GOD EATER 〜煌めく波と手向けの花〜 作:sha-yu
一ページを読むのにはこれくらいがちょうどいいかなぁと。
姉ちゃんのところに戻ると、姉ちゃんは忙しなくコンテナの周りをウロウロしていた。
姉ちゃん、待たせるのは好きだけど、待たされるのは嫌いだからなぁ……。
「姉ちゃん、ごめん。待たせちゃって「うっさい!」いってぇ!?理不尽!!」
「うわ、リイヤさん容赦ないなぁ」
「素直じゃないわね、まったく」
理不尽なスパナ攻撃……そんなに怒ることないじゃないか。
「で?大丈夫だったの?」
「ん、二刀流は大変だけど、大丈夫。慣れればいい戦力になるよ」
「そう。ちょっと、そっちの神機見せて」
そう言ってナズナさんのパーツがついた神機を見る。
わっしは違和感なく使ってたけど、神機に負担とかあったら大変だもんな。
「うん、バラさないとわからないけど、軽く見た感じだと神機の機能には問題なさそうね。でも……」
刀身をまじまじと見つめる姉ちゃん。
「ナズナ。このパーツ一週間お預けね」
「えぇ!?どうしてですか、リイヤさん!」
「刀身、曲がってる。全治一週間。ご愁傷」
あ、あの時か……地面に突き刺して飛んだ時。
「そ、そんなぁ……ショウゴ君!慎重に扱ってって言ったのに!」
「す、すいません。でも、あの時はああするしか……」
「そうかもしれないけどぉ……」
「ふふ、隊長さんもお気の毒ね」
本当に申し訳ない……。
わっしの力不足だ。
「ほらほら、もうここにいる必要ないんだから帰るわよ。ヘリも来てるんだから」
「早くサカキ博士に報告しなきゃいけないものね」
「ジーナ!そういうことは言わないでよ!」
姉ちゃんを手玉に取れるのはジーナさんだけだな。うん。
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「そうか、では私の仮説は正しかったんだね」
「はい、弟の体は特異なものになっています」
「偏食因子に飲み込まれず、オラクル細胞に喰われることのない体。いや、違うな。どんなオラクル細胞でも、自分に最適化できる。だから、どんな神機を使っても拒絶反応を起こさない。いやはや、こんな人間がいるなんてね」
「博士、弟は……」
「大丈夫、これ以上実験を続けるつもりはない。君の頼みだしね。でも、この能力をうまく使って欲しいね」
「それなら、私にいい考えが……」
「……ふむ、なるほど。わかった、好きにするといい」
「ありがとうございます。では、失礼します」
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アナグラに帰るとエントランスには、アリサさんとカノン、それとコウタさんがいた。コウタさんとは、最初の自己紹介のときに顔を見ただけで、あまり話したことはなかった。
「あ、ショウゴさんおかえりなさい!初めての中型アラガミ討伐、どうでしたか?」
カノンがトコトコと駆け寄ってくる。本当、妹がいたらこんな妹がいいな。そんなことを考えながら、カノンの頭を撫でる。最近、カノンを撫でるとなんとも言えない癒しを得ることに気づいた。
「なんとか大丈夫。ジーナさんと、ナズナさんも一緒だったけどね」
「ナズナさん達がいるなら、心配ないですね!」
「ショウゴさん、ミッション制限解除されたんですね。おめでとうございます」
「この間の新人さん?自己紹介まだだったよね。俺、第一部隊の藤木コウタ。よろしく」
「柳川ショウゴです。こちらこそ、よろしくお願いします」
「そんなかしこまらなくていいよ。俺より年上なんだし、タメ口でいいよ」
ここの先輩達は、こういうフランクなところがいいね!
「わかったよ、コウタ」
「よしよし。ところで、ショウゴってバガラリーって知ってる?」
「バガラリー?」
「もう、コウタはいっつもそれなんですから。ショウゴさん、気にしなくていいですからね」
「ちょっ、アリサその言い方はないだろー」
「はは、二人ともそれくらいにしておきなよ」
まあまあ、と二人を諌める。これが大人の余裕というやつだろうか。
「ショウゴさん、そういえばジーナさんとナズナさんは?」
カノンがそう聞いて来た。あれ?さっきまで一緒だったんだけど……
「ああ、ツバキさんがお二人を探していたので、そちらへ行ったんだと思いますよ?」
「そっか。ジーナさんとナズナさんに、今日の評価聞きたかったんだけどな」
「うわぁ、ショウゴ真面目」
「足手まといになりたくないからね。努力は欠かせないよ」
「さすがですね。いい心がけだと思います!」
アリサさんにそう言われると、頑張れるな。女性に褒められただけでやる気出すのもどうかと思うけど……
「アリサとは大違いだよな。最初に会った時、旧型は旧型の仕事をしてください〜とか言ってさ」
「ちょ、コウタ!そういうことは言わなくていいです!!」
「あ、ちょっ二人とも!」
コウタとアリサは追いかけっこを始めた。若いなぁ、十代。
「何時ものことですよ、ショウゴさん。そうだ、クッキー焼いたんですけど食べませんか?」
「いただくよ」
カノンの料理は美味しいからね。
そうだ、今度は第一部隊の人と仕事してみよう。ゴッドイーターの仲間だし、親睦を深めるためにも。
クッキーを食べながら、そう考えていた。
はい、難産でした。今回の話。
すっごい時間かかってしまい。夜中投稿となります。
お見苦しいかもしれませんが、お付き合いいただけると嬉しいです。