断する時、それは、獲物を仕留める時だと。

 

ん?これ一回言ったか?

 

 

 

瞬間、死体を押し除けて、水中から飛び出した。

そして、奴の首元にがっちりと喰らいつく。

 

奴も必死だ。

首を振り回し、俺を水面に叩きつける。

 

水面に叩きつけられ、骨が軋み、鱗が割れる。

岸に叩きつけられ、肉が裂け、骨が折れる

 

しかし、俺は離れない。

 

ワニはとても愛情深い生き物だ。

爬虫類で唯一、家族を守る生態を持つ。

 

 

今、俺の顎には、家族の命が掛かってる。

何があろうと、離さない。

 

 

 

奴の首に俺の牙が食い込み、血が溢れ出した。

もう少しだ。

 

 

その時、奴の首が膨れ上がった。更に牙が食い込む。

破壊光線のモーションだ。

 

だが、破壊光線なら、この位置には当たらないぞ?

フン、所詮はポケモn

 

 

…いや、まて、おかしい。何故奴は口を閉じている。

この行動はまさに破壊光線を打つ動作そのものだ。

 

このままだと体内で爆発すr

 

 

 

 

…そうか。そう言うことか。

お前も、相当の覚悟を持って戦ってるんだな。

 

ここでコイツを離しても、次に首に噛み付ける機会は二度とないだろう。

 

 

いいだろう。

その勝負、乗ったぞ。

 

 

 

 

 

 

 

瞬間、奴の肉が裂け、中から眩い光が溢れ出した。

 

…ふん、中々根性ある奴だな。

 

奴の首が爆ぜ、膨大なエネルギーが俺を飲み込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




時間が空いてすみません!
めちゃめちゃバタついてて、書く暇がありませんでした…
更新楽しみにしてくださっていた方々、本当にごめんなさい!

どうでしたか?
激アツでしたね!(自己完結)

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