(´・ω・`)1号さん、十識ミトさん、たくみん☆♪、お気に入り登録ありがとうございます。
学校楽しいんだけど…忙しすぎるんよ…
ほんと遅くてごめんなさい!
(この度ぬるっと1周年を迎えました!ありがとうございます!
これからもこの作品をよろしくお願いします!)
物凄く大切な夢を見た気がする。目が覚め、強くそう思った。思考がクリアになっていく。それと同時に、自分の中で整理をしなければ何も手に付かなくなりそうだと思った。
「早くノートにまとめないと」
書く内容は、【壁の外の真実】日本のかつての姿はもうない可能性があるということ。
それから、【バーテックスの出所】ウイルスから生まれた敵ではないのかもしれないということ。
そして、【俺達の前の勇者】300年前に神樹様が壁を作った。そこから今に至るまでバーテックスが来なかったのはどうしてか。三つ目は今突然思いついたものだけど、きっと重要なことだと思って書くことにした。
「ふう、とりあえず今はこんなところかな。……寝れるかなぁ?」
ぼやきながら、重要なことを書き込んだノートをリュックの中に入れた直後、猛烈な睡魔に襲われる。寝れるかどうかは心配する必要はなかったらしい。
俺はそのまま、机に突っ伏してまた眠りについた。
◇◇◇
「……やばいな。今何時だろう」
目が覚め、一番に感じたのはやらかしたという感覚だった。
身体は痛いし、外に目を向けると、空は青く晴れ渡り太陽が高く昇っていて、恐る恐る時計を見ると針は無情にも十二時を指し示していた。
「うーん、もうすぐ四限目が終わるなぁ。よし、めっちゃ急ごう」
父さんと母さんはもう家におらず、いるのは俺一人だった。時間見れば分かることだけどね! ……それは置いておいて、とりあえず洗顔と歯磨きを手早く済ませ、制服を身に纏う。教科書などの入ったリュックを背負い、家を出る。カードキーで施錠をし、学校へ向かって走り出す。
「急げ急げ……! ええ……嘘でしょ……」
走り出してすぐに、信号に引っかかる。幸先が悪いなぁ。えっと確か、ここの信号は一分ごとに赤と青が切り替わった筈。そして俺が止まったときには既に赤だった。つまりは、もう青になるってこと!
「やっぱり、予想通り」
青信号の音が響くなか、俺は再び走り出す。走って少し暑くなったからブレザーのボタンを外す。ネクタイがパタパタと風に靡く。学校に着いたら春信と何を話そう、そう考えながらアスファルトを強く蹴った。
◆◆◆
「あれれ〜? あそこで走ってるのっておに〜ちゃんじゃない?」
私と銀とそのっちでイネスへと向かっている道中、そのっちがそんなことを言い出した。そんな偶然がある訳ないと思った私はそのっちに言葉を返す。
「何言ってるのそのっち、兄さんがいる訳……」
すると、銀までもが言う。
「須美、ガチだぞ。アタシにも見えるもん」
「ていうか、こっちに向かって来てるよね〜」
こっちに向かって来てる?
「あれ? なんで兄ちゃん制服なんだ?」
制服を着用してる?? 私は困惑しながらも、なんとか言葉を紡ぐことができた。
「……本当ね、今日は土曜日だっていうのに」
「とりあえず聞いてみれば分かるだろ! おーい! 兄ちゃーん!」
銀が大きな声で呼ぶと、兄さんは驚いた顔をして、そのままのペースで私達のところまで走って来た。
「三人とも何してるの!? 学校は!?」
「あはは、今日は土曜日だから休みだよ〜」
「ドヨウビ?」
「ふふ、あはは」
真剣な顔からきょとんとした顔にころりと変わったのを見て、私は笑ってしまった。兄さんは少し恥ずかしそうに頬を掻いて、
「アレ?」
と、言葉を漏らした。
◇◇◇
「恥ずかしいぃ……」
イネスのフードコートで、両手で顔を覆い、耳まで真っ赤にして恥ずかしがる兄さんを見て、私は今まで経験したことのない胸の高鳴りを感じていた。
「兄ちゃん、寝坊したから急いで学校に行こうとしてたんだね……」
「そして、今日は休みだった〜、と」
「うぅ……だから歩いてる人がこっちを見てた訳だ……」
凄く可愛い。いつも強くて頼りになる兄さんが恥ずかしそうにしてこちらを恨めしそうに見ている。その顔がこの前のおめかしした銀の顔と似ていて、また笑ってしまった。銀やそのっちはニヤニヤしながら兄さんを見ている。二人と兄さんの視線が合うと兄さんは、
「はうぅぅぅ……」
という声を漏らして机に伏していた。
「……須美?」
どうやら私は兄さんの頭を撫でていたらしい。それも無意識のうちに。銀に呼びかけられてはっとしたが、それでも私の手が止まることはなかった。兄さんも止めることはなかった。
そして、銀も兄さんを撫でた。銀の顔を見ると、何かに戸惑っているような表情を浮かべていて、それはきっと、さっき私の感じていた胸の高鳴りと同じなんだろうとなんとなく理解できた。
そのっちを見ると、ぽーっとした様子で私たちを見ていて、
「ほら、そのっちも」
私がそう言うと、恐る恐るといった様子で兄さんを撫で始めた。でも少しもしないうちに慣れたのか、微笑みながら兄さんを撫でていた。ふと、兄さんの顔を見ると、ふにゃりとした笑みを浮かべていた。
私たちはさらに強くなっていく胸の高鳴りを抑えようともせず、フードコートの呼び出しの機械が音を立てるまで、兄さんをずっと撫で続けていた。
1周年かぁ…時の流れって早いっすねぇ…