日本殺人ルート 列車は殺意と共に   作:新庄雄太郎

2 / 26
伊豆急下田の次は沼津を舞台に書いてみました。


第2章 見知らぬ時刻表

南は、穂乃果と歩夢としずくと侑と善子と一緒にお台場に出かけた。

 

「これは面白いわ。」

 

「うん。」

 

「こっちも行って見ようか。」

 

「うん。」

 

そして、お台場で遊んだ後はレストランで食事をした。

 

歩夢が、急に腰をもぞもぞさせ、お尻の下から、紙を3枚取り出してテーブルの上にのせた。

 

「こんなものが、落ちていたわよ。」

 

「どれ、見せてごらん。」

 

「これ、何のメモかしら。」

 

「どれどれ。」

 

と、メモを見た。

 

「これは何の意味をしているのかしら。」

 

と、善子は言った。

 

「そうよね。」

 

「うん、何か気になるな。」

 

「ええ。」

 

「きっと、何の意味かな。」

 

次の日、南は特捜班で3枚のメモの事を話した。

 

「うーむ、これは何の意味なのかな。」

 

「ええ。」

 

「これは、時間みたいだね。」

 

「何の時間なのかしら。」

 

と、桜井は言った。

 

「さぁね。」

 

「これは、何の意味なんでしょうか。」

 

そして、事件は起きた。

 

静岡県・沼津市

 

「入ります、えっ、な、何これ。」

 

何と、沼津市内のラブホテルで一人の女が殺害された。

 

被害者の名前は香取かおる 25歳、被害者の住所は東京の練馬区石神井。死因はナイフによる出血死である。

 

「おい、静岡県警から捜査協力の要請だ。」

 

「わかりました、早速当たって見ます。」

 

と、言って南と高山は捜査をすることにした。

 

「えっ、かおるが。」

 

「はい、今日沼津のラブホテルで殺されましてね。」

 

「ところで、かおるさんは沼津へ行く事は言っていなかったんですか。」

 

「ええ、沼津へ行く時は新宿から「あさぎり」に乗って沼津へ行くと言っていたから。」

 

「なるほど。」

 

「それで、かおるさんは付き合っている男はいますか?。」

 

「さぁね、そこまでは。」

 

南と高山は、高杉班長の報告した。

 

「ほう、昨日から沼津に言っていたのか。」

 

「はい。」

 

「昨日は、新宿から小田急線経由の特急「あさぎり」に乗って沼津へ行ったと言っています。」

 

「ほう、それで香取の事で何か分かったか。」

 

「ええ、付き合っている男がいるんですかって言っていたら、男については心当たりはないと言っているんです。」

 

「ほう、そうか。」

 

「ええ、わかっているのはそこまでです、班長。」

 

高山は高杉班長に言った。

 

「班長、沼津に行かせてください。」

 

「えっ。」

 

「何か、手掛かりがつかめそうなんです。」

 

「そうか、早速沼津へ向かってくれ、静岡県警にも協力しておく。」

 

「わかりました。」

 

次の日、南は新宿駅から371系特急「あさぎり」に乗って沼津へ向かった。

 

沼津市

 

「あのー、特捜班の南です。」

 

「どうも、静岡県警沼津署の福山です。」

 

「同じく徳永です。」

 

「早速ですが、被害者の自宅へ当たって見たんですが、香取には男がいたと考えられます。」

 

「何、香取に愛人がいた。」

 

「はい。」

 

「そう言えば、いたかな。」

 

「ちっとも気が付かなかったな。」

 

「男の事で何か心当たりありますか。」

 

南は福山刑事と徳永刑事に言った。

 

「そうだな、我々もその線で捜査してはいるんですが。」

 

「何か分かりましたか。」

 

「いえ、そこまでは。」

 

早速、駅前付近を聞き込みを行った。

 

「ああ、その男なら三島辺りで目撃してね、そこから新幹線に乗っている所を見ましたけど。」

 

「それ、何処の新幹線ですか。」

 

「三島駅の東海道新幹線だよ。」

 

「どこへ行くか、わかるか。」

 

「さーてね、そこまではな。」

 

そして、南は三島から東京へは新幹線「こだま」に乗って東京へ戻った。

 

「何、三島駅で男を目撃している。」

 

「はい、周辺を聞き込みをして見ましたが、三島駅で男を目撃したって。」

 

「主任、男は何歳か覚えている。」

 

「ええ、40代ぐらいの男と言っています。」

 

翌日、40代と思われる男が菅原と桜井が事情聴取を行った。彼の名前は沼口 辰夫さん42歳である。

 

「えっ、11時頃に新幹線に乗って大阪に出張ですか。」

 

「はい、新大阪に到着したのは14時頃で支社で会議を行って、東京へ帰ったのは翌日の15時頃です。」

 

「なるほど、すると奥さんがタクシー乗り場で見送って東京駅で新幹線に乗ったんですね。」

 

「は、はい、妻は娘と一緒に実家へ行っていました、妻は富山出身なんで。」

 

「ほう、富山の実家へ行っていたのか。」

 

10時15分 自宅に出る。

 

11時07分 東海道新幹線「ひかり13号」に乗車

 

14時02分 新大阪で下車 支社の二宮と大野が迎えに来た。

 

「なるほど、新大阪から東京へ帰ったのはいつだったんです。」

 

「さぁね、次の日だから午後の新幹線に乗って行ったから、その後の事は。」

 

「そうですか。」

 

と、沼口は釈放され帰宅となった。

 

「アリバイ成立ですか。」

 

「ええ、沼口はその時は大阪へ出張へ行っていたそうだ。」

 

「裏付けは。」

 

「ええ、支社へ確認したところ14時40分に支社へ来ていた事は確かだ。」

 

「そうか。」

 

「確認したところ、沼田はグリーン車の席を取っていたそうです。」

 

「でも、三島駅で男を目撃していたから、何かトリックがある筈だ。」

 

「なるほど、つまり沼田は空白があるのね。」

 

「ああ、恐らくな。」

 

と、高山は言った。

 

「そうか、高山もそう思うのか。」

 

「ええ。」

 

「高山、調べてみるか。」

 

「ええ。」

 

次の日、歩夢と穂乃果が南に会った。

 

「わかったよ、これは新幹線の列車時刻よ。」

 

「えっ、それ本当か。」

 

「うん、犯人は新大阪から名古屋へ行って、そこから沼津へ行ったんだよ。」

 

「そうか、犯人はこれを利用したのか。」

 

と、高山は時刻表を調べて見ると。

 

9時39分 東海道新幹線「ひかり2号」に乗車

 

10時39分 下車

 

10時51分 東海道新幹線「こだま414号」に乗車

 

12時49分 下車

 

東海道本線に乗って沼津へ、香取と一緒にラブホテルへ行く、ナイフで殺害。

 

沼津から三島へ

 

21時25分 東海道新幹線「こだま458号」に乗車

 

22時25分 下車

 

「占めたっ、11時15分には東京へ戻れるよ。」

 

「これで、沼口のアリバイは崩れたわ。」

 

「ありがとう、穂乃果ちゃん、歩夢ちゃん。」

 

「いやー、それほどでも。」

 

「このメモは時刻表とはね。」

 

そして、南は歩夢と穂乃果と善子と梨子と一緒に横浜へ行って、港を楽しんだ。




次回は、新潟県を舞台にした事件です

どうぞ、ご期待ください
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。