ファーン!
東海道新幹線「ひかり」は猛スピードで走り去っていく。
新幹線「ひかり」個室
「伊良湖か。」
男が乗った、東海道新幹線「ひかり」は定刻通り名古屋に到着した。
「もう、名古屋か。」
彼の名前は、長谷川紘一、彼は東京のごく普通の会社員である。この日長谷川は東京から新幹線で名古屋へ出張へ行っていたのだ。
名古屋市内
「えーと、えーと、名古屋支社は。」
長谷川は、名古屋駅からタクシーに乗り海山商事名古屋支社へ向かっていた。
「はぁっ。」
と、岩泉はため息をついていた。
「どうしたの、岩泉。」
「何かあったの。」
「ああ、実はな今度の休暇でココへ行って見ようと思ってるんだよ。」
「どこへ行くんだい。」
「ここですよ。」
「ほう、伊良子岬か。」
「へぇー。」
「名古屋へ行くんだって。」
「おう、俺の高校の先輩がな今度結婚する事になったから名古屋で式を挙げることになったんだよ。」
「ほう、それでか。」
「うん、今度式の後に伊良湖へ行くんだよ。」
「へぇー、いいな。」
次の日、岩泉は東京駅から午前7時03分発の東海道新幹線「ひかり3号」博多行に乗って名古屋へ向かった。ところが、伊良湖で事件が起きることは誰も予想はしなかった。
休暇の翌日、特捜班に愛知県警捜査一課の山岡警部と松井刑事がやって来た。
「えっ、名古屋市内で男性の死体が発見された。」
「はい、被害者は東京で探偵をしている橋本 武蔵さん、34歳です。」
「それで、死因は。」
「死因は缶コーヒーに青酸系の毒が混入されていました。」
「その橋本は、何を調査していたのですか。」
「この男を追っていたそうです。」
「誰なんです、その女。」
と、岩泉は言う。
「知ってる人か。」
「いいや、俺が新幹線に乗っていた時に会っていたな。」
「そうなのか、岩泉。」
「ええ。」
「朝、東京から「ひかり」に乗った時に会っているんです。」
「なるほど。」
「次に狙うとしたら、男ですかね。」
「ええ、それは考えられるわ。」
次の日、南と高山と桜井と岩泉は新幹線に乗って伊良湖へ向かった。
「岩泉は、ここで友人と一緒に行ったんだよね。」
「おお、先輩と一緒に写真取ったからな。」
「なるほど、裏は取っているな。」
「ああ。」
「あれ、この女かな。」
「あっ、愛知県警が言っていたこの女か。」
「奴はこの新幹線に乗っていたんだよ。」
「名前は、秋川絵里奈か。」
「この女が犯人か。」
「ええ。」
秋川は、長谷川の相手の女を狙っていたのだ。
「よくも、よくも、紘一を奪ったわね。」
と、ナイフで長谷川を狙っていた。
「動くなっ。」
「キャッ、誰アンタ。」
「鉄道公安隊だ、観念しろっ。」
「何、警察か。」
「秋川絵里奈、殺人未遂の容疑で逮捕する。」
「くっ、くそーっ。」
秋川は、紘一の女は上杉里美、長谷川は上杉と婚約していた事を恨んでいたのだった、そこで上杉を殺害しようと計画し、上杉は橋本探偵を依頼し、橋本を毒殺しようと計画していたのだ。
「これで、解決だな。」
「ああ。」
ご意見・ご感想をお願いします
次回も、お楽しみに。