日本殺人ルート 列車は殺意と共に   作:新庄雄太郎

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今回は、新幹線「ひかり」と特急「つばめ」に乗り次いで誘拐事件の捜査をする事になった


第20話 誘拐・九州縦断捜査

この日、南と高山は新幹線「ひかり」に乗って警乗の日だった。

 

 

「今日の警乗は、高山と南だったな。」

 

 

 

「はい。」

 

 

 

「じゃあ、二人とも頼むよ。」

 

 

 

「はい。」

 

 

 

そこへ、一本の電話が入って来た。

 

 

 

「はい、公安特捜班、少年が行方不明、はい、捜索願、名前は曙 ひろし 小学校4年、分かりました、早速捜査します。」

 

 

 

と、メモを書いた。

 

 

 

「じゃあ、行ってきます。」

 

 

 

「行ってきます。」

 

 

 

と、高山と南は警乗へ向かった。

 

 

 

「ご苦労さん、頼むよ。」

 

 

 

と、高杉は言った。

 

 

「おい、10歳の少年が行方不明だ、心当たりを探してきてくれ。」

 

 

 

「わかりました。」

 

 

 

「とにかく、捜してみよう。」

 

 

 

特捜班に捜索願の入電が入った。

 

 

 

「それで、入なくなる前は。」

 

 

 

「友人と一緒に出掛けた後、帰る時に別れた後に行方不明になったと。」

 

 

 

「なるほど。」

 

 

 

と、南主任は言った。

 

 

 

行方不明の捜索は、松本と梶山と小海が担当する事になった。

 

 

 

「もしかしたら、誘拐かもしれんな。」

 

 

 

「ああ。」

 

 

 

「もしかしたら、新幹線に乗ってることも。」

 

 

 

「うん、それも考えられるな。」

 

 

 

「とにかく、捜索してみよう。」

 

 

 

一方、高山と鶴岡は100系「ひかり」が止まっているホームへやって来た。

 

 

 

「よし。」

 

 

 

「乗りましょう。」

 

 

 

と、2人は100系「ひかり」に乗り込んだ。

 

 

 

「この付近も警戒しておこう。」

 

 

 

「ええ。」

 

 

 

洗面所等も、不審な物が置かれていないか、こまめに見回るのだ。

 

 

 

「はい、わかりました、直ちに捜索します。」

 

 

 

と、連絡した。

 

 

 

「どうした、高山。」

 

 

 

「今、班長から小学生の捜索願があったって。」

 

 

 

「それ、本当か。」

 

 

 

「ええ名前は、

 

 

 

「なるほど、その男の子は一緒に入る蓮だからな。」

 

 

 

「そう言えば、朝駅に行くと男と一緒だったな。」

 

 

 

「男と一緒。」

 

 

高山と南は、40代の男と連れの小学生に話を聞くことにした。

 

 

「すいません、鉄道公安の物ですが。」

 

 

「な、何なんだ、君は。」

 

 

高山は、鉄道公安手帳を見せた。

 

 

「実はですね、捜索願の小学生に似てるんだけど。」

 

 

「ウチの息子ですよ。」

 

 

「そうですか。」

 

 

「ええ、間違いありません。」

 

 

「どうも。」

 

 

「違いましたね。」

 

 

「ええ。」

 

 

高山は、男の声を掛けた。

 

 

「すいません、最近貴重品の盗難が多いので気を付けて下さい。」

 

 

「ああ、すいません。」

 

 

と、男は財布をすボンのポケットに入れた。

 

 

高山と南が乗った100系「ひかり」は東京と横浜と静岡を超えて、名古屋へ到着した。

 

 

「この男が犯人かな。」

 

 

「ええ。」

 

 

「とにかく、博多まで警乗しよう。」

 

 

「ええ。」

 

 

南と高山が乗った東海道新幹線は博多に到着した。

 

 

博多駅

 

 

「あっ、あの男かな。」

 

 

「どうした。」

 

 

 

「あっ、40代のひげの男と連れの小学生、それにバックを持ってる。」

 

 

 

「おい、高山。」

 

 

高山は、子連れの男を発見した。

 

 

「すいません、鉄道公安の物ですが。その子供さんとバックを持ってるんですが。そのお子さんは?。」

 

 

「あ、いえいえ、私の親戚です。」

 

 

「そうですか。」

 

 

新幹線「ひかり」の警乗を終えた南と高山は博多鉄道公安室で待機していた。

 

 

「この男が犯人かな。」

 

 

