これまでの走馬灯
俺は、山木久也。今、地面に転がっている。
「山木。それなりに走りこんでるようだが、無駄が多い。もう3周だ!」
えっ
もう声を出すことも出来ずに、意識が遠のいた。
代理マスコミ発表にやる意味があったかは微妙だった。
父親は既に失踪していたし、マスコミがウロウロすることは変わらなかった。
よく考えると、家ごと迫害されてたシーンにマスコミがいる訳ないよな。そんな状況なら警察が止めないわけにはいかないし。
もしかしたら、自分のせいでマスコミがウロウロする期間が増えた疑惑すらある。
暫くしてマスコミが来なくなってからも、投石などは無かったらしいし、まあ良しとしてもらおう。
予想外だったのは、思ったより立花さんが連絡してきて、今も交流がある事だ。
どうやら未来との事を話せる同年代が欲しかったらしくて、小さな不満?など惚気を聞くハメになる事が多い。
隣町だから会うことは少ないが、マスコミが多かった頃は代わりに食材などを買って来たりちょっと手伝いはしていた。
高校受験の頃からは、事件も風化しつつある事もあり、徐々に会うことがなくなっていった。
月が欠け、フィーネの宣戦布告から暫くしたある日のこと。玄関から出たら黒服に連行された。
この前の立花さんからの電話の時、見たか聞かれてしらばっくれたけど声が裏返ったのが拙かったんだろうな。
知り合いの可愛い女の子の裸を見たら動揺するし、それを知られたらもっと動揺するのは当然だよな。
だから周囲の職員の方々はそんな目で見ないで。
「お前はあのときの!」
突然見覚えのある女の子に詰め寄られた。
「お前のせいで恥かいたじゃねえか!」
「クリスちゃん、山木君と知り合いだったの?」
「こいつだよ、『備えあれば嬉しいな』って言ってたやつ!」
この娘は雪音クリスだったようだ。
初めて会ったのは高校合格後、立花さんから親友を紹介したいとして連絡を貰い、ふらわーで会うことになった時だ。
早めに向かったら、途中のパン屋さんから良い匂いがして、気がついたら焼きたてのチーズパンと牛乳を買っていた。
近くの公園で食べようとしたら、近くにいた女の子がお腹を鳴らしていたので、パンを半分あげた。
最初は渋っていたけど、「この後、知り合いとお昼を食べる約束してるのに買っちゃったんだ。半分食べてくれると助かるな」と言ったら、なんか言い訳しながら食べてた。
未開封の500mlお茶をあげたら、「準備がいいな」と言われたときに、「『備えあれば嬉しいな』ってやつだよ」と言ったんだ。
それにしても距離近いし、可愛いし、立花さんとは違う良い匂いするし、もうどうしたら
「黙ってないでなんか言ったらどうなんだ!」
「えっと、えっと、言葉遊び的なやつです。はい。」
「言葉遊びだぁ?」
「失礼します。手続きが有るので山木さんはこちらに」
「ちっ、今は勘弁してやらぁ。あの時はありがと」 「えっと、どういたしまして?」
「いーから早く行っちまえ!」
その後、FIS組にも顔を見せてたんだ。
そこでマリアさんの裸も見たことがザババの2人にも知られて、暁さんから「罰として訓練に参加するデス!」と言われたんだった。
「山木君。倒れるまでやらせてしまい、すまなかった。」
「いえ、自分の体力不足が原因ですから。」
起きたら風鳴司令に謝られてしまった。
「それにしても、君は帰宅部だと聞いていたけど、結構走れるじゃないか」
「小児喘息が治ってからは、ノイズ対策でよく走っていたので。」
「なるほど、毎回書いてあったのはその件か。」
まさか、ツヴァイウイングのお二人に覚えてもらえてたなんて!
「随分驚いてるみたいだけど、毎回'薬持った?'とか'身体に気をつけて'とか書いてあったら、流石におぼえるさ。」
わざとらし過ぎたかな…
まぁ、いいか。済んだことだし。
「覚え下さってありがとうございます。嬉しいです!」
「それで訓練なんだが、今後はどうするんだ?
響君たちはやらなくていいと言っていたが。」
「いえ。やらせてください。」
OTONAの訓練には興味あったし。
「そうか。なら明日も共に頑張ろう。」
「はい。よろしくお願いします。」
明日からか〜
とりあえず、詳細がぱっと思いついたのはここまで。
文章が出来れば(0評価や青評価でも)本編終了まで作りたいけど、思いつくか不明。
どんどん文章がぼろぼろになるかも?