GOD EATER 〜煌めく波と手向けの花〜 作:sha-yu
寝坊は嫌なので、仕方なく絶好はしないであげます。
コンゴウ討伐から一夜明け、本日は非番。
ゴッドイーターになってから初めてのお休みで、何をしていいかわからず、ぼーっと天井を眺めていた。
その時、部屋の扉をノックする音がした。
「ショウゴ君、いる?」
この声は……整備班のリッカさんだ。
わざわざなんのようだろう?
「はい、今開けます」
扉を開けると、いつも通り顔を油で汚したリッカさんがいた。気になってしまったので、リッカさんが口を開く前にハンカチを取り出し、顔を拭いてあげる。
「わっぷ。ちょっ、ショウゴ君?」
「ちょっとじっとしていてくださいね」
ハンカチで汚れを拭き取り、キレイなったリッカさんの顔を見て満足。
「はい、終わりました。すいません、気になってしまって」
「いや、いいんだけどさ。やっぱりリイヤと姉弟なんだなぁって。リイヤも同じことしてくるよ」
「はは、変なところは似てますからね」
姉にいいように使われてるわっしからしたら、あまり似てるとは思いたくないが、やはり家族は似てしまうものだ。
「で、今日はどうしたんですか、リッカさん?」
「リッカでいいよ。ショウゴ君、今日非番なんでしょ?」
「ええ、まぁ」
「お休みのところ申し訳ないんだけど、格納庫まで来てくれないかな?リイヤが話あるって」
姉ちゃんが?用があるなら、メールくれればいいのに。
「いいけど、何かあったの?」
「んー、私も聞かされてないんだよね。なんか頼みたいことあるとは言ってたけど」
「姉ちゃんの頼み事って……嫌な予感しかしないんだけど」
「まあまあ、悪いようにはしないよ。多分」
その多分が怖いんだけど……まぁしょうがない。断ったほうが、痛い目を見るに決まってる。
「じゃあ、準備してくる」
「ここで待ってるよ。私も格納庫に用があるし」
「立ってるのもなんだし、そこの椅子に座ってていいよ。あ、なんか飲む?初恋ジュースと冷やしカレードリンクあるけど」
「冷やしカレードリンクあるの!?私好物なんだ!」
「美味しいよね、それ」
「ショウゴ君、なかなか趣味がいいね」
「そりゃどうも」
冷やしカレードリンク買ってるところをシュンに見られた時は、変な顔されたけどな……美味しいのに。
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リッカに連れられて格納庫へ来ると、姉ちゃんが昨日のコンテナの中身をいじっていた。
「リイヤ、弟君連れて来たよ」
「ありがとう、リッカ」
「姉ちゃん、わっしに用ってなに?」
単刀直入だけど、姉ちゃん回りくどいこと嫌いだし、ズバッと聞いたほうがいいし。
「ああ、これなんだけど」
そう言っていじっていたコンテナをポンポンと叩く。
中には、昨日と同じく大量の神機が。
「それがどうかしたの?」
「これ全部、整備済みの神機なんだけどさ、まだ稼働テストしてないんだよね」
「は、はぁ……」
整備班の整備事情など知ったことではないのだけれど、それがわっしになんの関係が?
「今までは、整備班の人数不足やら、アラガミの大量発生やらで、整備したらテストせずにすぐ実戦投入だったんだけど、整備士としてはテストしてからゴッドイーターに渡してあげたいんだよね〜」
「だ、だから?」
「あんた、どんな神機でも扱えるから神機のテスターになってね。ちなみに支部長命令」
「へ……ええ!?」
いやいやいや、新人にやらせることじゃないでしょ。まだペーペーですよ?ケツの青い青二才ですよ?
「今日は非番だから、明日からお願いね。所属は防衛班のままだから、そっちの仕事もあるからね」
「ど、どうなってるの……」
「まあまあ、ショウゴ君。実際、テストしてくれるのは整備士としては嬉しいことなんだよ。実戦で動作不良なんて起こしたら、取り返しのつかないことになるからね」
「そうそう。リッカの言うとおり。あんたの仕事は、神機使いのみんなを守る仕事よ。守るのは防衛班の専売特許でしよ?」
うまく流されている気がしてならないが、わっしにしかできない仕事なんだよな……覚悟、決めるか。
「わかった、やるよ」
「さすが、私の弟」
「都合いい時だけそういうこと言って……」
「ショウゴ君、ありがとうね」
そう、リッカのためにこの仕事やるんだ。……もうそう思ってないとやってられないよ……。
次回からどうしよう……なにも考えてません。
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書き終わったら、ジーナと結婚するんだ←