「ええ、あれあの人は。」

 

 

「どうした、高山。」

 

 

「あの男は、やはり鹿児島へ逃げるんですかね。」

 

 

「ああ、それは考えられるな。」

 

 

「ええ。」

 

 

「よし、奴はこれに乗って鹿児島へ逃げるんだよ。」

 

 

「それ、どういう事。」

 

 

「犯人は、これに乗って逃げたんだよ。」

 

 

「そうか。」

 

 

東京発15時07分 東海道新幹線「ひかり21号」に乗車

 

新大阪着17時44分 下車

 

新大阪発7時00分 東海道新幹線「ひかり151号」に乗車

 

博多着9時54分 下車

 

博多発10時17分発 鹿児島本線特急「つばめ9号」に乗車

 

西鹿児島着14時07分 下車

 

 

「やはり、犯人は鹿児島に入る。」

 

 

「それ、本当なのか。」

 

 

「ええ、博多から鹿児島へ行くには特急「つばめ」に乗って行ったんだよ。」

 

 

「そうか、犯人は新幹線で新大阪へ行って、新大阪から新幹線に乗って博多から鹿児島へ行ったって事か。」

 

 

「そうだ。」

 

 

そこへ、小海と松本と梶山と合流した。

 

 

 

「高山君、南さん。」

 

 

 

「おう、小海も来たのか。」

 

 

 

「ええ、奴はバックを持っていたが、どうやら身代金と見て間違いないですね。」

 

 

 

「ああ。」

 

そして、南と高山と小海らは12時17分の特急「つばめ13号」に乗って西鹿児島へ向かった。西鹿児島へ到着したのは、16時02分頃である。南と高山達は鹿児島県警に協力して犯人の逮捕へ向かった。

 

 

一方、犯人の2人は。

 

 

 

「えへへへ、ポリ公の奴もうようよ張り込んでいたが。」

 

 

 

「変な警官に見つかってしまったよ。」

 

 

 

「そうか。」

 

 

 

「さて、それそれずらかろうか。」

 

 

 

「おう。」

 

 

そこへ、高山は男を発見した。

 

 

 

「待ちなさい、そこの男。」

 

 

 

「だ、誰だてめぇは。」

 

 

 

「その私服は、警察か。」

 

 

 

「僕は、鉄道公安隊だ。」

 

 

 

と、南は手帳を見せた。

 

 

 

「何、列車の警察か。」

 

 

 

「逃げろーっ。」

 

 

 

「逃がさないぞ。」

 

 

 

「放せっ、放せって言ってるんだろ。」

 

 

 

「俺は、死んでも離さないぞ。」

 

 

 

「てめぇー。」

 

 

 

「とりゃーっ。」

 

 

 

と、高山は50代のひげの男を確保した。

 

 

「ぐはーっ。」

 

 

 

「やはり、小学生の誘拐はお前か。」

 

 

 

「それは、わしの親戚だ。」

 

 

 

「そんなわけないだろ。」

 

 

 

「ふっ。」

 

 

 

と、50代の男は言った。

 

 

「高山、こいつは指名手配中の広域手配犯18号だ。」

 

 

 

「そうか、こいつは小学生を誘拐して殺害したって人か。」

 

 

 

「よし、お前を逮捕する」

 

 

 

と、高山は手錠をかけた。

 

 

 

「大丈夫ですか。」

 

 

「うん。」

 

 

「もう、大丈夫よ。」

 

 

「よかった、無事でよかったよ。」

 

 

と、その時だった。

 

 

ブロロロロロロロロロッ、ブーッ!。

 

 

「しまった。」

 

 

「犯人が逃げるぞ。」

 

 

もう1人の仲間は、赤いクーペで逃走した。

 

 

そこへ、南主任たちの覆面パトカーが犯人の車を追いついた。

 

 

「くそー、鉄道公安隊に見つかるなんて、あんな奴に捕まってたまるかってんだ。」

 

 

「とにかく、飛ばすぜ。」

 

 

そして、覆面パトカーはサイレンを鳴らし、車を追跡した。

 

 

「うわー。」

 

 

と、逃走車は工事現場に突っ込んでしまった。

 

 

そこへ、小海達が乗った覆面パトカーが到着した。

 

 

「お前たちを、連続誘拐殺人の容疑で逮捕する。」

 

 

こうして、高山達は誘拐犯を逮捕され、ひろしくんは無事に、救出された。

 

 

 




次回は、上越新幹線開業40周年記念の短編作品です

どうぞ、ご期待ください!。
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