GOD EATER 〜煌めく波と手向けの花〜   作:sha-yu

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GE2でスピアばっかり使ってます。

周りの人は誰一人としてスピア使ってないのですが、人口少ない?


襲撃

 

もう何が何だかわからない。辺りには炎が上がって、ジリジリと肌を焼いてくる。焼け焦げた匂いに混じって、血の匂いがする。正直、吐きたい。だけど、今はダメだ。目の前で化け物……「アラガミ」が鋭い牙を向けているんだから。

 

どうしよう、どうすれば……

 

そんな事を考えている間に、アラガミが飛びかかって来た。

 

 

「くっ!」

 

 

反射的に、飛んでくるアラガミの下を無様にくぐり抜ける。アラガミの牙はなにも仕留めておらず、わっしを探すようにキョロキョロしている。

 

今のうちに、逃げ……

 

 

「うわっ!」

 

 

ガンっと、硬い何かに足をぶつけ、倒れた。その音で、アラガミがこっちを見る。わっし終わったかな……。

 

死ぬ直前っていうのは、案外冷静なもんだな。間接的にわっしを死に追いやった、硬い何かに目をやる。

 

それは大きくて、無骨で、だけど鋭くて、何もかもを切り裂けそうな大きな刃。

 

アラガミを殺す道具、「神機」

 

 

「ははっ、まだ諦めるのは早いかな」

 

 

考えることはしなかった。とりあえず持った。重い、けどいける。生き延びる。

 

アラガミが大口開けて向かってくる。

 

わっしは……

 

 

「うあぁぁぁ!!!」

 

 

神機を口の中に突き刺した。

 

 

「まだだぁ!!」

 

 

そのまま、横薙ぎに力いっぱい振るう。アラガミの体を横一線で切り裂き、両断した。

 

 

「はぁ……はぁ……」

 

 

それからの事は覚えてない。

 

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

目が覚めると、薬品の匂いがした。病院みたいな匂い。あれってアルコールなのかな?わかんないや。

 

 

「ショウゴ!!」

 

「のわぁ!?」

 

 

突然名前を呼ばれた。聞き覚えがある。

この声は……

 

 

「よかった……目さました」

 

「姉……ちゃん?」

 

 

わっしの姉、リイヤだった。なんで姉ちゃんが?毎日整備士が少ないって、帰ってくるの月に一度あればいいくらい多忙な姉ちゃんがこんなところに……

 

 

「まったく、心配したんだからね。居住区にアラガミが侵入したって聞いて。お母さんは、ちょうどアナグラにいたからよかったけど……」

 

「ああ、そうか。わっし、アラガミに襲われて……」

 

 

落ちてた神機を使って倒したんだ。

 

 

「丸一日目を覚まさないから、本当に心配したのよ。でも、もう大丈夫そうね。念のため、もう一日休んでなさい」

 

「うん……」

 

 

思考が追いつかないけど、今は何か考える気になれない。このまま寝よう。なるようにしかならないさ……

 

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

「どうだい?様子は」

 

「至って普通です。偏食因子に侵された様子も……」

 

「ふむ、神機使いではない一般人が、神機を使ってアラガミを倒すか……とても興味深いね」

 

「あの、サカキ博士。ショウゴは……」

 

「わかっているさ、無理強いはしないよ。しかし、驚いたね。リイヤ君が、ここまで弟思いとは」

 

「どういうことですか、もう……」

 

「家族を心配するのは当然の事だ。恥ずかしがることじゃないさ」

 

「博士……」

 

「さて、リイヤ君。君は彼についていてあげなさい。最近、休みなく働いていたのだろう?ちょうどいいから、有給を消化するといい」

 

「ありがとうございます。お言葉に甘えさせていただきます」

 

「ツバキくんには、私から伝えておこう。ゆっくりして来なさい」

 

 

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

さて、目を覚ましたと同時に姉ちゃんに連行されたわけだけど、目の前にはメガネの胡散臭そうな人がいる。ニコニコ笑ってるけど、裏で何考えてるのかわからない。

 

 

「フェンリル極東支部へようこそ、ショウゴ君。君の事は、お姉さんから聞いてるよ」

 

