東海道新幹線100系「ひかり」が猛スピードで、東京へ向かって走っていく。
ファーン!
と、警笛を鳴らして猛スピードて駆け抜けていく。
「はっ、車掌さん。」
と、1人の女性が車掌を呼びに行った。
「どうしました、お客様。」
と、その時だった。
「た、たた、大変だ、人が死んでるよ。」
「えっ。」
「触らないでください、その人はすでに亡くなっています。」
「何だって。」
と、乗客たちはパニックになっていた。
「どうしたんです、車掌長。」
「おい、大変だ、車内で人が死んでるぞ。」
「何だって、すぐに、公安職員に連絡します。」
「ああ、頼む。」
15時32分、東海道新幹線「ひかり8号」は東京駅に到着した。
南と高山と中野と公安隊員が到着した。
「公安さん、こっちです。」
「はい、通して。」
「これは、酷いや。」
「やはり、警棒で殴って絞殺したとみて考えられますね。」
「主任、被害者の身元が分かりました。」
「高山、わかったのか。」
「はい、被害者は東京の不動産会社の社長、羽沢達夫さん51歳です。」
「おう、それで新幹線「ひかり」に乗っていたのか。」
「はい。」
「それで、怪しい人は乗っていなかったのか。」
「いえ、そこまでは。」
「そうか、不審な客はいなかったのか。」
「ええ。」
そして、その時間帯で上野駅でひったくりが起きた。
「誰かーッ、捕まえて。」
と、そこへ岩泉と桜井が上野駅をまわっていた。
「どうしました。」
「大変です、私のバックが何者かにひったくられました。」
「どこへ行ったんです。」
「向こうです、そこへ逃げていきました。」
「岩泉、追って。」
と、桜井は岩泉に言った。
「待てーッ。」
岩泉は、ひったくりを追跡したが犯人は見失ってしまった。
「くそー、どこへ行きやがったんだ。」
公安特捜班
「そうか、ひったくりは逃げられたか。」
「ええ、中身は5000万円だそうです。」
「おう、凄い大金だね、何に使うんだい。」
「取引先に支払われるんだそうです。」
「なるほど、犯人は上野からバックをひったくって何処かへ逃走したって事か。」
「ええ、その可能性があります。」
「今日、新幹線「ひかり8号」で不動産会社の社長が何者かに殺された。」
「えっ、何だって。」
と、桜井と岩泉は驚く。
「それで、凶器は。」
「恐らく、警棒のようなもので殴られ、その後絞殺された。」
「なるほど。」
「あっ班長、新幹線「ひかり」の殺人と上野駅のひったくりと関連しているんでしょうか。」
「えっ、それ本当か岩泉。」
「ええ、話によりますと若い男にひったくったと言っています。」
「おう、若い男か、怪しくなってきましたね。」
「ええ。」
「もしかしたら、仲間がいるって事は。」
今野は、高杉に言った。
「ああ、その可能性もあるな。」
「ええ、可能性がありますね。」
上野駅で男は、16時12分発のL特急「ひたち193号」に乗って勝田へ向かった。
「ふーっ、危なかったわ。」
と、男のかつらを外して男装をしていたのだ。
「どうやら、公安は私が男装しているなんて気づいていないみたいね。」
翌日、特捜班は1人の男を確保した。
「何なんですか、アンタは。」
「鉄道公安隊の物だ、ちょっと聞きたいことがあってね。」
「えっ、俺が新幹線で不動産会社の社長を殺したって言うのか。」
「そうだ。」
「んなわけねぇだろ、あいつは俺の相談役だよ、それにこの時間帯は俺は熊本に行って博多から乗ったんから。」
しかし、彼には鉄壁のアリバイがあった。
「と言う事は、あなたは事件当日は何時の新幹線に乗っていました。」
「帰りは、新幹線「ひかり8号」に乗って東京へ帰ったんです。」
「なるほど、するとあなたは殺していないって訳だね。」
「はい、その時俺は個室に乗っていたから。」
「そうか。」
「犯行は無理か。」
次の日、南は鶴岡と伴って福島県の平へ向かった。
「と言う事は、犯人は別にいる可能性があるんじゃ。」
「そうか、犯人は別にいるって事か。」
「ええ。」
午前7時00分、直江津行の特急「あさま1号」と当時発車の特急「スーパーひたち3号」に乗り込んだ。
特急「スーパーひたち3号」は1989年3月のダイヤ改正で常磐線のスーパー特急である、7時に上野を発車し、平には9時19分に到着した。
「あのー、すいません、この男を見かけませんでしたか。」
「いいえ、その男は知りませんな。」
「そうですか。」
「ええ。」
そして、2人は幸せな気分でした。
「そうか、あなたは福島県出身なんですか。」
「ああ、俺は福島で生まれて東京へ行って仕事していたんだよ。」
「それで、東京で仕事していたんですね。」
「そうなんだ。」
一方、南と鶴岡は中野と高山を呼んで福島へやって来た。
「えっ、犯人は上野辺りで男装して常磐線の特急に乗っていた。」
「ああ、上野駅でトイレを掃除をしていた清掃員が目撃されてたんです。」
「と言う事は、犯人は上野で女性に戻して、特急「ひたち」に乗った。」
「考えられるな。」
「鶴岡、時刻表はあるか。」
「はい。」
と、時刻表で調べて見ると。
博多発9時48分 東海道新幹線「ひかり8号」に乗車
東京着15時32分 下車
そこからは、山手線に乗って上野へ
上野発16時12分 常磐線特急「ひたち193号」に乗る
勝田着17時45分 下車
勝田発18時35分 常磐線に乗車
平着20時01分 下車
「そうか、犯人は男と思っていたら、実は女性だったか。」
「ええ、と言う事は犯人は女の可能性が高いって事だな。」
「ええ、恐らく。」
そして、2人の男女の名前は生澤英雄と瀬口美代子、生澤は東京で会社勤務であり彼女と一緒に福島の実家へ里帰りしていたのだ。
と、そこへ1人の女がやって来た。
「はっ、灰原、あなたは。」
「やっと覚えてくれたわね、お前は憎むし私は不動産会社の社長を殺して、ここか生脇へ来ていた事もね。」
そこへ、南がやって来た。
「灰原、もう逃げられねぇぞ。」
と、南は言った。
「く、くそーっ。」
と、中野は灰原に手錠をかけた。
「やはり、新幹線と特急「ひたち」に乗っていたそうだな。」
「ええ、高山の言う通りになったな。」
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次回も、お楽しみに。