GOD EATER 〜煌めく波と手向けの花〜 作:sha-yu
ジーナさんがタンクトップ姿を想像して、捗りますね。
ナニがとは言いませんが。
テスターの話をするためだけにわっしを呼んだ姉ちゃんは、「もういいよ、帰って」と優しくない言葉いただき、エントランスまで来た。
やることないし、誰かいたらお話できるかなぁと思ったんだけど、いるのは忙しそうなヒバリさんと……
「あら、お疲れ様」
「ジーナさん」
わっしの教官様でした。
ジーナさんは、エントランスのソファに腰掛けていた。
「今日は非番じゃなかったかしら?」
「やることなくて……ジーナさんは?」
「仕事から帰って来たところ。他の人たちは、装甲壁の見回り中。本当、仕事熱心よね」
「はは、ジーナさんだってそうじゃないですか」
「私は綺麗な花が見れればそれでいいの。仕事に打ち込んでるわけじゃないわ」
「よく、その言葉を聞きますけど、綺麗な花ってなんのことですか?」
わっしと一緒だと、綺麗な花が咲くとか言ってたし、前々から気になっていた。
「知りたい?」
「まぁ、できれば」
「ふふ、まだ秘密。一人前になったら、教えてあげる」
ジーナさんはソファから立ち上がると、アナグラの出口へ向かう。
「暇なんでしょ?ちょっと、付き合ってくれない?」
「わっしでよければ」
とりあえず、ジーナさんとは色々話をしたくなった。
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ジーナさんについて行くと、そこは外部居住区の小さな建物だった。建物の前には小さな看板があった。「
バーなんて、外部居住区にあったのか。
「あなた、お酒は飲めるかしら?」
「それなりに」
「ふふ、じゃあ大丈夫ね」
ジーナさんと中へ入ると、簡素なつくりだけど雰囲気の漂うお店だった。
「おや、久しぶりですね。今日はお連れ様も?」
カウンターの向こうでグラスを拭いていたおじさんが、わっしたちに気づいて、手を止めた。
「ええ。マスター、二つお願いできるかしら?」
「喜んで」
ジーナさんはカウンターに座ると、おじさん……マスターに注文する。ていうか、これで注文わかるのか?
「ここ、座って」
ジーナさんが、隣の席を指差した。
言う通りに座る。
「外部居住区に、バーなんてあったんですね」
「極東支部に来た時に見つけてね。暇な時は来てるの。お酒は、一つしかないけどね」
一つしかない?
ああ、だから注文のとき、あれでわかったんだ。
「お待たせしました」
わっしとジーナの前に、グラスが置かれる。氷と黄金色の酒が入ったグラス。これは、ウィスキー?
「今更だけど、極東支部へようこそ。ショウゴ君」
「ありがとうございます」
グラスを軽く合わせる。氷の揺れる音とグラスの音が響き、二人一緒にウィスキーを口にする。
スッと抜けるアルコールが、喉を駆け抜ける。
「……っはぁ。結構きますね」
「ふふ、でも私は1番美味しいと思ってるわ。ここのお酒がね」
「なんとなく、わかる気がします」
ゆっくりと味わいながらウィスキーを飲む。
このご時世、お酒を飲めるのは最高の贅沢だ……って、姉ちゃん言ってたな。酔っ払いながら。
「前に、リイヤをここに連れてきたのよ」
「ああ……大変だったでしょう、お姉ちゃん」
「ええ、大声でわめき散らして、泣いて、寝て。私から出禁にしてあげたわ」
「はは、すごい想像できる」
「でも、あなたは大丈夫そうね」
「姉ちゃんよりは強いので」
最初の一杯を空にすると、マスターがおかわりを聞いてくれた。せっかくなので、もらうことにしよう。
「ここ、リイヤ以外に教えるのは初めてなの」
「え?防衛班の皆さんにも教えてないんですか?」
「ええ」
そう言って、ジーナさんも一杯目を飲みきる。
「特別な人にしか、教えないから」
特別な人……わっしも、特別な人に認定されたのか。あまり会ってないはずなんだけど。
でも、ジーナさんにそう言われると、うれしい。
「あなたも、ペラペラ喋っちゃダメよ?」
「はい。そうします」
ジーナさんに認められた嬉しさで、二杯目を流し込み三杯目を頼む。
ジーナはその光景を、笑みを浮かべながら見ていた。
お酒を飲むジーナさんは、ぶっちゃけエロいと思う。
思うよね?
因みに、初めてルビを使いました。
使えるものは使って行こうと思います。
デュランタは今後使って行く名前なので、覚えておくといいかもしれないです。
※使わないかもしれません