スライムになった私が女の子の体を使ってどうにかなった話   作:あやちん

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まぁどうでもいい話です(笑)


ぷにょ活用法

 お頭を氷漬けにしたあと、アジトの水車小屋に戻って色々物色してたら外が騒がしくなり、何だろと思ったら別の建屋にいた野盗たちでした。

 

 あらあら、他にもおりましたのね。

 ちょっと少ないなとは思ってはいたんですけど、水車小屋しか気にしてなかったので。失敗失敗。

 まぁ目的は達したので、後はどうとでもしたらいいと思います。

 

 そのうちオルガさんとかも動き出すでしょう。

 お互い頑張ってくださいね。

 

 

***

 

 

 夜が明けてきました。

 結局、休みなしで働きました。ブラック企業もびっくりの就労状態です。

 元おじさんもさすがに夜通し働いたことはなかったです。だれか特別手当くれませんか?

 

 でも心配ご無用です!

 

 ふふ、誰もくれないので自分でどうにかしましたとも!

 

 お頭さん、いっぱい貯め込んでました。

 貴金属を筆頭に、金貨、銀貨、たくさんのお金が、木箱や皮袋に詰めこんでありました。武器や防具の類も、無造作に壁に立てかけてあったり、棚に放り出されたまま置いてあったりしました。

 

 2Sが出来てないですね!

 

(製造業などでおなじみ、2Sとは! 整理(SEIRI)整頓(SEITON)の頭文字、S二つからつけた呼称のことであります)

 

 私はそれをさらにぶっ散らかして、物色しまくりました!

 急がないと人が来ちゃいますからね。気にしてなんかいられません、はい。

 

 ああ、ラノベお約束の魔法の収納カバンとかないのでしょうか? 絶対あると思うんですよね。だってここまで魔法とか普通にあるのに、無いとかおかしいでしょう!(願望と切望)

 

 

 見つけられませんでした。

 きっと私の探し方が悪いだけ……。

 

 だがしかし!

 私はあきらめない美幼女スライムです。

 

 そう、万能スライムに出来ないことはない! かも。

 

 と言うのもこのスライム体、不思議なほど体積というか質量というか、体の大きさがすっごく変幻自在に変わっちゃうんですよね。減ってしまうスライム体はどこに消えちゃうのだろうとちょっと不思議には思ってはいたんですが……、出来ちゃってることなので深く考えることもありませんでした。

 

 伸ばせば延々伸びちゃうし、どう考えてもミーアの頭の中や、体だけじゃ辻褄合わない感じだよね、私って……。

 

 試しにちょっと物を取り込んでみたらと考えました。

 

 食べ物とかは溶かして吸収なので、物体そのままの形で取り込んだことはないんですよね。

 取り込みやすいところで、手のひらにぷにょをむにゅっと広げて出し、手じかに有った銅貨を一枚落としました。溶かさないようにしないとね。

 

 じーーーー。

 

「うーん……、そこにずっとあるじゃん」

 

 だめです、失敗。銅貨はじっとしてぷにょの中で見えてます。まぁ動いたら怖いですが。

 

 それなら、こうすればどうでしょう?

 イメージは出していたぷにょを戻す感じ。一緒に銅貨を連れて行ってもらいましょう。

 

 じーーーーーー。

 

 

「おおおおおおっ!」

 

 

 ぷにょと一緒に銅貨も……、き、消えました!

 

 どこかに消えてしまいました~!

 

 って、どこにいっちゃったんでしょうか?

 

 銅貨ちゃ~ん、出ておいで~。

 ぷにょを出すイメージで銅貨を呼んでみました。

 

 う~ん、困った。現れません。

 試しにぷにょをもう一度出しましたが銅貨は居ません。

 

 自分の体(スライム)じゃないからでしょうか?

 入りこそしましたが出すことは出来ないみたいです。

 

 ぬわぁ~、これでは使えな~い!

 銅貨はスライム奈落に吸い込まれて消えてしまいました……。

 

 悩んだ末に皮袋に銅貨を入れ、その袋には紐を付けて同じようにぷにょに投入し、そのままぷにょを戻しました。

 

「おおおっ」

 

 不思議な光景です。紐の付け根にぷにょが残った感じで、その先は消えました。ぷにょ自身は私の意志で移動出来ます。ただし紐付きですが。

 

 紐をいそいそと引っ張ってみれば……。

 

「きたきたきたーーー!」

 

 皮袋が現れましたー!

 成功でーす!

 

 小さいぷにょからそれより大きい皮袋が出てくるのはちょっと違和感ですが。

 

 ぷにょ凄いです!(ああ、私のことだね)

 

 ちょっと見た目がいまいちですが、これを収納代わりに使うこととしましょう。

 ぷにょは自分自身だから身体から離せないのは仕方ないところですが、自分で使う分には大した問題じゃないでしょう。

 

 必要は発明の母と言いますが。

 スライム体の新たな活用方法を見つけてしまいました!

 あとは時間があるときにでも、紐なしでも出し入れできる方法を考えるとしましょう。そういえば容量も不明ですね。これもまた検証課題です。

 

 

 でもね、もう、スライム体(わたし)、まじチート!

 

 

***

 

 

 アジトのお宝さんをスライム収納に移し替えてきたスライム娘です。

 皮袋と紐がそんなになくて、全部持ってこれなかったのが痛恨の極みのミーア十歳です。

 

 街道? 沿いをぽてぽて歩き、オルガさんに聞いた町を目指しています。

 お腹がすきました。

 

 オルガさんとドリスは無事生き延びたでしょうか?

 

 きっと大丈夫でしょう。

 オルガさんはとても強そうでしたし。

 

 

 今の私は小さめの背負い袋をしょって、その上にローブ、そうあのローブ、ファンタジーお約束のローブをまとって、ちょっと旅人っぽい恰好になってます。フード付きで髪や顔とかも覆えます。もちろんアジトからぱくり、いえ、もらってきました。

 

 収穫は金貨四十二枚、銀貨百五十二枚、銅貨四百五十三枚です。

 元技術系サラリーマンは几帳面なのでしっかり数えました。貨幣価値がわからないのであれですが、きっと大金に違いありません!

 もっとあったのですが袋に納まりきりませんでした。残念すぎる……。

 

 それぞれ紐付きぷにょにして背負い袋に入れてあります。

 体に同化すると紐だし幼女になってしまうので、それはやめておきました。

 

 武器は要らないので放置です。

 ああ、ナイフは数本もらっておきました。あるとたぶん便利でしょう、きっと。

 他にも色々ありましたけどキリないので諦めました。

 

 

 準備は十分です、たぶん。

 町……、ああ、町の名前はレイナールです。これもオルガに教わりました。

 

 こほん……。

 

 れ、レイナールの町に向け、頑張っていこう、おー!

 




れっつらごー!
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