ポケモン世界に転生したと思ったらイリエワニだった件   作:ミミック

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人間共から逃れる為、引っ越しを決心した主人公
しかし、その道のりは険しく…


第八話 引っ越し そして激闘

悩んだが、結局引っ越しをすることにした。

理由は、人間の追っ手の数が段々と増えてきたからだ。

 

俺1人なら何とか逃げ切れたかもしれないが、今の俺には妻がいる

2人だと、捕まる確率はグンと上がるからな。

 

そして、肝心の引っ越し先はというと、ミロカロ湖だ。

俺の人間時代の記憶によると、ここからまっすぐ東に進むと湖が見えて来るようだ。

さほど距離は離れていないが、まぁ引っ越ししないよりはマシだろう。

そう考え、俺は妻と共に引っ越しを決行した。

 

まず、警戒すべきは地上を移動中での人間と敵ポケモンの襲撃だ。

なんとかそれらを掻い潜って、ミロカロ湖に到着しなければならない。

 

そこで、俺の頭脳(笑)の出番だ。

作戦はこうだ。

敵に見つかりにくく、さらに自分達にもさほど危険がない天候…つまり砂嵐の時に出発する。

雷雨での出発も考えたが、雷が怖かったのでやめた。(チキン)

さぁ、出発だ!

結論から言うと、俺の作戦は大成功…

かに思われた

 

たしかに、人間の目も、()()()()()ポケモンの目も欺けた。

しかし、俺は失念していたんだ。

地面タイプの存在を

 

 

 

順調に2人で道を進んでいると、

 

ズシン

 

と大きな地響きがした。

弾かれたように音の方を見ると、巨大な生物が悠然と佇んでいた。

 

巨大な馬が、まるで鎧を着たかのようなフォルム、そして茶色を基調とした、赤と黒の厳かな配色。

 

バンバドロだ

 

…え、不味くね?

 

やばいやばいやばい。

こいつは、今まで頂いてきたドロバンコとは別格の存在だ。

今にも逃げ出したい。いや、俺1人ならとっくに逃げ出している頃だろう。

 

しかし、俺に逃げるという選択肢はない。

 

俺には守るべき相手がいるのだ。

 

1人だけで逃げおおせても、何の意味もない。

もはや俺と妻は一心同体、一連托生なのだ。

嫁を見捨てるくらいなら、俺は死をえらb

 

…ん?

 

あれ、嫁いなくね?

 

 

 

…逃げやがった!

あいつ、俺を放って逃げやがった。

クソっ片想いだったのか!(失恋)

 

…だが、当然の行動とも言える。

バンバドロの平均体重は920kg、体長約2.5mの化け物だ。

 

一方で、俺たちの体重は少し成長したとはいえ70kg前後、体長は1mにも満たない。勝ち目はゼロに等しいだろう。

 

なんとか見逃してくれないかと試みるも、今まで知らず知らずのうちに奴の子供でも食べていたのだろうか、殺意を抑える気配が全くない。

 

今から逃げるにしても、距離を詰められすぎた。

…仕方ない、こうなったら

 

ブチ殺すしか無い。

 

4足歩行の生物の弱点は、やはり顔に噛みつかれた際の対抗手段が乏しいところだ。

 

なら、俺のやるべきことは変わらない。隙を作り、顔に噛みつき、デスロール。

それだけだ。

しかし、それが途方もなく難しい。

 

トラックをも簡単に破壊すると言われる蹴りが怖く、無理に近づけない。

かと言って、距離を取りすぎるのも、地ならしを打たれてしまいかねない。

防戦一方だ。今は何とか、反射神経のおかげでギリギリで避けているが、このままだとジリ貧だ。

いずれは動きを捉えられ、踏み潰されてしまうだろう。

 

だが、やりようはある。

 

 

奴は地ならしを打った後と打つ前に、少しの硬直がある。

その隙に足に噛みつき、抉ってやればいい。

足を失い、体勢を崩した奴相手なら、顔に噛み付ける筈だ。

 

つまり、地ならしさえ躱してしまえば、勝機はある。

 

俺は少し距離を取るように、じりじりと後ろに下がる素振りを見せる。

当然、奴はじならしを発動させようと、大きく前足2本を振り上げた。

 

そして、少しの硬直。

今だ

 

俺は鞭のようにしなる尾を地面に叩きつけ、飛ぶように奴に接近した。

 

ぎょっとした奴は、急いで前足を振り下ろし、地ならしを発動させる。

だが、ためが十分でなかったのだろう、威力が随分と中途半端だ。

 

 

元々、ワニの足は短く、その為重心が低い。

これは獲物を引き摺り込むのに特化した構造で、外部からの影響を受けにくく、体勢を崩しにくいと言う利点がある。

 

…何が言いたいかと言うと

この程度で俺は倒れない

 

地響きなどものともせず、急速に奴との距離を詰める。

奴はまだインターバル中だ。まだ動けない。

 

残り3メートル、2メートル…射程範囲内だ。

 

奴の丸太のような足に、俺はがっしりと齧り付いた。

当然、奴は鬼の形相で暴れ始める。

 

しかし、俺が噛みついたのは前足だ。

俺が噛みつき続ける限り、俺を踏みつける方法はない。

 

だが、流石に奴の足は太い。そして、体にかかる強力な遠心力。

何本かの歯が軋むのが聞こえる。

引き離されないよう、食らい付くのに必死で、噛み砕くことができない。

 

クソっ後一歩なんだ。もう少し奴にダメージさえ入れば、必ず仕留められる。

 

俺が引き離されるのは時間の問題かに思われた。

だが、勝利の女神は俺に微笑んだ。

 

突然、奴の足元の砂が盛り上がり、何かが飛び出し、奴の首元に勢いよく噛みついた。

 

そう、俺の勝利の女神(俺の最愛のワニ)だ。

 

驚きと、痛みによる奴の一瞬の硬直を俺は見逃さない。

使うのはいつも俺を助けてくれたこの技

 

デスロール

 

失敗はない。俺は奴の足を食いちぎった。

 

崩れ落ちるバンバドロ。

俺はすぐさま首に噛み付く。

 

大丈夫。2人なら威力は2倍だ。確実に仕留める。

 

デスロール

 

 

…こうして、初めての共同作業(血まみれ)を終えた俺たちは、なんとか無事ミロカロ湖に到着した。

 

…そういえば、この世界のイリエワニは砂に潜るのだろうか。

嫁ワニちゃん特有の行動なのか、それとも種全体の特性なのかは分からないが、少し、地球でのワニとは異なる点がありそうだな。

 

ま、いっか!かわいいし!(クソ馬鹿)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




嫁ワニちゃんが砂に潜れたのは、メグロコの祖先だからです!
イリエワニがより砂に特化したのがメグロコ、
水に特化したのがワニノコみたいな…

納得してくださいね!(強制)

戦闘シーン、どうでしたか?あまり自信はないです!(断言)
ここをこうしろ!迫力を出せ!素晴らしい!見てよかった!
などの意見があれば、是非是非感想で教えてください!

あと、面白かったら評価よろしくお願いします!
つまんなくても、低評価は許してください(懇願)

評価10、待ってます(小声)

追記
一度途中で投稿してしまい、急いで削除しました…
ご迷惑おかけして、すみません!
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