南紀白浜は、東の熱海や、九州の別府と共に、日本を代表する温泉地である。
温泉のほかに、海水浴場や、ゴルフコース等もあり、四季を通じて、観光客が絶えない
「私はバカだったわ、それになんであの人と別れ話を持ち掛けてきたのかしら。」
と、彼女は新幹線に乗っていた。
100系新幹線「ひかり」は東京を発車して、新大阪へ向かって走って行った。
100系新幹線「ひかり」の車内にて
「あっ、あなたは。」
「はい、私も丁度隣の席でして。」
「どちらへ言かけれるんですか。」
「私は、丁度急な仕事で新大阪まで出張へ行くんですよ。」
「そうだったんですか。」
「ええ。」
「私も丁度新大阪で特急に乗り換えて南紀へ行くんです。」
「そうですか。」
「はい。」
そして、ほぼ同じ頃。
事件は、起きた。
午前9時15分ごろ、板橋のマンションで殺人事件が起きた、死因は毒殺だ、ハイボールに混入したのは苛性ソーダと判明した、被害者の名前は板橋区に住む藤崎竜馬さん34歳である。
「この毒殺された藤崎は、ハイボールを飲んだ時に寝た後に殺害したんじゃないでしょうか。」
「と言う事は、女がこのハイボールに毒を混入したって事になるな。」
「ええ、問題は女が犯人なのかな。」
「それも考えられるな。」
と、高杉は言った。
彼女は新大阪駅で下車して、そこから新大阪から阪和線に乗って天王寺で9時30分の特急「くろしお5号」に乗って白浜へ向かった。天王寺から白浜へ行く特急「くろしお5号」は天王寺を9時30分に発車し、和歌山、御坊、紀伊田辺、終着白浜へは11時31分に到着する。
彼女は白浜で下車した。
南紀白浜にて
「あの人と一緒に行ったわ。」
「あなたも、ここに来ていたの。」
「ええ、彼と一緒にね。」
「そうですか。」
「ええ。」
白浜の海岸へ行った後、白浜温泉で1泊することにした。
白浜温泉
「あなたも来てたの。」
「はっ、米山あなたは、わかったわ、私の後を付けていたのね。」
「お差しの通りよ。」
「何で、あなたがここに。」
「さぁね。」
そう言って、米山は露天風呂を上がって部屋へ戻った。
彼女は、白浜へ行った後は熊野古道へ向かっていった。
古代から中世にかけ、本宮・新宮・那智の熊野三山の信仰が高まり、上皇・女院から庶民にいたるまで、多くの人々が熊野を参詣しました。「蟻の熊野詣」と例えられるほど、多くの人々が切れ目なく熊野に参詣したと伝えられています。田辺から熊野本宮に向かう中辺路(なかへち)、田辺から海岸線沿いに那智・新宮へ向かう大辺路(おおへち)、高野山から熊野本宮へ向かう小辺路(こへち)が、「熊野参詣道」として世界遺産に登録されています。最も多くの参詣者が歩いたとされる熊野参詣道・中辺路。その難行苦行の道のりを終え、最初にたどり着くのが熊野本宮大社。最初に熊野本宮大社を望む「伏拝王子」の名は、やっとたどり着いた熊野本宮大社を伏して拝んだ、との由来からと伝えられています。
そう言って、ある夫婦は古道へ登ると男の人が倒れていた。
「ねぇ、ちょっと。」
「えっ、おい、この人死んでるぞ。」
そして、事件が起きた。
「はい、公安特捜班、えっ、熊野古道で絞殺死体。」
「えっ。」
「被害者は、私立探偵の安達小五郎53歳、わかりました早速調査いたします。」
と、電話を切った。
「おい、和歌山県警から捜査協力の要請だ。」
「わかりました、早速調査いたします。」
早速、高山と小海は安達の足取りを捜査することにした。
「ええ、浮気調査。」
「はい、南紀辺りで調査へ行ったきりで帰ってこないので心配していました。」
「なるほど、調査に行ったまま行方不明になったって訳ですね。」
「ええ。」
高山と小海は、高杉に報告した。
「そうか、その女を追うために南紀へ行ったのか。」
「はい、わかっているのは列車で行った事です。」
「東京から新大阪へは新幹線に乗って、新大阪から天王寺へは特急「くろしお」に乗って白浜へ行った事が分かりました。」
