結城勇太は勇者である   作:モンハン太郎ゆゆゆスキー

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第十一話 結城勇太の合宿初日。

「御役目が本格的に始まったことにより、大赦は全面的に貴方達勇者をバックアップします。家族のことや学校のことは心配せず、頑張って」

 

「「「「はい!」」」」

 

 安芸さんの言葉に元気よく返事する勇者姿の三人とジャージ姿の俺。まだ駄目だって言われたけど、鍛錬したいなぁ。

 

 ◇◇◇

 

「準備はいい? この訓練のルールはシンプル。あのバスに無事、三ノ輪さんを到着させること。お互いの役割を忘れないで」

 

「いくよ〜」

 

「上手く守ってくれよ?」

 

「私はここから動いちゃダメなんですかー⁉︎」

 

「ダメよー!」

 

「参加したいなぁ……」

 

「駄目よ。貴方は合わせられるだろうけどね」

 

「あぁ、なるほど。まずは三人で連携が出来なきゃってことですか」

 

「良い観察眼を持ってるわね」

 

「ありがとうございます」

 

「……はい、スタート!」

 

 安芸さんが手を叩き、開始を告げる。

 

「いくよ〜!」

 

 園子ちゃんがそう言うと、園子ちゃんと銀ちゃんが走り出す。槍を傘の様な形に変え、飛んでくるボールを防御する。須美ちゃんは園子ちゃんの槍でカバー出来ないところのボールを射抜く。

 

「ここからジャンプしちゃダメなのか?」

 

「ズルはダメだよ〜」

 

 訓練の趣旨が吹き飛ぶことを言う銀ちゃんとそれをしっかりダメと言う園子ちゃん。……あ、須美ちゃんが外した。てことは、

 

「らくしょ……うがっ!」

 

「アウトー!」

 

 だよねぇ。当たるよねぇ。

 

「ごめんなさい三ノ輪さん!」

 

「ドンマイだよ〜! わっしー!」

 

「呼び方も固いんだよ。銀でいいぞ、銀で」

 

「私のことはそのっちで〜! はい、呼んでみて〜」

 

「う……」

 

「はい! もう一回! ゴール出来るまでやるわよ!」

 

 須美ちゃんが謝って、二人が励ます。まだ呼び方を変えるのは難しそうだなぁ。あ、アドバイスをしよう。

 

「須美ちゃん、もう少し広く場面を見た方が良いよ! 頑張れ!」

 

「はい!」

 

 良いお返事を返してくれる須美ちゃん。良い妹ですね。

 

 ◇◇◇

 

 そして夕方になった。今日は流石にゴール出来なかったか。でも、この分なら合宿中に良い連携が出来るようになりそうだ。そんなことを考えてニコニコしていると、安芸さんが不意に言って来た。

 

「ねぇ、勇太くん。あの件、今出来るかしら?」

 

「あ、やります? 良いですよ、動きたかったので」

 

「決まりね。乃木さん、三ノ輪さん、鷲尾さん! こっちにいらっしゃい! 今から勇太くんが一人で挑戦するわよ! ボールへの攻撃は無し、純粋に全部避けるのを見せてくれるわ」

 

「え、兄ちゃん一人で?」

 

「しかもボールを撃ってくる装置が増えてるんよ〜?」

 

「本当にやるんですか……?」

 

「うん、やるよ。あ、銀ちゃん、この動きは銀ちゃんが出来るようにならないとダメだからね」

 

「うぇっ⁉︎」

 

「良いですよー!」

 

「それじゃあ、スタート!」

 

 おかしいな、弾幕の密度が高いぞ? 弾幕シューティングゲーム的な感じなんだけど? ……弾けないのはなかなか面倒だな。でもこの鍛錬は新しくて楽しいな。そう思いながら、ボールの合間を縫って進む。そして踏み切って空中へ。

 

 え、待って、空中でも撃ってくんの? それは想定外。……危なかった、当たるかと思った。俺は上半身を勢いよく回し、空中で身体を回転させてボールを避けた。その後、着地と同時にバスに触れ、安芸さんたちのいるところへと跳ぶ。

 

「ふぅ……、クリアっと」

 

 小学生三人は驚いた顔をしてる。っていうよりぽかんとしてるな。信じられない光景を見た瞬間みたいになってる。大丈夫、海の上を走るよりか簡単だったから。安芸さんはうんうんと頷いてる。満足げだなぁ。俺は一息ついて、銀ちゃんに言う。

 

「こんな感じかな。この合宿中に、連携だけじゃなくこれも出来る様になってね」

 

「は、はい」

 

「これが出来れば、被弾が圧倒的に減ると思う。近接攻撃をする銀ちゃんは、これが出来た方が良いよ。明日からちゃんと教えるよ。頑張ろう」

 

「はい!」

 

「二人は訓練中に気になったところがあれば言うよ。今すぐに出来た方が良い動きはないからね」

 

「「はい!」」

 

「ほら、旅館に戻るわよー!」

 

 さて、今日のところはこれで終わりだな。旅館で寝るのなんて初めてだから楽しみだなぁ。

 

「この合宿中、四人には基本的に一緒に行動してもらいます」

 

 うわぁ、合宿感増したなぁ。

 

 ◇◇◇

 

 美味い料理に五人で舌鼓を打った後、俺は自分の部屋で日課の日記を書いていた。書き終わったら風呂に入ろう。そう思って書き進める。

 

「……よし、これで終わり。さ、風呂風呂」

 

 露天風呂、それはいつもの風呂と違って室内ではなく外で風呂に入れるという素晴らしいものだと聞いていた。実際に体験してみて分かったことがある。やべぇ、もう風呂から出たくない。

 

「やばいなぁ……、気持ち良すぎだろぉ……」

 

 冬のこたつと同じような魔力を感じる。多分これ出れなくなるやつだ。もう少ししたら出よう。そう考えて、俺はまだ入っていた。

 

「いや、そろそろ出よう。流石に長風呂過ぎる。よし、出よう」

 

 俺は決心し、脱衣所へ向かう。脱衣所の時計は、俺が風呂に入ってから一時間経過していることを示していた。……気持ち良かったぁ。

 

 その後、俺はコーヒー牛乳を一気飲みするという夢の一つを叶え、部屋へと向かった。




ゆゆゆいのグランドフィナーレに涙を流しました。家庭用ゲーム機への移植、とても嬉しいですね。絶対に買います。

今年の六月にゆゆゆを知った新参者ですが、とても素晴らしいコンテンツをありがとうございました。これからもずっと勇者たちを応援し続けたいと思います。

あの世界を作り上げてきた原作者様や声優さん方、シナリオライターの方々等、勇者であるシリーズという素晴らしい作品を私たちに届けて下さった皆様に、拝。

話しは変わりますが、某モンスターをストライクするゲームがまどマギコラボしてますね。私はそれを聞いて始めました。携帯の容量が圧迫されてます。新規勢はつらい。以上。

拙い物語ではありますがこれからもよろしくお願いします。

P.S.合宿回が次も続きます。決して、決して作者が良い連携を思い浮かばなかったからじゃありません。許してください。
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