ウルトラマンザイン   作:魚介(改)貧弱卿

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エピソード27 総集編Ⅱ 2

「さぁみんな、次はハイパー級の兵器紹介に移るぞ

まずはロシアのハウリングカノンだ、

これはビームを当てることで特殊な振動を伝え、共振を利用した振動破壊を行うという兵器だ

どんなに固い装甲でも破壊できる、極めて強力な兵器だぞ

本当は医療用に開発されたんだが、どこの世界でも軍事転用というのは頻発するものだな」

 

 バルタンの円盤を貫こうとするビームが発射される映像が現れ、次の兵器へとその枠を譲り渡す。

 

「同じくロシア支部から至高の玉座(フリズスキャルヴ)、ハイパー級の兵器に分類されているが、これ自体に破壊力があるわけじゃない

レーダーやソナー、探査装置の複合設備で、あらゆる地点の怪獣を捜索できるんだ、日本支部もお世話になっている」

 

 雄介が実際にその機能を体験したわけではないが、その名前は何度も聞くものだ

世界中のどこでも監視可能なシステムというのはやや物騒だが、それくらいしなければ怪獣達に対抗できないのだろう。

 

「ドイツ支部で発案・制作されたベルクシュナイダー、日本刀のように鋭い金属片を投下するというだけのシンプルな兵器だ、これも搭載型で航空機から投下して使う、高速で投擲される分手持ちの刀剣よりも終端速度はずっと速いので切れ味も桁違いだ

木の枝とかレンガくらいならスッパリ斬れてしまうから、敵の装甲を切り裂くのに使う

そしてその派生型のダンツァトリーチェ、こっちはローマ支部で作られている、より拡散範囲が広がり、独自の2枚羽形状で竹蜻蛉のように回転するため滞空時間も長くなっている

代わりに多少切れ味が落ちるのと、無誘導が災いして周囲のものをなんでも切り刻んでしまう、注意が必要だな」

 

 二つの武装はそれぞれが航空機からの投下式、投げきりで低コストな分、扱いやすい高火力武装でもある。

 

「こちらはプラズマスタナーネット、シードラゴンに搭載されているオプション武装だ、非殺傷型で主には拘束に使われるぞ」

 

 こちらは頻繁には使われないが、スタン系の武装は捕獲任務には頻繁に使用することになる

無くすわけにはいかないような武装だ。

 

「アステロイドバスター級、シルバーシャーク

何度もお世話になった防衛兵器だ、各所の基地に必ずと言っていいほどに複数基配置されている、空中の対象に対してはそのまま直撃させられるが、地上に対しては衛星リフレクターを通して反射させる必要がある分、難度が高いな

だが基本的には高高度の対象を撃退するのに使われる」

 

 現れた画像はアメリカ・日本・ロシアの各基地のシルバーシャーク砲、日本は地下から迫り出すタイプであり、アメリカは基地の隔壁を開くタイプ、そしてロシアは常時展開の雨曝し

各基地のスタンスの違いがよくわかる。

 

「ライトンR-30マイン、こっちはスペーシーで使われている宇宙機雷だ、ペダニウムを軟化して加工する技術の名をとって付けたのだそうだ、名前通りに対象を瞬間的に軟化して溶断する特殊機雷で、これが地球圏を守っている防衛網の一端を担っているぞ」

 

 宇宙でワイバーン隊によって使用されたR-30マインの映像、だがその凄まじい閃光が画面を埋め尽くしてしまい、爆発の瞬間から何も映らない。

 

「ロシア支部の雷帝(イヴァン)、これも基地設備型で、普段は発電所の鉄塔に偽装されている

尋常ではない電力で人工的に落雷を起こし、地球外技術由来の超伝導領域デミウルゴスレンズでコントロールするメテオール兵器で、射撃管制システム偽神(ヤルダバオト)が周囲の部隊や他兵装とのバッティングを避けての発射と射線のコントロールを担当するんだ」

 

 これも雄介は見たことはないものだが、雷撃を操るアステロイドバスター級武装である雷帝、文字通りの災害である落雷を自在に操り標的を焼き切る光の槍だ

そしてついにディザスター級の紹介へと入る雄介。

 

「この装置は銀嶺庭園、日本のディザスター級兵器の一つ、エントロピーの極大化による運動阻害を行い敵の行動を制限する

これ自体に攻撃能力はないが、エントロピー増大によるエネルギーロス増加は都市機能に甚大なダメージをもたらしうる、そのためディザスター級に指定されている」

 

 本来なら大規模に展開するエリアジャマーであるそれだが、基地で使われた時は極少規模短時間の限定展開で敵の攻撃のみを防ぐという離れ技を見せた銀嶺庭園、その使い方は多岐に渡る。

 

北極光(ポラリスレイ)はアメリカで開発された車載型の凍結ビーム砲で、当たった物の熱エネルギーを急速拡散し、超低温状態にする武装だ、これはとても危険で、生き物に当たったら瞬間的に凍結されてしまう