「なるほど、つまり新大阪か天王寺で「くろしお」な乗って南紀へ行ったって事だな。」
「ええ。」
そこへ、菅原と三輪が戻って来た。
「班長、毒殺された被害者のマンションで怪しい人を見かけたと目撃証言がありました。」
「何、それ本当か。」
「ええ。」
「と言う事は、マンションから出てきた人が怪しいって事だな。」
「ええ。」
「我々もその線で捜査してみようと思います。」
「南、犯人どうやって南紀へ行ったんですかね。」
と、時刻表で調べて見ると。
「南紀へ行くには2つのルートがあるんですよ。」
「どうやって行くんだい。」
「まず新幹線に乗って名古屋か新大阪で特急に乗るんですよ。」
「なるほど。」
新大阪ルート
午前7時00分発 東海道新幹線「ひかり201号」に乗車
午前9時52分着 新大阪で下車
新大阪から天王寺へ
午前10時30分発 特急「くろしお9号」に乗車
午後12時31分着 白浜で下車
名古屋ルート
午前8時07分発 東海道新幹線「ひかり5号」に乗車
午前9時58分着 名古屋で下車
午前10時20分発 特急「南紀5号」に乗車
午後13時36分着 新宮で下車
「そうか、新幹線と特急で乗り継いでいくと南紀へ行く事は出来るな。」
「ええ。」
「この毒殺と古道の殺人が女だとしたら、どうですかね。」
「よし、南の言う通りならその線で捜査していようか。」
「はい。」
早速、南と高山と小海は新幹線と特急「くろしお」に乗り次いで南紀へ向かった。
「えっ、怪しい女を目撃した。」
「はい、サングラスをかけていたので年齢は分りませんでしたが。」
「そうですか。」
「何か分かった。」
「ええ、白浜で怪しい女を目撃したそうです。」
「年齢は。」
「そこまでは。」
一方、菅原と三輪は京都駅で何かを見つけた。
「菅さん、悪女が乗った列車トリックが分かったんですか。」
「まぁ、見て見ろ、女は新幹線で京都で下車して、京都からこの時間帯で新大阪、天王寺、そして南紀へ向かった。」
「そうか、直通なんだ。」
「その通りだ。」
「なるほど、犯人はこの列車に乗ったのか。」
「そうだ、これが出来るのは米山だ。」
「これで、謎は解けましたね。」
「おう、すぐに南に報告だ。」
菅原と三輪は、南に報告した。
「えっ、犯人は京都からスーパーくろしおに乗って南紀へ行ったって。」
「ええ。」
「そうか、犯人は新幹線に乗って京都からスーパーくろしおに乗って南紀へ行ったのか。」
「ええ、彼女は藤崎を毒殺させて、次の日に新幹線に乗って南紀へ行ったって事か。」
「ええ。」
「そうか、米山はこれに乗ったのか。」
と、時刻表で調べて見ると。
午前6時10分 東海道新幹線「ひかり29号」に乗車
午前8時51分 京都で下車
午前9時10分 特急「スーパーくろしお7号」に乗車
午後13時40分 新宮で下車
「これで、列車トリックは解けたし、アリバイも崩れたぞ。」
「犯人は、米山と見て間違いないわね。」
「ええ。」
彼女は、海岸へ行くと米山が待ち伏せしていたのだ。
「米山、これ以上私に不幸させないで。」
「ふん、アンタは憎いのよ。」
「どうして、こんな事するの。」
「アンタが、彼を奪ったのよ、だから許せないから殺してやったのよ。」
と、米山は水尾を殺そうとしたが、南と高山達がやって来た。
「そこまでだ!、米山。」
南は言った。
「誰だ、アンタ。」
「鉄道公安隊だ、もうやめるんだ。」
「観念しろ、米山。」
と、菅原は言った。
「く、くっ。」
と、高山は米山に手錠をかけた。
「大丈夫でしたか。」
「ええ、私が藤崎を愛してたが、まさか米山が復讐するなんて。」
「それで、事件が起きたって訳か。」
「はい。」
こうして、南紀で起きた事件は無事に解決した。
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次回も、お楽しみに