GOD EATER 〜煌めく波と手向けの花〜 作:sha-yu
実は別サイトでも小説を書いてたりします。不定期更新で、ペンネームも違います。作風も違います。
そして文字制限1200までと少なくて、結構ストレス溜まります。ここはのびのび書けていいですね。
〈nazuna side〉
さて、無理やりショウゴ君を連れてきたけど、流石に強引すぎたかな。いま思えば、ショウゴ君は制限解除されたばっかりだし、まともに戦ったのはコンゴウとシユウ。ハンニバルに関しては、完全なイレギュラーだったからカウントしないであげよう。
「ショウゴ君、いけそう?」
「ちょっと待ってください……神機どれにしよう」
ショウゴ君はコンテナの中身をゴソゴソしている。スサノオと戦うのに、有利な武器を選んでいるのだろうか?
どれどれ、私もコンテナの中身を見てみよう。
「えっと……だいたいの武器は揃ってるんだね」
「姉ちゃんが容赦無く詰め込んだようなので……」
「そっか。じゃあ、ショートブレードでも持っていったらいいんじゃないかな?立ち回りが容易だし、ちょうどホールド持ちの神機もあることだし」
「じゃあ、これとアサルト持っていきます」
コンテナに入っている神機は、ベースが第一世代神機のため、変形機構が備わっていない。遠距離も両立させるには両方持っていかなければいけない。しかし、それは変形動作を入れずに遠近の攻撃を繰り出すことができることになるから、ある意味最も理想的な形かもしれない。
「よし、スサノオも顔を見せたことだし、行こっか」
「はい」
ショウゴ君が無茶して神機を壊さないように見張らねば。ショートもアサルトも、私の装備だ……。
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先行するナズナさんについて行き、スサノオに接近する。
ナズナさんはロングブレードを構え、攻撃体勢に入る。わっしはアサルトを構えて、厄介そうな尻尾の剣を狙う。
「よぉいしょ!!」
神機を振り下ろしたナズナさんの髪がブワッと舞い上がった。なるほど、確かに噂通りだ。「鮮血の龍人」。確かに龍のように見える。
「ショウゴ君!援護お願い」
「は、はい!」
見とれている場合じゃない。スサノオの剣に向けて、アサルトを掃射する。
奇声をあげ、スサノオが怯む。
「チャンス!」
ナズナさんがスサノオ神機に斬りかかる。そこからは予想外だった。
1、2、3、4……高速で何度も何度も斬りつけてる。いや、ショートでもあんなに早くないよ!?これが極東支部最強のゴッドイーター……。
しかし、スサノオの剣はナズナさんを狙っていた。
「ナズナさん!危ない!」
咄嗟にアサルトで、剣を狙撃する。だが、剣はナズナさんに迫っていく。
そして、また予想外の出来事が。
「それを待っていたんですよ!!」
迫る剣に合わせて、ナズナさんは神機を切り上げた。
バキンという音と共に、スサノオの剣が砕けた。
「えぇ!?」
「もういっちょ!!
振り上げた神機を力任せに振り下ろすと、スサノオの神機までもが結合崩壊を起こす。
いや、ていうか規格外の強さ。わっしいらんよね、これ。
「お前の荒魂は何色だ!」
いやもう、なんか龍人ってより鬼人じゃね?あれ。
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鬼人ナズナの猛攻に、スサノオは膝を折った。スサノオに膝があるのかどうか知らないけど、とりあえずそういうことにしておこう。
そして、目の前ではスサノオの亡骸に祈りを捧げているナズナさん。これが素材に魅せられたものの末路か……
「荒魂〜荒魂〜……できれば針も〜」
神機を捕食形態に変形させ、スサノオを捕食するナズナさん。
回収したコアをジッと確認すると……
「ぬがぁぁ!?」
「!?」ビクン
「砕かれた神機はもう腐る程あるんだよぉ!?」
お目当ての素材が出なかったようで、崩れ落ちるナズナさん。
わっしも一応捕食しておこう。
「……あ」
「ふぇ?」
「荒魂出ました」
「……貴様ぁ!!」
ナズナさんが首を絞めてきた。そして前後にガクガクと揺さぶられる。
「な、なじゅ……げふっ!?」
「どこまで私の心を弄ぶんだぁ!悪魔か!?鬼か!?アラガミか!?」
「ちょ、落ち着……」
「落ち着いていられるかぁ!!」
姉ちゃん、わっし人間に殺されそうです。
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なんとか解放してもらい、帰投する。
帰りのヘリで、ナズナさんは終始泣いていた。
「う……うぐ……私はあと何回スサノオを狩ればいいんだ……」
「わっしの荒魂あげますから……」
「ありがと……」
ちょっと泣き止んだ。
しかし、目は真っ赤に腫れている。さっきまで泣いてたって丸わかりだなぁ。
「あ、ショウゴにナズナお帰り……ナズナ、あんたまた出なかったの?」
我が姉、リイヤが格納庫でお出迎えしてくれた。
「はい……でも、ショウゴ君がくれるって言ってくれたんです!」
「はぁ、我が弟は甘すぎるよ……荒魂なんて、早々出るもんじゃ無いのに」
「どっかの誰かのせいで、自分の武器を作らなくてよくなりましたかね」
姉ちゃんがスパナを構えたので、エントランスまで逃げた。
ジーナさんは出ないよ!次回出るよ!多分。
ナズナさんマジチート