日本殺人ルート 列車は殺意と共に   作:新庄雄太郎

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第4話 東京-旭川殺人ルート
インコを飼う女


鉄道公安隊の私服公安官岩泉は、ある1人の女性に会った。

 

「あのー、すいません。」

 

「どうしました。」

 

岩泉は女性に声を掛けた。

 

「実は、最近私を後を付けている人がいるんです。」

 

「えっ、それ本当ですか。」

 

「はい。」

 

そう言って、岩泉は彼女の自宅へ送ってもらうことにした。

 

「あのー、自宅は何処なんです。」

 

「ええ、近くのマンションなんです。」

 

「どの辺です。」

 

「ここです、コーポ大野です。」

 

「なるほど、では男に狙われているっていうのは。」

 

「最近、私、誰かに後を付けているって感じな人でした。」

 

「なるほど、何歳ぐらいの男でしたか。」

 

「そうね、確か27歳から30代前後です。」

 

「あのー、名前を教えていただけませんか。」

 

「はい、私は菊池幸子と言います。」

 

「菊池幸子さんですね。」

 

「はい。」

 

「この家、インコ飼っているんですか。」

 

「ええ、チー子って言うんです。」

 

「このインコ、可愛いですね。」

 

「行く時と帰ってきたときも餌をやっているんです。」

 

「なるほどね。」

 

そして、次の日岩泉が女性を送った事を話した。

 

「えーっ、その女性がこわいから送って行ったのか。」

 

「そうなんだよ、その女はな菊池幸子って言っていたな。」

 

「その女がどうかしたのか、岩泉。」

 

「実はな、彼女が怪しい男に後を付けているって助けを求めたんです。」

 

「ほう。」

 

「名前は菊池幸子って言っていたから、マンションで1人暮らしなんだ。」

 

「ほう、マンションで1人暮らしか。」

 

「ええ、彼女はバイトでクラブで働いているんだ。」

 

「へぇー。」

 

次の日、菊池は上野駅から寝台特急「北斗星」に乗って旭川へ行く事になった。

 

16時50分、菊池が乗った寝台特急「北斗星1号」は札幌へと走って行った。

 

ピィーッ!

 

と、警笛を鳴らし、上野を発車した。

 

「北斗星に乗って、旭川。」

 

「どうも、乗車券を拝見。」

 

「はい。」

 

「どうも。」

 

郡山を過ぎると、彼女はグランシャリオに来ていた。

 

「1人での食堂は寂しいわ。」

 

「お待たせしました。」

 

「ええ、ありがとうございます。」

 

ほぼ、同じ頃、東京警視庁管内で女性の死体が発見された。

 

「殺害された、クラブの小桜みどりさんは若い男の人に付きまとわれてナイフで殺害されたと考えてられます。」

 

「ほう、やはり彼女はストーカーで苦しんでいたんだな。」

 

「ええ、それは考えられますわ。」

 

桜井は高杉に言った。

 

「菊池は狙われないのかな?。」

 

「犯人は菊池の後を付けていた男も犯行ではないでしょうか。」

 

「うん、特捜班としてはこの女の後つけていたと小桜を殺害した男は同一人物って事も考えられるな。」

 

「ええ。」




そして、第2の事件は旭川で起きた。
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