男は、午前8時00分発の東北新幹線「やまびこ1号」に乗って岩手県へ向かった。
その男は、新幹線の中で本を呼んでいた。
「私と言う現象は、仮定された有機交流電燈の皮質の青い証明です。」
と、彼が呼んでいるのは宮沢賢治の本である。
「もうすぐ学芸会か、確か銀河鉄道の劇をするんだな。」
そこへ、車内販売をしていた札沼まりが男に声を掛けてきた。
「すいません。」
「はい。」
「これをください。」
「はい、毎度ありがとうございます。」
と、男はお金を支払った。
「お弁当やお菓子とジュースはいかがですか。」
札沼は、そう言いながら販売をした。
10時36分、東北新幹線「やまびこ1号」は定刻通りに岩手県の盛岡に定刻通りに到着した。
盛岡から新花巻へは、11時44分発の急行「陸中3号」に乗って新花巻へ向かった。
「なるほど、宮沢さんはこういう風に書いたのか。」
一方、特捜班では。
「へぇー、しずくちゃんと歩夢ちゃんと侑ちゃんは学芸会で劇をするのか。」
「そうなの。演劇部の方から応援に来てほしいってしずくちゃんに誘ってきたの。」
「それで、どんな劇なんだ。」
「劇のタイトルは、「銀河鉄道の夜」なの。」
「それで、劇に出るのよ。」
「銀河鉄道の夜か。」
「ええ。」
そして、特捜班はしずくの学芸会で事件が起きるとは予想もしなかった。
「えっ、時効寸前の捜査。」
「ああ、花巻で起きた一家殺害事件で3日で時効を迎える、何としても逮捕しなければならないんだ。」
「でも、どうして特捜班が捜査するんですか。」
「この事件の被疑者と思われるので、逃走犯を追跡してほしいという事だ。」
「わかりました。」
高山は高杉に言った。
「班長、岩手に行かせてください。」
「お、何で。」
「とにかく、調べてみないと。」
「そうか、すぐに岩手県警にも連絡しておくから。」
「はい。」
そう言って、高山と小海は9時00分の東北新幹線「やまびこ37号」に乗り、新花巻へは12時15分に到着した。
「ここが、新花巻か。」
そこへ、1人の男が迎えに来ていた。
「どうも、花巻署の堀越です。」
「公安特捜班の高山です。」
「同じく小海です。」
「お待ちしておりました、ご案内します。」
高山と小海はパトカーに乗り、現場へ向かった。
「ここが、殺人事件の現場です。」
「おう。」
「初めは、空き巣と思っていたんですが、その男はナイフを持っていて、様子を覗った夫が犯人に見られ、ナイフで刺して殺害し、祖父の骨とう品と妻の宝石を奪って逃走しました。」
「なるほど、高価なものを奪って逃走したのか。」
「だが、もうすぐ時効を迎えるんです。」
「それで、男の特徴は。」
「ええ、作業帽とサングラスしていたので男と見て考えられるんだ。」
「なるほど。」
そして、その男に声を掛けた。
「あのー、鉄道公安の物ですが。」
「あなたは、ここをまわっているんですか。」
「ええ、実は私の姪が学芸会で劇をするんですよ。」
「もしかして、虹ヶ咲学園ですか。」
「はい、今年1年なんです。」
「そうですか。」
「もうすぐ、東京で娘が学芸会には行ってあげようと思って。」
「もしかして、演劇部ですか。」
「はい。」
「実は、殺人事件の容疑者に似ていたので声を掛けました。」
「そうですか、私はここに来た時は新幹線に乗ってここに来たんですから。」
「そうですか。」
調べたところ、男は午前8時発の東北新幹線「やまびこ1号」に乗って盛岡へ行き、盛岡からは急行「陸中3号」に乗って新花巻へ行っていたことが判明された。
彼は、高山と小海と一緒に14時56分発の東北新幹線「やまびこ16号」に乗って東京へ向かった。
「そうですか、お台場に行くのですか。」
「ええ。」
そこへ、札沼がやって来た。
「あら、高山君。」
「やぁ、札沼。」
「岩手に行っていたの。」
「ああ、未解決事件の捜査に行っていたんですよ。」
「それで、東北新幹線に乗っていたのね。」
「ああ、これから東京へ帰京するんだ。」
「そうなの。」
東京へ戻った、2人は高杉班長に報告した。
「そうか、やはり犯人は逃げ回っているって事か。」
「ええ。」
「犯人は、作業帽とサングラスをかけていたからな。」
「恐らく、犯人は下町へ向かったと。」
「それも、考えられますね。」
そして、南と高山と桜井はn解決事件の捜査をしていたら、犯人と思われる男が発見した。
「あっ、この男にているわ。」
そして、桜井が確保し、南が手錠をかけた。
「やはり、あなたが花巻の殺人の犯人か。」
「そうさ、借金による返済だから、奴を殺すしかなかったんだよ。」
犯人の名前は瀬川直弘、花巻で窃盗をしていたが夫を殺した為、強盗殺人の容疑で緊急逮捕となった。
事件解決の後は、高山と南は歩夢のしずくの演劇の発表を見に行った。
「これは、凄いよ。」
「まるで、銀河鉄道に乗ってる気分だよ。」
と、男は虹ヶ咲に通う娘の父親だった。
「あの人、父親だったんだ。」
「そう見たいですね。」
次回は、西日本 九州 四国の特急が登場します
ご期待ください