日本殺人ルート 列車は殺意と共に   作:新庄雄太郎

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次は、女の一人旅の事件を書いてみました。


第8話 特急「かもめ」・長崎女ひとり旅

博多駅

 

彼女は、博多駅で長崎行の特急「かもめ」に乗って長崎へ向かう事になった。

 

「長崎行か、乗れに乗ればいいのね。」

 

彼女は博多駅から特急「かもめ」に乗り長崎へ向かった。

 

ファーン!ピィーッ!。

 

と、警笛を鳴らして発車した。

 

彼女は駅弁と天津栗とお茶を買って、車内で食べていた。

 

「博多から長崎へは1時間か。」

 

と、彼女はガイドを見ていた。

 

特急「かもめ」は博多と長崎を結ぶL特急である。博多と長崎へは1時間50分の旅である。

 

今回彼女が乗ったのは赤い「かもめ」である、特急「かもめ5号」は博多を8時02分に発車し、途中停車駅は

鳥栖、佐賀、肥前山口、肥前鹿島、諫早、終着長崎へは10時14分である。

 

東京中央鉄道公安室・公安特捜班

 

「海山商事で5千万円を着服したので捜索してくれと。」

 

「えっ、どの人なんです。」

 

「この男だ。」

 

「で、名前は。」

 

「名前は、岩田と言う男を探してくれないか。」

 

「はい、早速当たって見ます。」

 

早速、南と高山は足取りを追うことにした。

 

「やはり、岩田が長崎へ行く時は新幹線に乗って、博多から特急に乗ってながさきへいったってことは。」

 

「いや、そうとは限らないぞ。」

 

「えっ。」

 

「東京から「さくら」かあるいは京都から「あかつき」に乗ったって事も考えられるよ。」

 

「わかりました、その線で捜索してみます。」

 

その直後、事件が起きたのは3日後の事だった。

 

「お客さん、終着長崎ですよ、起きて下さい。」

 

と、車掌が起こしにやって来た。

 

「君、君、どうしたんだ。」

 

「どうしました。」

 

「あっ、鉄道公安の方ですか。」

 

「はい、東京中央鉄道公安室の高山です。」

 

「同じく、捜査主任の南です。」

 

現場は、寝台特急「さくら」の二段式のA寝台で起きていた。

 

「うーむ、これは毒殺ですね。」

 

「えっ、毒殺。」

 

「ああ、腕に注射の後、間違いない。」

 

「これは多分、使用した薬は塩化カリウムと考えられるな。」

 

「それ、どういう事高山。」

 

「濃度の高い塩化カリウムを動脈注射すると、心不全にそっくりの様に死亡するんです。」

 

「ほう、なるほど。」

 

何と、岩田は寝台特急「さくら」のA寝台で毒殺されたのだ。

 

一方、彼女が乗った特急「かもめ」は定刻通り長崎に到着した。

 

「長崎に遂に来た。」

 

と、長崎駅を下車した。

 

彼女は、長崎を観光することにしたのだ。

 

「えっ、コートを着た男。」

 

「ええ、40歳ぐらいの男でした。」

 

「と言う事は、どこから寝台特急「さくら」に乗って毒殺したかですね。」

 

「ええ。」

 

「わかったよ、犯人が使った列車トリックが。」

 

「本当か。」

 

高山は早速、時刻表を見て見ると。

 

東京発20時07分 東海道新幹線「ひかり129号」に乗車

 

京都着22時49分 下車

 

京都発22時57分 寝台特急「さくら」に乗車

 

A寝台で、岩田を殺害。

 

長崎着10時53分 下車

 

「なるほど、犯人は新幹線「ひかり」に乗って京都から寝台特急「さくら」に乗ったって事か。」

 

「ええ、それは可能です。」

 

「やはり、コートを着た男が怪しいって事か。」

 

「ええ、恐らく彼女を狙うだろ。」

 

彼女は、1人のコートを着た男の後を付けていた。

 

「やっと、見つけたな。」

 

そして、もう1人のサングラスをかけた若い男もいた。

 

「手間を取らせてくれたな。」

 

「さぁ、渡してもらおうか。」

 

「何のこと、さっぱりわからないわ。」

 

「惚けるな、あの書類を渡してもらうぜ。」

 

「そうか、私が調査員ってこと知っていたわね。」

 

男はガバメントを構えた。

 

「やはり、彼女を狙っていたのか。」

 

「だ、誰だ、てめぇは。」

 

「鉄道公安隊だ、お前を逮捕する。」

 

「何を、てめぇらから撃ち殺してやるっ、死ねぇー。」

 

と、3発発砲した。

 

高山は1発発砲した。

 

「ぎゃはっ。」

 

「くそー。」

 

「熊田 鉄尾、機密文書略取及び岩田敦也殺害容疑で逮捕する。」

 

「大丈夫ですか、怪我はないですね。」

 

「はい、私は海山商事の赤城 差事です、会社の指示で内部調査をしていました。」

 

「それで、1人旅していたんですね。」

 

「はい。」

 

熊田は、岩田を殺害するために新幹線「ひかり」に乗って京都で寝台特急「さくら」に乗って毒殺を計画したことを自供した。

 

こうして、寝台特急「さくら」毒殺事件は横領と不正と言う捜査で解決した。




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次回も、お楽しみに。
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