謎の食通のネタ帳   作:謎の食通

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希望+サムズアップ=最強
おk?


2000の技を持つ超高校級の希望

「さて、次の魂は・・・なんじゃこいつ意識が吹っ飛んでおるのお」

 

「仕方が無い。特典はワシが選ぶとするか・・・ふむ、こやつにとっての力の象徴はこれか」

 

「しかし、これだけではつまらんのお・・・」

 

 

「おお、コレ丁度良いのう!よし、折角だし二つともくっつけるか。いやあ、よい事をした後は気分が良いのお!!」

 

人それを大きなお世話と言う。

 

 

***

 

 

ボクは2000の技を持つ以外はどうしようもないほど平均的な普通の高校生だ。

性格にも成績にも、これといった特徴はない。特殊な趣味や趣向があるわけでもない。

ボクの好きなアイドルや、好きなマンガ、好きな音楽、好きな映画を知りたければランキング番組の一位である場合が殆どだ。

まさしく王道というものを地で言っている。まあ、一部例外的なこともあるけど・・・。

まあ、そんなボクの取り柄と言ったら人よりもちょっと前向きな事と無駄に数だけは多い2000の技くらい・・・かな。

 

そんな普通のボクは今・・・覆面パトカーに乗っている。

 

 

「それにしても今日は災難だったな」

 

頭が少し、いや結構さびしい壮年の男性、杉田守道サンがボクに話しかけてくる。

 

 

「ははは・・・まあ、大丈夫ですよ」

 

 

ボクを労う杉田サンにサムズアップで答える。

ボクは警察に逮捕されたわけでも補導されたわけでもない。事件に巻き込まれたから事情聴衆を受けていた。

杉田サンは事情聴衆が終わったボクを送ってくれているだけなんだ。

 

 

「しかし、お前さんがぶつかった相手がまさかあの赤福だとは、なあ」

 

 

ボクが巻き込まれた事件、それは買い物帰りのボクとある人物がぶつかった事から始まった。

連続宝石強盗犯・赤福寿太郎、それがボクにぶつかってきたサラリーマン風の男の名前だ。

しかも丁度一仕事終えたばかりで、ボクがぶつかった拍子に彼が持っていた鞄から宝石が散乱したんだ。

まあ、その後なんやかんやあって事件は解決したんだけどね。

 

 

「凄いんですか、その人?」

 

「ああ。あいつは頭も切れるが何よりも運が良い。そのせいで今まで何回もヤツを取り逃してきた・・・まあ、今回に限っては君の悪運に負けたようだがな」

 

「あははは」

 

 

ボクは杉田サンのその言葉に苦笑を返すしかない。まあ、ボクの悪運のおかげであの事件の時は何度か命を拾った場面が何度もあったけどね。

 

 

「それで今君はどうしてるんだ?」

 

「別に普通ですよ。普通に高校行って、普通に生活してるだけです」

 

 

そう、ボクはあの事件以来何事も無く普通に暮らしている。あの事件で疲れた心も結構リフレッシュ出来た。最近は警察も専門の部署を作ったらしく、ボクの出る幕はもう無いかもしれない。

 

 

「なるほどねえ、まっ何事も普通が一番だな。一条も言ってた君にはあんなこと似合わないってな」

 

「一条さんが・・・」

 

 

杉田さんの言葉に長野に帰った一条さんの事を思い出す。あの人には結構迷惑掛けたからなあ。

 

 

「さて、着いたぞ」

 

 

そうこうしているうちにボクの家に着いた。何の変哲モノ中流家庭の一戸建て住宅、特筆するほど裕福でも貧乏でもない我が家だ。

 

 

「あっ、ありがとうございます。杉田さん」

 

「気にするな。じゃあな」

 

 

そう言って杉田さんは車を出した。さて、ボクも家に帰るか。そうして家の扉を開ける。

 

 

「ただいま~」

 

 

玄関に入って帰ってきた事を告げると家の奥からドタバタと足音が聞こえてくる。この感じはあいつか。

 

 

「あっ、お兄ちゃん、お兄ちゃん!」

 

 

案の定奥から出てきたのはボクの妹こまるだった。

 

 

「どうしたんだよ、こまる」

 

 

こまるが活発なのは知っているが、さすがにちょっとはしたないな。けど何か重要なことがあるのか疑問に思ったので先にそっちについて聞いてみることにした。

 

 

「これ!コレ見て!」

 

 

こまるが差し出した物、それはボク宛の郵便だった。・・・こまる、勝手に見たのか。これだからボクはネット通販を利用できない。特にアレ系統は絶対・・・!!

 

 

「これ?・・・今回、我が校では平均的な学生の中から、抽選によって1名を抽出いたしました。その結果、当選したあなたを“超高校級の幸運”として・・・って超高校級!?コレって、まさか!」

 

 

それはボクにとって衝撃だった。内容もそうだけど、ボクはあることを思い出した。思い出してしまった。

 

 

「そうだよ!希望ヶ峰学園の入学案内だよ!・・・それにしてもお兄ちゃんの才能って幸運なんだ。ちょっと以外かも、ってあれどうしたの、お兄ちゃん?」

 

「あっ、いや、なんでもないよ・・・ボクは部屋に戻るね」

 

 

多分ボクの顔は青ざめていることだろう。部屋に戻るときもこまるから声を掛けられたけど無視して部屋に戻る。

 

そして、ボクは部屋に戻った瞬間両手を床に着いた。いわゆるOTZの体勢だ。

 

 

「クウガの世界かと思ったらダンガンロンパの世界だったとは・・・」

 

 

ボクの名前は苗木誠、推理ゲームダンガンロンパの主人公の名前いや主人公そのものだ。

 

ボクはいわゆる前世の記憶を持ちながら生まれた。いや、この場合は生まれ変わったかな?

中学生になるまでボクはこの世界は普通の世界だと思っていた。つまり、二次創作的な転生ではなく宗教的な転生なのかと思っていたわけだ。

 

だけど長野の親戚の所に遊びに行った時それは脆くも崩れ去った。長野には九郎ヶ岳遺跡が存在したのだ。そして、ボクはなんやかんやあってクウガになり未確認生命体と戦う羽目になった。

 

正直戦うのは怖かったし嫌だったけど、色々あって戦うことにしたんだ。

 

そしてボクは最後まで戦い抜いたわけなんだけど、まさか次はダンガンロンパなんて・・・。

正直言ってボクはこのゲームについて詳しくない。前世で友達に進められて買いはしたけどプレイする前に死んでしまったから、これから先の展開が全く分からない。

 

だけど、ボクは大丈夫だと思うことにした。これから先の展開は分からない。クウガの力も役に立つかわからない。けど、大丈夫、ボクは自分が納得できる行いをする。そう決めたのだから・・・。

 




五代さんナイズされた苗木くん、うん希望しかないね
ちなみにアマダムのせいでダンロン1は強制的にIF展開になる。
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