「あ、どうも」

 

 

フェンリル極東支部ってことは、姉ちゃんの職場か。

横に座っている姉ちゃんの方を見ると、いつもより表情が緩い?そんな感じがした。

 

「私はペイラー・榊。この極東支部の支部長をしている」

 

 

支部長って、偉いんじゃん。わからないように、少しずつ背筋伸ばしておこう……。

 

 

「君は先日、アラガミに襲われた居住区にいたんだね?」

 

「はい、いました。あ、あの、ここに呼ばれたのって神機を勝手に使ってしまったこと、ですか?」

 

「ふむ、神機を勝手に使ってしまったね……ショウゴ君、君は神機についてどれくらい知っているかね?」

 

「えっと、アラガミを殺せる唯一の武器ですよね?選ばれた神機使いしか扱えないっていう」

 

「そう、その通り。神機は神機使い……ゴッドイーターしか扱えない。ゴッドイーターは偏食因子を投与されて、初めて神機を扱えるんだ」

 

 

偏食因子?なんか専門用語出て来たんだけど、重要なのはそこじゃないよな……。

その偏食因子を投与されないと、神機を使えない……ん?わっしそんなの投与した覚えないぞ?

 

 

「その顔は、気づいたようだね。君の特異性について」

 

「わっしは、一般人……ですよね?」

 

「アラガミを倒すまではね。神機を使ってアラガミを倒してしまった時点で、君は特別な存在となったんだ。それに関係して、私は君に二つの選択肢を与えようと思う」

 

 

サカキさんは、「一つ」と言って人差し指をたてた。

まぁ、大体想像ついてるんだけど……

 

 

「ゴッドイーターとして、アラガミと戦う道を選ぶか。二つ、このまま帰って、戦いとは無関係に過ごすか。好きな方を選びたまえ」

 

「好きな方を……」

 

 

実を言うと、ゴッドイーターの話をしていた時から、気持ちは固まっていた。と言うか、そうなりたいと思っていた。

 

 

「サカキさん、これからよろしくお願いします」

 

「答えが早くて助かるよ。早いついでに、今日中で検査もしてしまおう」

 

 

サカキさんが、通信機でなにかをつたえている。

さっきから、横で黙っていた姉ちゃんが声をかけてくる。

 

 

「ショウゴ、本当にいいの?楽な仕事じゃないのよ?」

 

「わかってるよ。というか、前から極東支部で働きたいって思ってたんだよ。母さんと姉ちゃんが妨害しなければ、二十歳になる前に就職できたんだから」

 

 

そう、なにを思ったのか、我が母と姉はわっしの就職を邪魔したのだ。おかげで、この年まで無職。ニート生活だ。あ、でも畑仕事はしてたからニートではないか?

 

 

「姉ちゃん、わっしだって子供じゃないんだ。自分のことくらい、自分でできるさ」

 

「ショウゴ……」

 

 

その時、部屋の扉が開き際どい白いスーツを着た女の人が入ってきた。

 

 

「失礼します。博士、準備が整いました」

 

「ありがとう、ツバキ君。ショウゴ君、彼女に着いて行ってくれ」

 

「はい。姉ちゃん、行ってくる」

 

「うん……」

 

 

姉ちゃん、納得してないな。まぁ、仕方ないけどさ。

 

 

「お前がショウゴだな?」

 

「はい。柳川ショウゴです。よろしくお願いします」

 

「雨宮ツバキだ。教官をしている。お前にはこれから検査を受けたのちに、適合試験を行ってもらう。難しいことは考えず、肩の力を抜いておけ」

 

「はい!」

 




拙い文章で申し訳ないです。

キャラが迷子……慣れるしかないですね。
ツバキさんも、結構好きですが、胸が……ね?

短編のように書いてくつもりですが、最初の方は続けて書いて行こうと思います。エンディングは考えてません。

ええ、考えてませんとも。行き当たりばったりですもの。
そんな感じですが、お付き合いいただけたらと思います。

ジーナはまだ出て来ないよ!!

第一部隊体調もオリキャラになります。漫画読んでないです。

GE2でこっちに手を振るジーナさんは天使のようでした。可愛い可愛い
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