GOD EATER 〜煌めく波と手向けの花〜   作:sha-yu

15 / 66
前回のあとがきは嘘です。多分。

とりあえず、早くにゃんにゃんしたいです。

ジーナさんにデレて欲しいです。


逆鱗

〈gina side〉

 

ショウゴ君が戦闘中であろう場所に戻ると、ボロボロの神機を持ったショウゴ君が、アラガミを前に呆然としていた。

 

危ない。

 

そう思った瞬間に、アラガミの拳がショウゴ君に振り下ろされた。

 

瓦礫が崩れる音、神機が砕ける音が私の冷静さを削り取っていき、ショウゴ君が吹き飛ばされる光景を見た私はもう冷静じゃなかった。

 

 

「このっ!」

 

 

自分の神機がスナイパーで、遠距離からの攻撃に優れているのも忘れて、アラガミに接近した。

 

一発、二発。

 

狙いも定めずスナイパーを放つ。

 

最初の一発は外れ、二発目は背中に当たる。

アラガミの様子からそこが弱点だとわかる。

 

アラガミが火球を吐き出す。横に飛び退き、火球をかわしたあと、すぐさまスナイパーで背中を連続で狙撃する。

 

 

《がぁぁぁ!!》

 

 

咆哮とともに、背中の部分が結合崩壊を起こした。

 

しかし、それは間違いだった。

 

結合崩壊した場所から出てきたのは、炎の翼。

多少、距離のある私からも、その熱量で顔が熱い。

 

とんでもないものを呼び起こしてしまった。

だけど……

 

 

「あなたは、私が倒す」

 

 

スナイパーを構え、引き金を引く。

 

しかし、アラガミは籠手で弾き、そのままなぎ払った。避けることはできなかった。

 

 

「ぐぅ!!」

 

 

吹き飛ばされ、地面に叩きつけられる。

 

まだだ、まだ死んでない。

 

 

「喰らいなさい」

 

 

さらに連続して狙撃。

しかし、アラガミは持ち前の素早さと籠手で、全ていなされる。

 

そして……

 

 

カチン

 

 

虚しく、神機が弾切れを伝えた。

 

オラクルを補充する術はない。

 

アラガミが炎の槍を作り出し、飛び上がる。

 

この体勢からでは、回避は間に合わない。

 

 

《ぐあぁ!!》

 

 

アラガミが急接近し、槍が迫った。

 

目を瞑り、襲ってくる痛みに恐怖した。

 

しかし、その痛みは来なかった。

 

目を開けると、ボロボロに焼け焦げた服を身に纏った、傷だらけのショウゴ君が、槍を左手で受け止めている光景だった。

 

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

〈nazuna side〉

 

新種アラガミの発見を受けて、現場へ急行した私とリンドウさん、アリサ、ソーマは、状況を確認できなかった。

 

そこには、呆然とするジーナさんと、アラガミの炎の槍を素手で受け止めているショウゴ君がいた。

 

 

「ジーナさん!ショウゴ君!」

 

 

私とアリサが神機を銃形態に変形させ、アラガミにオラクル弾を連射する。

 

その攻撃に怯んだアラガミに、リンドウさんとソーマが斬りかかる。

 

ショウゴ君からアラガミが離れて、ショウゴ君はそのまま倒れこんだ。

 

 

「アリサ!2人を安全な場所まで!」

 

「わかりました!」

 

 

アリサにそう命令して、リンドウさんとソーマに加勢する。

 

 

「うひゃー、こいつぁ骨が折れそうだぜ」

 

「無駄口叩いてんな。さっさと片付けるぞ」

 

「怪我人出てるんだからね!真面目にやってよ!」

 

 

そのアラガミが倒れるのに、そう時間はかからなかった。

 

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

〈gina side〉

 

アリサに連れられて、私とショウゴ君はヘリでアナグラまで運ばれた。

 

アナグラでは、すでに救護班が待機しており、ショウゴ君は担架で手術室へ。

 

私の怪我は対したことはなく、すぐに治療を終え、手術室へ向った。そこにはサカキ博士と、ツバキ教官がいた。

 

 

「ジーナ君、怪我はもう大丈夫かね?」

 

「ええ、そこまで……彼は?」

 

「かなり危ない状況だ。怪我はともかく、彼の偏食因子が異常に活性化している。まるで、外部から過剰な偏食因子を投与されたかのようだ……」

 

「ジーナ、何か心当たりはあるか?」

 

 

心当たり……あるとすれば。

 

 

「彼は、アラガミの攻撃を素手で受け止めていたわ。神機でも、耐えられるかわからないくらいの攻撃を……」

 

「……サカキ博士」

 

「ああ、もしかするかもしれない。ジーナ君、ありがとう。君も疲れたろう、今日は休みなさい」

 

「いえ、ここで待たせてください」

 

「わかった。私達は失礼するよ。あのアラガミについて、調べなければならないからね」

 

 

サカキ博士とツバキ教官は、エレベーターへ向っていった。それと入れ違いで、リイヤが走ってきた。

 

 

「あ、ジーナ!ショウゴは、ショウゴは無事なの!?」

 

 

その狼狽ぶり、彼が前に救出された時と同じ。

 

 

「落ち着いて。まだ危険な状態なの」

 

「そんな……ショウゴ……」

 

 

そのまま膝を折って、座り込んでしまった。

 

 

「リイヤ……ごめんなさい。彼を、守れなくて」

 

「ジーナの……ジーナのせいじゃないわ。元はと言えば、私がショウゴにテスターなんかを……」

 

「あなたのせいじゃないわ。自分を責めないで。きっと、大丈夫だから」

 

 

私自身も、そう信じたかった。




断言しよう。ナズナはチートである。

いや、今回のハンニバル戦があっさり片付いたのは、それ以外の要因もあるのですが、まぁ推測して見てください。

はい、と言うわけで、シリアス終了()

ここからは、私にとってはある意味天獄……
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。