もし破壊された時に燃料が込められていたら暴走して周囲を処構わず凍結してしまう可能性もある、だから普段は燃料とは別にして保管しているんだ」

 

 パンドンを封じるため使われたディザスター級の凍結兵装、ポラリスレイ、クルセイダーに搭載して空中からパンドンを狙撃して凍結に成功する瞬間が流れる。

 

「ペダニウムランチャー、もはや説明するまでもない伝統武装だな、最大の特徴は都市どころか惑星を丸ごと破壊できるほどの規模のエネルギー放射に耐えうる堅固なペダニウム製の砲身だ

だがそんな大量のエネルギーなんて用意のしようがない、どちらかというと制約の都合上ディザスター級に収まっていると言ってもいいようなものだ」

 

 マザーケルビムにトドメを刺した巨大な金色のビーム砲、ペダニウムランチャー

ペダニウム自体の加工難度の高さから複製に成功していない唯一の機体であり、また火力として非常に高い武装である。

 

「ヘルズゲートは結局起動する前に破壊されてしまって、一度も使われていないが、太陽周辺の高重力場帯に空間ごと対象を転送してそのまま地球から放逐しつつ太陽(焼却場)に放り込むという無茶苦茶ながら確度の高い兵器だ」

 

 アメリカはなぜこれを作ったのか心底疑問だが、グリーザなど一部対処不可能な敵との戦闘時に太陽圏に投げるというのは現実的な方法ではあるだろう。

 

黒縄地獄(インフェルノ)、これは周囲一体のエネルギーを収束・熱転換して局所的な超高温領域を作り出す、ポラリスレイとはまさに対極と言っていい兵器だ、ガンダーを倒すために持ち出されたはいいが、これも結局使わずじまいになってしまったがな」

 

 こちらはオーストラリアで使われる事になっていたディザスター級で、周囲のエネルギーを拡散するポラリスレイと真逆に収束し、高エネルギー領域を作り出す領域型の兵器である

どちらも周囲の熱エネルギーに作用するものであり、マクスウェル熱分布偏移装置の機能さえ逆にすれば全く同じ働きができるものでもある。

 

「セブンガー、ずっと昔に変身能力を失ってしまったセブンへ戦力として渡された戦闘用マシンを原典とする巨大戦闘ロボだ、これは中に人が乗って動かすタイプで起動限界はウルトラマンと同じ3分間、時にウルトラマンを上回るほどのパワーを発揮することも可能だぞ、必殺技はドリルアームから繰り出すギガドリルブレイク」

 

 アリゲラを貫くセブンガーの映像と共にディザスター級の紹介が終わる

そして最終兵器、第Ⅴ類であるエクスカリバー級兵装

街をだの小惑星をだのとは言わない、星すら滅ぼしえる危険な装備であり、同時に世界を救うための最後の希望でもある最終兵器だ。

 

「エクスカリバー級、ゾディアックウェポン巨蟹宮(キャンサー)・プレセベ

50メートル級のデカい蟹型のマシンだ、

武装コンテナによって形成されるボディはどこからでも武器を出すことができ、ありとあらゆる武装を使用できる

またコンテナの交換によってコアユニット以外は全て簡単に修繕することが可能で、耐久戦では全てのエクスカリバーのなかで最高位に位置する」

 

 その言葉と共に明が起動したときのプレセベが映される

海を割って紺青の巨大な機械蟹が出現するその様はまさに英雄譚の一節に記されしものである。

 

「ゾディアックウェポン人馬宮(サジタリアス)英雄の剣(クラデネット)は衛星軌道上に配置された狙撃用レールライフル、名前には剣を冠するが、高質量弾をプラズマ化して射出する半重粒子ビーム砲がその本質だ、バルタン星人の円盤を狙撃し、一撃で消し飛ばしたな」

 

 一撃で円盤をバルタン星人の野望ごと砕き、消滅させたサジタリアスの矢は地に狙い撃てば地殻どころかマントルまで貫通するほどの威力を有する

場合によっては地球の核を撃ち抜き、そのまま貫通してしまう可能性すらある

それほどに危険な物だ。

 

「アメリカのゾディアックウェポン天蠍宮(スコーピオン) アンタレス

日本のゾディアックウェポン磨羯宮(カプリコーン) 万物切断(エクスカリバー)

封印中と言われているゾディアックウェポン白羊宮(アリエス) イカロスの太陽

それぞれ言及のみされているが実態は明らかではない兵器だ」

 

 本体の映像はないが、それぞれに対応する鍵が映される

一つは日本支部長朽木の首に掛けられた金の短剣型ペンダント、もう一つはアメリカ支部長ジョージ・パトリオットの右手に掛けられた腕環

最後の一つはなにも映されないままだ。

 

「11機あると言われるゾディアックウェポン、その中でもまだ使用されたのは2機のみ、今後も戦いは激化するかもしれないが、これほどの切り札があるならばどんなものが来ようとも打ち倒せるだろう、俺はそう信じている」

今後の作品展開の方針は?

  • ニュージェネ系統
  • 昭和兄弟系統
  • ンネェクサァス(ねっとり)
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